異世界勇者召喚失敗か?

どら焼き

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第5章 住める場所を作ろう!

第147話 サンライズは余部を走る。

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第147話 サンライズは余部を走る。

帰還3日目 異世界342日目 午前1時

 岡山にて

 関係各局、緊急! こちら岡山駐屯502!連絡のあった巨大コブラ発見!あとビルを飲みこむほどデカいアオダイショウも発見!
 ヘビの大軍によって瀬戸大橋がいつの間にか占領されている!
 新幹線の線路を使って、西に移動中!
 
 中国自動車道に巨大ヘビを発見!通行止めにします!
 
 空飛ぶ巨大ヘビが対空レーダーに映りました!

 広島と岡山との陸路が封鎖寸断された。
 

 オレは車掌に起こされる。
 京都から、山陰で回れないのか?
 勇者コマンドーこと、旧名タケシさんがいう。
 1980年代は、山口までそのルートで寝台特急があったと言う。
 すぐにJRは対応した。
 そう、サンライズが余部を走る。
 あり得ない光景が、非常時なので実現した。
 日本海を走るサンライズ。
 途中で、弁当と飲料を沢山補給して走る。
 なぜサンライズで強行なのか?時間差酔いというか、異世界酔いが前にオレにあったからだ。
 帰ってきたとき、ナツを発見するまでかなり時間がかかったのも酔いからだ。
 何故か自衛官の案内人までいるが、まぁいい。
 それよりも、自衛官の人に言っておかないといけないことがあるからだ。
 
 まず、昔の大社(おおやしろ)と今の大社とは違う。
 そして、入口は今の参拝用の参道は1つ。
 しかし、実は天空の道がある。だから、それが魔力視で見えるかどうかで、対応がかわる。
 自衛官である彼ら彼女達は、確かに強いが、それは肉弾戦の場合のみ。
 魔力が見えないという理由で失礼があってはならない。
 単なる儀礼で行くのではないのは、よく分かる。
 そして、最近発掘調査でわかったらしいのだが江戸時代の社の跡がわかっている。
 だが、実はもう少し大きいと聞いてはいた。

 オレも現地にいかないとわからないが、すでにものすごい力を感じている。
 臨時会議と書いてあったが、神有月(11月)にだったらどうなるのだ? 

 ビビってる?

 ハイ。ビビってます。

 さて、駅につきました…。が、まずA級冒険者が直立してビシッとなった。
 B級の大魔導士や神官もビシッ!となる。
 そう。見えていた。
 お迎えが…。そして、勇者コマンドやテヤンデーも涙を流していた。
 
 だよな。
 見えやすいように、波長を合わせてくれている。
 それが分かる。

 失敗は許されない。
 社務所に、あの異世界で作った酒を樽は違うが奉納してついに会議がはじまった。
 兄弟子達もいる。
 
 緊急会議。それはまずあのおの真黒な僧のことだった。
 アイツ、とんでもない問題を起こしていたのだ。


 アイツ、魔王に食われる前に魔神によって、異世界邪悪破壊工作員転移をしていたという。
 
 は~、異世界勇者転移の対極が存在していたのか!
 確かにあっても不思議ではない。
 で、実は転移先の向こうの世界を破壊してきたらしい。
 まじかよ! 
 じゃあ、パワーアップして魔王とかになったの?

 答え やはり破壊工作員は破壊工作員らしい。
 だが、問題は起きた。
 そう!帰って来たあの黒いヤツ、討伐されたらしい!萌音野 彩花(もねの さいか)と淀川 油秘(よどがわ ゆぴ)によって。

 え?
 淀川 油秘(よどがわ ゆぴ)は元BAC360というアイドルユニットの元大人気アイドルで、火の女神のマグラに心が疲弊していた時に、身体が乗っ取られたらしい。

 そして、そのアイドルユニットに浦プロデューサーが萌音野 彩花(もねの さいか)であり、土の女神にと何やら共存していたのだ。

 確か、天界に送ったはずだが…。
 聞くと、なんと淀川 油秘(よどがわ ゆぴ)は、萌音野 彩花(もねの さいか)を見てコピーした者だったらしい。
 は? しかし、ある日から萌音野 彩花(もねの さいか)は変質したという。 
 ロボットアイドルの手本のだった萌音野 彩花(もねの さいか)が単なる恋する乙女になったというのだ。

 それで、アイドルの手本が無くなった淀川 油秘(よどがわ ゆぴ)はアイドルとしての行動理念が壊れて行って、鬱とか診断された時に火の女神(元大精霊)に異世界召喚されて、身体を乗っとられていたという。

 は~。
 そして、彼女は天界の取り調べで進んですべて吐いたという。
 この時点で、彼女は実は魔王封印に関わった一族だったが、彼女は[裏切り者]活動はしていなかった事がわかっていた。
 そして、送り込まれたのが、土の女神。
 そして、萌音野 彩花(もねの さいか)。
 萌音野 彩花(もねの さいか)は、なぜアイドルユニットを作ったのかというと…。

 は? なにそれ?

 そこには、もう一つのとんでもない計画があった。
 
 
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