36 / 630
第2章 ホロン王国辺境ペルト街編
第36話ペルト街防衛戦に参加3
しおりを挟むうっすらと、目を開ける。
昨日AIさんが実体化して、ポーション飲ましてくれたことはなんとなく覚えている。
AI
「おはようございます♪
体調が安定したのでそろそろスキルアナウンスが入ると思います。」
どうも、体がレベルアップに追いつかなくて、実質的なステータスアップが先送りになっていたみたいだ。
ピコン!
(スキルアナウンスです。
大量のスキルレベルアップ及び、行動中の新たなスキル開発と獲得が認められました。
スキルの編成を行います。)
新たなスキル
ターン・モンスター
モンスターの構成物質である魔素・霊魂を分解・洗浄・昇天します。
このスキルはレベル限界がありません。
クリア・ダーク
敵対するものに内在する、魔素・呪い・呪詛・制約・邪心などを浄化します。
このスキルはレベル限界がありません。
またこの2つのスキルは他の属性の魔術・魔法・スキルと組み合わせることで、さまざまな効果を表します。
いろいろ作りすぎたクリーン系が、もともとあったクリーンとターン・モンスターにクリア・ダークに統合された。
うん!楽だ!開発したのはいいが、ときどき忘れてAIさんに、間違えを突っ込まれるのも減るかも。
AI
「スキルレベル限界が無いって、スーパーユニークスキルって分類作らないと。」
とか言っている。
もう、昼過ぎなので屋台で朝食をしていたら、なんとチーズがあった!
だが高い!ワンホール大銀貨3枚!
今手持ち金が無い。冒険者ギルドへ行こう。
ギルド内は負傷者がかなりいた。受付にいく。
受付
「ヨウ・ヨウガ様、昨日のワイバーンのことで、ギルドマスターの部屋までよろしいですか?」
ギルマスかー…なんて思いながら、マスター室に入ると、
ギルマス
「お!来たな。
さっそくだがいつもならのワイバーン襲撃が来る時間なんだが、来ていない。
いつもなら襲撃時間に地上モンスターは巻き添え回避のため引くのだが、それがない。
おそらく昨日のワイバーン約650匹討伐で全滅したと思われる。
ペルト街を包囲していたブラック・バットも全滅してくれたおかげで、一方通行だった鳩が帰って来た。
おかげで領軍と王国軍とで連携が取れそうだ。」
「良かった。
あと、誰か魔法薬作れる人いないかな。
よく効く異常状態回復薬が欲しいんだ。」
ギルマス
「今、かなり品薄だからな。原材料が足りてない。」
AI
「用様、これと、あれと……」
ドサッ! 袋経由でマジックリングから素材を出す。
「これで…」
ギルマス
「これは! これだけあればペルト街分全部供給できるぞ。」
「え? たったこれだけで?」
ギルマス
「うむ、売ってくれ!」
「わかった。 ただ中級レベル以上の回復薬が欲しいんだ。」
ギルマス
「夕方までに作らせる。あと報酬なんだが…」
ワイバーンの素材は売ることになった。
魔石はAIさんが取っておいて欲しいとのことなので、売らず。
解体しだい。報酬はギルドカードに振込してもらう。
ブラックバットの討伐報酬は大金貨5枚だった。
素材売却で追加の大金貨5枚!
うん!チーズが買えるぞ!
金貨3枚だけ現金で受け取り、あとはギルドカードに入れてもらった。
昨日AIさん、看病しながら俺のお腹の中を詳しく調べたみたいだ。
結論はタンパク質不足!それも重度!
動物肉と肉からの溶けたタンパク質が、全く消化・吸収出来てないみたい。
どおりで寝てる間、体がボギボギになるはずだ。
だが、乳タンパク質は栄養になっていたらしい。
チーズ棚買いする。もちろん備蓄用ですよ。
パンを買い入れ、雑貨屋さんでライターもどきを買う。
切ったチーズを火で炙り溶けたところを、パンにかける。そして食べる。
美味しい!ついつい食が進む。
そして、城壁に着いた。
よし!新スキルを使うぞ!
夜襲だ!デカいサイ型の大型恐竜達が、塊になって門に突進してくる。
「ターン・モンスター!」
バタンと大型恐竜が泡を倒れる。
レベルによって効きが違うみたい。
スキルの連射をする!
今いる北門の突進部隊は皆の協力で、全滅させたが東門からドカンと音がする。
救援要請の狼煙が上がる。
北門部隊長からの養成で、馬の後ろに乗り東門ヘ移動する。
東門は凹んでいた。まずい!
その後、門を周り周り、街一周して敵の特攻が終わったら、すでに日が昇っていた。
帰りに、ギルドによってどれ位寝るかとか申請してから宿に帰る。
今日は、チーズもよく食べたのでよく寝た。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
95
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる