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第5章前編 変革の胎動1

第257話 聖カルッティ王国の異変?2

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異変!それは…突然起こった!

オババ達が、王女達に

コブラツイストをかけられたのは、

覚えている。痛かった…


女王もオババに、真面目に職務をやれと

言っていたのを、覚えている。


その後、地震があって…

そして…覚えていない…


気がつけば、牢屋の中に個別に3人共、

入っていた。


腹が、減って死にそうだが

なんとか、耐えた。


たすけられたのだが…

3人とも、スキルが使えない…

3人とも、魔法が使えない…

法力も、念力も、闘気も、邪気すらも…



3人とも、気功から練り直すが、

出来ない…

ステータスプレートには、

異常表記が無い。 どうなっている!



女王とオババ達は文句を言いながら、

宮殿に入る…

何かとんでもない騒ぎになっていた…



公文書が、ほとんど…

闇の部分まで、バボン王国とホロン王国に

流出している?

ブリザード公国まで、その事を確認した?


しかも、事故だと言うのに、

(ジコデハ ナイデスヨネ)

ゴブリン・ジャイアントと

オーガ・ジャイアントが

聖カルッティ王国が生みの親だと認定?

その証拠にも公文書が使用されている?


それどころか、

もう我慢ならないとか言い出した!

すべて魔導通信で、

ライブ放送で言っているのである。

戦争でもするつもりか?


「何が、我慢ならないだと!

おのれ、こわっぱが!」なんて、

オババが言っていたのだが、

ここで、

バボン王国・国王とホロン王国・国王が

連名で恐ろしき事を言い出した!


マルダス世界の歴史を一部言い出したのだ!

そして…妙な事を言い出した…


聖カルッティ王国の女王とオババと大オババ…

この3人は、お前たちがよく知っているはずの

お方に、牢屋に入れられたであろう…



そして…おまえ達の

(創造の管理者様)に対する、

裏切りも、発覚した!

何も、(創造の管理者様)出された命題を

実行しないで人をさらい、

人体実験をし、結果モンスター軍団を作った!


魔人国が、(大邪神の使い)などと嘘をつき、

封印の維持者のシャングラー国の国王を

虐殺させた!


勇者を召喚した?

違うそうじゃないらしいぞ!

拉致したらしい!




聖カルッティ王国の悪行が、出るわ出るわ…


そして…魔導通信ライブに

客が、入ってきた。

ブリードル帝国の新皇帝リッパーだ!


冤罪をかけられて、人体実験をされた!

他にも沢山被害者がいた!

ここにいる二人も、人体実験にされたなど…

ライブ放送で言い出した!


そして、勇者召喚時の皇帝やフロン皇女達の

公文書と会話記録を出して、

召喚ではなく、

拉致して勇者をこき使いしていたこと!

など、公表した!


とんでもない援護射撃である…


リッパーは、言いたいことを言ったから、

引っ込むと言って、ライブ放送から退席する。



そして締めくくりで、バボン王国の宰相が…

「牢屋に入って、反省なく出た場合、

法力も、スキルも、

魔法も使えなくなるであろう…」

それだけ言って、放送が終わった!


オババ
「ムッキー!  おい!アイツら殺してこい!

もう、許さん! わしを誰だと思っている!」


大オババ
「早く!殺してこい! 目にものを

見せてやる!」 


だが、誰も動かない…


第3王女 メルード・ラ・カルッティ
「まさか… 試しに殴ってみましょう!」

バキ!

オババが殴られる!


そして、これまで無かった反応が…

殴っても、

これまで全く手応えがなかったのだが…

オババが、血を吐いて倒れた…



第2王女 プルト・ラ・カルッティ
「まさか…」

ボキ…!

プルトが大オババの関節をねじると、

これまでは、すぐに戻っていたが…

そのまま骨が折れた…

大オババ
「ガァッ! クッ…」


オババ
「貴様ら! おい!ミノタウロス!

コイツラを連れて行け!」

シーン!

大オババ
「どうした! なぜ動かん!」

シーン!


ところが、ここで場の雰囲気がさらに変わる!

女王
「ない! ない! ない!

珠がない! どこにやった! 言え!

あれがないと、この国の民は全員…」


第3王女 メルード・ラ・カルッティ
「私達が目を覚ましたときは、

もう無かったですよ。」


女王
「なんだと! 取り返すのじゃ!

今すぐ、戦争じゃ! さもないとこの国が…」


第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ
「あれ、近づくだけで大ケガするのに、

どうやって持っていくのよ!」


第2王女 プルト・ラ・カルッティ
「あれ、触れる事できるのは、管理者様と

天界の方達ぐらいで、

この国の民には触れることすらも出来ないよ!

どうやって、盗むのよ?

まさか…あれ…賜ったとか言っていたけど、

実はウソで、盗んだものじゃない?」



第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ
「そういえば子供の頃、

創造の管理者様が転勤で、降臨された時に

(彼?が来たら、返せよ)って事を

言っていたよね!

まさか…! 」


オババ
「うるさい!うるさい!うるさい!

さっさと出兵だ! 取り返すのじゃ!」


ゴン!

ゴン!


オババ達は、簀巻きにされて

牢屋送りになった。


女王と3人の王女が目を合わせる。


長い長い聖カルッティ王国の夜が始まった。

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