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第6章 力の激動と共に動く国

第427話 事情を聞く…1

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  パイン街…

 会議の次の日…

 ヨーガ商店の屋敷に、

 受付嬢トーラがいた。

 そして、用とメイド達がいた。


「聴きたいことがある。」

受付嬢トーラ
「あの…初めてなので、やさしく…」

『こら!』


「?」

AI
「(・´ω`・)」


「その、この世界の前管理者マイネの

ことだけど、その後いったいどこに、

配置転換されたのかを

聞きたいのだけど。」

受付嬢トーラ
「その後ですか?

確か…?! その…言ってはいけない

と、されている世界担当だったはすです。」


 あれ?世界?

 なんとな~く用の嫌な予感が、

当たった感触を得る。


「なぜ前世のオレが、

ぶちぎれているのかは、わかりますか?」


受付嬢トーラ
「1つはわかります。

今なら、約束を実行できます!

初めてなので、できるだけやさしく…」

『怒るよ! ( º言º)』



「?(あれ?誰かが怒っているような?)」


「まぁ、いいか…。

そのね…、これを見せるけど…

これは、この世界に来てから

いろいろ分析したものだけど…、

この項目が、脅威。

この世界の脅威。

今、5から6ある。

どれも、この地獄とか地球以外の

別の世界の干渉!いや、侵攻の影響だと

考えるざる負えないものだ。」


受付嬢トーラ
「その…マイネの前職が

箝口令を出されてまして…。」


「?」

メイド・トロイ
「誰に?」

受付嬢トーラ 
「言うべきだと、上には行ったのですが、

まだ、駄目だと言われたのです。」



「わかった。…

実は、大邪神が地球に行くときに、

ドサクサに紛れて、女性陣を地球に

送ろうと思うのだけど、大丈夫なのか?」


受付嬢トーラ
「ハイ。それは許可出ました。

あと、スミレちゃんの総裁就任許可も

天界から出ました。

地球でのお披露目には、私も出席します。」



「天界として、バボン国王に関する

オーダーはあるのか?」

受付嬢トーラ
「いえ、ありませんでした。

まぁ、国王は不倫禁止したぐらいですが、

(不倫相手を用意する会)なんて、

人身売買組織を、放置…

いや…非積極的放置準公認していた

のも、罪なので崩壊も仕方ないとの

認識の流れでした。」



「う~~ん…。

やっぱり、うん…そうだな、

これだけは聞いておく。

もし、他の世界から、

攻撃と、こちらがみなす行為を受けたら、

反撃してもいいよな?」


受付嬢トーラ
「?!…… 一応、AIさん経由でもいいので、

お伺いしてくれたほうがいいのですが、

緊急の場合は、構いません。

滅ぼしても構いません。

それが、上の…判断だったと

記憶しております。」



「わかりました。」

ユグドラシル
「うん、最低限の事は聞いたね。

では、こちらも。」

受付嬢トーラ
「これを!許可書です。」

トーラがユグドラシルに、紙?を渡す。

ユグドラシル
「結婚許可書だね。わかった。

あと、パイン街に特別宿舎作っているから。

それと、万が一バボンとホロンの王国が、

国家として、立ち直ったとき、

王女達を、地球に留学させようと

企画したのだけど、大丈夫か? 」


受付嬢トーラ
「反対意見は、ありませんでしたよ。

まぁ、用さんの学習カリキュラムは

恐らく、滅んだ王朝の事とか、

資本主義社会の仕組みとか、

存続している王政の国とか、

そういった事になると、思いますから。

後は、庶民の暮らしも

しっかりと学習しないと!」


その時、トーラが力こぶを出したが、

それを見て、用は…


「あれ?トーラさん、ひょっとして?

揚げ物屋さんとか?」

受付嬢トーラ
「はい!ありますよ!研修で、バイトとか

よく行きます。

あー!マイネは、

全くそれをサボってましたね。

ナンパするヤンキーとかの、

ゾウさんを切ったり、

妬みで絡んできた、

女性に男遊び出来ないように、

制裁を加えたり。」

用は、その時

ふと昔見た商店街の屋台を思い出した。


「マイネって、その研修のときは、

変装するのか?

例えば、髪を光沢あるホワイトブルー色に

変えたりとか?

後は、胸のサイズをA位にするとか?」


受付嬢トーラ
「(ºㅁº)!?!! いえ、マイネは…

確か、あのオレンジ色の髪に、

中世の町娘スタイルそのままですよ。

私も、この姿のまま研修してます。

今は…それしか言えません。

すいません。」


「わかった。…」


メルト(元聖カルッティ女王)
「いいか? まさかとは思うが…

地球に、あいつ(大邪神)を祀っている

ところとか、あるのか?」

受付嬢トーラ
「あるとは聞いてません。

ただ…大教皇(大邪神)の分身Lが、

フランスのパリで怪盗をしていました。

イギリスでもやってましたね。

その時、発掘された旧地球時代の

兵器部品も集めて、

溶鉱炉に投げ捨てて処分していたので、

その当時の情報部第3局は、審議の結果、

上には報告して、

制裁をせずに黙っていたみたいですね。

宗教とかはやっていませんでした。

ただ…旧地球時代の大教皇になる前の

記憶が、あったのでしょうね…。

悪の金貸しから、金を取って、

処刑場の広場で札をばらまいたり、

喧嘩売って来た貴族を、ボコボコにして

海賊船に投げ込んだり、

カジノの金を盗んでは、

貧しい民家にお金を投げ込んだり、

復讐じみた事をやってましたよ。

その一部は、小説のネタにも

なりましたね。

そういった意味では、

信仰じみた伝説となってますね。」



用?
「おはよう。 なぁ?

最近やっと考える余裕が出来て、

気がついた事とかあるのだが…

大教皇…え~と確か、本名は

…………

サイザー・ラ・カルッティ。

旅商人ザイザーだったよな。

オレが見たことある、

まだ大教皇やる前のメルトの親父と、

大教皇とは全く別人じみているよな。

実際、オレも最近まで別人としてしか

認識していなかったが…

奴に何が、あったんだ?」

トレバ ・トレブ・メルト
「「「え?旅商人?!」」」

用?
「あぁ、メルトが生まれる前オレが、

2~3歳の時に何回か見たことがある!

たぶんあの男が、メルトの父親だった。」


受付嬢トーラ
「個人情報だから言えないのが、

表向きの事で、その…

詳しい事は言えないのですが、

マイネも、も! 関わっています!

私は、関わっていません。

すいません、ここまでしか言えません。」


そんなことが、話し合いの内容でした。



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