美しき白銀を求めて〜憧れの人の隣に立つため、月影軍に入隊します!〜
9度目の冬を迎えたあの日。主人公"ルイス"は、慣れ親しんだ孤児院と仲間達を原因不明の火事によって一夜にして失った。魔物に遭遇し、絶体絶命の聞きに陥った瞬間、白銀の髪と金色の瞳を宿した美しき軍人に助けられる。
彼の名前はロイド・ローレンス。史上最年少でソードマスターとなり、若くして月影軍少将に上り詰めた男。そんな彼に少しでも近づきたくて、ルイスは剣の修行に勤しんだ。血のにじむような努力と、生まれ持った身体能力を活かし、7年後いざ入隊試験へ。そこではあのロイド・ローレンスも試験監督として顔を出すという話を耳にし、大きな期待を胸に数年ぶりの対面を果たすが・・・。
「うーんと⋯⋯ごめんね、覚えてないや」
当の本人は当時のことを全く覚えておらず、それどころか……
「憧れだとかなんだとか、そんな生半可な覚悟で試験を受けるくらいなら、さっさと荷物をまとめて村に帰りな」
冷たい言葉をかけられ、距離を置かれてしまう。
それでも挫けず、ルイスは走り続けた。いつか彼の近くで戦えるように。そして自分の実力を認めてもらうために……!
そんな中、何やら不穏な気配がこの国を侵食しようとしていた。それはどうやら、数年前に起きた孤児院の事件と関係があるようで⋯⋯!?
国宝級の存在感と実力を持つ軍の少将と、そんな彼に憧れ、奮闘する主人公。
これは、ただの上司と部下の話ではない!?
果たして彼らの出会いは偶然か必然か?
古より今に続く因果が、今ここにつながるーー
この話はストーリー重視になります!二人が付き合ってラブラブするのは、もう少し先になりそうです。
それでもよろしければ、どうぞお楽しみくださいませ(*^^*)
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「うーんと⋯⋯ごめんね、覚えてないや」
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