[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

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第4章 お姫様達と黒の宮廷魔術師と、そいつらが使役したモノ達。 第2部 復讐の邪神vs フェイクROUND1

第12話 第1次邪神総攻撃開始 その1

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 邪神ゴキブリ攻撃担当が代わった。
 邪神ゴキブリ6男武闘派のゴキロクである。

 四方にある、フェイクの執務室空間の出入り口には、すでに各邪神軍が配置されていた。

 ゴキロクの作戦は、この執務室空間の壁に穴を開けて別の侵入口を作ろうというもの。

邪神ゴキブリ・ゴキロク
「フフフフフフ!日本の地下鉄の掘削技術をそのままコピーした、このシールド掘削機で亜空間を掘ってあの執務室空間に接続してやる。」

 カザトが地球に仲間である者達を避難させる計画案の1つである超次元間トンネルそっくりの計画らしい。





執務室空間では。

フロンダーパ(フェイク主人格)
「何?あれ?変な刃がついた円柱は?」

部下天使D
「あ!あれは、地下鉄建設で使う掘削機!」

 その言葉を聞いた他の部下天使達が検索を始める。

「コレか?」
「何を掘るつもりだ?」
「フン!しょせんゴキブリだ!ハンマで砕けなかったこの執務室空間の壁を、今度は掘削機で掘るつもりか?」
「おい、待てよ?まさか…。」
「いや、そのまさかだよな?やばいぞ!」
「何がやばいか説明しろ!」

王妃(フェイク)
「ワタシにもわかるように説明しろ!」

部下天使C
「その、奴らの力でも前管理者神が残していった、この執務室空間の壁は破壊できませんでした。
 しかし、今の執務室空間は鉄壁の防御は存在しません。
 それは、フェイク様が使われた使い魔召喚陣が時間差で作動していくからです。
 つまり、今の執務室空間は城で言う大門を閉める事ができない状態で、直接邪神が執務室空間内部に攻めて来なかったのは、かつての使い魔時代というよりも昆虫とか小動物時代よりも邪神の魂の霊格とかがデカくなりすぎて召喚陣の亜空間トンネルを通れなかっただけです。
 あのシールド掘削機で、召喚陣の亜空間トンネルの広さを大きくすれば、一方通行で邪神かこの中に攻め込む事が出来ると言うことですね。」

王妃(フェイク)
「なーにー!ふざけんな!早くアレを破壊しろ!早く!」

 慌てて、ロケットランチャーとかを用意し始めるフェイク達。

 だが気がつく。アレを壊すまでに他の出入り口の防御が薄くなるのは当たり前で、その時に総攻撃を食らうと、この執務室空間は落ちると言うことを。

 そういう時に凶報が入るもので…。
「フェイク様!霊子力バズーカ砲の弾丸が残り3発に、霊子力銃弾が2万発しかありません。」

 どう見ても100万はいる邪神軍に、一撃必殺でも無理な状況である。

 フロンダーパ(フェイク主人格)
「進退窮まったということね。仕方ない。おい!お母様!そしてスキルや魔法が使えても役立たずだった、クソお姉様にクズ妹共!覚悟を決めろよ!
 今から、適当に10人の魂を切り離す!
 フェイクボディからの力の供給はするから、常世(死後の世界の事)にいきなり、引っ張られる事はないけど、この作戦が失敗したら常世に吸い込まれて天界に捕まるか、地獄に捕まるか、魔界に言って奴隷魔になるかだ!わかったら返事!」

王妃・王女達(フェイク)
「は、はい。」

フロンダーパ(フェイク主人格)
 「10人は、下界に行ってすぐに冒険者カザトの従者達に取り憑け!
 そして、冒険者カザトに邪神を討伐させろ!そうでもしないと、フェイクボディが崩壊した時点で終わりだ。
 今から冒険者ギルド本部職員として、催眠術をかけてでも潜入させた部下天使を、今から元に戻す。
 そして、冒険者ギルド本部にも邪神達とたたかわせろ!
 今から、切り札の非常事態のボタンを押す。  
 隣の異世界の奴は助けに来なかったのは、もう仕方ない。後で体制が整い次第進攻して、あのクソ女管理者神を潰す!それよりも今の危機を乗り越えるぞ。
 非常警報装置の全てのボタンを押せ!」

 部下天使達が全ての緊急事態時のボタンを押す。
 決死の顔をしたフェイクは、スタミナポーションや魔力回復ポーションを飲んで後に、やばそうな紫の色のポーションを飲んだ。

フロンダーパ(フェイク主人格)
「う!うがー!」
 苦しむフェイク。そしてなんと王女が10人身体から分離した。
 そして、さらにポーションを飲んでその10人の王女達に力を送る。

フロンダーパ(フェイク主人格)
「行け!」

王女G~P(フェイク)
「はい。」
 フロンダーパが、マシンガンを撃って道を切り開き執務室空間から下界にダイブした王女10人。
 このまま、下界に逃げようと思いついて部下天使達とダイブしようとすると、邪神オークが執務室空間前に転移してきて直接攻撃をしてきた。

邪神オーク・次男バルーン
「オーククラッシャー!」
 邪神オークの全力の攻撃である。
 風圧で、フェイク達が執務室空間に押し戻される。

 ドオーーン!

 執務室空間全体が震える。
 出入り口の塹壕が崩壊。
 出入り口の守備部下天使達1万が戦闘不能。
 フェイクは壁に強打して重症。
 
 反対側から見ていた邪神ゴキブリ・ゴキロクは、武闘派だったが冷や汗をかく。

 オークアックスが、執務室空間に食い込んでいたが、アックス(斧)を引き抜くと、すぐに修復する執務室空間。

邪神オーク・次男バルーン
「く!やはり、あの者達が作ったと言われる空間だな。全力でも壊れるどころか、すぐに修復するとは。」

邪神ゴキブリ・6男ゴキロク
「この世界の本当の創造神を知っているのか?」

邪神オーク・次男バルーン
「俺達と同じ、大昔のあの馬鹿げたクソ大戦争をくぐり抜けた奴らだよ。戦闘狂らしい。」

邪神ゴキブリ・6男ゴキロク
「戦闘狂か。まさか、あいつの仲間?」

邪神オーク・次男バルーン
「あぁ!そうだ。(あいつ)の仲間だ。だが、奴らはフェイクに手を貸さない。それだけはわかっている。」


 その会話を聞いていた部下天使達は、内容はよくわからないが、すぐに塹壕を作って防衛体制を整える。
 フェイクを救命ポットに入れて、[まさかな~]と、救命担当が思いつきで睡眠薬を大量投与したら、いきなり執務室空間の保護結界が作動したのかように、執務室空間圏内から邪神軍団を弾き出した。

「おお!流石!」
 睡眠薬を投与した部下天使は仲間達から拍手喝采を受ける。
 恐らくだが、フェイク達の主人格の以外の王女達を意識不明にすることで執務室空間に無作為に邪神を召喚しようとしていた、制御不能の魔法陣も出力が落ちて機能停止になったと思われた。

 ここで、フェイクの命運は分離した王女G~Pに委ねられたのだ。
 だが、油断は出来なかった。
 霊力を集めて武器弾薬を回復させないといけない。
 そう、執務室空間の外を邪神軍団に包囲されてしまったから、出られないのだ。

邪神オーク・次男バルーン
「フン!初めからそのつもりで、ぶっ殺しに来たのよ!鳴くまで待とうホトトギスってな。」

邪神ゴキブリ・6男ゴキロク
「下界は、他の兄弟達に任せるか。」


 フェイクの戦力は、すでに当初の10分の1になってしまった。
 コレは、難攻不落の城と言われた執務室空間を持っているフェイクの環境の良さを見る限り、邪神軍団の第一次総攻撃作戦の成功と言えるだろう。

 下界に向かった、王女達の戦いが始まる。

 
 
 
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