上 下
34 / 630
第2章 ホロン王国辺境ペルト街編

第34話 他の諸国の様子

しおりを挟む


 この大陸には、6つ人間種の国に囲まれて中央に魔人種と呼ばれる者達がいる、魔王が治める国があります。

 
ブリザード王国

宰相 
「女王さま、隣のホロン王国にゴブリンジャイアントが出たと報告が来ました。」

女王 
「戦の支度をせい!」

宰相 
「確かめてからでいいのでは?」

女王 
「バカモーン!あの、国境の山の向こうから立ち上っておる邪気が見えんか!
 そんなことだから、ワシが結婚できんのだ!予算の特別編成と、食料備蓄量の確認じゃ!」

宰相 
(結婚問題と私の能力は関係が~)

女王  
「なんか言うたか?」

宰相  
「いえ!今から部署に指示を出してきます。」


バボン王国

宰相 
「大変です。
 ホロン王国にゴブリンジャイアントが出ました。
 そしてあのバカ帝国のやつ、禁じられた勇者召喚をしたみたいです。」

国王 
「中央観測隊からの連絡は?」

宰相 
「最悪です。
 魔王城らしきものを使い魔が観測できました。
 魔王がやはり代替わりしたみたいです。」

国王 
「ホロン王国にこの情報を伝えよ!
 あと、こちらも兵を集めよ。
 あのバカ帝国の国境に兵を集め、ホロン王国に侵攻しないようにけん制するのじゃ!
 魔王が動き出すと考えると、これくらいしかできぬ。」



聖ボロボーン王国

国王 
「フハハハハハハ!ついに私が世界統一する時が来たぞ!」

宰相  
「ブリードル帝国は我らが提供した勇者召喚陣を使用し、成功したみたいです。
 計画は順調です。」

国王  
「前勇者が召喚禁止にしたが、そんなこと関係ね~。
 知った事か!
 それに、あの召喚陣使うとエネルギー使い過ぎで農業が不作になるんだよな~。
 ヒヒャハハハハ。」

宰相  
「大変です。
 ホロン王国に伝説のゴブリンジャイアントが出ました。」

国王  
「ヒヒャハハハハ」



聖カルッティ王国

女王  
「ハァ~姉さん、まだ見つからんか?」

宰相   
「見つかっていたら、こんなことしていませんよ」

女王   
「そういえば、今日な、創世神様の像が光っていた気がするんだ。」

宰相   
「一度、オババ様に世界樹に聴いて見てもらった方がいいかもしれません。」

女王   
「珍しいな、サボろうとするなとかいつも言うのに。」

宰相   
「いや昨日、巫女様方がどこかで禁忌の召喚がされた気配がすると言うのと、今、お告げの夢が降りてきて巫女達が結界を張っていると報告が来ています。」

女王 
「それを先に言わんか!」

兵士 
「大変です!ゴブリンジャイアントがホロン王国に出現したとの連絡が来ました。
 今確認のため使い魔を出しました。」

女王 
「今から世界樹にいく。兵の準備をしてくれ!」

宰相 
「ハハァ!」


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります

古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。 一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。 一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。 どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。 ※他サイト様でも掲載しております。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

【完結】彼女以外、みんな思い出す。

❄️冬は つとめて
ファンタジー
R15をつける事にしました。 幼い頃からの婚約者、この国の第二王子に婚約破棄を告げられ。あらぬ冤罪を突きつけられたリフィル。この場所に誰も助けてくれるものはいない。

《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。

友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」 貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。 「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」 耳を疑いそう聞き返すも、 「君も、その方が良いのだろう?」 苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。 全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。 絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。 だったのですが。

屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。

彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。 父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。 わー、凄いテンプレ展開ですね! ふふふ、私はこの時を待っていた! いざ行かん、正義の旅へ! え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。 でも……美味しいは正義、ですよね? 2021/02/19 第一部完結 2021/02/21 第二部連載開始 2021/05/05 第二部完結

「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。

桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。 「不細工なお前とは婚約破棄したい」 この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。 ※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。 ※1回の投稿文字数は少な目です。 ※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。 表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。 ❇❇❇❇❇❇❇❇❇ 2024年10月追記 お読みいただき、ありがとうございます。 こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。 1ページの文字数は少な目です。 約4500文字程度の番外編です。 バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`) ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑) ※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

追放したんでしょ?楽しく暮らしてるのでほっといて

だましだまし
ファンタジー
私たちの未来の王子妃を影なり日向なりと支える為に存在している。 敬愛する侯爵令嬢ディボラ様の為に切磋琢磨し、鼓舞し合い、己を磨いてきた。 決して追放に備えていた訳では無いのよ?

処理中です...