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第5章中編 地獄大戦編1

第282話 その頃、用は歌っていた!いや歌だって!

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新ナンバリング11号地獄…


 上から見たら、

 亡者達が、白い一本道に向かって集まりそして浄化されて、天に登っていく!


 そしてその道の先では…


「か~~んとっり~ロ~ーど♬」

AI
(;´﹀` )


なんと言ったらいいのか…

そこへ、

「誰だ!我らの領域に来るのは!下手くそな歌い方しやがって!」


黒い人影が多数出てきた!


「誰が下手くそだって!」

AI
╭( ๐_๐)╮


一番大きな黒い人影
「貴様だ!下手どころか、もはや公害だ!」


「なに~!クソ!まぁ今は急ぐから仕方ない。

炎獄火炎殿に行くのに邪魔するな!

邪魔するなら…」



一番大きな黒い人影
「なんだと! 炎獄火炎殿だと!者共よ!コイツを殺せ! あれ生身の人間? まぁいい!殺れ!」


ここに、死闘が始まる!

 用
「新技!クリア・ロード!」

用の足から白い道が進んで行く!


「どうも急がないといけない予感がしてならない! 相手にしている暇はない!」

一番大きな黒い人影
「舐めるな!」


しかし、黒い人影達が白いみちに触れると、

「ギャオー!」

溶けていき、叫び声をあげる。


一番大きな黒い人影
「喰らえ黒炎瀑布陣!」


用の行き先に大きな黒炎の壁が現れる!

しかも、炎が液体のように流れている!



「ハァァァァァ! 新必殺!クリア・フォール!」


用のかなり高い真上に白の玉が出来上がる!

それが、用が指で指した所へ勢いをもって当たりに行った…


トン!


そんな拍子抜ける音しか無かった!


そして…

ドサッ!

玉は一番大きな黒い人影の左半分を浄化して、バランスの取れない身体が倒れる…


一番大きな黒い人影だったものは、次元の裂け目を右手で作り、その中に入って逃げ出す!



「クリア・フォール!」


トン!

今度は、残った右側の下半身を浄化した!

「ギャブァー」

一番大きな黒い人影だったものは、泣きながら叫んで裂け目に逃げるが…


「クリア・フォール!」


裂け目に白き玉がぶつかり爆発する!


「逃したか! そうは…」


周りから、黒い人影の大群がやって来た!


「AIさん!マッピングで、炎獄火炎殿まであとどれ位の距離?」


AI
「次元貫通のクリア・ロードの長さだと、あと300キロメートル位です!」



「ならまだ大丈夫だな!いくぞ!

まだ完成していないけどヤッてやる!

クリア・エクスプロージョン!

あっしまった!」



用を起点に、恐ろしい白い半球状の膜が出来る!

そしてソレが、一気に膨張して拡大する!



ドッシーチュドーン!



「しまった!奴ら当たる寸前で裂け目に逃げたか!」


AI
「しかし、体組織の半分以上を浄化してましたから当分の間は動けませんね。」


AI
「それに、某大魔王の爆裂波とそっくりでしたよ! これはこれでワザですよ!」



「本当!そうか!わかった!よしワザ登録♬」


機嫌の良くなった用は、炎獄火炎殿に向かって進んで行く…





一方地球では…


用賀 スミレ
「なぜ、あなた達ほどの陰陽道の大家が、

邪邪堕教に与する!」



「フフフ!お嬢さん。俺等は力を得た!

奥義を全員使えるようになったのだよ!

我らの式神軍団に勝てるとでも思いかな?

今なら、ワシの女にしてもいいぞ!

フヘヘへへへへ!」


ヘル・ダック
「出番だな! さてと、消えてもらうか!

うん…え! マジか! ヤッベー

スミレちゃんに、えーと…」


用賀スミレ
「良い子と書いて良子ちゃん!」

ヘル・ダック
「二人共。結界の中に入れ!

地獄の中が沸騰してる!主が暴れている!」


用賀スミレ
「ヘ?」

良子?
「ガクガクブルブル!」



始めは…大きな声裂け目であったが…

四分の三吹っ飛んだ大きな化け物が…

巨大タワーマンションの屋上を舞台に

現れるが、裂け目から白い爆発が起こって…


気がついたら、化け物は白い砂となって…

いや、灰となって消えていった。



「そんなばかな! そんな!」

へたり込む…?さん


しかし、?の部下達10人が何か召喚呪文を唱えていたが…


裂け目から数多くの化け物が落ちてくる!

そう!降りてくるのではなく!

落ちてくる!しかも5体満足ではない!

そして、?の部下達を押しつぶした!


タワーマンションの側面にも当たる!


付近を包囲していた?一門の総勢500人の、
陰陽道関係者を押しつぶしながら…


付近は、騒然となったが

化け物達は消えてゆき…


なぜか、人々のうわさにもならなかった…

SNSすら載らなかった…
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