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第1章 解放の時、何が起こる?
第32話 地下となった伝説の魔導都市タウリーン
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第32話 地下となった伝説の魔導都市タウリーン
異世界47日目 夕方
ゴー! 60の魔瘴気償却清浄魔法陣が、円形に配置され、魔導都市タウリーンの中央部に封印された何者かを取り囲み、そこから発生した魔瘴気を全て焼き尽くす。
ナツ(聖女Ver.)
「やっぱり!デカくなってる!
身体の半身は切られて、地球に送られて弱体化したはずなのに、巨大化して元よりも強くなっている。」
ん?ナツ?今、地球に送ったとか言った?
ナツ(聖女Ver.)
「はい。その時私も地球に行って、封印を手伝う事になりました。
最強の咒術使い達の補助と、最強の剣の使い手だった御乎幤(おおべ)様が封印の核を担うことで、なんとか封印されましたがまさか現地政府や側近達が裏切り続けていたとは。」
もう、再封印とか依頼が来ても、手伝わないからな!
そして、関係者に補償と全部してもらって、責任も取ってもらうからな。
あ、ナツは除外だから。
そんな事を言いながら、オレはかつて先祖が封印したという存在に対峙するのに対して、心のざわめきというか、ワクワクしていた。
オレ戦闘民族でも戦闘狂でもないけど、炎のオーラとか言う、闘気を纏っているらしいから、しまいには髪の毛が逆立つ程の光も放出し始めるかもな~。
??
「このニオイ! ワレを遠い異世界の異国の地で封じたオオベの者かーー!
そしてクソむかつく、ワレのこの世界の統治を拒んだ女神のニオイもするぞーー!」
[掌握]!既にこの邪神を封印している魔法陣の解析は終わった。早かった!なぜなら、ここにオレの生命力があったから!
こいつの半身伝いに、ここまで封印のエネルギーが流れていたのだ!
そうか、千年を超える封印を一族がしていたから、それに対する耐性がついていたからこいつの、処理不可能と言われた魔瘴気を火魔法で焼けたのかもな。
こいつの名前は、異世界邪神マイルーダ
半身は、奈良の北部に封印されていたという。[裏日本咒術公事記]という、非公開の記録には(魔異硫運堕)と なっているという。
この書物は、今は日本政府の禁書となっているらしい。
原本は、朝廷。写本は幕府と某院宝物とかにあるが、目録には決して記されない。
見るだけで、呪われるという扱いだという。
そんなモノを押し付けやがって!怒りが湧き上がる。
そして、封印魔法陣の構造もわかった。そうだよな。エネルギー元の一つのオレがいなくなれば、もろくなる。
既に崩壊寸前だ。
邪神マイルーダ
「ハハハハハハ!この世界に侵攻してどれくらい経ったか。
だが、この都市には(恨み)(妬み)(色情)(殺意)が沢山あったからな~。全て食わしてもらったぞ!
前よりも強くなって、実体化したワレを見て前と同じく恐怖するがいい!」
そう言うと、封印は砕けた。
それと同時に、マイルーダが魔瘴気砲を発射する。
「マグマウォール!」
ブァァァ!と、魔瘴気が焼けていく。
「マグマの包容!」
ガムの如く、引っ付く性質になるように[掌握]によって操作して、邪神のどう見ても、昆虫のクワガタの身体に、マグマをありったけまとわりつくように生産する。
邪神マイルーダ
「ギャーーーーー!」
ナツ(聖女Ver.)
「は?こいつが叫び声なんて、あの平城京での戦いでも出さなかったのに!」
邪神マイルーダ
「ヘドロベクトルアロー!」
クワガタの羽を広げて羽のところから、黒い槍がホーミングミサイルの如く発射させる。
魔法陣発動!アレは魔瘴気と土を混ぜたものだな!マグマで焼く浄化魔法陣を展開する。
じゅあー!ボトボトボトと、土になって落ちてゆくベクトルアロー。
「マグマのドリル!」
マグマをドリルの如く[掌握]で硬度とねつを持たせて、クワガタの上から食らわせる!
ドーン!クワガタの羽をしまう右半分の走行が焼けて落ちた。
なんだ!ゾクッとした。すぐにマグマを用意する。
すると落ちた装甲が、クワガタの形に変形したが、そこにマグマをおとした。
邪神マイルーダ
「クソーー!新技だったのに!」
く、既に魔力が6万を切った。
喰らえ、え?ええ!
ブスン!という音とともに邪神マイルーダが沈黙した。そして、デカい魔石と何かの魔道具とかを残して消えた。
は?
どういうこと?
ナツ(聖女Ver.)
「か、勝てた? そうか、あの装甲が落ちたところから、マグマに焼かれたのか。
え?エーーー!」
はい、女神様もびっくり!
そして、オレ魔力の残量は既にたった3!マジでギリギリだった。
この空間の魔瘴気の処理は、魔法陣空気焼却機(仮)にまかせて、今日は休むことになる。
もうフラフラだ。
その頃、邪神マイルーダの半身のいる奈良北部では、実体化した(魔異硫運堕)を討伐せよと奈良県知事から命令を受けた自衛隊が出動したが、戦車の弾丸を跳ね返す装甲をみて、すぐに幕僚長に連絡がいった。
空対地ミサイルも、へっちゃらな(魔異硫運堕)を見て現場は退避命令を出すしかなかった。
ズドン! 魔瘴気砲が炸裂して、退避と運行中止を命令されていても、無視運行をしていたオレンジ色の私鉄特急電車は吹っ飛んでいった。
そして、やっと事の重大性がわかった地元はやっと避難を始める始末だ。
どうする?自衛隊!どうする日本政府?
邪神劣化版の魔王マイルーダこと(魔異硫運堕)が動き出してしまったぞ。
異世界47日目 夕方
ゴー! 60の魔瘴気償却清浄魔法陣が、円形に配置され、魔導都市タウリーンの中央部に封印された何者かを取り囲み、そこから発生した魔瘴気を全て焼き尽くす。
ナツ(聖女Ver.)
「やっぱり!デカくなってる!
身体の半身は切られて、地球に送られて弱体化したはずなのに、巨大化して元よりも強くなっている。」
ん?ナツ?今、地球に送ったとか言った?
ナツ(聖女Ver.)
「はい。その時私も地球に行って、封印を手伝う事になりました。
最強の咒術使い達の補助と、最強の剣の使い手だった御乎幤(おおべ)様が封印の核を担うことで、なんとか封印されましたがまさか現地政府や側近達が裏切り続けていたとは。」
もう、再封印とか依頼が来ても、手伝わないからな!
そして、関係者に補償と全部してもらって、責任も取ってもらうからな。
あ、ナツは除外だから。
そんな事を言いながら、オレはかつて先祖が封印したという存在に対峙するのに対して、心のざわめきというか、ワクワクしていた。
オレ戦闘民族でも戦闘狂でもないけど、炎のオーラとか言う、闘気を纏っているらしいから、しまいには髪の毛が逆立つ程の光も放出し始めるかもな~。
??
「このニオイ! ワレを遠い異世界の異国の地で封じたオオベの者かーー!
そしてクソむかつく、ワレのこの世界の統治を拒んだ女神のニオイもするぞーー!」
[掌握]!既にこの邪神を封印している魔法陣の解析は終わった。早かった!なぜなら、ここにオレの生命力があったから!
こいつの半身伝いに、ここまで封印のエネルギーが流れていたのだ!
そうか、千年を超える封印を一族がしていたから、それに対する耐性がついていたからこいつの、処理不可能と言われた魔瘴気を火魔法で焼けたのかもな。
こいつの名前は、異世界邪神マイルーダ
半身は、奈良の北部に封印されていたという。[裏日本咒術公事記]という、非公開の記録には(魔異硫運堕)と なっているという。
この書物は、今は日本政府の禁書となっているらしい。
原本は、朝廷。写本は幕府と某院宝物とかにあるが、目録には決して記されない。
見るだけで、呪われるという扱いだという。
そんなモノを押し付けやがって!怒りが湧き上がる。
そして、封印魔法陣の構造もわかった。そうだよな。エネルギー元の一つのオレがいなくなれば、もろくなる。
既に崩壊寸前だ。
邪神マイルーダ
「ハハハハハハ!この世界に侵攻してどれくらい経ったか。
だが、この都市には(恨み)(妬み)(色情)(殺意)が沢山あったからな~。全て食わしてもらったぞ!
前よりも強くなって、実体化したワレを見て前と同じく恐怖するがいい!」
そう言うと、封印は砕けた。
それと同時に、マイルーダが魔瘴気砲を発射する。
「マグマウォール!」
ブァァァ!と、魔瘴気が焼けていく。
「マグマの包容!」
ガムの如く、引っ付く性質になるように[掌握]によって操作して、邪神のどう見ても、昆虫のクワガタの身体に、マグマをありったけまとわりつくように生産する。
邪神マイルーダ
「ギャーーーーー!」
ナツ(聖女Ver.)
「は?こいつが叫び声なんて、あの平城京での戦いでも出さなかったのに!」
邪神マイルーダ
「ヘドロベクトルアロー!」
クワガタの羽を広げて羽のところから、黒い槍がホーミングミサイルの如く発射させる。
魔法陣発動!アレは魔瘴気と土を混ぜたものだな!マグマで焼く浄化魔法陣を展開する。
じゅあー!ボトボトボトと、土になって落ちてゆくベクトルアロー。
「マグマのドリル!」
マグマをドリルの如く[掌握]で硬度とねつを持たせて、クワガタの上から食らわせる!
ドーン!クワガタの羽をしまう右半分の走行が焼けて落ちた。
なんだ!ゾクッとした。すぐにマグマを用意する。
すると落ちた装甲が、クワガタの形に変形したが、そこにマグマをおとした。
邪神マイルーダ
「クソーー!新技だったのに!」
く、既に魔力が6万を切った。
喰らえ、え?ええ!
ブスン!という音とともに邪神マイルーダが沈黙した。そして、デカい魔石と何かの魔道具とかを残して消えた。
は?
どういうこと?
ナツ(聖女Ver.)
「か、勝てた? そうか、あの装甲が落ちたところから、マグマに焼かれたのか。
え?エーーー!」
はい、女神様もびっくり!
そして、オレ魔力の残量は既にたった3!マジでギリギリだった。
この空間の魔瘴気の処理は、魔法陣空気焼却機(仮)にまかせて、今日は休むことになる。
もうフラフラだ。
その頃、邪神マイルーダの半身のいる奈良北部では、実体化した(魔異硫運堕)を討伐せよと奈良県知事から命令を受けた自衛隊が出動したが、戦車の弾丸を跳ね返す装甲をみて、すぐに幕僚長に連絡がいった。
空対地ミサイルも、へっちゃらな(魔異硫運堕)を見て現場は退避命令を出すしかなかった。
ズドン! 魔瘴気砲が炸裂して、退避と運行中止を命令されていても、無視運行をしていたオレンジ色の私鉄特急電車は吹っ飛んでいった。
そして、やっと事の重大性がわかった地元はやっと避難を始める始末だ。
どうする?自衛隊!どうする日本政府?
邪神劣化版の魔王マイルーダこと(魔異硫運堕)が動き出してしまったぞ。
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