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第2章 ホロン王国辺境ペルト街編
第34話 他の諸国の様子
しおりを挟むこの大陸には、6つ人間種の国に囲まれて中央に魔人種と呼ばれる者達がいる、魔王が治める国があります。
ブリザード王国
宰相
「女王さま、隣のホロン王国にゴブリンジャイアントが出たと報告が来ました。」
女王
「戦の支度をせい!」
宰相
「確かめてからでいいのでは?」
女王
「バカモーン!あの、国境の山の向こうから立ち上っておる邪気が見えんか!
そんなことだから、ワシが結婚できんのだ!予算の特別編成と、食料備蓄量の確認じゃ!」
宰相
(結婚問題と私の能力は関係が~)
女王
「なんか言うたか?」
宰相
「いえ!今から部署に指示を出してきます。」
バボン王国
宰相
「大変です。
ホロン王国にゴブリンジャイアントが出ました。
そしてあのバカ帝国のやつ、禁じられた勇者召喚をしたみたいです。」
国王
「中央観測隊からの連絡は?」
宰相
「最悪です。
魔王城らしきものを使い魔が観測できました。
魔王がやはり代替わりしたみたいです。」
国王
「ホロン王国にこの情報を伝えよ!
あと、こちらも兵を集めよ。
あのバカ帝国の国境に兵を集め、ホロン王国に侵攻しないようにけん制するのじゃ!
魔王が動き出すと考えると、これくらいしかできぬ。」
聖ボロボーン王国
国王
「フハハハハハハ!ついに私が世界統一する時が来たぞ!」
宰相
「ブリードル帝国は我らが提供した勇者召喚陣を使用し、成功したみたいです。
計画は順調です。」
国王
「前勇者が召喚禁止にしたが、そんなこと関係ね~。
知った事か!
それに、あの召喚陣使うとエネルギー使い過ぎで農業が不作になるんだよな~。
ヒヒャハハハハ。」
宰相
「大変です。
ホロン王国に伝説のゴブリンジャイアントが出ました。」
国王
「ヒヒャハハハハ」
聖カルッティ王国
女王
「ハァ~姉さん、まだ見つからんか?」
宰相
「見つかっていたら、こんなことしていませんよ」
女王
「そういえば、今日な、創世神様の像が光っていた気がするんだ。」
宰相
「一度、オババ様に世界樹に聴いて見てもらった方がいいかもしれません。」
女王
「珍しいな、サボろうとするなとかいつも言うのに。」
宰相
「いや昨日、巫女様方がどこかで禁忌の召喚がされた気配がすると言うのと、今、お告げの夢が降りてきて巫女達が結界を張っていると報告が来ています。」
女王
「それを先に言わんか!」
兵士
「大変です!ゴブリンジャイアントがホロン王国に出現したとの連絡が来ました。
今確認のため使い魔を出しました。」
女王
「今から世界樹にいく。兵の準備をしてくれ!」
宰相
「ハハァ!」
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