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21.全て計算外です!2(主人公お休み)
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21.全て計算外です!2(主人公お休み)
レオーバ王国 王都二チャム 王宮内
ヤバ!
ベラボー辺境伯は、ふと普段状態に戻った。
なぜか、一ヶ月前辺りから妙な興奮状態だったけど、まさか王子達が略奪するとは思わず、腹が立って王都まで追いかけてきたが…。
とっ捕まえた、第3王子は床に転がっていた。
フルポーションはない。
まぁいいか。ここまで来たのだ!
日頃の恨みを晴らしてやる!
ベラボー辺境伯
「裏切りの王妃を探せ! 国王を探せ!他の大臣共を探せ!」
第3王子によると、国王の身体は治ったが意識不明になったらしい。
他の者で少しフルポーションを試させた結果、不味すぎて死にかけたという。
なるほど。
Sランクダンジョンの下層でのお宝だ。
それ相応の力を持った者でないと、耐えられないのだろうな。
資格無き物者に、飲めるものではなかったのだろう。
ふと、ではなぜダンジョンを攻略したリーフはメイスの一撃だけで死んだ?と疑問に思ったのだが、第3王子がいう[死出のダンジョン]禁呪での攻略説をきいて、記憶喪失とか領都支部の調査の内容を説明出来る内容だったので、信じてしまった。
城からの抜け道も見つけたが、使われた形跡はない。
だが、王都の屋敷の中で隠れていた大臣達は確保した。
クソ!早く探しだして、オレの進軍を合法化させるのだ!
そこに、聖教国という教会の本山から特使が来た。
は???
魔王を討つために、噂のSランクダンジョンを攻略したパーティーを派遣しろだと!
どうしよう?
聞くと、3つ向こうの王国が、女神様の神託によって異世界勇者召喚をしたと言うのだ。
うわ~、間が悪いよな~。
大臣達と、頭を抱える辺境伯。
こっそりと来た、他の公爵家や中立派の貴族に国王と対立している派閥の貴族の使いもきた。
国王は行方不明。
国家予算は王族の金の使い過ぎで、すでに赤字。
臨時政府を立てることにした。
こんな不良国家の面倒を見ることになるなんて計算外だったベラボー辺境伯。
その頃、かつて昔の異世界召喚された勇者が作ったという、王都の地下のシェルターに籠もっていた王妃達と、騎士団。
付近の街からも食料を略奪したから、食料はある。
なんだコレ?
今ではもう再現することが出来ない、ミスリル鋼の大扉の向こうで、外の様子を見るために小窓から聞こえた声!
その後、シェルターにものすごい音が走って、扉を開けることができなくなってしまった!
あ!開けろ~!
開けろ~!と声が木霊してきた。
閉じ込められた王族と騎士団。
完全に計算外だ。
王都商業ギルド
「大変です!ギルドマスター!!王都に辺境伯領や周囲の領からの人の流入が止まりません!」
商業ギルドマスター
「うるさい!ギルドの警備の非番のハンター達も呼び出して、王都の大門を閉めろ!
他のギルドにも声をかけろ!
ハンターギルドにも出動させろ!」
ドッカーン!
「大変です!東西南北の王都大門が全て同時に、破壊されました!
あれを破壊するなんて、とんでもない火魔法ですよ!
ハンター達が、逃げ出しました!」
王都ではハンターギルドよりも、ハンターを雇う商業ギルドの方が発言力がある。
だが、王国の騎士団がいなくなった時点で、この王都への避難民流入は止められなかった。
商業ギルドマスター
「ま、不味い! 倉庫の警備を固めろ!
食料難になるぞ! 価格統制をする。食料品の販売停止しろ!」
だが、それは悪手だった!
後に、どこで栽培されているのか不明な、ソースを塗った変な焼き物の食品と、もんじゃという、新しい食べ物が商業ギルドの食料流通網以外で広がってしまったのだ。
それしか王都内での食べるものが無い状態にしてしまったギルドマスターは、後に商業ギルド弱体化を招いたとして、境地に立つことになる。
そして、王都内移民大量流入が一週間続いたあと。
ベラボー辺境伯兼臨時国王代理
「聖教国の要請により、魔王討伐の為に有力なハンターパーティーを派遣することになった。
ここに、レオーバ王国全大臣、そして、全貴族による会議での決定を申し渡す!
[死出のダンジョン]を攻略したという、ハンターパーティー ガリズ!
お前たちは、王国の政治を放棄した罪人である元国王オラャチ・ド・二チャムの第3子ルテケザフ・ド・ニャチムを、勇者としてパーティーに受け入れ、魔王討伐の旅に出ることを命ずる。
勇者、元第3王子ルテケザフ・ド・ニャチムよ、貴様はフルポーションを強奪した挙げ句、それを紛失してしかも、他の王族を逃がした罪は大きい。
そして、ガリ!ゲリ!ボヘ!トト!貴様らは、仲間であるリーフを生贄にした、もしくはダンジョントラップにわざとかけた罪がある。
よって、この聖教国からの要請が聞けないと言うなら、処刑にする。
まずは、命令の印を授ける!」
元第3王子の勇者ルテケザフ・ド・ニャチム
「なんだそれは!ドレイの呪いの首輪じゃないか!やめろ!」
ガリ達と、元第3王子様はドレイの首輪をつけられてしまった。
そして魔王討伐の旅に、まずは聖教国に出発することになった。
これは、リーフにとって大計算外だった。
せめて文句の一つぐらい言いたかったけど、奴らは魔王討伐の旅にでてしまった。
レオーバ王国 王都二チャム 王宮内
ヤバ!
ベラボー辺境伯は、ふと普段状態に戻った。
なぜか、一ヶ月前辺りから妙な興奮状態だったけど、まさか王子達が略奪するとは思わず、腹が立って王都まで追いかけてきたが…。
とっ捕まえた、第3王子は床に転がっていた。
フルポーションはない。
まぁいいか。ここまで来たのだ!
日頃の恨みを晴らしてやる!
ベラボー辺境伯
「裏切りの王妃を探せ! 国王を探せ!他の大臣共を探せ!」
第3王子によると、国王の身体は治ったが意識不明になったらしい。
他の者で少しフルポーションを試させた結果、不味すぎて死にかけたという。
なるほど。
Sランクダンジョンの下層でのお宝だ。
それ相応の力を持った者でないと、耐えられないのだろうな。
資格無き物者に、飲めるものではなかったのだろう。
ふと、ではなぜダンジョンを攻略したリーフはメイスの一撃だけで死んだ?と疑問に思ったのだが、第3王子がいう[死出のダンジョン]禁呪での攻略説をきいて、記憶喪失とか領都支部の調査の内容を説明出来る内容だったので、信じてしまった。
城からの抜け道も見つけたが、使われた形跡はない。
だが、王都の屋敷の中で隠れていた大臣達は確保した。
クソ!早く探しだして、オレの進軍を合法化させるのだ!
そこに、聖教国という教会の本山から特使が来た。
は???
魔王を討つために、噂のSランクダンジョンを攻略したパーティーを派遣しろだと!
どうしよう?
聞くと、3つ向こうの王国が、女神様の神託によって異世界勇者召喚をしたと言うのだ。
うわ~、間が悪いよな~。
大臣達と、頭を抱える辺境伯。
こっそりと来た、他の公爵家や中立派の貴族に国王と対立している派閥の貴族の使いもきた。
国王は行方不明。
国家予算は王族の金の使い過ぎで、すでに赤字。
臨時政府を立てることにした。
こんな不良国家の面倒を見ることになるなんて計算外だったベラボー辺境伯。
その頃、かつて昔の異世界召喚された勇者が作ったという、王都の地下のシェルターに籠もっていた王妃達と、騎士団。
付近の街からも食料を略奪したから、食料はある。
なんだコレ?
今ではもう再現することが出来ない、ミスリル鋼の大扉の向こうで、外の様子を見るために小窓から聞こえた声!
その後、シェルターにものすごい音が走って、扉を開けることができなくなってしまった!
あ!開けろ~!
開けろ~!と声が木霊してきた。
閉じ込められた王族と騎士団。
完全に計算外だ。
王都商業ギルド
「大変です!ギルドマスター!!王都に辺境伯領や周囲の領からの人の流入が止まりません!」
商業ギルドマスター
「うるさい!ギルドの警備の非番のハンター達も呼び出して、王都の大門を閉めろ!
他のギルドにも声をかけろ!
ハンターギルドにも出動させろ!」
ドッカーン!
「大変です!東西南北の王都大門が全て同時に、破壊されました!
あれを破壊するなんて、とんでもない火魔法ですよ!
ハンター達が、逃げ出しました!」
王都ではハンターギルドよりも、ハンターを雇う商業ギルドの方が発言力がある。
だが、王国の騎士団がいなくなった時点で、この王都への避難民流入は止められなかった。
商業ギルドマスター
「ま、不味い! 倉庫の警備を固めろ!
食料難になるぞ! 価格統制をする。食料品の販売停止しろ!」
だが、それは悪手だった!
後に、どこで栽培されているのか不明な、ソースを塗った変な焼き物の食品と、もんじゃという、新しい食べ物が商業ギルドの食料流通網以外で広がってしまったのだ。
それしか王都内での食べるものが無い状態にしてしまったギルドマスターは、後に商業ギルド弱体化を招いたとして、境地に立つことになる。
そして、王都内移民大量流入が一週間続いたあと。
ベラボー辺境伯兼臨時国王代理
「聖教国の要請により、魔王討伐の為に有力なハンターパーティーを派遣することになった。
ここに、レオーバ王国全大臣、そして、全貴族による会議での決定を申し渡す!
[死出のダンジョン]を攻略したという、ハンターパーティー ガリズ!
お前たちは、王国の政治を放棄した罪人である元国王オラャチ・ド・二チャムの第3子ルテケザフ・ド・ニャチムを、勇者としてパーティーに受け入れ、魔王討伐の旅に出ることを命ずる。
勇者、元第3王子ルテケザフ・ド・ニャチムよ、貴様はフルポーションを強奪した挙げ句、それを紛失してしかも、他の王族を逃がした罪は大きい。
そして、ガリ!ゲリ!ボヘ!トト!貴様らは、仲間であるリーフを生贄にした、もしくはダンジョントラップにわざとかけた罪がある。
よって、この聖教国からの要請が聞けないと言うなら、処刑にする。
まずは、命令の印を授ける!」
元第3王子の勇者ルテケザフ・ド・ニャチム
「なんだそれは!ドレイの呪いの首輪じゃないか!やめろ!」
ガリ達と、元第3王子様はドレイの首輪をつけられてしまった。
そして魔王討伐の旅に、まずは聖教国に出発することになった。
これは、リーフにとって大計算外だった。
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