転移した異世界が無茶苦茶なのは、オレのせいではない!

第6章 力の激動と共に動く国

第387話 バボン王都内の戦い2

　しばらくフロン海賊団と、

クラス優遇組の残り三人組に

スポットを当てて行きます。

あまりに、激動する他の国、組織の動きに

ついていけなくなる前の調整となります。

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続きです。

　バボン国王は、頭痛がした…

なんて事だ…

当時…ユミ・オオトの

強制メイド化させた役人は…

逃げたらしい。

今、斥候に追わせている。


と、なれば…

当時の大臣は隠居したやつが、

王都にいたはずだ！

早く拘束しろっていうんだよ！


側近D 
「陛下!あの元大臣3人捕まえました!

逃亡しようとしていましたので、

徹底的にムチを入れましたが、

生きています!」


バボン国王
「ムチを入れたのは、

お前の判断か？」


側近D
「はい!　逃亡!虚言！不倫!

現行犯でムチを入れました!」

バボン国王
「独断でか？」

側近D
「命令上仕方のないことです。

それに、この3人は

言葉を話すよりも、

ムチで叩くのが意思疎通手段です!」


バボン国王
「ホー？

そんな事初めて聞いたぞ!」

側近D
「陛下!緊急時なのですよ！

お戯れもやめて下さい!

このバカ3人だけではありません!

すぐにコイツラの元側近も

捕まえないと！」


バボン国王
「コイツラの元側近には、

追手を出した!

だが…戯れ？

ムチが言葉よりも意思疎通手段？

不倫?虚言？

なんだ？それ?

お前…何を言っている!

(# ﾟДﾟ)」


側近D
「陛下！まさか!まさか!

まだ、コイツラの虚偽報告を

鵜呑みにして、

鵜呑みにしたほうが

楽だから、そのまま突き進もうと

しておられのですか!

いい加減にしてください!

私は、陛下に報告書を出しましたよね!

しかし、全く処理されなかった!

だからこんなことになったのでしょう!


建国の勇者様達が現れたとき、

ユミ・オオトもヨーガ商店側だと、

わかったとき!

処理するべきだったのですよ!

あと、意思疎通手段がムチなのは、

周知の事実です!

これが、その証拠!」


側近Dが、上着を脱いだ!

そこには…

ムチで叩かれ過ぎて、

後が残ったのがかなり多くあった…

変色していたのだ…


絶句するバボン国王

バボン王都
「ど…どういう…事だ？」


側近D
「そして、不倫の証拠は私です!

私は平民の子供となっていますが、

報告書で書いた通り、違います!

この3人の内のどれかの子供です!」


バボン国王
「ハァ？」

側近D
「今の（宰相不倫相手の会）の母体、

秘密結社（不倫友の会）が、

攫って来た地方男爵の娘が、

私の母であり、

この3人の相手です!

そして私に言った言葉は、

「言えば、殺す!皆殺し!」だけです!

あとは、食事時間告知もムチ!

挨拶もムチ!　全てムチ!

喋ったことはありません!」


バボン国王は、3人を見る。

3人は側近Dを見ると、うつむいた…


バボン国王は、側近Dの報告書を、

戯言と無視したことを、

後悔し始めた…


あの報告書が出たとき…

こいつらを拘束して、

牢屋に入れとけば、

それか家を廃爵して

鉱山送りにすれば…


まだ、ここまで酷くならなかったかも…


バボン国王
「わかった。

こいつらの家の者達は？」


側近D
「領地に帰った今の当主以外、

王都内の次男三男達は、

拘束しました。

この次男三男達は、

ユミ・オオトを売った金のおこぼれで、

役職を買収してましたから!

これが証拠です!

領収書まで作ってましたよ!」


バボン国王
「ハァ～( ´Д｀)

わかった…やれ!

領地の者共も

全員捕まえよ!」

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バボン王都冒険者ギルドでは…

側近B
「受付嬢トーラを出せ！

匿うとただではすまさんぞ！」

そう怒鳴る側近Bがいた。

早く王の命令を撤回させないと、

自分の地位すら危ない…

Aの奴は、独房に入れられたらしい。

独房に入れられた奴は、

2日に一回しか飯も出ない。

まぁこれは、

Aが作った予算削減案だったから

自業自得ではある…

だが…いつ自分が独房行きか

わからなくなった…。


焦る気持ちが、怒鳴り声になる…


受付嬢が、

もうそんな者はいないなどと言う。


そこに側近Cが兵士達を連れてきた!

冒険者ギルドを取り囲む。

側近B
「さてと、逃げられんぞ!

そして、ウソをつくのも

命がけになったぞ!

わかっているな!

マイネ様専属の受付嬢トーラ嬢を、

すみやかに出しなさい。

これは王命です。

従わなければ、すぐに処刑になります。」


受付嬢達は、震えだす…

いないと言っている…

王城に出向いたあとは、

王命によって馬車を返されたので、

王にどこにいるか聞けと言う。



つまり、冒険者ギルドにも帰っていない…

真っ青になる側近B

側近Cは逆ギレして、

ギルド内を家探しする。


困った事になった…