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第2章 ホロン王国辺境ペルト街編
第42話何かが降る夜♪
しおりを挟むここはブリードル帝国宮殿前広場。
なんとか勇者候補達のレベリングが50台になった。
まだ穴ぼこだらけの城が痛ましいが、なんとかダンジョン素材の売却益で修繕のメドが立つ。
フロン皇女
「はぁ~やっとですね。
さぁ!パーティーの始まりですわよ。
明日は勇者の出陣式!よくやったわよね私。」
しかし、城上空でなんだか光がうつらうつら?
管?パイプ?が空に舞っている。
そしてバァーンと音が出た。
そして空から、コボルトの大軍が降ってきた。
フロン皇女
「ギャー!」
帆山(担任)
「うわ~」
コボルトの大軍が城下に到達する前に、皇女や勇者達は城に逃げ込む。
野外パーティー会場になっていた広場は大混乱になった。
が!ここでおかしな事が起こった。
コボルトの半数は宙返りをして着地準備に入る。
着地に対応できなさそうなコボルトは顔から地面に向かっているのだが、コボルトが地面に接触すると同時にポヨン!と跳ね上がったのである。
普通は墜落して、重軽傷は負うだろうがそれが全くなかった。
コボルトキングですら、何が起こったのかわからない様子で目を見開き上に打ち上げられ、また自由落下を始める。
打ち上げられたのが城の上空であった。
グシャ! グシャ! グシャ!
コボルトが墜落した音ではない。
城は穴ぼこで、その上からコボルト30万が降ってきた。城半壊する大惨事である。
コボルト側の方も、ただではすまなかった。
地面や建物に打ちつけられ、7割が負傷していた。
皇女のヒステリックな声が響き渡る!
「全軍戦え~!」
今、ブリードル帝国にて死闘が始まる。
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