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第4章 バボン王国・聖カルッティ王国乱闘編
第106話 緊急会議参加
しおりを挟む第105話からの続きです。
ホロン王国宰相
「ゴブリン・ジャイアントが動き出した!」
騒然となる会議室。
しかし、バボン王国会議室にも急使が入ってくる。
「第2王子?ミルト・ラ・バボン様、お帰りになられました。あと、ヨー・ヨーガ様来られました。」
お!オオ!~
ミルトと用がバボンバボン王国会議室に入る。
用は、テレビで見た程度だがヨーロッパ王室の礼をする。
その時、AIはキラキラエフェクトをすかさず入れた。
用
「AIさーん、エフェクトはいいって言ったじゃん。」
AI
「ふふふ。ゆみさんのことがあるからこれが1番効果的ですよ。」
用
「わかった。」
用
「用賀 用、こちらの仕様でヨー・ヨーガと名乗らせていただいてます。
陛下、お招きありがとうございます。」
ゆみ
「前被召喚者 大戸 ゆみ でございます。
我が主、 用賀 用のしもべとして、今回は参りました。」
そこへ、ジャンピング土下座をする侯爵から公爵に子爵と男爵がいた。
用
(ゆみさんの、ゴースト状態の時はすごかったのだな~)
ゆみ
「我が主に危害がなければ、それで構いません。頭を上げて下さい。」
:
:
謝罪会は終わり、会議は再開する。
意見を求められた。
用
「今、見ているゴブリン・ジャイアントは、まだヒザがあがってない。
あと右手がふらついているから、本調子ではないと思う。」
ホロン国王
「うむ。だが歩いただけでかなり被害があるからな~」
用
「恐らく瘴気を補充しながらの移動であり、方向的にはホロン王都だがコボルト達が映っている事を考えると、ひょっとしたらブリードル帝国を目指している可能性がある。」
ホロン国王宰相
「そうか!ブリードル帝国は、謎の緑の巨人に攻撃されて、城はボコボコになり、最近[カミソリのフロン]が航海に出たという。
攻めるなら今だ!」
用
「ただ、あんなデカすぎる身体だと燃費が悪い。
つまりお腹がすぐに空くはずで、エネルギー源として瘴気を使っているはずだから、森から出るときは総攻撃戦になる時でしょう。」
オ~ナルホド!
その場で用は、大砲などを作る事を決め、リバイアサン討伐にも参加する事が決まった。
対ブリードル帝国
対ジャイアント種付きスタンピード
対リバイアサン
この3つの方針が決まり会議は終わった。
……………………
宿にて。
用
「疲れた~」
ゆみ
「兵器を作るのですか?」
用
「その事で実験しようと思う。
ゆみさん、この剣でそこにいる、G(ゴキブリ)を斬ってみて。」
ゆみ
「え!あ!~ このゴキめ」
シュッ!
ポヨン!
ゆみ
「ヘ?斬れない。跳ね返された!」
用・AI
「「やっぱり」」
ゆみ
「あの、すいません、今度は斬ります。」
用
「違うんだ。オレも殺すことができないんだ。同じ用にポヨン!ってなるんだ。」
ゆみ
「ヘ?」
用
「不殺せず、の状態なんだよ。」
用
「それで、俺が作った剣でも同じ症状が出るかもしれないから、ゆみさんに実験してもらった。」
ゆみ
「ナルホド? では、どうやってモンスターを倒したのですか?」
用
「この世界のモンスターは、ダンジョンだったら消えるよね。
恐らく瘴気100%で出来てるモンスターもいると思う。
だから、瘴気を強力な浄化をすれば、弱体化するんだ。」
ゆみ
「え~?ターン・アンデッドでゴースト倒すのなら、わかりますけど他は…」
用
「うん、わかる。
だから今から見せるよ。
冒険者ギルドに行ってみよう。」
ゆみ
「用様、私の呪いとか…あ~!たしかに、あの3匹の今の王のゴーストの横にいる、下僕のダークドック10匹ごと浄化してましたよね!
あれゴーストではなく、普通のモンスターだった!
たしかに溶けるように昇天してましたよね。」
用
「十匹?いたのか?」
AI
「用様の気配でびびって、固まってましたよ。
ゆみさんの呪いを浄化した時に昇天してます。」
用
「お腹空いたから夕食、どこかに食べに行こう。」
AI・ゆみ
「「はい♪」」
そして、王都の下水道近くを通った時に下水道から出てきたポイズンスライムが、用のかターン・モンスターで昇天するのを見て、「すごい」とか言っていたとか。
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