転移した異世界が無茶苦茶なのは、オレのせいではない!

第5章前編 変革の胎動1

第247話 恐い怖い話…その1

あなたにとって、怖い話とはなんですか?

お化け？

それとも…

お嫁候補？

まさか…


実は、

真実が、ものの一番怖いって

言う人もいるのですよ…



世界には、必要なルールがあります。

地球だったら、重力とか…

重力無ければ、空気が宇宙に逃げてしまい、

地球人は……

というような怖さですね…


マルダス世界だったら…

実は、あるのです!

王印…実はこれを、使う…発動するには

条件がいります。

その条件とは?

それが、第247話の本編です…

では、どうぞ…




と言う事を聞いて用は、


王印の条件？

この世界の本当の歴史を知ることじゃないの?

なんて～用賀が言ったら、


バボン国王も、魔人国・国王も

目を丸くしていた。



適当に言ったのだが…

なぜそう思う?と言われたので

おそらく、歴史内容を

自分達の都合のいいように改変しかねない、

聖カルッティ王国の女王達を、

この世界に移民させた都合上、


最低限、の世界存続のルールとして

設定するしかないと思うよ～


なんて言ったら、

逆に「え!」って顔になった…



移民!…なぜ知っている…のか、

いろいろ聞かれるが…

まず、用がこの世界に来てから、

地球では、滅んで化石になった恐竜がいる。

樹木は、地球の古代種ばかり。

果物も、地球と酷似しすぎ。

土は、ほぼ同じ。

空気の魔素とかは別にして、

酸素度窒素の比率が同じ。

人の構造が、ほぼ同じ。

地球での伝説的なモンスターがたくさんいる。


などを、列挙して地球と関係がかなりあると

予想はしていたと言った。



魔神様～とはどこで？

と、バボン国王が言ってきた。

最近、ダンジョンで会ったと言った。


魔神様?　それも国印の制約にあるの？と

聞くと、国家極秘だがあるらしい。


なぜ極秘に？と聞くと宰相が、

何か言おうとするが、トロイアルを見て

黙ってしまった。


そうだよね～。本人達見て…

あれ?

なぜ、トロイとトロイアルの事知ってる?



なんと、各国の中枢に神殿があり、

そこに、世界樹の巫女の女性達と

魔神と呼ばれているトロイとトロイアルも

描かれているらしい。


しかし、聖カルッティ王国と聖ボロボーン王国

この2国のせいで、

国民に危害が及ぶ為に、

絵本程度の物語しか世に出せないらしい。



なぜ、その2国を恐れるのかと聞くと、

なんでも、

「創造の管理者からの命令を実行する者」

という役割があって、

この2国に反抗すると言うことは、

創造の管理者に反抗する事だと、

認識されているとの事だ。



それで二人の国王が、用に何か聞こうと

しているが…

トロイとトロイアルがクスクス笑う。

用　(*‘ω‘ *)？

執事は、ああ!って顔をして

トロイ達に顔を向け、

トロイ達は、首を縦に降る。



トロイが、あと二人呼んでいいかと、

二人の国王に聞く。

二人とも「はい」と言う。


変装していない、ヴァーミリオン姉妹が来た。
（転移魔法での移動です）

そして、用に何も言わず

臣下の礼をする。


アワアワと、する2カ国の重鎮達…


用
（これは…

世紀末伝説みたいな物語のことか？）

用？
（ほぼそうだろうな…　どうする?

こっちで、少し声出すか？）

用
（大事に、するな!　表側はこれまで通り！

とか？　）

用？
（あとで、よくトロイ達に聞こうとしよう）


用
（わかった。）

用は、創造の管理者からの命令とは?

とか聞くと、

バボン王国の内部神殿を見せてくれた。


魔人国シャングラー・リゾチーム国王
「うちも、全く同じ造りです。」

と言う。

確かに…トロイ達が描かれているな…

あれ？

中央が空白?


嫌な予感が…


あれ?どこかで見たことがあるような女性が…


そこに近衛兵士が、やって来た!

「国王陛下!…その」

バボン王国・ベジタル国王
「よい。どうした?」

来客が来たらしい…