異世界勇者召喚失敗か?

どら焼き

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第4章 魔王と邪神が怖がり逃げ出す者。

第128話[幕間]隙をみて天下取り?(世間はそんなに甘くなかった編)

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第128話[幕間]隙をみて天下取り?(世間はそんなに甘くなかった編)

 オオベ達が地球に帰還していた頃。
 異世界では?

 商業ギルドのグランドマスターは、また変わっていた。元大商人ドロ・ボーという男だ。
 そして、オオベ達が地球に異世界召喚返しで帰ったことを知ったドロ・ボーは、すぐにオオベ国切り取りを画策した。

 が!既に、こんなこともあろうかと、残った従者の女性陣達とオオベは、計画を実行していたのだ。
 全くの通常業務が行われて、商業ギルドの付け入る隙がなかったのだ。

 そして、商業ギルドマスター ドロ・ボーは、4王国を操ろうとしたが…身の丈に合わない事をしたのではないのか?と思った時には、恐ろしき事になっていた。


 ナッシュ王国

萌音野 彩花(もねの さいか)・土の女神
「おい! お前らが、ろくでもないことをしてくれたから、ダーリンが地球に行ってしまっただろうが!」

 ヒィッ!

 異世界召喚勇者の身体に降臨した女神が、ここまで怖いとは。
 
土の女神・萌音野 彩花(もねの さいか)
「オイ!勇者!貴様らが、本来の仕事をせずに、魔王討伐ばかり押し付けて、商業ギルドが開いた土地を専有しようといたから、地球に行ってしまっただろうが!」

 いや、違う。
 女神が降臨した召喚勇者の小娘がこわくて、女神様が、もっと怖いのだ!
 しかも、しゃべるのが両方ともだから、間違えたら、殺される~。

 勇者国王が、ガクブルで土下座している時に気がつくべきだった!

勇者国王
「そ、その、他の勇者も私も魔王を倒す決定打がございません。他の異世界召喚勇者達は既に地球という世界に帰りました。
 どうか、せめて神剣か聖剣がないと、倒せません。」

土の女神・萌音野 彩花(もねの さいか)
「聖剣? そんなものいらん! 魔王を倒せ!鍛えろ!グダグダ言わずに倒せ!」

萌音野 彩花(もねの さいか)・土の女神
「オイ、庄屋!」

商業ギルド グランドマスター ドロ・ボー
「は、はい~!」
 何故か庄屋と呼ばれるグランドマスター。

萌音野 彩花(もねの さいか)・土の女神
「元々お前らが、地元勇者達の金銭を出して、王国との間を調整していたら、地元勇者パーティーの占領低下とかならなかったのだろうが!お前らが、責任をとって地元勇者パーティーを立て直せ!
 そして、オオベ国には手を出すな!
 あと!リタイア組の希望の腑抜けた地元勇者達は、毎月農作物2トンの生産義務を課せ!

 農民保護の防衛の文句を言うなら、農業生産のありがたみを身に染み込まさせろ!
 国王!わかったな!全員整列!」

 勇者国王と他クソバカ国王とか5 王国が整列させられた。

 怖い~。

 しかも、いくら財政が!とか言っても論破される。
 そうだろうな…。彼女は全世界の音楽チャート1位を5度取ったアイドルの裏プロデューサーだったのだ。
 実はもうやめているが、20兆は稼いでいた。
 彼女が相手して来たのは、メディアを通じて50億人。
 商業ギルドグランドマスターは、2000万人足らず。
 桁が違う。
 そこに力が加われば、結果は明らかだった。

萌音野 彩花(もねの さいか)・土の女神
「まずは、レッスン1 あの白ネズミを勇者を集めて全滅させろ!」

 
[悲報]商業ギルドグランドマスター ドロ・ボーの世界を裏から牛耳る野望は、燃えるゴミとして焼却されました。


 レオラルド王国の魔導ギルド

 勇者ヘベレケ
「オイ、異世界勇者召喚をしろ!」

勇者トヤ
「やれ!」

勇者タマ
「さもないと、貴様ら皆殺しだ!」

魔導ギルド職員
「ひ、ヒィ!勇者国王様から、異世界勇者召喚は禁止されてますよ~。」

勇者マルー
「やれ!このままだと死の特攻をしないといけなくなった。オオベってやつにすべて押し付けるつもりだったのに!やれ!」

魔導ギルドマスター
「魔力は確保できるかな?なけれは不可能!」

 ヒィーーーーーー、出来たな!

 勇者国王が。やってきた。

勇者国王
「なるほど、異世界勇者召喚か…。やれ!」

魔導ギルドマスター
「ハァ??? 禁止なのでは?」

勇者国王
「あの、女と女神は、俺達のことなんて目に入ってない。
 オオベが、帰ってきて魔王を全滅させるまで、あの調子だ!
 つまりだな、俺達が全滅するまで魔王に特攻させられる。
 やれ!異世界勇者召喚だ!」

魔導ギルドマスター
「ハイーー!」

 都家 真弓身(とかさ まゆみ)は、頭脳明晰でしかもプロデューサーとしては1級だ。
 だが、ヤンデレである。
 そう、それも特級のヤンデレだ。

 しかも、前前前前前前世ではこの土の女神が土の大精霊の下っ端時代の担当大巫女であったのだ。
 だから、魂の波長はあう。
 そして、ヤンデレ気質の現況は実は元土の大精霊なのだった。

 もう、引退を決めたくせに勇者の特権だけ使って、庶民を泣かせていたランク下の勇者パーティーから3分の2は既に[勇者軍団]組まされて、3日後に5王国の廃退貴族軍と共に特攻することになった。

 明日は我が身。
 上位3分の1の勇者達は、ついに禁断の異世界勇者召喚に手を染めた。
 
 
 
 
 
 
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