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第3章 え?これまでがエピローグみたいなもので、これからが本番っぽいって!マジか!
第56話ドライフルーツを作ろう。2
しおりを挟むなぜこんなにフルーツが溢れているのに、ドライフルーツがないのかがわかった。
湿度が高すぎるのだ。
生活魔法でドライと言うのがあるので特訓する。
もちろん、パイナップルからは酵素を分離出来たけど、タンパク質が柔らかくなる効果が強いことを思い出していた。
各フルーツの酵素を分離する。
錬金術って便利だよな。
イメージをもってMPを流し込めば、グラスのビーカーに出てくる。
3日間は、こんな感じでいろいろフルーツを素材に錬金術セットを使って、果糖とかジャムとか濃縮ゼリーなどを作った。
いや~この世界に拉致されてから、久しぶりにフルーツゼリーを満腹になるまで食べた。
すっかり買いだめした鮮度落ちフルーツも種以外消費したので、そろそろ外に買い物しようと思う。
食パン屋やってた時の、貯金がまだあるので新製品開発をしようと思う。
AIさんがずっとサバイバル生活が続いた結果、精神的疲労が溜まっていると、言うのだが確かにそうだと感じるようになった。
戦闘ばっかりだったからな~。
食パン屋は、忙しかったけど楽しかった。
今度は、のんびりな商店でも目指すかな。
なんて思いながらマーケットを歩いて行くと、魔道具屋さんが出店を出していた。
鍋にしては小さい圧力鍋みたいなものが、大金貨2枚の値札がついて置いてある。
あとは、薄青色の紙とか変なパイプの束が商品として、置いていた。
なんだろう?と見ていると…
店主
「どうだい、安いだろ。今が買い時だよ。」
なんて言ってくる。
「この圧力鍋は小さすぎないか?」
店主
「アツなべ?なんだそりゃ。これは魔石にスキル込める魔道具だよ。」
「魔石にスキル? 込めたらどうなるの?」
店主
「魔石に含まれている魔素が無くなるまでそのスキルの効果が続くんだ。」
「スキルって、ほとんどがすぐに効果が出るとかが売りなのでは?」
店主
「そうなんだよな~。(´Д`)ハァ…」
「このパイプは?」
店主
「これは、空間魔法練習キットだよ。
このパイプでフレーム組んで魔力を込めて面を張る練習をするんだ。」
店主
「空間魔法は、なかなか適性もっている人がいなくてね売れないんだ。」
「なるほど~」
店主
「兄ちゃん買っていかないか、今ならこの2つセットで大金貨3枚だ!」
「うーん。使わなそうだから…」
店主
「大金貨2枚!今ならこのお湯が出る魔道具も付けよう!」
(大きなタライがあれば風呂が入れるぞ!)
「買った!」
店主
「ありがとうございます。(やったぜ!全く売れないものが売れた!)」
こんな事もあっけど、鮮度落ちフルーツを買い占めて今日も宿に帰った。
AI
「空間魔法練習キットなんていりましたか?
湯が出る魔道具も。」
「いや、この練習キット使ってドライフルーツ製造機を作ろうと思ってね。」
AI
「だけど、殺菌とかどうするのですか?」
「この圧力鍋型魔石加工機使って、光魔法で紫外線を魔石から出るようにして殺菌しようと思う。」
「フレームを作って加工した魔石で結界維持してドライの魔石を使用することで、ドライフルーツを作ろうと思う。」
AI
「そんなに、簡単にできるかが…」
「食パンもだけど、ドライフルーツは家で作っていたから後は、ドライフルーツメーカーは魔道具で再現できると思う。」
AI
「今、検索したのですが、ひょっとしてお風呂入るために給湯機を買ったのですか?」
「わかる?全く風呂入ってないからね。
クリーンはあるから匂いはないけど、身体が冷えると疲れが溜まってね。」
AI
「用様には、今はリラックスが必要ですからちょうどいい買い物だったかもしれません。」
そして、4日間の苦戦の結果ついにドライフルーツメーカーが出来た。
もちろんドライの生活魔法も習得した。
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