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第10章「幻夢晴れて現れる、壊れた虚構」編
第560話 激闘!混沌たるパプアニューギニア!その2
しおりを挟むパプアニューギニアの防衛戦ライン!
グローテスト大佐
「喰らえ! 広域荷粒子砲!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!
四天王ジア・ス・ターゼ
「結界フルパワー! クソ、保たない!
ここまでか!」
ドーン!
四天王オキセ・サ・ゼイン
「アレ?生きてる! 何が起こった?」
煙が晴れると、海の上に何人か立っていた!
赤間(ヘル・レッド)
「ここで会ったのも、数億年ぶり!」
黄田(ヘル・イエロー)
「散々やりたい放題しやがって!」
青道(ヘル・ブルー)
「やっと主の許可が出ました!」
桃鐵(ヘル・ピンク)
「地球魔導怪獣大戦の時は、戦力不足でだめだったが!」
黒地(ヘル・クロ)
「今度は、もう許さんぞ! グローテスト大佐!」
赤間(ヘル・レッド)
「第1地獄戦隊(殺ったるんジャー)参上!」
グローテスト大佐
「なんだ?アイツラは?魔導生体装甲の荷粒子砲を受けても平然としてやがる!
数億年ぶり?
魔導生体装甲に乗っている、俺を知っているどころか探知が出来ている?
だが…あんなカラフルな奴ら…
いたか?
まぁ時間が無い!荷粒子砲発射!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドド!
しかし、いつの間にか来ていた女子高生組のファイヤーアローの連射に迎撃されるが
そして、戦隊に当たった荷粒子砲はかき消された!
グローテスト大佐
「クソ!効かないだと!
あのポーズ…
5色?あーーーーーーーーーーーー!
そういえば、5色のマフラーを付けた外道滅殺教だったか?滅殺拳?の奴らがいたな!
奴らは、魔導爆弾とフロントバーレ諸国連合のキリングマシン改造人間部隊との戦闘で死んだはずだが…
生きていたのか!
だが、荷粒子砲を真正面から受けて平然としてやがる!
なんだ?
フン!拳をふっただけで、
そんなもの…
(ドガン! バリン!)
オッオオおお…
何だと…直接当たらなくても結界が割れて、攻撃が貫通しただと…
クソ…
そんな馬鹿な!
(ビーーーーーー!ビーーーーーー!ビーーーーーー!ビーーーーーー!)
なに!強敵センサーが! 地球魔導怪獣大戦中でも外道滅殺教当主ヨーと戦ったときぐらいしか起動しなかった、センサーが起動しただと!
お前達!かかれ!俺は陛下に報告する!
フォーメーションΩ(オメガ)!
1番強い攻撃力でやれ!
陛下!緊急事態発生!緊急事態発生!
強敵センサーが反応する複数の敵と会合!
今より、最終戦闘形態で戦います!
陛下、ご武運を!
行くぞーーーーーー!」
そして、変形した魔導生体装甲で特攻をかける グローテスト大佐率いる虐殺隊!
その頃…
ソロモン海を抜けて、オーストラリア・ブリスベンの防衛戦本部に向かっていたフェントロー王は、グローテスト大佐の悲鳴混じりの報告に足を止める。
フェントロー王
「なんだって! 強敵センサーが反応した複数の敵だと!
これまで、強敵センサーが反応した敵なんて、ヨーくらいしかいないぞ!」
情報官
「陛下!あれを!火柱が、パプアニューギニアから見えます!
そして、デストピア大陸から連絡がきました!
グローテスト大佐の演算コアが全開になりまた!
冷却装置がフル稼働していますが、ガラスのコアが保つのは、3時間が限界みたいです!
どうしますか!」
フェントロー王
「戦闘力係数が、測定不能だと!
クソ!どうなってやがる!
五星隊はどうした?
フロントを暗殺したのだろうな!」
オーストラリア・ブリスベン
土の精霊王
「クソ! 迷宮結界を使って、パプアニューギニアに全ての敵を誘導しようとしたが、結界が張れないだと!
なんだ!あの力場!
オイ!火の妖精王!土の妖精王!
戦闘態勢に入れ!五星隊がフロントを狙っているぞ!
なんてこった!
光の妖精王!結界を張れ!」
光の妖精王
「オイ、下僕1号2号!さっさと働け!」
ハーノ(元聖カルッティ第1王女)
「誰が、下僕じゃ!この外道妖精が!
まだ反省していないようだな!
ここで、チリにしてやる!」
プルト(元聖カルッティ第2王女)
「もう、許さん!この外道妖精にゲス精霊!
叩きのめしてやる!」
フロント皇女
「止めろ!光の妖精王様!味方になんて口をきくのですか!やめて下さい!
ハーノさん…プルト…さん?
あのね、妖精王様の口が悪いのは…」
そこには、赤い濃いオーラを出す二人の元王女がいた。
怒りのオーラだ…。
フロントは、1つ間違えたらここで、死闘が始まると悟る。
しかし遅かった…
光の妖精王
「下僕が何を言っている!王の前で頭が高いぞ!
(ドスン!)
ゲフ…」
プルトの拳が光の妖精王の腹を貫く!
光の妖精王の腹に風穴が開く!
ハーノの手が光の妖精王の顔にかかる!
ベキ!
ハーノ(元聖カルッティ第1王女)
「頭が高いだと?辛抱するのもここまで!
この外道妖精が!」
ブチッ!
光の妖精王の頭が首から千切られる!
土の精霊王が、信じられない顔をして見ている。
フロント皇女も驚愕の表情だ!
オーストラリア・ケアンズ
大邪神(大教皇)は、ため息を吐いた。
愚かなフロントよ…
パプアニューギニアでの、大きな力の降臨には、驚いたが土の精霊王が慌ててフロントの方に飛んで行った時から、今の紅気(こうき・怒りまたは、戦乱のオーラだと言われている)
が2つブリスベン上空を貫いて出現した時に、なにかの予感がしていた。
光の妖精王のオーラが弾けた!
争いを仕掛けたな…
光の妖精王が仕掛けたのか…
それとも、土の精霊王が仕掛けたのか…
または、フロントが見境なく下僕にしようとして返り討ちにあったのか…
どれをとっても、フロントよ
愚かなり…
それは、貴様(フロント)が傲慢を捨てずに未だに自分の思い通りにしようとした報いである。
かんがえてみよ!
外道滅殺教または滅殺拳の奴らが、死んでも戦っていて管理者クラスになった者が沢山いると、情報が入った時点で考えるべきことではなかったか?
なぜ?天界に行った者が戦っていないと、勝手に決めつける?
あの元三王女(わしにとっては、孫かな?)が、前世が外道滅殺教・滅殺拳の関係者であるなら戦わない道理が無い!
恐らく…それなりの地位(霊格)と実力をつけているはずだと、なぜ気が付かない?
愚かなり
フロントよ…
と、わしも偉そうに言える立場ではないのだがな…
娘(トレバ)に言われて、気がついたのだから…
だからこそ、戦おう!
馬鹿だった、自分と戦うためでもある!
せめて五星隊の一人は、ここで食い止める!
トレバ (メルトと、共にいた元女王)
「親父?来たよ!さてと、二人くらいは足止めするか!」
トレブも、ここに目指して来ていると言う。
さてと、大教皇の本当のハレの舞台を作ろうか!
そして、五星隊がやってきた!
大教皇の死闘が始まる!
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