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第6章 力の激動と共に動く国

第429話 (幕間)知事に送られてきたもの…

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  ここは、どこかの!どこかの国の!

都知事室!


都知事宛に、恐ろしいものが送られてきた!

何か?

何だろな~なんだろな~?

そう!書類!

な!なんと!

A4コピー用紙15cmブロックが!

50個!

奥さん!今が…


ゲフンゲフン

すいません。本編に戻ります。


えーと、1ブロック

だいたい1800枚位です。


なぜ、そんな書類がやってきたのか?

それは……

とある区に誘致した

ショッピングモールが発端の事であった。


知事は、都市計画税と地価税、固定資産税

とか、いろいろ優遇措置を取ることを

条件に、とある通販サイト主体の

ショッピングモールを誘致した。

もちろん、建物の建設費とか、

土地代は、とある通販サイトが全額負担。

しかも、都の要望通りの従業員数を雇用!

しかも、すべて都在住!

時給2500円! マジか!と言う高待遇!

生命保険代、雇用保険、社会保険

交通費、制服代、すべて雇用者側負担!

シャトルバス24時間運行!

駐車場完備! バリアフリー!

ガス貯蔵施設完備の発電所あり!

なので停電の可能性が極めて低い!

そして、屋根も壁面も太陽光発電パネル!

就業時間厳守!そして休憩時間も

拘束時間として、時給を払う

ノンブラック!スーパーホワイトな

職場であったが…(2023年基準です。)


区長が、勝手なことをしてしまった。


勝手に契約書を反故したのだ。

そして…

その通販サイトは

ショッピングモールを、無利益で売って、

撤退してしまったのである。


そのことを、区は隠蔽していた。

しかし…変わりにショッピングモールに

入った業者達から、悲鳴が上がった。


謎の体調不良…

謎のPCの動き!(制御不能)


そして、後の業者達は、通販サイトから、

ショッピングモールを奪った形なので、

もちろん雇用契約も、そのままのスライド!

その雇用契約には…

最低雇用期間…10年

最低勤務保証時間(シフト)…35時間/週

もし確保出来なければ、

すべて会社責任の有給休暇扱い。

などと書かれていたのである!


そして、従業員数は1000人!


誰が、こんなホワイト現場を辞める?

いないでしょ!


そしてパワハラは、すぐにSNSへ…

契約書?証拠と共にウェブに載せたら、

OK!認めます! なんて書いている。


そして業者は区長に、言いに行くが…

(第327話 参照)


さぁ困った!

まずは…この問題担当の副知事は…

ハァ?胃潰瘍で、緊急入院?

おい!事務局は何を、している!

いない?どういうこと?

出勤していない?

家に家族に電話して…

つながらない?

誰か、呼びに行かせなさい!

だいたい、この書類の山はなに?

仕事しているの?



局長がいない?

先週から、連絡がつかない?

宿舎は?ハァ?行きたくない?

あなたは公務員なのですよ!

仕事を…

書類を上げた?

宿舎に入ったとたんに、

意識不明のブラック案件?

この現代になにも…

ハァ?あの、科学バカの秘書課の者が、

逃げ出した?

秘書課・課長
「あれは、無理です!知事!

警察呼んでください!

石投げても、すり抜ける!

木刀で叩いてもすり抜ける!

高圧洗浄機で放水してもすり抜ける!

そして、かごに入れたインコが○ぬ!

試しに、かごに入れたネズミ150匹も

即時○ぬ!

やけくそで、100匹のゴキ○リ入りの、

昆虫ケースを置いたら、即時○ぬ。

駄目です!あれは駄目です!

科学的にも、人が近づけません!」   


半乱狂の状態である。

証拠の動画付き…


そして、仕方がないので、

消防署のレスキュー部隊に、

行かせた…

やれやれ、これで毒ガスとかいろいろ

わかるでしょう。

後始末の会見は、もう一人の副知事に…

その時、

秘書が来た!

消防隊が?ガスマスクつけた

レスキュー部隊が、意識不明?


その時、もう一人の副知事が来る!

こいつは、かなりできるけど…

私の、科学的理論を聴かないバカだ!

はじめに、強く言うか…

「あのね!このことは…」

ピシャリ!

知事室の机に「辞表」を叩きつけられた!

副知事
「何度も、言いましたよね!

あのショッピングモール絡みを、

早く解決しないといけないと!

どうなった! 事務局は全滅!

職員の家族すら行方不明!

職員の子供の学校には、苦情!

そして、区の職員も行方不明!

捜索願すら、出していない!

秘書課も見ましたよね!

どうにかなります?

無理でしょ!

通報する?もっと前に、するできでしょ!

温泉に行く前に、

報告書ぐらい読んだら?

これから、辞任会見をします。

すべて公表しますからね!」


知事
「待てこら!」

バコン!

護身用の木刀で、頭を叩く知事…

しかし…叩いたのは…

秘書さんの頭…

秘書
「うぅ…ひどい…私も辞める…」

頭から、血を流して廊下に出る、秘書。

知事
「何故だ?反対方向の秘書になぜ当たる?」

おかしい?

方向感覚がズレた以上のありえない事が、

すでに知事に起こっていた。

腹が立つので、「辞表」は破った!

誰が認めるか!

だが先程の変な出来事に、

嫌な予感がする。



そして、また別の秘書が、かけつけてくる。

入った急報は…

会見中の副知事が倒れたとの

報告であった…。





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