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第3章 え?これまでがエピローグみたいなもので、これからが本番っぽいって!マジか!

第58話 拠点の整備1

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 買った物件には日本人女性のゴーストがいたのだ。


「あの~。いったいどういった経緯でここに?」
 その後、ゴーストさんといろいろ話し合う事になりました。

 バブル時代に女子高校生やっていた時、勇者召喚に巻き込まれ戦闘スキルがない事を理由に城から追い出されたらしい。
 そして、奴隷メイドとして貴族の別荘(この物件)で働かされていたみたいだ。

 ステータスプレート

名前 大戸 ゆみ
レベル 15
HP  0/0
MP     180/180



スキル
 絶対防御Level3
    気配察知Level3
 料理  Level3
魔法
 クリーン
 水魔法

状態 ブラックコフィンの呪い
   (強制的に自縛霊化させられる。)

 
 ひどいな。
 呪い?

AI
「どうも、この家はブラックコフィンの呪いのせいで住んでいた貴族もやられたみたいです。」

 「でへへへ~さぁ~ゆみよ、私のものになれ~」

 変な男のゴーストが出てきた!

ゆみ
「いや~。」

 用の後ろに、ゆみが隠れた。


「バブル時代って、今から30年以上前だよな~」

ゆみ
「私には、絶対防御スキルがあったので、手籠にはされていませんよ! 
 まだ17歳のままです!」


「え?」

AI
「用様!そうなのですよ。17歳のままですよ!」


「は、はい」(なんだか圧が…)

AI
「それより、あの貴族の悪霊を…」

 「ヒヒヒヒ!取り憑いてやる~」


「クリア・ダーク!」

 「ギャビィャー!」 「ヒィャー」「グベー」

 思いっきり屋敷全体を包んでスキルを使う。
 ゆみ以外のゴースト3体は光に包まれて、上に昇って行った。


「うーん(゜゜)、なんとなく…ゆみさんの呪いはまだ解けてないのがわかるな。
 思いっきりするか。」


「クリア・ダーク!フルパワー!」

 何か抵抗があるのがわかる。

AI
「用様、もうすぐですよ、がんばって!」

 バリバリバリ!バリン!
 何か、どこかで聞いたことあるような音が聞こえてくる。

 抵抗がなくなった。

AI
「成功です。」

ゆみ
「やった!自由に動ける。物に少しなら触れるようになった。」

 クラっとすると、同時に頭痛が走る。
 痛い痛い痛い痛い痛い痛い!

AI
「用様!しっかり!」

 マジックリングから、簡易寝具を出して中級状態回復薬ポーションを3本出す。
 簡易寝具に、倒れ込む。さらに頭痛がひどくなる。
 ポーションを無理矢理のどに流しこむ。

 AIさんが実体化して、もう1本ポーションを飲ましてくれた。 

 また、気を失っていたみたいだ。

 AIさんとゆみさんが何かしゃべっている。

 心地よい眠りについた。
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