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第5章後編 聖ボロボーン王国の行方

第342話 やって来た自称婚約者3

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   新侯爵ルーラー達を宿に入れて、

用及び用?は、パイン街の大門に行く。

そこには、第3王女ルルトが執事・大俵に、

大門前の者を入れるように言っていた。



用が来たことに気づく二人だが…

バボン王国第3王女 ルルト・ラ・バボン
「用様、すいませんが

表の者達を入れて下さい。

訳は、後で言います。国王でもこのことは、

拒否できませんでした。」



「ルルト王女殿下!」

バボン王国第3王女 ルルト・ラ・バボン
「はっはい。」


「あなたは、この世界を文字どおり火の海に

変えるつもりか!」


バボン王国第3王女 ルルト・ラ・バボン
「そ、そんなつもりはございません。

ですが、王でも拒否は無理でした。」


「操られたのか?それとも、

抵抗もしなかったのか?」


バボン王国第3王女 ルルト・ラ・バボン
「バボン国王第3王女として、命令します。

大門の前の者達を迎え、対談をしなさい。」


用?
「ほう」

バボン王国第3王女 ルルト・ラ・バボン
「ヒッ!

(な…変わった…まさか…

聞いてはいたけど…)」


バボン国王第2王子?ミルト・ラ・バボン
「おねがいします。お許し下さい。

私達は、決して争うつもりはありません。

お許し下さい!」


用?
「バボン王国第3王女 ルルト・ラ・バボン

殿、確かに…………」



□□□□□□□□□□□□□□□

バボン国王・王都

冒険者ギルドマスター室

グランドマスター マット
「なんとかならないのか…」

ミノタウロス軍団将軍A
「無理だな… まぁここは火の海になる!

今頃、あの堪え性のない第3王女が、

宣戦布告している頃だろうな。

お前も、あの元管理者も、

大きく勘違いしているのは、

ヨー殿には、この世界を守る義務なんぞ、

一滴もない事を、

さぞ大きな守る義務を背負っている、

という歪み過ぎた解釈に

してしまっている事だな。」


グランドマスター マット
「歪み過ぎた解釈ですか…」

ミノタウロス軍団将軍B
「まぁ、お前さん…

あいつが、いつも酒飲んだら言っていた、

昔話を覚えているか?」


グランドマスター マット
「あぁ… 外道滅殺拳を使う、

戦争に終止符を打った、

平和コミュニティの頭の話でしたね?」


ミノタウロス軍団将軍A
「待て、この話は、この子には、まだ早い!」

ミノタウロス軍団将軍B
「早い!だが…言わねばならない災害が、

やって来たと思うしか無い。」

ミノタウロス軍団将軍C
「俺が言うよ。おやっさんには

殴られるだろうが、

この子が死ぬよりマシだ。」


グランドマスター マット
「私は、もうそんな年でもないですよ。」


ミノタウロス軍団将軍C
「この話は、千歳を超えても、

猛毒だと言うことなんだよ。

いう……ハァ来ちまった…。」


受付嬢トーラ
「すいません。確かに猛毒でしょう。

だけど、私にも今回は拒否出来なかった。

一言で言いますね。

ミノタウロス軍団の長(おさ)が育てた

……」


ミノタウロス軍団長
「待ってくれ。この子に罪はない。

聞けば、あのクズ四人組がやらかした、

数々の罪をなすりつけられかねない。

忘れるな!我々がこの世界にいるのは、

旧地球の責任を取らない場合、

消す為に、いることを!」



受付嬢トーラ
「天界は、それを望んでいません。

これからの事を考えての事ですが、

あの方は、そこまで拒否しますか?」


ミノタウロス軍団将軍B
「するだろな。それほどキツかった。

姉さんが、詐欺師と言われても仕方ない。

問答無用で消されても、仕方ない。

世界の為なら、犠牲もやむ得ない?

ハハハハハハハハ!

地球魔導怪獣大戦を、

今から再開すると言っているとしか、

聞こえないよな!」



ミノタウロス軍団長
「万の地獄が消えた…

それが、何を意味するのか…

私達でもわかりますよ。」


受付嬢トーラ
「ハァ……万事休す…

グランドマスター! 今すぐ

王都に避難勧告を!

なんとか、この王国壊滅ぐらいで、

収めないと…

ミノタウロス軍団にも

協力してもらいますよ。

避難補助の方ですが!」


ミノタウロス軍団長
「ハァ…死ぬ気か?」

受付嬢トーラ
「それが、あの当時

不幸を止められなかった、

責任者がしなければならない事です。」


ミノタウロス軍団将軍C
「あーーーーーー!

そうだ!コレ!」

受付嬢トーラ
「この手紙は?」

ミノタウロス軍団将軍C
「それを、ミイナ姉さんと、

魔神デス・トロイアルさんから、

預かってたんだよ!

アホな事を画策仕出したら、

一番まともそうなヤツに渡せって。」


受付嬢トーラ
「トロイアルさんの直筆ですか…

え? なにコレ? 

炎獄火炎殿に行って、炎獄火炎大帝に

詐欺師を牢獄に入れてもらえ?」


ミノタウロス軍団将軍C
「次は、ミイナ姉さんの手紙だ。」


受付嬢トーラ
「なんですって! まぁ確かに…

取り調べだったら…

話を聞くになりますね…

その場合、バボン王国の運命は…

もはや運次第と言うことですか…。

恐らく、二人の王女も地獄行きですか…」
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