異世界勇者召喚失敗か?

どら焼き

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第3章 失敗国王✕ダメ王子✕クソ勇者 本格的災害の始まり!

第82話 釣りで横取りされた情けない気持ちがわかる。

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第82話 釣りで横取りされた情けない気持ちがわかる。

 異世界199日目 朝

 オレながら情けない。という気持ちでナツ達に報告する。記録映像を見ながら分析する。
 
 シズミ(元お嬢様組)
「アライグマの魔王を呼び出すって、なにを考えているのですか~。」

 シズネ(元お嬢様組)
「あの声は、総理大臣ですね。間違いないです。帰って来ないと日本が無茶苦茶にするってね~。」

 レミ(元お嬢様組)
「主を呼び出すって、当時の封印式って通じるのですか?」

 メグミ(元お嬢様組)
「封印のメンテナンスは、明治期に領地取り上げの時に政府に禁止されたのですよね。その後に、東京に家の一族も移動しましたからね。
 まぁ、政府が最後まで責任を取るしかないのですよ。」

 操華(ハナ)(元お嬢様組)
「家もほぼ同じですね。化物がいたとしても封印内で死んだはずだから、もう無駄な事はしないとか言い出してましたね。
 反対派はみんな僻地に飛ばされたって聞きます。」

「オレ達が、地球に行ったとして、なにをするのかだよな。
 もう封印の要はお断りだよ。
 なにも信用してはいけないところまで行っていた状態だったからな。」

ナツ(聖女Ver.)
「まさか、追加の生贄を入れたらなんとかなるとか思っているのですかね。
 あの元上司なら言いかねないのです。」

 そんなところに、冒険者ギルド新聞が来た。

[速報]ナッシュ王国の国王 コザ・デ・ナッシュが、食中毒の為に危篤。
 異世界召喚勇者の作る調味料、マヨネーズが原因。
 すでに異世界召喚勇者達は、王太子とは別に第2王子と組んで、王太子の退位を目論んでおり、内戦の予感。

  アイツラ~!人の不幸ばっかり生産しやがって!
 
 それにしても、食中毒ってどういう事だ?
 そんな時、レオラルド王国から使者が来た。
 食料難かよ~。 
 許可するかと、思っていたら魔族が襲撃してきた?
 軍港の上空に飛ぶ翼を広げて持つ黒い魔族達が、飛んでいる。

 戦闘になるから住民を避難させたが、あれ?こいつら誰かの指令で動いているのか?
 掌握するのをやめて、住民の攻撃を威力10倍、体積3倍でブーストしていたら、全滅した。
 え?

ナツ(聖女Ver.)
「そりゃ~、訓練してますから。」



天界中層部

女神様A
「は?魔族をけしかけたけど、住民に撃墜されたけど!」

女神様B
「んな、アホな!」

女神様C
「150万の飛行部隊全滅。お仕置きよ!」

中層部の元担当者
「大縁 増田(おおべ ますた)は見つかったか!速く探せ!」

女神様D
「飛行魔族軍団は、全滅。打つ手なし!よって今から昼寝します!」

中層部の元担当者
「探せ!」

 女神様A
「大変です!東京に魔王が!魔王が不正輸出されてます!説明しろって、中層部管理課から呼び出しですよ!」


 地上

 オオベ国
 
 バキバキ!

 魔王直属15天王の1体 バケーズとなのった魔族はボコボコにされていた。
 
「誰だよ!お前たちに指図したのは?魔王か?魔王は、どうやってオレの事をしった。」

魔王直属15天王  バケーズ
「言ってたまるか!(仕込んだ偽装死薬をのむか。)」

 しかし、口にマグマが流れ込んで来て、15分後に自動蘇生する薬はマグマに溶かされて意味をなさなかった。

 ゴトン!と魔王並みの魔石とドロップアイテム魔力制御装置が出て来た。

 なんだこれ? 実は魔王並みに強かった?イヤ違うな。コレは魔石を膨らませたのだな。魔石の中に何か装置がある。
 自爆装置か?なるほど。魔石の行方をこれでわかるようにしたのか。
 とんでもないトラップだな。
 ん?待てよ?これって…突破口ができたな。   
 

異世界200日目 朝

 今日は、ある魔法を魔導都市の旧魔導学院図書館に探していた。
 いくつか見つかったので、すぐに[掌握]で内容を頭に叩き込むことにした。
 昼までになんとか理解して実践に移す。
 この方法を使えば、かなり強い攻撃力もつくはずだ。

異世界200日目 昼

 ナッシュ王国からの行商隊が、やってきたと言う。奴らが、ナッシュ王国の第2王子の命令書とか持ってきた。
 は?食料徴発?
 すぐに追い出したかったが、ある仕掛けをして、例の魔石を持たせて国境検問所から出した。もちろんこの場面を冒険者ギルドの受付嬢に写真に取らせて、新聞に載せさせる。

 オレが、何の魔法を探して、なんとか使えるようにはしたのか?
 それは[圧縮][膨張]。あの魔石は、膨張の魔法で大きくされたものだった。
 中に自爆装置が仕組まれていて、魔石のエネルギーが使われた時点で爆発されるつもりだろうな。

 オレは、この魔法の練度を上げる訓練を始めた。
 すでに、モンスターエリアの奪還は進んでおり、国土は6倍になっている。
 魔導ロボットが開墾していき、一部はすでに収穫が始まった。
 だが、ここで問題が起こっていた。
 旧レオラルド王国で元ブリントン王国第8王子野郎が、挙兵して攻めてくるという。

ナツ(聖女Ver.)
「そんな戦力ありましたかね?」

 一度、地下魔導都市に戻って、魔導書を読んでいこうと思う。呪術を使ってくる奴がいるのなら、魔導書もあるはずで使い方を我流だけでなくもっと知るべきだと思い出したから、[掌握]使って、読むことにした。

 この魔石の販売によるある成果と冒険者新聞によって、後に吹くことになる。
 

『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

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