異世界勇者召喚失敗か?

どら焼き

文字の大きさ
上 下
163 / 194
第7章 平定と平和が確立する事による、安定の伝染と次の展開。

第162話 恐怖の選択

しおりを挟む
第162話 恐怖の選択

 帰還27日目 異世界364日目  午後1時

 燃える駒場。そして捕まるかつて子爵の娘と名乗った女。

 がー!とイビキをかきながらホテルで寝るオオベ。

 それは、駒場突入からはじまった。火炎魔法を使って斬っていくオオベ。火炎放射器でコウモリを焼く自衛隊!
 そして、迫ってくるゴキブリ軍団。
 オオベは、大学内に籠城した大学生をなんとか救助して、結局200人を救助した。
 しかし…教授達は遅かった。すでに吸血鬼になっていたのだ。
 一応鎖で縛って、ニンニク注射500mlを投入。そして、オオベは魔法陣を探し出した。

オオベ
「[掌握]都内23区 狙い魔王コウモリ。ギガフレイムランス 自動追尾設定 発射!」

 計1億位のギガフレイムランスが発射されてコウモリや二足歩行のコウモリ怪人などが、名乗る前に灰にされた。

 そして魔王も…。名乗る前に灰になった。
 そして、その横にいた吸血鬼の唯一の女を見た時、クソバカ王国の記録書を調べた時の出てきた、かつての勇者の痕跡が発見された開拓村を統治していた貴族の子孫そっくりのだと気がついて、拘束した。
(参考 第10話後半)

魔境魔法鑑定
本名 寝濁 刃狂魅(ねだく はるみ)

 もともと[中層部の元担当者 デカンラー]が、統治していた世界クレイジーダのデカンラーの使徒。
 実は、クレイジーダという世界は書類上あるが、実際は崩壊してガルシアーナという世界に極秘に統合されている過去がある。
 そのクレイジーダという世界はの名残はダンジョンとして残されていたが、先日、大縁 増田(おおべ ますた)という男がダンジョンの大掃除をした時に、聖清水の高圧洗浄でダンジョンごとキレ~イさっぱり掃除(討伐・踏破)したことは、まだデカンラーは知らない。

 この吸血鬼は、過去に神器を回収するため作戦の為に、子爵の娘の身体を乗っ取っており、現在の姿はその時の姿である。
 なお、今回のこの吸血鬼の役割は、オオベがいない間に、勇者国王達に異世界を統一させてオオベを召使の如く使うための作戦で、時間稼ぎをするためである。

 へ~。吸血鬼ね~。
 しっかりと縛って、問い詰めないと!として、駒場に出来た魔王城は跡形もなく焼け落ちた。
 
 今は、吸血鬼になった教室や職員達は、鎖をつけられてニンニク注射を打たれているらしい。

帰還27日目 異世界364日目  午後6時

エルフの先見の姫 プレリュード
「まかさ、すでに魔王討伐の勇者の神器は回収されていとは。」

「ん? それは違うぞ。神器はすでに見つかっていた。勇者国王の奴にチャンスを与えたが、アイツは拒否したよ。」

プレリュード
「へ?」

 知らないみたいだから、すでに鉱山ダンジョンにいた時に神器は回収。後にダンジョン破壊をした時に、そこに神器を隠した当時の勇者も発見して、子孫である勇者国王の元に届けたこと。

 そして、勇者国王の先祖の勇者は勇者国王こ態度と、本当の人格に激怒して天に登る時に一緒な神器と共に登った事を言った。

プレリュード
「はへ?」

 後で聞いたが、神器と言っても勇者ジョブ レベル3の時に出る、セントブレイバーオーラを制御する、赤ちゃん歩行器みたいなもので、そんなにたくさん大した事はないと、会議で教えてもらった。
 ちなみに、神器は他の世界からの盗品だったという。

プレリュード
「あ~。(あ、長老…終わったわ!)」

「長老が終わり?」

プレリュード
「は、はい確かにそう思いました。わかるのですか?」

「いや、なんとなく。プレリュードの認識は恐らくエルフさん達の中の認識だから、神器の正体は知らなかったと思う。
 勇者国王のヤツは、何が腐っていたかというと、ジョブレベルの事を知っても、魔王討伐の為に修行とかせずに、しかも調べようともしなかったのことだな。」

プレリュード
「アレは、エルフ魔力に頼りっきりでした。」

「それにしても、大学教授の地位を棄てて、旧帝大というデカイ大学も棄てて、吸血鬼になるなんてな~。なぜそんな事をしたのやら。」

内閣調査室
「(マジカ…。つまり下手なことをすると、神罰で俺達は全滅する。とんでもないことになった。)
 どうも、大学教授はもっと権力をもって当たり前だと思っていたらしいですね。
 あの魔王カブトムシと魔王クワガタを倒して欲しいのですが。」

 言ってしまった内閣調査室…。

 この魔王討伐は、依頼しては駄目だと言う事を、無視した報いが直ぐにきた。
 後に彼の元上司は、集中治療室で語る。
 なし崩し的に、魔王討伐をさせるつもりだったと。

 これまでの神の加護で、黒瘴気を少し吸っても必ず外に排出するようになっていたのだが、この時に排出出来なくなった。そう、内閣調査室全員。
 
 オオベは、気が付かなかったのもあるが、内閣調査室の発言は咎めなかった。
 どうやれば被害が発生しないようになるのか…。
 例えばだ!
 ある有名な格闘マンガになってしまった作品は、必ずと言っていいほど主人公は都市部での戦闘を避ける。

 だが、オオベは魔王を舐めていない。
 まず!蹴ることができて、魔王が東京都から出せたとしよう!
 近くの山にぶつける?
 魔王みたいなビッグなサイズな魔王が富士山に当たって、それで魔王がフルパワーでビーム砲とか撃ってみろよ!原爆600発分は最低限火力があるとか自衛隊はいっていたから、それが富士山に影響を与えて噴火したら、東京は終わりだ!

 と言って東京湾も活断層とか、実は知らないだけでたくさんあるというのだ。

 どうしろって言うのだよ~。
 しかし、警察庁は決断した。東京湾で殺れないか?
 失敗は、構わないとのこと。
 「やってみます。」としか言えなかった。
 





 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

我が家に子犬がやって来た!

もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。 アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。 だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。 この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。 ※全102話で完結済。 ★『小説家になろう』でも読めます★

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

『自重』を忘れた者は色々な異世界で無双するそうです。

もみクロ
ファンタジー
主人公はチートです!イケメンです! そんなイケメンの主人公が竜神王になって7帝竜と呼ばれる竜達や、 精霊に妖精と楽しくしたり、テンプレ入れたりと色々です! 更新は不定期(笑)です!戦闘シーンは苦手ですが頑張ります! 主人公の種族が変わったもしります。 他の方の作品をパクったり真似したり等はしていないので そういう事に関する批判は感想に書かないで下さい。 面白さや文章の良さに等について気になる方は 第3幕『世界軍事教育高等学校』から読んでください。

ヴァイオリン辺境伯の優雅で怠惰なスローライフ〜悪役令息として追放された魔境でヴァイオリン練習し

西園寺わかば🌱
ファンタジー
「お前を追放する——!」 乙女のゲーム世界に転生したオーウェン。成績優秀で伯爵貴族だった彼は、ヒロインの行動を咎めまったせいで、悪者にされ、辺境へ追放されてしまう。 隣は魔物の森と恐れられ、冒険者が多い土地——リオンシュタットに飛ばされてしまった彼だが、戦いを労うために、冒険者や、騎士などを森に集め、ヴァイオリンのコンサートをする事にした。 「もうその発想がぶっ飛んでるんですが——!というか、いつの間に、コンサート会場なんて作ったのですか!?」 規格外な彼に戸惑ったのは彼らだけではなく、森に住む住民達も同じようで……。 「なんだ、この音色!透き通ってて美味え!」「ほんとほんと!」 ◯カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました。 ◯この話はフィクションです。 ◯未成年飲酒する場面がありますが、未成年飲酒を容認・推奨するものでは、ありません。

世の中は意外と魔術で何とかなる

ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。 神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。 『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』 平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない

一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。 クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。 さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。 両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。 ……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。 それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。 皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。 ※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

処理中です...