226 / 334
第4章 お姫様達と黒の宮廷魔術師と、そいつらが使役したモノ達。3部 乱闘編 邪神vs フェイクROUND2と、乱闘に巻き込まれる者達。
第11話 何もかも石化させる邪神の襲撃!(フェイクの邪神宣言の前夜・ガス衝突暗黒地獄戦争)その7
しおりを挟む
新生ガス王国公都 マトの街
その上空で繰り広げられる戦闘は、もはや(仮)管理者神見習い達の部下であるガス貴族軍達にも被害が降り注ぐ事態になっていた。
(仮)管理者神見習い達の邪悪な雷に感電して貴族軍の兵士たちが動けなくなったのだ。
もちろんガス貴族達も感電して動けない。
ブレーダー王女の側近は、ガス王国達にハイポーションをぶっかけて、なんとか一命をとりとめてから、回復職達にヒールをかけさせるが、落雷に巻き込まれて回復職たちは行動不能。
だが、近くに謎のスキルを発動させている勇者ゴン太の謎フィールド結界の中にいたので、側近たちは感電から免れていた。
だが、本陣の天幕の外を見てゾットする。
見える視界全ての兵士が、感電して倒れているのだ。
ほぼ全滅したと言っても良い状態である。
そして、気がつく。
ここに極大火炎魔法を撃ち込まれたら、それでマトの街に侵攻するガス王国軍の第一波は全滅だと。
まずい。
上空を見上げるが、雷の嵐の中のカンターレに対する連絡の手段がない。
ブレーダー王女の側近達は、倒れているガス王国達の側近を無視して、ガス国王と宰相と謎のスキル発動中のゴン太を連れて、第2侵攻軍のホビット全軍の後ろに移動することにした。
なんとか、宰相の喉と口を回復させて、ホビット軍に回復するように命令をさせたのだ。
ホビット軍の回復職にヒールをかけさせてやっと、心臓とかが正常に動き出すガス国王。
しかし、身体の半分が炭化している。
予断を許さない状態である。
ブレーダー王女の側近達は後悔していた。
まさか、冒険者カザトが強いと言っても、500万のガス防衛隊ですら、一瞬で殺しそうな殺陣を形成するような戦闘力があるとは、いくら邪神と戦ったとか、映像を見ても実感がなかったのだ。
あの時、勇者召喚の時。
ブレーダー王女が、カザトを生贄投棄して文句を言う勇者達に対する見せしめにしなければ、こんな事にならなかった。
勇者ゴン太達に、自分達女性が狙われる日々もなかったのではないのか?
だが、既に何かの歯車は回りだしてしまった後であった。
黒き魔導師カンターレ
「(どうするべきか?このままカザト陥落を待つのか?しかし、あいつは私がやった事と同じことを、黒魔法ではなくて火魔法で雷を弾くと言うことをやっているよ。
黒魔法や、空間魔法でやっている奴は過去にもいたけど、火魔法は初めてだね。
しかも、火力はファイヤーボールを細長くして展開しているだけなので、そんなに魔力も消費していない。
なんだい?あの戦闘経験値は?
こいつは、どういった人生を歩んできたのだい?
案外、アタイよりも濃くないか?
(仮)管理者神見習い共はフェイクと同じく、地球魔導怪獣大戦の強制終戦の当時の実際の敗戦国の王侯貴族達だから、根性も精神強度もド貧弱だ。
いずれ、神気も仙気も魔力も尽きるだろう。
動くとすれば、その後だ。)
黒魔術奥義。黒気黒海魔神界接続開始。
召喚魔法陣展開準備。
魔力圧超負荷魔法陣展開。
今のアタイなら出来る。
やってやる。
城の奥に禁書として封印された魔導書に記された黒魔術の奥義を超えた超絶極奥義を!」
カザト
「なんだ?空間が歪んだ?
く!トワイライト達は、空間を固定されて動けないのか!
封印拘束80を残して開放。
リミットブレイク!
開放した魔力の半分はトワイライト達に流す。耐えてくれ!」
(仮)管理者神見習い達
「クソ!こちらは全力で雷を落としているのだそ!なぜ奴に効かない!」
「攻撃を止めるな!止めた途端に反撃を食らうぞ!」
「ざけんな!この管理者神様に不可能はない!死ねーーー!」
「管理者神マイネに連絡を入れろ!不味いぞ!
もうMPがない!」
カンターレの予測通り、フェイクそっくりな他の(仮)管理者神見習い達も、フェイクに偉そうな事を言えるほど実は修行なんてしていなかったのだ。
バラすと、彼、彼女達の管理者神レベルは2である。
天界の標準的成長記録による、彼らの目標到達最低レベルは5000。
標準的成長での平均レベルは15000
最高記録は、管理者神卒業。
失速していく攻撃力。
カザトは、次の攻撃に備えて魔力を練っていく。
カザト
「なんだ?この寒気は?クソ!すぐに全開に出来るようにしたけど、今の俺の全開ははっきり言うとわからない。
爆発するかもな。
クソ!そんな事言ってられないほど寒気がするのが止まらない。
リミッター全解除10分間限定指定。
一応用意したけど、全く改善したとは思えないな。
そうか、あのフェイクと同じ波動を出すカンターレ達の加勢はフェイクと同じく邪神か!
それだけ邪神仲間がいるなら、邪神ゴキブリとかと戦闘しても勝てるのでは?」
新生ガス王国最北防衛線ビオバールデル
邪神ゴベール
「よくも操ってくれたな!出てこいフロンダーパ!貴様ら許さんぞ!
き!貴様!貴様はラグーダ!
私を襲って無理矢理に結婚させておいて、飽きたからと外法の人体実験台にしやがったクソ皇子!
ここであったのも200億年目(だったか?もう長すぎて忘れたわ。)!
やっと見つけたぞ!
貴様が私に埋め込んだ呪いで死ね!
グラビティカース!」
な!なんと!邪神ゴベールは管理者神見習いラグーダを忘れていなかった!
非道の当事者
(仮)管理者神見習いラグーダ
「グキャーーー!
なんだこれは?
う!重い!じゅ!重力の呪いだと!
確かに、我が王家に伝わる秘伝の技。
しかし、使える者がいなくて無用の長物となっていたのに、使えるようになったのか?
止めろ、今なら許してやる!
今すぐ止めろ!
(ボキボキッボキ!背骨が折れる)
ウガーーー!」
邪神ゴベール
「貴様ら全員死刑!」
「ふざけるな!」
「貴様が死刑だ!」
邪神ゴベールと、(仮)管理者見習い達の乱戦が始まった。
乱射される石化波動と石化光線。
(仮)管理者神見習いから、発せられる黒い雷と、黒い光線。
カザトが、ベクトル制御変換して邪神ゴベールに向かわせた別の黒い雷。
その下の平原に転がるゴブリンとかが石化された物や、(仮)管理者神見習いの石像とか、(仮)管理者神見習いだった炭。
近寄っただけで、命の保証はない空間が広がっていた。
その乱戦で出来た隙に、空間の束縛からなんとかカザトの助力で抜け出したトワイライト達は、この戦場から抜け出す事に全力を尽す事にした。
自爆用のエネルギーを気配遮断結界につぎ込んで、移動を始める。
たが、それを邪魔する者がやってきた。
ハイエルフの戦士ミストラルである。
戦士ミストラル
「我はハイエルフの戦士ミストラル。
すまんが、我が孫の為に人質になってもらおう。
例え邪神の下僕と言われても、儂にも守る者がある。」
トワイライト
「やはり、私の家族を殺した案内人のあなたが戦士ミストラルだったのですね。黒き裏切りの戦士ミストラル。
私の父達は、あなたが前勇者達に本当に味方したのか懐疑的でした。
懐疑的な者達を、あの狂った者達に実験体として売っていたのですね。
よくも、私をあのクソ勇者達に売ってくれたな!」
戦士ミストラル
「全ては、部族存続の為。
冒険者カザトには、働いてもらわねばならない。だから、人質になってもらう。
降伏すれば、優待する。」
トワイライト
「外道となった部族は滅びる定め。
敵対するなら、斬って道を切り開く。
カザト様以外に仕えるつもりも、利用されるつもりもない。
覚悟しろ!」
戦士ミストラル
「小娘が抜かしやがって!
精霊よ!霧に隠して殺せ!
キリングミスト!」
ミストラルの放つ精霊魔法は、毒の霧であったがなぜか進む速度が遅い!
ナタリー
「ポイズンイレイザー!」
ナタリーの対毒ブレス用の毒分解魔法の波動がミストラルの精霊魔法をかき消してしまう。
メリー
「ライトニングボルト!」
カザトの力を借りて、放電するメリーの影に隠れてミラージュが極大火炎魔法を用意していた。
ミラージュ
「プロミネンススピア!」
戦士ミストラル
「く!貴様ら!なぜわからん!フェイク様をさっさと昇進させれば全て解決するのだ!」
ドーン!
ミラージュのカザトの力を借りた一撃は、戦士ミストラルの行動をしばる。
戦士ミストラル
「く!なぜだ!精霊よ!アンチマジックシールドの出力が弱いぞ!なぜだ!なぜ我を助けぬ。」
トワイライト
「フローズンキューブ!」
エルシー
「フローズンキューブ!」
エルファー
「フローズンキューブ!」
トワイライト達のコンバインド攻撃が、戦士ミストラルを襲う。
ブロック状の冷気の塊が戦士ミストラルを囲むように出現する。
戦士ミストラル
「う!な ん だ こ れ は。」
戦士ミストラルの精霊にも、邪神を助けるようには働かないように要請して、気温急低下を起こしてミストラルの行動を鈍足化する。
そして、すぐにトワイライト達は高速移動の態勢に入った。
戦士ミストラル
「く!この痴れ者共が!」
ミストラルが、魔力を開放して斬り込んできたが、それと同時にミストラルもトワイライト達も、浮く。
そう、浮くのだ。
その上空では、(仮)管理者神見習いラグーダが、人間時代にゴベールを実験台にして身体に刻み込んだ魔法陣から発した【重力の呪い】であるグラビティカルカースに砕かれて飲み込まれて、光り輝く小さな玉になろうとしていた。
そして、その小さな玉に空気が吸い寄せられていき、他の(仮)管理者神見習い達が三人ほど引き込まれて、くっついている。
そして、トワイライト達が精霊眼で見ると何かの光を地球で言う所の北極と南極から吹き出しているのが見えた。
その模様は、カザトにもトワイライト達を通じて見えていた。
カザト
「くっつく玉?
いや、玉に吸い寄せている?
あれ?
何か虫眼鏡みたいに回りの風景が歪んでないか?」
ふと、カザトの頭に浮かんだのは、ブラックホールの次にヤバイ、恒星が超新星爆発を起こした後に出来る星。
中性子星
そう!中性子!
放射線で、ヤバイヤバイヤバイ中性子!
核兵器の変種である中性子爆弾にも使われておりコンクリートや鉛などの防壁を貫通して人を殺す兵器にも使われる中性子!
冷や汗がどっと出るカザト。
フェイクのヤローは本当に碌でもない事しかしない。
戦士ミストラルだと?
やはり、先祖がフェイクのスパイではないかと怪しんでいたが、当たったか。
人懐っこい対応をするハイエルフだったが、どうもカザトの先祖達が地球に帰ろうとする行動を邪魔していたからな。
そして、トワイライトの村を勇者ゴン太達に襲わせた案内人だったのか!
カチッ!
最近聞かなかった、妙な音が頭の中に聴こえてくる。
そして、カザトは前勇者達の関係者だとして遠慮することなんてないと、認識した。
段々とカンターレの増援達の火力が弱まってきた。
だが、嫌な予感は膨れ上がっている。
冷や汗が止まらない。
しかし、そこでカザトが逃げるなんて選択肢をへし折る事が起こっていたのを目撃する。
地上で、勇者ゴン太が素っ裸で新生ガス王国の女騎士に襲いかかって、迎撃されている場面だ。
あいつ!
完全復活したのか?
なんて再生能力だ!
身体が光っているから、何かのスキルなのだが、こんな時でも略奪かよ!
鑑定で、勇者ゴン太を動かしているスキルの名前が100以上浮かぶ。
なんだ?あのスキルは?
前に遠隔簡易鑑定した時には無かったぞ?
だが、鑑定感触だとかなり前、この世界に召喚される前のよりもかなり前?
あ!スキルの横にいつ得たスキルなのかの記録が見える。
なんだあれは?
つづく
その上空で繰り広げられる戦闘は、もはや(仮)管理者神見習い達の部下であるガス貴族軍達にも被害が降り注ぐ事態になっていた。
(仮)管理者神見習い達の邪悪な雷に感電して貴族軍の兵士たちが動けなくなったのだ。
もちろんガス貴族達も感電して動けない。
ブレーダー王女の側近は、ガス王国達にハイポーションをぶっかけて、なんとか一命をとりとめてから、回復職達にヒールをかけさせるが、落雷に巻き込まれて回復職たちは行動不能。
だが、近くに謎のスキルを発動させている勇者ゴン太の謎フィールド結界の中にいたので、側近たちは感電から免れていた。
だが、本陣の天幕の外を見てゾットする。
見える視界全ての兵士が、感電して倒れているのだ。
ほぼ全滅したと言っても良い状態である。
そして、気がつく。
ここに極大火炎魔法を撃ち込まれたら、それでマトの街に侵攻するガス王国軍の第一波は全滅だと。
まずい。
上空を見上げるが、雷の嵐の中のカンターレに対する連絡の手段がない。
ブレーダー王女の側近達は、倒れているガス王国達の側近を無視して、ガス国王と宰相と謎のスキル発動中のゴン太を連れて、第2侵攻軍のホビット全軍の後ろに移動することにした。
なんとか、宰相の喉と口を回復させて、ホビット軍に回復するように命令をさせたのだ。
ホビット軍の回復職にヒールをかけさせてやっと、心臓とかが正常に動き出すガス国王。
しかし、身体の半分が炭化している。
予断を許さない状態である。
ブレーダー王女の側近達は後悔していた。
まさか、冒険者カザトが強いと言っても、500万のガス防衛隊ですら、一瞬で殺しそうな殺陣を形成するような戦闘力があるとは、いくら邪神と戦ったとか、映像を見ても実感がなかったのだ。
あの時、勇者召喚の時。
ブレーダー王女が、カザトを生贄投棄して文句を言う勇者達に対する見せしめにしなければ、こんな事にならなかった。
勇者ゴン太達に、自分達女性が狙われる日々もなかったのではないのか?
だが、既に何かの歯車は回りだしてしまった後であった。
黒き魔導師カンターレ
「(どうするべきか?このままカザト陥落を待つのか?しかし、あいつは私がやった事と同じことを、黒魔法ではなくて火魔法で雷を弾くと言うことをやっているよ。
黒魔法や、空間魔法でやっている奴は過去にもいたけど、火魔法は初めてだね。
しかも、火力はファイヤーボールを細長くして展開しているだけなので、そんなに魔力も消費していない。
なんだい?あの戦闘経験値は?
こいつは、どういった人生を歩んできたのだい?
案外、アタイよりも濃くないか?
(仮)管理者神見習い共はフェイクと同じく、地球魔導怪獣大戦の強制終戦の当時の実際の敗戦国の王侯貴族達だから、根性も精神強度もド貧弱だ。
いずれ、神気も仙気も魔力も尽きるだろう。
動くとすれば、その後だ。)
黒魔術奥義。黒気黒海魔神界接続開始。
召喚魔法陣展開準備。
魔力圧超負荷魔法陣展開。
今のアタイなら出来る。
やってやる。
城の奥に禁書として封印された魔導書に記された黒魔術の奥義を超えた超絶極奥義を!」
カザト
「なんだ?空間が歪んだ?
く!トワイライト達は、空間を固定されて動けないのか!
封印拘束80を残して開放。
リミットブレイク!
開放した魔力の半分はトワイライト達に流す。耐えてくれ!」
(仮)管理者神見習い達
「クソ!こちらは全力で雷を落としているのだそ!なぜ奴に効かない!」
「攻撃を止めるな!止めた途端に反撃を食らうぞ!」
「ざけんな!この管理者神様に不可能はない!死ねーーー!」
「管理者神マイネに連絡を入れろ!不味いぞ!
もうMPがない!」
カンターレの予測通り、フェイクそっくりな他の(仮)管理者神見習い達も、フェイクに偉そうな事を言えるほど実は修行なんてしていなかったのだ。
バラすと、彼、彼女達の管理者神レベルは2である。
天界の標準的成長記録による、彼らの目標到達最低レベルは5000。
標準的成長での平均レベルは15000
最高記録は、管理者神卒業。
失速していく攻撃力。
カザトは、次の攻撃に備えて魔力を練っていく。
カザト
「なんだ?この寒気は?クソ!すぐに全開に出来るようにしたけど、今の俺の全開ははっきり言うとわからない。
爆発するかもな。
クソ!そんな事言ってられないほど寒気がするのが止まらない。
リミッター全解除10分間限定指定。
一応用意したけど、全く改善したとは思えないな。
そうか、あのフェイクと同じ波動を出すカンターレ達の加勢はフェイクと同じく邪神か!
それだけ邪神仲間がいるなら、邪神ゴキブリとかと戦闘しても勝てるのでは?」
新生ガス王国最北防衛線ビオバールデル
邪神ゴベール
「よくも操ってくれたな!出てこいフロンダーパ!貴様ら許さんぞ!
き!貴様!貴様はラグーダ!
私を襲って無理矢理に結婚させておいて、飽きたからと外法の人体実験台にしやがったクソ皇子!
ここであったのも200億年目(だったか?もう長すぎて忘れたわ。)!
やっと見つけたぞ!
貴様が私に埋め込んだ呪いで死ね!
グラビティカース!」
な!なんと!邪神ゴベールは管理者神見習いラグーダを忘れていなかった!
非道の当事者
(仮)管理者神見習いラグーダ
「グキャーーー!
なんだこれは?
う!重い!じゅ!重力の呪いだと!
確かに、我が王家に伝わる秘伝の技。
しかし、使える者がいなくて無用の長物となっていたのに、使えるようになったのか?
止めろ、今なら許してやる!
今すぐ止めろ!
(ボキボキッボキ!背骨が折れる)
ウガーーー!」
邪神ゴベール
「貴様ら全員死刑!」
「ふざけるな!」
「貴様が死刑だ!」
邪神ゴベールと、(仮)管理者見習い達の乱戦が始まった。
乱射される石化波動と石化光線。
(仮)管理者神見習いから、発せられる黒い雷と、黒い光線。
カザトが、ベクトル制御変換して邪神ゴベールに向かわせた別の黒い雷。
その下の平原に転がるゴブリンとかが石化された物や、(仮)管理者神見習いの石像とか、(仮)管理者神見習いだった炭。
近寄っただけで、命の保証はない空間が広がっていた。
その乱戦で出来た隙に、空間の束縛からなんとかカザトの助力で抜け出したトワイライト達は、この戦場から抜け出す事に全力を尽す事にした。
自爆用のエネルギーを気配遮断結界につぎ込んで、移動を始める。
たが、それを邪魔する者がやってきた。
ハイエルフの戦士ミストラルである。
戦士ミストラル
「我はハイエルフの戦士ミストラル。
すまんが、我が孫の為に人質になってもらおう。
例え邪神の下僕と言われても、儂にも守る者がある。」
トワイライト
「やはり、私の家族を殺した案内人のあなたが戦士ミストラルだったのですね。黒き裏切りの戦士ミストラル。
私の父達は、あなたが前勇者達に本当に味方したのか懐疑的でした。
懐疑的な者達を、あの狂った者達に実験体として売っていたのですね。
よくも、私をあのクソ勇者達に売ってくれたな!」
戦士ミストラル
「全ては、部族存続の為。
冒険者カザトには、働いてもらわねばならない。だから、人質になってもらう。
降伏すれば、優待する。」
トワイライト
「外道となった部族は滅びる定め。
敵対するなら、斬って道を切り開く。
カザト様以外に仕えるつもりも、利用されるつもりもない。
覚悟しろ!」
戦士ミストラル
「小娘が抜かしやがって!
精霊よ!霧に隠して殺せ!
キリングミスト!」
ミストラルの放つ精霊魔法は、毒の霧であったがなぜか進む速度が遅い!
ナタリー
「ポイズンイレイザー!」
ナタリーの対毒ブレス用の毒分解魔法の波動がミストラルの精霊魔法をかき消してしまう。
メリー
「ライトニングボルト!」
カザトの力を借りて、放電するメリーの影に隠れてミラージュが極大火炎魔法を用意していた。
ミラージュ
「プロミネンススピア!」
戦士ミストラル
「く!貴様ら!なぜわからん!フェイク様をさっさと昇進させれば全て解決するのだ!」
ドーン!
ミラージュのカザトの力を借りた一撃は、戦士ミストラルの行動をしばる。
戦士ミストラル
「く!なぜだ!精霊よ!アンチマジックシールドの出力が弱いぞ!なぜだ!なぜ我を助けぬ。」
トワイライト
「フローズンキューブ!」
エルシー
「フローズンキューブ!」
エルファー
「フローズンキューブ!」
トワイライト達のコンバインド攻撃が、戦士ミストラルを襲う。
ブロック状の冷気の塊が戦士ミストラルを囲むように出現する。
戦士ミストラル
「う!な ん だ こ れ は。」
戦士ミストラルの精霊にも、邪神を助けるようには働かないように要請して、気温急低下を起こしてミストラルの行動を鈍足化する。
そして、すぐにトワイライト達は高速移動の態勢に入った。
戦士ミストラル
「く!この痴れ者共が!」
ミストラルが、魔力を開放して斬り込んできたが、それと同時にミストラルもトワイライト達も、浮く。
そう、浮くのだ。
その上空では、(仮)管理者神見習いラグーダが、人間時代にゴベールを実験台にして身体に刻み込んだ魔法陣から発した【重力の呪い】であるグラビティカルカースに砕かれて飲み込まれて、光り輝く小さな玉になろうとしていた。
そして、その小さな玉に空気が吸い寄せられていき、他の(仮)管理者神見習い達が三人ほど引き込まれて、くっついている。
そして、トワイライト達が精霊眼で見ると何かの光を地球で言う所の北極と南極から吹き出しているのが見えた。
その模様は、カザトにもトワイライト達を通じて見えていた。
カザト
「くっつく玉?
いや、玉に吸い寄せている?
あれ?
何か虫眼鏡みたいに回りの風景が歪んでないか?」
ふと、カザトの頭に浮かんだのは、ブラックホールの次にヤバイ、恒星が超新星爆発を起こした後に出来る星。
中性子星
そう!中性子!
放射線で、ヤバイヤバイヤバイ中性子!
核兵器の変種である中性子爆弾にも使われておりコンクリートや鉛などの防壁を貫通して人を殺す兵器にも使われる中性子!
冷や汗がどっと出るカザト。
フェイクのヤローは本当に碌でもない事しかしない。
戦士ミストラルだと?
やはり、先祖がフェイクのスパイではないかと怪しんでいたが、当たったか。
人懐っこい対応をするハイエルフだったが、どうもカザトの先祖達が地球に帰ろうとする行動を邪魔していたからな。
そして、トワイライトの村を勇者ゴン太達に襲わせた案内人だったのか!
カチッ!
最近聞かなかった、妙な音が頭の中に聴こえてくる。
そして、カザトは前勇者達の関係者だとして遠慮することなんてないと、認識した。
段々とカンターレの増援達の火力が弱まってきた。
だが、嫌な予感は膨れ上がっている。
冷や汗が止まらない。
しかし、そこでカザトが逃げるなんて選択肢をへし折る事が起こっていたのを目撃する。
地上で、勇者ゴン太が素っ裸で新生ガス王国の女騎士に襲いかかって、迎撃されている場面だ。
あいつ!
完全復活したのか?
なんて再生能力だ!
身体が光っているから、何かのスキルなのだが、こんな時でも略奪かよ!
鑑定で、勇者ゴン太を動かしているスキルの名前が100以上浮かぶ。
なんだ?あのスキルは?
前に遠隔簡易鑑定した時には無かったぞ?
だが、鑑定感触だとかなり前、この世界に召喚される前のよりもかなり前?
あ!スキルの横にいつ得たスキルなのかの記録が見える。
なんだあれは?
つづく
20
あなたにおすすめの小説
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
パワハラ騎士団長に追放されたけど、君らが最強だったのは僕が全ステータスを10倍にしてたからだよ。外れスキル《バフ・マスター》で世界最強
こはるんるん
ファンタジー
「アベル、貴様のような軟弱者は、我が栄光の騎士団には不要。追放処分とする!」
騎士団長バランに呼び出された僕――アベルはクビを宣言された。
この世界では8歳になると、女神から特別な能力であるスキルを与えられる。
ボクのスキルは【バフ・マスター】という、他人のステータスを数%アップする力だった。
これを授かった時、外れスキルだと、みんなからバカにされた。
だけど、スキルは使い続けることで、スキルLvが上昇し、強力になっていく。
僕は自分を信じて、8年間、毎日スキルを使い続けた。
「……本当によろしいのですか? 僕のスキルは、バフ(強化)の対象人数3000人に増えただけでなく、効果も全ステータス10倍アップに進化しています。これが無くなってしまえば、大きな戦力ダウンに……」
「アッハッハッハッハッハッハ! 見苦しい言い訳だ! 全ステータス10倍アップだと? バカバカしい。そんな嘘八百を並べ立ててまで、この俺の最強騎士団に残りたいのか!?」
そうして追放された僕であったが――
自分にバフを重ねがけした場合、能力値が100倍にアップすることに気づいた。
その力で、敵国の刺客に襲われた王女様を助けて、新設された魔法騎士団の団長に任命される。
一方で、僕のバフを失ったバラン団長の最強騎士団には暗雲がたれこめていた。
「騎士団が最強だったのは、アベル様のお力があったればこそです!」
これは外れスキル持ちとバカにされ続けた少年が、その力で成り上がって王女に溺愛され、国の英雄となる物語。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる