異世界勇者召喚失敗か?

どら焼き

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チュートリアル まずは理解しよう!

チュートリアル2 あの…どこかで会いましたか?

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チュートリアル2 第4話 あの…どこかで会いましたか?

 どこまでも広がる草原。そして、黒いスライムがウヨウヨいる。
 ガサゴソと、音がしたと振り向くと、そこにはダンプカー並みの、イノシシがいた。

果蓮 杉名(かれん すきな)
「逃げるわよ!」

 クソ!男姿で、言われても…だがこのあと、恐怖が待っていた。


5時間後


 バスケットボール大の黒いスライム一匹に、あの巨大イノシシが、敵わず溶かされて行くの見るしかなかった俺達。

 強すぎる!

「「クソ!異世界連れてくるなら!戦えるだけのチートなり武器とか渡せよ!」」

 バチバチバチバチバチバチバチバチ

「「ギャーーーーー!」」
 その時の電撃が、オレ達を襲った。

 は?? なんだ?腰とかに、何かメタルジャケットみたいな物が!

 そこにホログラムが現れた。

宇宙人
「チート?言語理解スキルを付与しただろうが!攻撃スキルは貴様ら一族が碌でも無いことしかしてこなかったから、禁止だ!

 だが、それでは死にに行けというだけだから、そんな事をすると貴様らのやってきた事と同じ事になるから武器は持たせてある。
 お前達の、腕の骨とかを我々が同じ形のアクティブ デバイスと取り替えておいた。
 もし死ねば、すぐにクローン補正装置が働いて生き返られせる。
 安心しろ!無理矢理にでも任務はやってもらうから!」

 なんと宇宙人達も怒っていて、この2人に無理矢理任務をさせるつもりらしい。

宇宙人
「骨の代わりに入れておいたアクティブ デバイスは、本当の必要場面となればピームサーベルなとの、必要武器を出す。
 不必要な武器は、一応出さない設定だから、素手で対応できる時は、自分達の工夫でやり遂げろ!
 では、頑張れ。まだチュートリアルだからな、それくらいは自力でやれ!」

 ホログラムは消えてしまった。

 チュートリアル?導入の為のお試し版ってこと?

果蓮(かれん)
「に、逃げるわよ!」

 スライムから逃げる!が飛んできた!慌てて避けると、スライムがあたった木が溶けていた!

 ひ~!
 走って行くと、大きな木の門が見えてきた。街か村か?
 そして、門番らしき人がいる。
 
門番
「止まれ!」と、槍を向けてきた。
 ?竹の鎧か?平安期から鎌倉時代の鎧の形に似ている。

門番
「なんだ!ボロクソと、カレンの家のターコじゃないか!驚かすなよ!
 なんだ?京の都までなんとかたどりついて、コレまでのオオベの一族殺しの報酬をもらって来るとか言っていたが、ブラックスライムを見て逃げ出したのだろう?」

 は?こいつ…そうだ!親戚に似ているな~。
 そう、金に汚い親戚に!

 そして、村の中は中世の日本だよ!それも庶民の村。
 果蓮(かれん)が、震えている。
 は?投獄された、両親そっくりのヤツがいるだって?

 どういう事だ?

村人
「オイ!かしらがお呼びだ!」

 村長か?一応見に行くと…あ~、家の凶粗(クソ)家の親父どのにそっくりだよ!
 まさか…。

頭領?
「ん?お前達、ボロクソとターコではないな。
 だが、そっくりだな。他人とは思えない。
 そうか、俺達のご先祖が御乎幤(おおべ)を裏切るために、人をさらっては増やした兄弟達の別の部族か?

 まさか、お前達!生きている人間か!」

 やっぱり!コイツラ、俺達の先祖の怨霊だ!



この物語はフィクションです。

 登場する人物、団体、名称は架空のものであり、実在のものとは関係ありません。
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