異世界勇者召喚失敗か?

どら焼き

文字の大きさ
上 下
75 / 194
第3章 失敗国王✕ダメ王子✕クソ勇者 本格的災害の始まり!

第74話 旧ブリントン王国内戦勃発。2 終わらせるしかないのか。

しおりを挟む
第74話 旧ブリントン王国内戦勃発。2 終わらせるしかないのか。

 異世界184日目 朝

 冒険者ギルド新聞
[速報]オオベ国にて、2日の休む暇もない戦闘で、オオベは魔王カモーラカ(雌)を討伐した。

 オオベがネギと呼ぶ、ネギギ草を斬って少し焼いて、解体した魔王カモーラカの部下モラージを土鍋という、土で焼いて作った鍋で調理して、住民に振る舞う。
 記者も受付嬢も食べたが、美味かった!

 魔王カモーラカ(オス)は、現在タドリア王国と、スカカバ王国を攻めている模様。

 オオベさん曰く、勇者なら倒せるだろう。これで、三王国にも食料のカモが行き渡り、潤うはずだ。
 調理の仕方がわからないなら、新聞に乗せてくれ。」
 ということで、調理の絵図載せます!と、うちもスポンサーになって、調理方を公開した。

 まぁ、社会投資だよ。これでネギギ草か?食べ物だと認識してくれたら、食料事情も変わるだろう!

 凶報も来た。救助でブリントン王国城にろう所した略奪貴族軍の全滅。
 これで、第8王子が跡継ぎ決定だな。と思ったら、住民からピーチを副女王にして、オレが国王の案がでた。

 既にピーチは、ピーチ王女だった過去を知られているという。
 第8王子がやって来た。だがピーチは開口一番に言う。「旦那様に負担をかける事は許さん!」

「オレは、ブリントン王国の国王にはならない。だが、オレの領域を攻めると言うなら、戦争だ。」

 会談の後、第8王子は国王になって、政治と戦闘は他に丸投げして、自分は楽をしようとしていたみたいで、それをすると住民もたまったものではないから、国王やるなら責任を持ってやれと言うと逃げていった。

 バカか!
 本当に腹が立つ。第8王子の後ろ盾は、王子の母親の実家だという。
 で、そいつらも逃げた。ピーチの親族を殺した過去があって、いつか仕返しをされると思っているのだろうと、ピーチはいう。
 空白地帯が出来てしまった。
 埋めるしかないな。全ブリントン王国が空白地帯となったので、王城から国境までの長細いエリアを設定して、国境壁をまだ創り出す。
 出入り口? 王城エリアの有るところだけ設定する事にした。

 いゃ~、疲れるよ。

異世界190日目 朝
 ピーチとナツといっしょにテーブル街に行く。
 そして、鴨鍋セット販売の話をしていた頃に、遅い朝刊が販売開始した。
 [速報]タドリア王国は半壊、スカカバ王国は全壊か?

 は?なにをやっているのやら。
 ジョブ勇者は、お飾りか?

 スカカバ王国 勇者王子ソミズクと、異世界召喚勇者達は、レオラルド王国に逃亡した可能性。只今記者が確認中。
 
 へ~、逃げたか。
 商業ギルド内にいたのだが、そこに冒険者ギルドの職員がやって来た。
 本部から、呼び出し? う~ん、拒否!
 
 職員が拒否すると、冒険者ギルドから罰則があるという。

 「ほ~、制裁か~。なら覚悟はあるのが?こちらも制裁を発動てまきるのだぞ?
 今現在、レオラルド王国、スカカバ王国とほか2王国に、冒険者ギルド本部から宣戦布告された状態なのに、食料を売るという援助をしているが、それを止めるぞ!
 それとも、貴様らを魔王として討伐してやろうか?」

 冒険者ギルド職員が、帰っていった。やれやれ。
 食料輸出は取りやめだ。

 商業ギルドマスターから、妙な情報がはいった。レオラルド王国に旧第8王子が亡命したという。
 そして、行商人の一団に続いて移民の動きがあるという。

 やれやれと、旧軍港街に帰ろうとすると、また冒険者ギルド職員が来た。
 
ギルド職員
「本部に領主の言葉を伝えたら、グランドマスターが直接会うと言って、こちらに来るようです。」

「拒否する。国境を今から封鎖しよう。そして、少し考えがあるからな、旧王城にいるとでも言っおいてくれ。」

 すぐに、旧王城に行く3人。既に夕方だ。
 旧王城エリアの冒険者ギルドも今はいない。
 置き手紙には、一時撤退して後で帰ってくると書いてある。担当はテーブル街の支部に任命したとも書いてあった。
 オオベが混乱の事態を飲み込んで落ち着いて、神託に従い混乱が収まるまで撤退すると書いてあった。

 完全にこの世界に起こっている事と、オレをなめてやがる。
 あれだけ魔王が、ダンジョンを作っている事態を隠蔽していたのからな。
 それをオレ1人でなんとかなるとか、未だに思っているのはドアホだと言ってやりたい。
 
 旧王城を作り変えることにした。
 まず人が住んでいない。商業ギルドは既にゲート街に移転済みだ。
 既に魔王によって王城の城壁や本丸は崩壊して一部が残っているだけ。
 街も81%が崩壊している王城の掃除をするしかない。あの第8王子のヤツは王子失格だな。 
 まぁ他の貴族軍の奴らもだけど。

 瓦礫とか土魔法で掃除するのだけど、呪術系で土魔法を使う感覚でやると、かなり速く出来た。何かターボ?ロケットがついたように加速した感覚でさっさと掃除して作り変えることに成った。
 健剛な城を作っておいた。あれ?疲れがないな。
 そして、ここからが仕掛けだ!
 この新王都から少し国境方面に移動して、王城のコピーを作った。ピーチのイメージをそのまま一気に土魔法で復元した。

 さて、偽旧王城を作ったのは、この旧王城の下に魔導都市タウリーンの機関と通路があったからだ。
 そして、禁書の書架とかもあったから、それは城の復元代とピーチの相続として、こちらが預かることにした。
 
 そして、見つけたぞ!もう使われなくなった魔石を使った王城結界の装置。
 既に壊されていたが、問題はない。タウリーン製だったから設計図がある。すぐに復元しておいた
 すぐに、今はない小型結界の装置も作っておいた。
 
 国境の壁も強化していたら、やってきたよ~、冒険者ギルド本部の奴らと勇者国王達だな。
 戦(や)るか。


『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』




  
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

我が家に子犬がやって来た!

もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。 アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。 だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。 この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。 ※全102話で完結済。 ★『小説家になろう』でも読めます★

赤き翼の万能屋―万能少女と出来損ない死霊術師の共同生活―

文海マヤ
ファンタジー
「代わりのない物なんてない。この世は代替品と上位互換に溢れてる」  万能屋。  猫探しから家の掃除や店番、果ては護衛や汚れ仕事まで、あらゆるものの代わりとなることを生業とするもの。  そして、その中でも最強と名高い一人――万能屋【赤翼】リタ・ランプシェード。  生家を焼かれた死霊術師、ジェイ・スペクターは、そんな彼女の下を訪ね、こう依頼する。 「今月いっぱい――陸の月が終わるまででいいんだ。僕のことを、守ってはくれないだろうか」 そうして始まる、二人の奇妙な共同生活。 出来損ないの死霊術師と最強の万能屋が繰り広げる、本格ファンタジー。 なろうに先行投稿中。

ヴァイオリン辺境伯の優雅で怠惰なスローライフ〜悪役令息として追放された魔境でヴァイオリン練習し

西園寺わかば🌱
ファンタジー
「お前を追放する——!」 乙女のゲーム世界に転生したオーウェン。成績優秀で伯爵貴族だった彼は、ヒロインの行動を咎めまったせいで、悪者にされ、辺境へ追放されてしまう。 隣は魔物の森と恐れられ、冒険者が多い土地——リオンシュタットに飛ばされてしまった彼だが、戦いを労うために、冒険者や、騎士などを森に集め、ヴァイオリンのコンサートをする事にした。 「もうその発想がぶっ飛んでるんですが——!というか、いつの間に、コンサート会場なんて作ったのですか!?」 規格外な彼に戸惑ったのは彼らだけではなく、森に住む住民達も同じようで……。 「なんだ、この音色!透き通ってて美味え!」「ほんとほんと!」 ◯カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました。 ◯この話はフィクションです。 ◯未成年飲酒する場面がありますが、未成年飲酒を容認・推奨するものでは、ありません。

世の中は意外と魔術で何とかなる

ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。 神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。 『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』 平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

闇の錬金術師と三毛猫 ~全種類のポーションが製造可能になったので猫と共にお店でスローライフします~

桜井正宗
ファンタジー
Cランクの平凡な錬金術師・カイリは、宮廷錬金術師に憧れていた。 技術を磨くために大手ギルドに所属。 半年経つとギルドマスターから追放を言い渡された。 理由は、ポーションがまずくて回復力がないからだった。 孤独になったカイリは絶望の中で三毛猫・ヴァルハラと出会う。人語を話す不思議な猫だった。力を与えられ闇の錬金術師に生まれ変わった。 全種類のポーションが製造可能になってしまったのだ。 その力を活かしてお店を開くと、最高のポーションだと国中に広まった。ポーションは飛ぶように売れ、いつの間にかお金持ちに……! その噂を聞きつけた元ギルドも、もう一度やり直さないかとやって来るが――もう遅かった。 カイリは様々なポーションを製造して成り上がっていくのだった。 三毛猫と共に人生の勝ち組へ...!

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない

一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。 クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。 さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。 両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。 ……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。 それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。 皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。 ※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

処理中です...