リアルチェンジ 1

どら焼き

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1.チェンジする日々

16.封印の崩壊と、伝説の復活。

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16.封印の崩壊と、伝説の復活。

 大変です!総理!本物の方の殺生石が粉砕されました!

 総理大臣
「な、なんだと!!」

 総理大臣の元に、凶報が日々迷い込む。
 すぐに○○家に指令するが、全く動いていないのがわかった。
 何を考えてやがる!怒鳴る総理大臣。



 そんな中に、オレは羽田空港にかえってきた。
 土の精霊の痕跡は、東海道を西に移動したらしい。しかし運が悪いのか中部国際空港の便が取れなかった。

 そして、運が悪いのか見たことある顔が、こちらを待っていたが、無視する事にした。そうだ!関東の新店舗の様子でもみるか?と、ゾンビ撃退コラボの時に電話はしたが、あって挨拶をしていなかった事も思い出して、ニューヨーク土産を持ってすぐに移動する。

 向こう側も、オレを見つけるがオレはすぐに移動した。

 向こうの支店は、確か今日はイベントだ!
 タクシーに乗ってすぐに移動。そして、イベントに入って行った。

 店員に一応(アメリカ本社ゼネラルマネージャー・打倒ゾンビ企画特別室)の肩書きを見せると、すぐに店長も出てきた。
 日本メーカーの担当者とかと名刺交換して、情報交換とかした。どうも業界では、オレの事をゾンビバスターと呼んでいるらしい。

 なんだろうな~。複雑な気分だ。

 そして、遠目にオレを見張る才穂の奴ら。


~ ~

 才穂サイド

「お嬢様、その、彼が今話題のゾンビバスターらしいのです。今日はメーカーなどにも挨拶回りにきたというのですよ。」

才穂 瑠璃
「挨拶回りって、かなり昔の商的因習ですよね?本当かしら?」

「ゾンビに、洗剤が効くとわかった時に、かなり強引に高圧洗浄機メーカーと、洗剤メーカーのコラボをさせたのを、詫びにきたという名目で、かなり土産とか配ってますね。
 それに、他の地域にでている妖怪とか悪魔の撃退方法とかの開発のマッチングとかもしてます。」

才穂 瑠璃
「マッチングですか…。何としても彼と会わないといけません。それにしても、彼…遅いですね~。」


~ ~

 オレは店の裏から出てすぐにタクシーから、新幹線に乗って駅弁を食べていた。
 は~、やれやれ、それにしても奴ら、何を考えてやがるのやら。

 そして、やっと名古屋に来た時にそれは起こった。

 は?信号トラブルで運転取りやめだ?

ウォーター
「あの陰陽師が下の駅長室にいる!」

 すぐに移動するオレ。
 ここで近畿日本鉄道という私鉄に乗り換えて、大阪の難波に向かうことにした。
 
 そして、走り出すオレを追いかけて移動した才穂の奴ら。

エア
「うまくいったわね。」
 近畿日本鉄道の特急に乗ったのはオレの空気分身だ! すぐに動き出した新幹線にまた乗って京都に降りた。

 ここだ!一番最近の痕跡のある場所は。
 京都駅前には、精霊曰く一般人のフリをした実力者が多数いるらしいので、バスで移動して何か手がかりが無いのか、ぐるっと回る事にした。

 精霊曰く、さすが京都ということらしい。
 結界が張りまくられており、迷いの結界に囚われるとかなりヤバいらしい。
 
 ヤバいのかよ。

 京都の人が言う塀と堀の内(旧平安京の羅生門などがあった城壁の事だと思われる。)エリアからでて、離れた所のホテルに入った。

 なかなか見つからない。

 精霊達曰く、オレが生まれる少し前くらいの頃に、今から悪を征伐する!とか言ってしばらく精霊の仕事を休むとか言っていたという。

 風の精霊も、そうなのだというのだ。風の小精霊達に聞いても、一切居場所を言わないのだと言うのだ。

  う~ん。

 正直、風の精霊の方は黒だ!ヤツは、あのクソ凶人達(○○家)と組んでいた。
 一体京都で何をしていた?

 ウォーターは、鴨川の水の小精霊達に何か聞いていた。
 四条河原町。このあたりには関西の私鉄の接続点でもある。
 そして、ある事がわかった。
 大阪だという。 なんだって!

 大阪に土の精霊が向かったというのだ。

 大阪か~。その日は休んで明日に備える事にした。
 
~ ~
 警察庁心霊課京都分室

 「おかしいな。今日は百鬼夜行が出ない。」
「妖怪が、何かに怯えてましたな。」
「いったい、何が。」
「お嬢様から連絡~!」
「どうした? なぜお嬢様から?」
「御礼氏に、撒かれたらしい。」
「は?」
「ほ~。」
「で?指令は?まさか、京都を探せと?」
「はい、そうです。」

~ ~

 次の日、オレは京阪電鉄に乗って大阪に向かっていた。
 朝方、警察官が回っていたが、まさかな~。
 
 そんな思いで、電車に揺られながら行くと、ふと何か土の匂いが…。

エア
「土の精霊の匂いだ。」

オレ
「これがか?? これに混じっている臭いに覚えがあるな…。これは、すでに土は魔の手に落ちているのかもしれん。」

 風の方は、場合によると一応条件を付けているが、戦闘やむ無しと考えていた。
 そして、電車が止まる。でかいムカデが1車両目を食っていた。

 具現化し始めた? だが関係ない。すぐに付近の駅に逃げて降りる。払い戻しは券売機だから楽だ。
 原因が不明の車両故障?
 へ~、そんな言葉がいつまでまかり通るかな?
 すぐに樟葉駅から移動!現場は大混乱!JR京橋までタクシー…。

 全然うまく行けてないな。疲れたよ…、一眠りするか…。
 

 

 
 


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