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第9章 出てきた不具合

第515話 予想外の出来事が起こりだす!その1

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  外道諸国連合軍の動きがおかしい!

 ゲルーゲス将軍が、瀕死の重体で戦艦に運ばれて来てから指揮官達が慌てだした!

 5星隊が皆、重体で帰ってきたのだ。

 初めにあがったのは、軍全体の判断力の低下と、行動力の低下である。

 軍隊として致命的なことであるが原因がわからない。

 変わったことが何かあったのか?

 フロント皇女達の軍隊の動きがない事を確認した指揮官は、見張りを強化して会議に入った。

 デストピアに連絡すると、王達が出陣するから露払いしろと一方的に言われる。

 だが、正体不明の攻撃を受けているせいで、 カベーゲロ大佐が撃破されたと報告すると、基地の建設を命令された。

 太平洋の真ん中に基地の建設が始まる。

 日本政府の攻撃を受けると、かなりマズイと思っていたが、ゼーロ様がなんとかしてくれるみたいだ!

 だが、この

 ポケーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー??

 とする、この症状は?

 あるもの達に、謎の発疹が出始めた!


 そこに日本の隠れ里の者達から、○○○ウイルスのパンデミックが起こっている事を聞く。

 まさか!

 崇高なる我々が、状態異常耐性(極)を持つ我々が、病気になっているだと!

 そんなはずは無いから、全く無視して別の原因を探していたけど…






 あれから、かなり時間が経った。

 原因?

 なんとか復帰した、ゲルーゲス将軍に始め怒鳴られたけど、 カベーゲロ大佐の撃破された報告が効いたのか、こちらの意見を聞いてくれた。

 将軍も、おかしいと思っていたらしく、攻撃を一時停止して、原因究明に入った。



 原因は…

 天然デンプンアレルギーだった!

 我々は…数億年前に魂の改造をして、身体の管理はクリスタルコアが演算処理していた。

 

 だから、例え硫酸を飲んでも、どんなヤバい毒薬を飲んでも効かなかった!

 だが、今クリスタルコアの処理能力が落ちているので、身体機能が落ちているみたいだ。

 数億年の合成食料生活が、どうも天然物を異物と認識するように、身体が覚えてしまったらしいのだ!

 そんな馬鹿な!なんて初めは思っていたが…

 部下達が数億年も経ってしまったのですね~ 

 なんて言うと、なんとも言えなくなってしまった!


 マズイ!王になんと報告しよう?

 こうなったのも、1号と2号の管理者達のせいでもあるから、責任とってもらうか?


 そして、自動調理機を使うにしても、洗剤とか変なモノを除外する事になった。

 体調不良者が続出したからだ。


 そのことを、イヤイヤ…王達に報告したが…

 逆に褒められた!

 王達に毒となるモノ食べさせる事を阻止する情報だからである。

 デストピア復興まで、かなりかかる事が既に予想されており、地球制覇をする事になるから、食料情報はかなり価値が高いモノと判断された。

 そして、気がついた…

 地球制覇しないと、いけない前提といつのまにか作戦が変更になっていると言うことに!


ゲルーゲス将軍
「アレルギーか…クソ!クリスタルコアの担当者をかなり厳しく痛めつけないとな!

 それにしても、通知無しの命令変更がされていたのか!

 一体デストピアで何が起こっている!


 クソ!あのフロントそっくりの短足女め!
(フロント皇女の前世身体は、今のフロンの身体よりも、脚が15センチ以上長く全長2.20メートルあったといわれている。だが!本人はハイヒールとか履いていたから真実なのかは、わからない。)

 あの、3人のエルフは、なんだ?

 クソ、素の戦力なら俺よりも強いぞ!

 まるで、外道滅殺拳の奴らみたいだ!

 何か情報は?」


司令官
「その、あの精霊術師の女は、フロントと呼ばれているみたいでして、恐らくあの精霊術の出力と、全軍魅了の規模を見ると本人ではないかと!

 前世の記憶が蘇ったと言っていると、情報にあります。」

ゲルーゲス将軍
「本人だろうな、ちっ! 南極大陸の基地の状態は?」

指令官
「ゼーロ様の本体入れ換えにより、分身体を維持するだけになりました。

 それで、なんとか戦線維持するだけでよくなりました。

 そうなると、地球制覇が急務になりますが、問題があります!」

ゲルーゲス将軍
「食料か…。元々パンデミックで地球には食料が減っていたか…。

 マルダス世界にも、恐らくそんなに無いな…

 と、なると…何処の地域を重点的に攻めるかだな。」




 その頃…

 用達はデストピア中央司令室に入って、デストピア大陸のありさまを見て青くなっていた。

用!
「何じゃこりゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

ヨッピー
「…………………………………。全国民が戦艦に乗っていったって…。荷台に潜入…食料庫に潜入…しかも、この司令室の人間すら、全て戦艦に入り込んで逃亡って…誰がデストピア大陸を管理するの?」


AI
「天界に報告しました!

第4特殊調査室だった者達の討伐を依頼したいと言うことです!

 あと、デストピア大陸もとい!浮遊都市テンアトミックランドは、外道諸国連合が用様達の外道滅殺拳主体の平和コミュニティのモノでしたが、占領されていたものが用様に、帰属されたとみなして自由に使ってくれと、言ってます。」



ヨッピー
「浮遊都市テンアトミックランド!

えーーーーーーーーーーーー!

完成していたの!」

用!
「え??? イヤ…完成してなかったはずだが?

機関部とか、そのエリア付近の3ブロックぐらいしか出来てなかったぞ?

当時あった残りの部品は、地球脱出船に全て使ったからなぁ~。

未完成のはずだが…

だいたい、オレ…こんな制御室作ってないから…

だけど、なんとなくあいつらが、1から作ったものにしては設計思想が平和コミュニティよりだなぁ?とは思ってはいたけど…

あいつらの担当管理者達、やりたい放題だな。」


AI
「あの…この司令室は、なんだかの機関室の一部らしいと、この司令室のコンピューターからデーターが出ました。

今、図面出します!」


ヨッピー
「なんて書いてあるのか?

え?地下三階予定ブロック設計図?

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

デストピア大陸って、テンアトミックランドの地下三階のフロアむき出し状態そのものだったの!

あいつらの住んでた旧地球地域そっくりだったから、似せて作った大陸だと思っていたけど…

それすら、略奪品だったとは…」

AI
「そして、未完成品なのに数億年かけても、全てつかいきってなかったなんて、もったいないですよね!」


用!
「あーーーーーー!…思い出してきたぞ…。

なんとなくだが、コレを作っていた時の事を思い出して来た。

なるほど…

あいつら…第21サブ発電機を使ってこの世界を維持していたのか?

それも、出力26%しか出せていないって…

で、自分達の生活に足りない分の生命力とかをマルダス世界からぶんどっていたのか…。

つまり…あとどれくらいで、この未完成の浮遊大陸は沈むのか?と、復旧出来るのか?というのが問題点だな!」


その時、モニターにゼーロが映し出される!

何か変身しているみたいだ!

ゼーロ
「グオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

ハァハァハァハァハァハァ、

クソ!地雷女が全くびくとも動かねえ!

封印するにも、身体がバラバラでバランスが悪い!」


外道(仮)管理者1号
「オイ室長!地球の部下に命令して、現地の政府を動けなくしろ!

 南極の分身体の安定と、2号の封印されている所の探知に、マルダス世界の管理者の封印体の奪取とマイネの本体の場所の探知をしないと、例えあんたが本体の力を出しても、勝ち目は薄いぞ! 

 まさか、外道滅殺拳の奴らが地獄管理者になっているなんて、そんなヤバい情報をなぜ隠蔽していたんだよ!」


真・ゼーロ
「仕方ないだろう!(仮)免許状態の貴様らに情報を漏らすと、俺たちが疑われる事になるから…… まぁ、今はそんな事を言っていられる状態ではないからな。

そういえば、オイ!3号候補は、どこに行った?」



外道(仮)管理者1号
「あ…………忘れてきた…。

ショッピングモールにいるはずだけど…。」


真・ゼーロ
「よし!今、使える分身を日本に集中させて、クーデターを起こすように命令したが…

 アメリカとか、大丈夫かな…

 だが、総理大臣の警護に用賀家の奴らがいるから、日本をまず最優先だ!

 ヨーの奴に対峙するときの人質がいるからな!」


外道(仮)管理者1号
「ハァ?オイ!今なんていった!やっぱりあいつは、姿が違うがヨーなのか?」

真・ゼーロ
「姿が違う? いや…そのままだぞ!
肉体的には若返ったように見えるが、霊体を通り越して管理者クラスの身体に、なると誰でも若返ったように見えるぞ?

 フン!やはり(仮)は(仮)だな。

 本免許とは大違いだな…

 ヨーだよ!どう見てもヨーだよ!

 だから周りくどいが、面倒な準備をしてきたのに、貴様らが全く管理していないから、ヘルムーンが墜落して瓦礫の山になった!

 デスムーンも、マルダス世界に墜落だ!

 貴様ら!ゼーロ計画をやる気はあるのか!

 こうなったら、首輪をつけておく!

 貴様がサボって、計画を失敗してみろ!

 貴様を天界に突き出して、俺は助かるようにするからな!」


外道(仮)管理者1号
「待て!貴様!(ガチャン!)ぐえーーーーーー!

首輪なんてつけても…ぐえーーーーーー!」

真・ゼーロ
「オレに対して絶対服従は当たり前だ!

そのための首輪だ!オレに楯突こうとすると首輪が締まる!

 わかったな!

 全く…。使えないやつだよ…。

 

 

 その会話を画面越しに見ていた用達の顔は怒りで満ちていた。




 
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