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第4章 バボン王国・聖カルッティ王国乱闘編
第100話 大忙しの天界から
しおりを挟む天界の情報処理局は、大忙しであった。
マルダスという世界で、乗っ取りが発生していたからである。
本当の管理者が行方不明だった。
派遣されるはずの助手2名も、当初行方不明であったが1人は見つかっていた。
なんと、天界にいたのだ!
事情聴取すると配属される時に急遽、他の世界に異変が起こり、助っ人として行っている間に配置換えで、今のキューピッド役になっていたという。
しかも担当は地球の日本であった。
今は、別件で別の部署で取り調べを受けている。
誰が、書類を書き換えたのか?
(?)は何者なのか?
管理者と助手1人の行方を探す事が重要なのだが、ここで問題が起こった。
上の上のもっと上の所から、マルダス世界管理システムに直接、用賀 用 のサポートを命じたのだ。
そして、システムログをOSごと天界で解析せよと命令が出た。
地球の神々からの要望も、かなり入っている。
今、悩んでいる事?
マルダス世界管理システムに入れるOSにバクがないか、検査している事だよ!
セキュリティソフトも、(?)がやりやがった事を解析して作らないといけないのと、他の世界にも対抗ワクチンを配布しないといけない。
あ~連休が吹っ飛んだ!
クソ!こうなったら、用賀 用 の奴が、サボっている所をカメラで写して、上に言ってやる!
って、しまった!用賀 用は天界の職員でもなく、一般人だった。
しかし、マルダス世界を覗くと…………
下級ポーションを大量生産してるよな~
勇者用ポーション? なるほど、帝国に横流しされないように専用ポーションを作ったのか、利益は…薄利多売じやん!
MPを燃料代わりに、空っぽになるまで注いで気絶してまたMP注いでって、ブラック操業だな! 大丈夫か?
マルダス中央管理システムのやつ、名前まで付けてもらって、いいよな~
上は認めてたから、余計うらやましい。
私も、助っ人に行きたいな~
だけど今は、システムログ解析して管理者の行方の手がかりを見つけないと…
お!そろそろ、日本担当のやつが帰って来る時間だ。相談してみるか。
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