303 / 334
第5章 ついに始まった本当の戦い。
第51話[主人公休憩回]荒れる上司様。荒れる会議室。
しおりを挟む地球
オーストラリアとニュージーランドの近海に国籍不明の、地球防衛軍を影で支える戦艦が、ジャパンアニメーションで定番の円錐状のドリルミサイルを発射したことを、アメリカ空母などが目撃していた。
Why?(何故撃った?)
しかし、その着弾海域から光の柱が立って何者かが、逃げ出したのが確認された。
それを、バルカン砲で撃つ謎の戦艦。
100ほどの謎の存在の内、30が撃ち落とされたのが目撃された。
しかし、撃ち落とされたはずの存在が墜落したはずの、オーストラリアの砂漠には何もなかった。
アメリカ空母艦隊からの報告書より(各国極秘扱い)
くっそ~!
と、怒鳴るのはフェイク(フロンダーパ)の上司様。
ここは、天界の第4特殊室本部。
任務だと言って秘密基地に逃げていたが、いきなりドリルが秘密基地の天井を突き破ってやってきたのだ!
レーダーや、結界なんて全く役に立たなかったのだ。
極秘の秘密基地は、爆破された。
そして、バルカン砲で追撃されて武闘派の部下が撃墜されたと見せかけて、地上に降下してドリルミサイルを発射した戦艦に、低空飛行で接近したのだか、艦橋を掃除していた船員に一撃で腹や肩に穴を開けられてしまい、捕まってしまった。
それを見て、逃げて帰ってきたのだ。
天界の事務室の方が、安全だ。
そう判断するしかなかった。
そして、運命局の奴が失敗した極細情報を見て青くなる室長(上司様)。
室長(上司様)
「おい!管理者神ワルドーの行方はわかったのか?」
留守番役の職員に聞くが、わからないという。
ワルドーと言う単語そのものの、天界の端末の更新がストップしているという。
悪い知らせはつづく。
室長(上司様)
「奴らが、俺の指示だと自白しただと~!」
運命局の課長達は、ゲロった。
焼却処分されたはずの書類が出てきて、運命局の局長が逮捕されてから、自白の嵐だった。
部下
「大変です。運命局のサブ端末が操作できません。」
こっそりと、操作していた運命局の端末が操作不能になっていた。
部下
「室長!管理者神マイネが東京の警察病院にいました!」
管理者神マイネ、秘密基地崩壊後に何故か東京の警察病院に入院していた。
意識不明の状態らしい。
室長(上司様)
「ふ~!仕方ない。奴らを呼べ。
ウロクルタメ特戦隊を呼べ!」
部下
「あいつらを呼ぶのですか!
手加減なんて、奴らに無理ですよ!
一度暴れ出したら、止まりせんよ。
人体改造のなれはての部隊。
フロントバーレ諸国連合の負の遺産を動かすのですか?」
室長(上司様)
「運命局の裏の特戦隊も、同じフロントバーレ諸国連合の負の遺産だろうが!
同じことよ。
動かしたのは、運命局の裏の特戦隊と局長って事にしておけ。
他に、フェイクランドに送り込める部隊は有るのか?
フェイクの裏切りは、確実だ。
なぁ執事長よ!」
元フェイクの執事長天使
「ハイ。間違いないかと。しかし、管理者神ワルドー様を撃退出来るようなやつはいません。
可能性があるとするとフロンダーパ様です。
あの王女は、王妃達のあの、アクの強すぎる邪悪な魂と接合することに耐えた魂です。
そして、あの王妃達の超能力やスキルや魔法適正は、数だけだと他の管理者神様に届きます。
だからこそ、管理者神見習いになれたのです。
可能性があるとしたらフロンダーパ様です。
他の(仮)管理者神見習い達を殺す動機は王妃、王女達はかなり持っています。
人間時代に、散々馬鹿にされて苔にされていましたから、復讐したとしてもおかしくありません。」
室長(上司様)
「だ、そうだ。
俺も、そう思う。
だ~が!
そんな奴らでも、数が必要だったから奴らに管理者神になれるチャンスを与えた!
だが、それを含めた計画の一部をぶち壊したのも事実!
制裁を加えないといけない。
現地の情報が、入ってこない。
なら、仕方ない。
ケジメはつけないとな!
わかったのか?」
部下
「は、はい。とりあえず、ぶっ殺す!ですね。」
室長(上司様)
「よろしい。最近、よく物事がわかるようになったな。」
部下
「その、運命局の裏の特戦隊が出た事案なのですが、どうしましょう?
奴らは、返り討ちにあったと証言しております。
つまり、室長がなすりつけた不運の被害者は生きています。
ターゲット指定しますか?」
室長(上司様)
「そうだったな。
マイナス1000を遥かに超えても生きていたなんて、そんなに強固な魂だったのか?
信じられん。
普通なら、魂が砕けているぞ。
まぁ、いい。
そいつもぶっ殺せ!
フロンダーパや、他のクソ王女とカス王妃の遺体も、持ってくるように言え。
蘇らせて、しっかりと教育してから計画のやり直しに、働いてもらう。」
すぐに、部下は廊下を走ってある所に向かって行った。
プルルルルルル!
内線通話機が、鳴る。
来やがったか!
特殊室、特務室の合同会議の呼び出しだ。
我ら、中層部の下位の部署全体の呼び出しだ。
行かないわけにはいかない。
行きたくないが、行くしかない。
地球の邪邪墮教関連の事に、下部組織のことなど、無能な部下をもってしまって頭がいたい。
そうだ! 小令分 亜下无(これは あかん)だったか?!
勇者として、フェイクランドに勇者召喚されたのだったな。
魔王の種が発動仕掛けて、カンターレの奴が失敗したのに巻き込まれて、発動しなかったとか報告があったな。
え~、今の名前はゴン太、勇者 ゴン太かよ。
クソ笑えない名前だな。
魔王の種よ、発動せよ!
よし、これでいい!
魔王制圧の為に、仕方なく部隊を派遣した、とか言って、会議を早く終わらせよう。
な~に、被害者ぶるなんて簡単だ!
さてと、目薬も準備完了!
騙すか!
しかし、会議は室長(上司様)の予想を斜めどころか、直角上の方向に違っていた。
なんだと、こっそりと制圧、占領した地獄が、復活しただと!
あの炎獄火炎大帝に、人間時代の罪の意識を思い出させて無力化した術を解いただと?
俺に反動(呪詛返し)が来なかったから、全くわからなかった。
どういう事だ!
なんだと!運命局の裏の特戦隊が吹っ飛んだ事で、運命局のサブ端末どころかメイン端末すら使えなくなっただと!
許可者のみしか触れない?
フェイクランドに、(仮)管理者神見習い達が殺された事で、集中衝突が起こっているだと!
そんな報告はなかったぞ!
俺の部下共は、何をしていた!
質問の集中でタジタジに室長(上司様)はなった。
そして、なんとか一週間後に帰ってきた室長(上司様)は、部下を殴っていた。
しかし、部下さえも知らなかったというしかなかった。
ここに、天界第四特殊室に不協和音が生じるのだが、そんな事を気にする暇なんてなかった。
室長(上司様)は、今度は中層部の中部の部所から、呼び出しがかかる。
部下達に資料を集めるように言って、室長(上司様)は出かけるしかなかった。
室長(上司様)
「そうだ!管理者神ゲルドーをフェイクランドに行かせろ!
命令内容は、ウロクルタメ特戦隊と同じだ!」
[速報]凶刃、フェイクランドに向かう。
0
お気に入りに追加
1,028
あなたにおすすめの小説
転移した異世界が無茶苦茶なのは、オレのせいではない!
どら焼き
ファンタジー
ありがとうございます。
おかげさまで、第一部無事終了しました。
これも、皆様が読んでくれたおかげです。
第二部は、ゆっくりな投稿頻度になると思われます。
不遇の生活を送っていた主人公が、ある日学校のクラスごと、異世界に強制召喚されてしまった。
しかもチートスキル無し!
生命維持用・基本・言語スキル無し!
そして、転移場所が地元の住民すら立ち入らないスーパーハードなモンスター地帯!
いきなり吐血から始まる、異世界生活!
何故か物理攻撃が効かない主人公は、生きるためなら何でも投げつけます!
たとえ、それがバナナでも!
ざまぁ要素はありますが、少し複雑です。
作者の初投稿作品です。拙い文章ですが、暖かく見守ってほしいいただけるとうれしいです。よろしくおねがいします。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
パーティーを追放された落ちこぼれ死霊術士だけど、五百年前に死んだ最強の女勇者(18)に憑依されて最強になった件
九葉ユーキ
ファンタジー
クラウス・アイゼンシュタイン、二十五歳、C級冒険者。滅んだとされる死霊術士の末裔だ。
勇者パーティーに「荷物持ち」として雇われていた彼は、突然パーティーを追放されてしまう。
S級モンスターがうろつく危険な場所に取り残され、途方に暮れるクラウス。
そんな彼に救いの手を差しのべたのは、五百年前の勇者親子の霊魂だった。
五百年前に不慮の死を遂げたという勇者親子の霊は、その地で自分たちの意志を継いでくれる死霊術士を待ち続けていたのだった。
魔王討伐を手伝うという条件で、クラウスは最強の女勇者リリスをその身に憑依させることになる。
S級モンスターを瞬殺できるほどの強さを手に入れたクラウスはどうなってしまうのか!?
「凄いのは俺じゃなくて、リリスなんだけどなぁ」
落ちこぼれ死霊術士と最強の美少女勇者(幽霊)のコンビが織りなす「死霊術」ファンタジー、開幕!
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる