異世界勇者召喚失敗か？

第2章 要塞建築編

第53話 奸計失敗の後の後始末。

第53話　奸計失敗の後の後始末。

　異世界120日目　朝
　オレは起きれなかった。全身筋肉痛とスキルレベルな上がったことによる、痛み地獄だったからだ。

　さて、テーブル街からの新聞だと、恐ろしい事になったらしいレオラルド王国。

　どうも、宰相が詐欺を働いたところらへんから、国王の意識は起きていたらしいな。
　勇者ジョブスキルでガンガン聞こえていたらしいが、魔境魔法でかけた時限式麻酔で体が動かなかったらしい。

　宰相は、厳罰。大臣達も厳罰。地球に行った行方不明の兵士と大臣は神罰が降ったとして、処理されたという。

　そして、異世界召喚勇者達は、逮捕されて投獄だとよ！
　どうせ処刑しないのだろ？
　だが、こちらのアークシスターのミレーヌが、聖大教会帝国　聖皇　ダホア・ド・ハエマオが、オオベとブリントン王国に対して、理不尽な事をしたとして、天罰が降るだろう！とオレが手術が終わって、宰相が約束を反故したと従者スキルで知った時点で冒険者新聞で、発表したあとだった。締め切りギリギリだったと言う。

　それが、いきなりレオラルド王国を襲った！
　そして、聖大教会帝国が激怒される事になってしまった。

　そして、なんと聖皇　ダホア・ド・ハエマオは、天罰を食らって地球に飛ばされた？なんて話になった。
　半分は本当だから、ノーコメントだな。

　レオラルド王国は、国王が激怒らしい。
　元気になった王女ピーチ曰く、褒美すら出さす報酬すら出さずに、手ぶらでオレはかえるハメになったからだという。
　
　まぁ、こちらの本当の目的はナンバー1の勇者ジョブのスキルの本当の姿だったからな。
　リーナのスキルは既に、分離して封印した。
　リーナは、今はただの剣士となっている。
　
　そして、ナンバー1の強さの秘密の一部もわかった。かなり魔力がおおいので、それを使って魔力を体内で爆発させているのだ。
　まぁコレはまねをするべきではないので、リーナ達には言わないでおこう。

　そして、困った事がおこっている。
　ピーチさん？家（王城）に帰って！というと、拒否された。
　そして、アークシスターのただ1人の側近ライチさんだ。
　この人も、俺達の真実を知ってから迫ってくる。
　と、とにかく、少し待ってくれ！と寝る事にするしかなかった。

　
異世界121日目　朝

　冒険者新聞　朝刊
　異世界勇者条件付き釈放！　魔王討伐の旅にでる！
　と、書いてあった。
　ふ～ん。やはりな。そうでるなるなら、こちらもレオラルド王国抜きで計画をすすめる。

　そう言っていたら、ナツ達に囲まれていた。
　まずは、魔王の魔石の処理をする。ナツの素体のコピーフィギュアが、コピーボディとなる。

　そして。

ナツ（女神Ver.）
「ライチよ！ピーチよ！あなた達は、苦し時も悩める時も…。」


　え～、はい。従者に二人共なってくれました。
　ピーチは、一般庶民扱いしてくれっていう。
　理由を聞くと、それまで扱い方では、莫大な利益を生むのだが、扱いにくい［予言］スキルで王家を支えて来たという。
　しかし、自分の母親が先に結婚したのに、側妃に降格されて、第1王妃となった母親とか腹違いの兄の王太子とかから、散々な目にあって来たので、国王にオレに失礼な事をすると王城が崩壊する運命になると言っても聞かずに、結局魔王ケムケムに襲われて王城は崩壊するハメになった事もいう。

ミレーヌ（元アークシスター）
「なら簡単よ！主様と冒険者として婚約したと、新聞の記事に載せればいいわ。」

　そして、ライチさんは聖大教会帝国で副権力者　副聖皇となるべく聖大教会帝国にミレーヌと共に行った。

　オレは、今回のおさらいだ。
　まさか、日本に異世界勇者召喚返しなんてあるのを初めて知った。

　そして［掌握］によって、（呪式）というものがあり、それはこれまでオレを苦しめた大妖怪達の封印の魔法系統だとわかった。
　それは、今［体験学習］が解析中。
　さぁ、地下魔導都市タウリーンの復旧は45%だ。だが、ここから更におそくなる。
　今までの復旧は都市基盤だけだ。次からは技術方面だからな～。
　どう見ても、今の地球よりも進んでいる様なところが有るから、もっと時間がかかるかもな。

　となると、復旧を早めるにはそれなりの努力がいる。そして、オレの平穏な生活を作るにも魔導都市の復旧はだいじだ。
　コレは、みんなの為～とか言われて勝手に不幸にされてきた異常、今回はそうは行かない。
　何とか、オレとオレを慕ってくれる者のためだけにすることに限定することだ。

　それは、あの勇者国王を見ていて実感した。
　まぁ、詐欺をかけてでもって姿勢は腹が立ったから、それはやめさせるが…。
　というよりも、この世界の腐った人間模様だと既に予想ができていたから、実はレオラルド王国を焼くほど腹はたってない。

　うん、人の皮を被った詐欺の悪魔だと認識しておく、外交姿勢にする。
　勇者国王のスキルの解析もあるから～と、寝ようとした時に、あの勇者国王の手術中に妙な事を言っていたな。
　
　半分の魔王って、昼間活動せずにダンジョンって異世界の空間の中で籠もっているって、言っていたな。
　え？ソレってとんでもない情報だよな。
　使えそうだな～。

異世界122日目　昼
　ダンジョン情報を集めて、そして海のモンスターを討伐レベリングしていたら、伝令がきた。

　国境に、異世界召喚勇者達が来ているらしい。
　入国拒否としていたら、レオラルド王国の国書が有るから入れさせろという。
　焼け！
　指令はそれだけ！奴等は逃げていった。

　冒険者ギルドに、奴等の討伐手配書を作って討伐クエストを発注する。
　しかし、他の5カ国がそのクエストを禁止したと言うのだ。
　聖大教会帝国は、沈黙。うん！コレは近い未来このオレのエリアを攻めてくる魂胆だな。と、最悪の想定にこれからの予定を軌道修正した。

　この元軍港の隣の山を越えたら魔族領域・モンスター地帯であり、ダンジョンもある。
　生き残るためには、レベリングだ。ダンジョンを制覇するしかないな。