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第4章 お姫様達と黒の宮廷魔術師と、そいつらが使役したモノ達。第1部 洗い出して出てくるもの。
第5話 進むダンジョン攻略に、真っ青になる者達と、ブレーダー王女の足掻き2
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前回の簡単なあらすじ。
ブレーダー王女は、冒険者カザトが会えば無条件で手中に収められると、根拠のない脳内理論を振りかざして、キスカ副女王に泣きついて(騙して)冒険者カザトに会わさせようとするが、断固拒否される。
そのころ、カザトたちは無自覚なレベルアップによるやらかしという名のダンジョン攻略というよりも、ダンジョン爆破をやりまくり、ボス部屋にショートカットしてしまった。
しかし、ボスは改造されていた。
自称・崇高な神聖なる意志によって…。
□□□□□□□□□□
カザト
「悪魔(元小学校の担任)を呼ぶのは、悪魔だろうが!
何が崇高な神聖なる意志だ!
その悪魔の笑い、さては貴様邪神フェイクの執事ということかな?」
執事長部下天使
「(え?なぜ姿は、他の部下天使と同じなのに、力の放射も同じにしてあるのに、執事だとバレた?
なぜ?なぜ?)
冒険者カザトよ、なぜ邪神達を討伐しない!
(無理矢理にでも、こちらの論理を貫く!
伊達に長く生きていないぞ!)」
カザト
「(ジーーーーーー!)」
執事長部下天使
「(え?何も言わず、どういう事だ?)
反論すらできないかね?」
カザト
「(ジーーーーーー!)」
かざとは、ジーーーーーーっと執事長部下天使を観て黙っている。
トワイライト達は、カザトのハンドサインを見てすでに防御体制だ。
カザトが、なぜジーーーーーーっと見ているのか?
鑑定するため。
それもある。
部下天使を含めて絶賛解析中だ。
しかし、それだけではない。
カザトの心のなかでは、このクソ担任は今頃になって何をするためにきたのか?
よりにもよって、モンスターになってまでこんな世界に来て、何のメリットがあると思って来たのだろうかと、観察していたのが5半分と、呆れていたのが半分である。
執事長部下天使は、今頃になってわざわざ部下天使に連れてこさせたカザトの小学校時代のクソな担任教師の魂を連れてこさせたかいがあって、やっとトラウマモードに入ったと判断した。
最悪、この旧担任のモンスターをカザトに殺させて、冤罪をなすりつけるか(モンスターなので、人殺しではないのだが…。)回想モードになったときに催眠術をかける予定だったので、すぐに実行する。
じゃり!
手に、どう見ても胡散臭いオーラを放つ首飾りを持って己の力を込める執事長部下天使。
カザトは、思い出そうとして観察していたが、それと同時にどうせ敵なのだからと、攻撃する準備は出来ていた。
そんなところに、邪魔者が乱入する。
魔業樹(元担任)だ!
行動制限の札が、魔業樹の魂と身体が一致していなかった為に、完全に起動していなかったのだ。
魔業樹(元担任)
「主人公を無視するな!」
さすが、勇者・ゴン太の元担任でもある。
言動が、そっくりだ!
カザト
「魔業樹(元担任)よ!
お前のろくでもない行動のせいで、東京の小学校に転校することになったが、それはアイツ(旧友)に出会えたきっかけになったので、ものすごく!ものすごく!感謝しているよ!
だから、先程の邪神の使いの執事がいったように、討伐しなかったのだが、どうする?
そのまま、魔王としてモンスターライフを突き進むか?
それとも、人に戻るか?
今のうなら、まだ間にあうかもしれないぞ?
どうする?」
魔業樹(元担任)
「うるせえー!
モンスターだというなら、女を襲っても罪にはならねぇ!
俺は、これからヤリタイ放題するのだよ!
ハーレム!ハーレム!
カザト!とりあえず!死ね!」
執事長部下天使
「チャンスだ!
奥義!!催眠光線波!
フハハハハハハハ!
この光線は、反射しない!
物理防御も不可能!!
魔力防御も、すり抜ける!
お前は、私の奴隷になるしか無いのだ!」
カザト
「なるほど!
解析が、完了した!
催眠光線波!」
カザトは、執事長部下天使が撃つ前からすでに解析を完了していたのだ。
同じ技が、カザトに襲いかかった魔業樹にぶつかる!
魔業樹(元担任)
「え…?
………………………………」
カザトの出力と、執事長部下天使の出力は、今、拮抗していた。
執事長部下天使は、カザトに
なぜ義務を果たさないとか、
なぜフェイク様を邪神よばりする!とか
この世界が滅びるのを黙って見るのか?
この冷血漢め!
などと、散々言ってくるから、
カザトは、ウソをつけ!
お前たちが、ゲロしたことだろうが!
と、
教会礼拝の時の記憶をだして映像化して、執事長部下天使を、カザトが詰問する。
(第1章第10話参照)
この世界に来て、はじめにオレに自分は邪神だといったのは、フェイク自身だろ!と、いう。
この世界を皆殺しにすると、言ったのフェイクだろうが!と、怒鳴る!
執事長部下天使の、顔が真っ青になっていく!
洗脳出来ないじゃないか!と、言い出した。
そして、カザトが知らず知らず無自覚に、魔力の出力を上げてしまっていたので、催眠光線波!をかなり押し返してしまっていた。
執事長部下天使
「へ?」
気がついたときは、遅かった…。
骨の髄まで、跳ね返ってきた催眠光線波!を浴びた執事長部下天使は…
「邪神め!覚悟しろ!」
なんて言って、何処かに転移していった。
迷惑だから、もうこんなことするなよな~。
カザトがため息を吐いて、後ろを向くとトワイライト達がピースサインをだしていた。
トワイライト?
エルシー?
エルファー?
トスカ?
どうしたの?
先程の戦いを、す・べ・ての音声もつけて、全土に魔導通信で放送したらしい。
題名は、「冒険者カザトの魔王討伐報告」らしいのだが…
その頃、
トワイライト達に実況放送を仕込んだマーベルの前で、大の字で倒れるエルフ最強戦士のレイダーと、最長老フィーリア。
そして固まって見ている、世界樹の(仮)大精霊と、エルフ達。
マーベルは、カザトの言う通りに指に闘気をまとわせて、指二本でレイダーの剣をすべて受けきった。
フィーリアの風魔法は、すべてパートナースキルで精霊魔法を使い、無理矢理キャンセルしたのだった。
二人に食らわせたのは、デコピン!
そして、時間稼ぎ作戦に入る。
世界樹の(仮)大精霊とエルフ達に、前勇者達との約束の実行をするようにいう。
マーベルは、自分の意見も付け加えた。
マーベル
「今現在の状況からはんだんすると、勇者は使い物にならない!
カザト様は、黙って邪神を討伐してくれいるが、降臨する多くの邪神を討伐するには、あまりにも手が足りない。
そこへさらに、フェイクの邪神討伐しろとの神託。
なら、戦力は必要だから、前勇者達を生き返られせて頼むしかないのだから、結局、約束を実行するしかないじゃない!」
と、言った。
冒険者(仮)マスターの立場としても、こういうしかないと、冒険者ギルトの(仮)本部から派遣された、使者も言う。
そこに…
カザトと、執事長部下天使の戦闘実況放送が入った…
エルフ最長老フィーリア
「そ!そんな…」
世界樹の(仮)大精霊
「世界が混乱するぞ!」
マーベルは、まだカザトを奴隷にするつもりだったのかと、内心呆れながら言う。
「全責任は、管理者神フェイク様に取ってもらえばいいでしょ?
全知全能の管理者神なのだから、歴史の混乱を起こさないで前勇者を制限することなく、前勇者たちの約束を実行する義務と手段があるのでしょ?」
なんていうと、エルフの副長老達が何かを言おうとしていたので、マーベルは議論になる前にさらに言う。
マーベル
「実行することで、信用の基礎とする。
これは、私達が主カザト様と交渉して、なんとかもぎ取った成果。
これ以上は、私達にカザト様から譲歩を引出するのは無理!
まずは実行!
それから、少しずつ交渉開始。
交渉したくないなら、別に構わない。
主カザト様は、別の方法を模索するだけ!」
マーベルの隣にいる使者は、実はエルフ達に加勢してカザト達に邪神討伐の作戦に参加させるように、と(仮)ギルト会議で言われていたが、ここまでカザトとグランド王国のエルフ達との関係が酷くなっていたとは予想しておらず、背中に冷や汗が流れていた。
マーベルにギルトの決定として言うのは、かなりの危険が有ると判断してすぐにこの場から離脱した使者。
それと入れ替わって、部下天使の状態でやってきたのは…
ブレーダー王女。
しかし、精霊の館(城)エリアに来た途端に、部下天使が力を無くしてしまい墜落するのだった‥
ブレーダー王女は、全身打撲傷状態。
マーベル
「ハァ…ゴミは焼却する?」
ブレーダー王女を縄で簀巻きにして、油をかけて、縄に染み込ませる。
灯油をかけて、ゴミ用の焼却炉に入れようとすると、目が覚めたブレーダーは、抵抗する。
ブレーダー王女
「ゆ!許してよ!
カザトと、交渉させなさいよ!」
マーベルは、無言で拳で殴る。
メキ!ゴキ!
顔面崩壊のブレーダー王女。
ハケで重油を髪によく塗って、焼却炉に投げ込もうとするマーベル。
無言なのは、すでにブチギレていたため。
最長老フィーリアと最強戦士のレイダーが、止めにはいったが、無理だった。
世界樹の(仮)大精霊が、植物操作と精霊風魔法で、マーベルからブレーダー王女を奪う!
風の大精霊は、もう許さん!と、世界樹の(仮)大精霊に言う。
精霊魔法を封じられる世界樹の(仮)大精霊。
世界樹の(仮)大精霊が、手を出してきたので、ここでシナリオ通りマーベルは、世界樹そっくりの模型を空間収納から出して世界樹と素早く取り替えて、世界樹の精霊魔法を使って世界樹の(仮)大精霊をぶん殴るはずだったが…
世界樹の模型で、(仮)大精霊とフィーリアとレイダー達を、打ってしまった!
マーベル
「あ!しまったーーーーーー!」
カッキーーーーーーーン!
ホームラン!
そう!いつもの癖で、物理攻撃でやってしまったのだ!
すぐに、パートナースキルでお伺いする、マーベルは、世界樹(本体)から分体が(仮)大精霊の管轄から外れたので、そこで安置するように要請を受けたので、カサトが使っていたデカイ水受け鉢に土を入れて、そこにホワイトマーキュリーからの聖水を注いでいたら、世界樹(分体)が自主的に、移動して縮小してその中に収まった。
それを見た残りのエルフ達は、姿は見えないが、カサト達が姿の見えない高位な存在と交渉しての行動だと理解して、副長老が交渉に入る。
マーベルに、今の彼女達で実力的に出来る事と、できない事を開示して、相談するのだ。
カザトが、やっとダンジョンコアを掌握完了したので、魔導通信で交渉予約を受け付ける。
(カザトの背中の後ろには、トワイライト達が最長老達は有罪だが、副長老達は頑張っているから、話を聞いてほしいと嘆願するトワイライト達の姿が見えて、聞こえており、マーベルも、眼でなんとか交渉の要求をしていた為に、カザトが譲歩した。)
このときから、トワイライト達の事をエルフの女性陣は、最長老の上に姉様と言うランクをつくり、トワイライト達をそこに位置づけだった。
え?
最長老の地位は?
エルフランクから、隔離されたらしい。
□□□□□□□□□□
あの執事長部下天使は、どうなったか?
フェイクの救命ポットを開けて、襲いかかろうと言う段階でフェイクの自動防御システムに迎撃されたらしい。
そのショックで催眠は解けたみたいだが、それ以上に執事長の負けたという事にショックを受けていたみたいだった。
ブレーダー王女は、冒険者カザトが会えば無条件で手中に収められると、根拠のない脳内理論を振りかざして、キスカ副女王に泣きついて(騙して)冒険者カザトに会わさせようとするが、断固拒否される。
そのころ、カザトたちは無自覚なレベルアップによるやらかしという名のダンジョン攻略というよりも、ダンジョン爆破をやりまくり、ボス部屋にショートカットしてしまった。
しかし、ボスは改造されていた。
自称・崇高な神聖なる意志によって…。
□□□□□□□□□□
カザト
「悪魔(元小学校の担任)を呼ぶのは、悪魔だろうが!
何が崇高な神聖なる意志だ!
その悪魔の笑い、さては貴様邪神フェイクの執事ということかな?」
執事長部下天使
「(え?なぜ姿は、他の部下天使と同じなのに、力の放射も同じにしてあるのに、執事だとバレた?
なぜ?なぜ?)
冒険者カザトよ、なぜ邪神達を討伐しない!
(無理矢理にでも、こちらの論理を貫く!
伊達に長く生きていないぞ!)」
カザト
「(ジーーーーーー!)」
執事長部下天使
「(え?何も言わず、どういう事だ?)
反論すらできないかね?」
カザト
「(ジーーーーーー!)」
かざとは、ジーーーーーーっと執事長部下天使を観て黙っている。
トワイライト達は、カザトのハンドサインを見てすでに防御体制だ。
カザトが、なぜジーーーーーーっと見ているのか?
鑑定するため。
それもある。
部下天使を含めて絶賛解析中だ。
しかし、それだけではない。
カザトの心のなかでは、このクソ担任は今頃になって何をするためにきたのか?
よりにもよって、モンスターになってまでこんな世界に来て、何のメリットがあると思って来たのだろうかと、観察していたのが5半分と、呆れていたのが半分である。
執事長部下天使は、今頃になってわざわざ部下天使に連れてこさせたカザトの小学校時代のクソな担任教師の魂を連れてこさせたかいがあって、やっとトラウマモードに入ったと判断した。
最悪、この旧担任のモンスターをカザトに殺させて、冤罪をなすりつけるか(モンスターなので、人殺しではないのだが…。)回想モードになったときに催眠術をかける予定だったので、すぐに実行する。
じゃり!
手に、どう見ても胡散臭いオーラを放つ首飾りを持って己の力を込める執事長部下天使。
カザトは、思い出そうとして観察していたが、それと同時にどうせ敵なのだからと、攻撃する準備は出来ていた。
そんなところに、邪魔者が乱入する。
魔業樹(元担任)だ!
行動制限の札が、魔業樹の魂と身体が一致していなかった為に、完全に起動していなかったのだ。
魔業樹(元担任)
「主人公を無視するな!」
さすが、勇者・ゴン太の元担任でもある。
言動が、そっくりだ!
カザト
「魔業樹(元担任)よ!
お前のろくでもない行動のせいで、東京の小学校に転校することになったが、それはアイツ(旧友)に出会えたきっかけになったので、ものすごく!ものすごく!感謝しているよ!
だから、先程の邪神の使いの執事がいったように、討伐しなかったのだが、どうする?
そのまま、魔王としてモンスターライフを突き進むか?
それとも、人に戻るか?
今のうなら、まだ間にあうかもしれないぞ?
どうする?」
魔業樹(元担任)
「うるせえー!
モンスターだというなら、女を襲っても罪にはならねぇ!
俺は、これからヤリタイ放題するのだよ!
ハーレム!ハーレム!
カザト!とりあえず!死ね!」
執事長部下天使
「チャンスだ!
奥義!!催眠光線波!
フハハハハハハハ!
この光線は、反射しない!
物理防御も不可能!!
魔力防御も、すり抜ける!
お前は、私の奴隷になるしか無いのだ!」
カザト
「なるほど!
解析が、完了した!
催眠光線波!」
カザトは、執事長部下天使が撃つ前からすでに解析を完了していたのだ。
同じ技が、カザトに襲いかかった魔業樹にぶつかる!
魔業樹(元担任)
「え…?
………………………………」
カザトの出力と、執事長部下天使の出力は、今、拮抗していた。
執事長部下天使は、カザトに
なぜ義務を果たさないとか、
なぜフェイク様を邪神よばりする!とか
この世界が滅びるのを黙って見るのか?
この冷血漢め!
などと、散々言ってくるから、
カザトは、ウソをつけ!
お前たちが、ゲロしたことだろうが!
と、
教会礼拝の時の記憶をだして映像化して、執事長部下天使を、カザトが詰問する。
(第1章第10話参照)
この世界に来て、はじめにオレに自分は邪神だといったのは、フェイク自身だろ!と、いう。
この世界を皆殺しにすると、言ったのフェイクだろうが!と、怒鳴る!
執事長部下天使の、顔が真っ青になっていく!
洗脳出来ないじゃないか!と、言い出した。
そして、カザトが知らず知らず無自覚に、魔力の出力を上げてしまっていたので、催眠光線波!をかなり押し返してしまっていた。
執事長部下天使
「へ?」
気がついたときは、遅かった…。
骨の髄まで、跳ね返ってきた催眠光線波!を浴びた執事長部下天使は…
「邪神め!覚悟しろ!」
なんて言って、何処かに転移していった。
迷惑だから、もうこんなことするなよな~。
カザトがため息を吐いて、後ろを向くとトワイライト達がピースサインをだしていた。
トワイライト?
エルシー?
エルファー?
トスカ?
どうしたの?
先程の戦いを、す・べ・ての音声もつけて、全土に魔導通信で放送したらしい。
題名は、「冒険者カザトの魔王討伐報告」らしいのだが…
その頃、
トワイライト達に実況放送を仕込んだマーベルの前で、大の字で倒れるエルフ最強戦士のレイダーと、最長老フィーリア。
そして固まって見ている、世界樹の(仮)大精霊と、エルフ達。
マーベルは、カザトの言う通りに指に闘気をまとわせて、指二本でレイダーの剣をすべて受けきった。
フィーリアの風魔法は、すべてパートナースキルで精霊魔法を使い、無理矢理キャンセルしたのだった。
二人に食らわせたのは、デコピン!
そして、時間稼ぎ作戦に入る。
世界樹の(仮)大精霊とエルフ達に、前勇者達との約束の実行をするようにいう。
マーベルは、自分の意見も付け加えた。
マーベル
「今現在の状況からはんだんすると、勇者は使い物にならない!
カザト様は、黙って邪神を討伐してくれいるが、降臨する多くの邪神を討伐するには、あまりにも手が足りない。
そこへさらに、フェイクの邪神討伐しろとの神託。
なら、戦力は必要だから、前勇者達を生き返られせて頼むしかないのだから、結局、約束を実行するしかないじゃない!」
と、言った。
冒険者(仮)マスターの立場としても、こういうしかないと、冒険者ギルトの(仮)本部から派遣された、使者も言う。
そこに…
カザトと、執事長部下天使の戦闘実況放送が入った…
エルフ最長老フィーリア
「そ!そんな…」
世界樹の(仮)大精霊
「世界が混乱するぞ!」
マーベルは、まだカザトを奴隷にするつもりだったのかと、内心呆れながら言う。
「全責任は、管理者神フェイク様に取ってもらえばいいでしょ?
全知全能の管理者神なのだから、歴史の混乱を起こさないで前勇者を制限することなく、前勇者たちの約束を実行する義務と手段があるのでしょ?」
なんていうと、エルフの副長老達が何かを言おうとしていたので、マーベルは議論になる前にさらに言う。
マーベル
「実行することで、信用の基礎とする。
これは、私達が主カザト様と交渉して、なんとかもぎ取った成果。
これ以上は、私達にカザト様から譲歩を引出するのは無理!
まずは実行!
それから、少しずつ交渉開始。
交渉したくないなら、別に構わない。
主カザト様は、別の方法を模索するだけ!」
マーベルの隣にいる使者は、実はエルフ達に加勢してカザト達に邪神討伐の作戦に参加させるように、と(仮)ギルト会議で言われていたが、ここまでカザトとグランド王国のエルフ達との関係が酷くなっていたとは予想しておらず、背中に冷や汗が流れていた。
マーベルにギルトの決定として言うのは、かなりの危険が有ると判断してすぐにこの場から離脱した使者。
それと入れ替わって、部下天使の状態でやってきたのは…
ブレーダー王女。
しかし、精霊の館(城)エリアに来た途端に、部下天使が力を無くしてしまい墜落するのだった‥
ブレーダー王女は、全身打撲傷状態。
マーベル
「ハァ…ゴミは焼却する?」
ブレーダー王女を縄で簀巻きにして、油をかけて、縄に染み込ませる。
灯油をかけて、ゴミ用の焼却炉に入れようとすると、目が覚めたブレーダーは、抵抗する。
ブレーダー王女
「ゆ!許してよ!
カザトと、交渉させなさいよ!」
マーベルは、無言で拳で殴る。
メキ!ゴキ!
顔面崩壊のブレーダー王女。
ハケで重油を髪によく塗って、焼却炉に投げ込もうとするマーベル。
無言なのは、すでにブチギレていたため。
最長老フィーリアと最強戦士のレイダーが、止めにはいったが、無理だった。
世界樹の(仮)大精霊が、植物操作と精霊風魔法で、マーベルからブレーダー王女を奪う!
風の大精霊は、もう許さん!と、世界樹の(仮)大精霊に言う。
精霊魔法を封じられる世界樹の(仮)大精霊。
世界樹の(仮)大精霊が、手を出してきたので、ここでシナリオ通りマーベルは、世界樹そっくりの模型を空間収納から出して世界樹と素早く取り替えて、世界樹の精霊魔法を使って世界樹の(仮)大精霊をぶん殴るはずだったが…
世界樹の模型で、(仮)大精霊とフィーリアとレイダー達を、打ってしまった!
マーベル
「あ!しまったーーーーーー!」
カッキーーーーーーーン!
ホームラン!
そう!いつもの癖で、物理攻撃でやってしまったのだ!
すぐに、パートナースキルでお伺いする、マーベルは、世界樹(本体)から分体が(仮)大精霊の管轄から外れたので、そこで安置するように要請を受けたので、カサトが使っていたデカイ水受け鉢に土を入れて、そこにホワイトマーキュリーからの聖水を注いでいたら、世界樹(分体)が自主的に、移動して縮小してその中に収まった。
それを見た残りのエルフ達は、姿は見えないが、カサト達が姿の見えない高位な存在と交渉しての行動だと理解して、副長老が交渉に入る。
マーベルに、今の彼女達で実力的に出来る事と、できない事を開示して、相談するのだ。
カザトが、やっとダンジョンコアを掌握完了したので、魔導通信で交渉予約を受け付ける。
(カザトの背中の後ろには、トワイライト達が最長老達は有罪だが、副長老達は頑張っているから、話を聞いてほしいと嘆願するトワイライト達の姿が見えて、聞こえており、マーベルも、眼でなんとか交渉の要求をしていた為に、カザトが譲歩した。)
このときから、トワイライト達の事をエルフの女性陣は、最長老の上に姉様と言うランクをつくり、トワイライト達をそこに位置づけだった。
え?
最長老の地位は?
エルフランクから、隔離されたらしい。
□□□□□□□□□□
あの執事長部下天使は、どうなったか?
フェイクの救命ポットを開けて、襲いかかろうと言う段階でフェイクの自動防御システムに迎撃されたらしい。
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水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
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