リアルチェンジ　1

どら焼き

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1.チェンジする日々

22.京都にて

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22.京都にて

　京都で竹の根の輸出交渉をするオレ。
　しかし、なかなか話は進まない。理由は観光資源としてでもあり、竹が結界になっているから。

　しかし、何かピンとくるものがあった。この妨害のやり方…奴らか！
　
　すぐに、京都大原に向かった。今回は、アメリカ政府の要望もあるので、黒服がついてくる。
　なので警察を呼ばれても…身分証を出して追い返していた。

警察官
「御礼さんですね。心霊課の者です。お話があります。」

黒服
「There shouldn't be any.（無いはずだ。）
　If you get in the way of our mission, I'll shoot you!（任務の邪魔をすると撃つぞ！）」

警察官
「な、どういうツモリだ！」

自衛官
「幕僚監部より、心霊課の拘束命令がでました。」

警察官
「な！」

　米軍からも援護が来た。後から知ったが、NATOもゾンビ対策を評価してくれており、悪魔対策もしてほしいと言う要望がきたという。

　そして、見つけた…がすでに盗られた後だった（二股の竹）。
　二股の竹は、かつて鵺（ヌエ）退治に使われたと言う竹。
　奴らか…。

　管理人は逃げ出したが捕まる。

警察官（心霊課）
「ノー！我々ではない！本当だ！」

　警察庁もまさかここまで、アメリカが本気だったとは知らずに、「やれ！御礼とかいうやつを連れてこい！」なんて言ったから、上役が逃げ出した！

　実は、心底ガクブルなのはオレ。
　そう！オレ！
　関西国際空港に来るなりアメリカからの黒服が来たのだ！
　そして、風の精霊を捕まえる前に、ゴースト対策兵器開発を、優先するしか無くなったの！
　そこに、某国家の大使も来た！
　なんとかしないと、国際問題だよ！
　そこで、一言言った。

　「洗剤は、各国が残してくれていた資料から、今の技術で出来たに過ぎない。
　かつて、某大国にも導師がおり、仙人がいたという。
　記録は無いのか？」

　あまり、信用できる記録は無いという。
　当時の討伐出来た背景とかを調べて、今回は帰国すると伝えた。
　
　その夜。ホテルに訪問者がきた。
　才穂　金剛（ダイヤ）と名乗って入らしい。うわーまたヤツラの関係者かよ！
　
　二股の竹が所望なら、別の所の産地だが用意があると言っているという。
　すでに、竹の根は買ったのだ。
　関わらないとだけ、返事しておいた。

　エア
「風の精霊が、探知をやめました。そして、京都に移動しています。」

　戦（や）るか。

ヤミー
「しかし、向こうは敵対する意思を示してはいないのだろ？」

　とっくに宣戦布告してきたよ！オレがまさか精霊だとは知らなかっただけ！あのクソ凶人共の仲間になった以上、その覚悟だろ！

ウォーター
「ここで戦（や）ると被害が大き過ぎます。」

　地図を出す。
　決戦は、京都と大阪の境界、大山崎町付近の淀川上空。

　すぐに、戦闘準備を始める。

エア
「現在、大阪上空を淀川沿いに移動中。」

アイス
「やりますか？」

　動き出そうとすると、機動隊がホテルを包囲し始めた。
　ここは、移動して戦闘やむなしか。

機動隊隊長
「申し訳ないが、こちらの指示に従ってもらいたい。」
　この時、機動隊は才穂家と○○家のどちらの指示を聞くかで、大きな間違いを犯してしまった。
　後に、警察庁心霊課、京都府警は、大打撃を受けてしまう。
　ゴーストが襲って来たのだ！それも、京都の土地に千年以上も溜まる怨霊ゴーストが！

　ウギャー！

　オレは黒服たちを逃がしてすぐに戦闘態勢に入る。
　レバーを引いて、エンジンの点火！そして水道から水を吸い込ませる！
　水に、高振動を与え帯電させて高圧洗浄機でぶち当てると、ゴーストが叫んで撤退する。

オレ
「まだ試作品だ！どこまで効くか分からん！住民を逃がせ！」

　すぐに、別の警察官がきていてすぐに対応する。
　なんとかゴーストを撃退出来たあと、その即席作った高圧洗浄機（何も仕掛けは実はなく、最後は水の精霊魔法技を使っていた。）を爆破したやつがいた。
　すぐに捕まり、犯人は警察の然るべき所に送られていったが、風の精霊が接近しすぎて京都内での戦闘にするわけにはいかず、顔合わせになっていた。

　間違いない。やつだ！

　まだ小さかったが、覚えている。間違いない。あの横の女は姿や形が全く変わっていない。
　どうも今回は戦闘はお預けらしいな。

　オレは、その時にあるヒントを得ていた。
　対ゴースト兵器…。少しでも役に立つようにしないと…。

　こうして、オレは関西国際空港を飛んだ。

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