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第3章 え?これまでがエピローグみたいなもので、これからが本番っぽいって!マジか!

第84話 プリンセスの咆哮!

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 用が、ダンジョンで苦労しながら地下10階を突破していた時、地上では……

 ホロン王国宮殿

筆頭宮廷魔道士
「陛下、バボン王国との魔導通信の準備ができました。」

国王パーシャル
「うむ、では始めよ。」

 会談は、始めはうまくいっていたが、話題が用の事になった時に変化があった。

バボン国王・国王ベジタル
「ヨウ・ヨウガの王族や貴族に対する拒否の意思はかなり強い。
 そちらから報告されている以上に、ひどい目にあったと思われる。
 まずは、関係改善から進めるべきでは?」

ホロン王国・国王パーシャル
「うむ、王女にはそう言っているのだが聞かなくてな、リバイアサンがいるからしばらく待てとは言っているが言うことを聞かん。困ったことだ。」

バボン国王
「実は、かなり慎重に進めなければならないことが起こっている。」

ホロン王国・ミルト王女
「わたくしは、(結婚拒否)などと言う不名誉な二つ名を払拭しようと思っております。
 どうかベジタル国王様、協力を。」

バボン国王
「ホロン国王よ、ユミ・オオトのことを覚えているか?」

ホロン国王
「うむ、覚えている。
 あの頃わしには権力がなかった。
 なにもできんかった。ため息しか出ない。」

バボン国王
「ヨウ・ヨウガが買ったのが例の屋敷だ。
 まだよくわからんのだが、あの呪いが解けているらしい。
 それだけの人物だと慎重にせねば。」

ホロン王国・王女ミルト
「だからこそ、私は…」

ホロン国王
「ミルト、少し黙ってくれ!
  呪いが解けた?本当か?」

バボン国王
「王太子が直に見たが、普通にしゃべっていたみたいだ。
 始め本人とは気が付かなかったらしい。」

ホロン国王
「彼女には、前王がひどい扱いをした。
 恨んでおっても仕方がない。」

バボン国王
「こちらの前王もひどい扱いをしている。
 そして、今はメイド服を進んで着て、ヨウ・ヨウガのことを主(あるじ)とはっきりと言っているみたいだ。」

ホロン国王
「みたいだって、会話が成功しているのか?」

バボン国王
「こちらのミルトに、関係改善のために権力も使って便宜を図るように言った。
 そして、商業ギルドマスター・ミイナと新冒険者ギルドマスター・ドリズと手を組み、商業ギルドの受付嬢を窓口に関係を深めようとしているところだ。」

ホロン国王
「どこも、商業ギルドと冒険者ギルドはあまり仲が良くないが、よく組ませたな。
 王権を使ったか?」

バボン国王
「いや、かなり話し合ったとミルトから聞いている。
 ミイナ・ヴァーミリオンも、はじめからなぜか協力的であったと聞いている。」

ホロン国王
「おそらくヴァーミリオンの姉のやってしまったスタミナポーションの事だな。
 ハァー おたくのミルトはゆうしゅ…」

その時、ホロン国王もバボン国王もミルト王女が見ていることを思い出した。

 まっ!待ってくれ~

 

 そんな、悲鳴が聞こえて来たとか…









 
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