[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

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第3章 爆闘!魔王の墳墓と呼ばれたダンジョン

第28話 カザトはダンジョンへ逃亡!勇者は夢の国へ逃亡!ガス国王は現実から逃亡!

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 カザトは、神聖皇国での秘密会談を終えてすぐに、精霊の館(城)に戻った。

 実は、新生ガス国王や、帝都を遷都した帝国からも救援要請が来ていた。

 帝都の遷都理由は、表向きは戦力の集中なのだが、実は井戸の水が枯れたのだ。

 川はすでに干上がってしまった。

 まだ、神聖皇国側の方が、井戸が生きている。

 しかし、各国の国王達も実際に井戸を見て、マジでやばいと冷や汗を、かいていた。

 魔神達もやばいが、水がないのもやばい!

 ある王国は、水属性の魔法使いを集めてさせて、井戸水枯渇に備えは始めた。

 ドワーフ王国やベイントス公国、ブラー王国は、カザトがホワイトマーキュリーよって川を正常化していった為に、一応水がある。

 だが…、水を売るほどあるわけではない。

 川を掘って、ベイントス公国から新生ガス王国に流して、湖を作りそこを水源として、なんとか新生ガス王国もなりたっている。

 早く、あの5つのダンジョンを踏破しないといけない。

 カザトは、ホワイトマーキュリー製造と川の復旧をドワーフ王国などに任せて、地下水復活の為にダンジョンに向かった。


□□□□□□□
その頃グランド王国が、邪神オーク軍に攻め込まれていた。

パシリ1号
「ふハハハハハハハ!
生徒会長様よ~!

いい気味だぜ!
そろそろ、降参する?
おい!
隠してないで、美人エルフ達の女をだせ!

そうすれば、見逃してやってもいいぜ!」

ガス王国
「や!やめるのだ!
お前は、勇者だった誇り(ほこり)は無いのか!

クソ!
おい!!勇者!なんとかしろ!」


勇者ゴン太(生徒会長)
「バカか、お前(ガス国王)は!
誇り(ほこり=プライド)?
埃(ホコリ=ダスト)の間違えだろうが!
吹いて、掃除するような汚いお題目しか、あげない国王様が、今頃何を言い出すか!」

なんて、素っ裸ピエロの姿で言う勇者ゴン太。

邪神ゴキブリは、完全に関わることを避けて(気配遮断)でいないことにしている。


パシリ1号は、部下のオークジェネラル達に指令を出して、オーク軍に(穿孔の陣)を組ませて突撃させた!

ドカン!

急づくりの、石の防壁が突破される。

勇者ゴン太(生徒会長)
「豚の丸焼きにしてやるぜ!」

ズドドドドドドドドドドドドド!

勇者達の魔導マシンガンが火を吹く!

パシリ1号
「ジェネラル!魔防の盾をだせ!
第二陣!突撃!
第三陣!オークマジシャン軍団!
攻撃開始!」

ファイアーボール
アイスボール
などの初級魔法だが、途切れない弾幕がはられる。

ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!


[速報]ガス国王・勇者ゴン太軍敗れる。




冒険者ギルド本部は、全土の冒険者ギルド支部に向かって救援要請を出すが、すでに副グランドマスターの残忍なS級冒険者部隊が絶滅・行動不能の報に、尻込みして返信すらしない。

冒険者ギルド
グランドマスター
「クソ!!新生ガス王国のマト町に通信を繋げるんだ!ギルドマスターのバッカーを呼べ!」

新生ガス王国冒険者ギルド
新任総括マスター・バッカー
「グランドマスター殿!こちらは、新冒険者ギルドの独立の手続きで忙しいのですよ!!

全く、何の用事ですか!
さっさと、ご自慢のS級冒険者部隊で、邪神討伐でもすればいいのに!

用事もないようだから、通信を切りますよ!」


それを職員から聴いて、青筋を立てるグランドマスターが怒鳴る!

グランドマスター
「おい!バッカー!ふざけんなよ!
どういう事だ!
独立?
こんな、本部がやばいときに何を言い出しやがる!」


新生ガス王国冒険者ギルド
新任総括マスター・バッカー
「ふざけているのは、テメェだろうが!
カザトとの協約を破りやがって!
邪神フェイク側に付きやがって!
テメェ!先祖の前代勇者達の意志を裏切りやがって!!

そして、エルフの長老たちや、大精霊達に世界樹の大精霊を、裏切ったのだってな!

いま、世界樹の大精霊様に謁見させてもらって、帰ってきたところだ!

俺の爺さん達(前代勇者達)の事を、謝ってきたよ。

で、冒険者ギルド本部機能が滅びそうだから、こちらでも、バックアップすることになった。

これは、裏冒険者ギルドの裏グランドマスターでもあった、エルフの最長老の決定だ!

覚悟しろ!ボケ!!

ご自慢の、副グランドマスター達の戦力は、そちらに送り返してやるよ!

待ってろ!
まぁ、全身重症だから、戦力にはならないがな!

あ!そうそう!カザト達は、各王国の連名の緊急要請クエストにでかけたぞ!

まぁ、勇者達と共に邪神を討て!」


冒険者ギルド本部
グランドマスター
「クソ!まて!
あ!謝る!マトの街に世界樹の大精霊達がいるのか!会わせろ!」

新生ガス王国冒険者ギルド
新任総括マスター・バッカー
「いないよ!
見てみろ!この装備!ボロだろ!
前にカザトが行った、ブラー王国の砦の向こうの神殿郡のちかくで、謁見してきた。

もっと、奥の所と精霊の館(城)の拠点が戻って来たから、里帰りだって!

まぁ、頑張れ!」


冒険者ギルド本部グランドマスターは、喚くがどうしよもならない。

だって、バッカーのいる王都マトの街の近くの旧リーンゴ王国には、ネズミの邪神ラット・リーヴが控えている。

動けるはずが無い。

通信が繋がりっぱなしの、状態で遂に勇者達が、焼かれてガス国王達は戦わずに森に逃げ出してしまい、冒険者ギルド本部にオーク軍がやって来た!

冒険者ギルド本部職員
「グランドマスター!オークが来ました!
数は、1千!
絶望的です!
アレの使用を!」


グランドマスターは、思い出した!
アレ=転送石!
数少ない超レアモノ!だ!
前代勇者達の時代に量産されていたが、空間魔法が使えなくなって、今はつくれないモノだ。
しかし、運べるのは実は2人!

全員運べないが、職員達は冒険者ギルド本部ごと転移して逃げられると思っている。


グランドマスターは、自分だけ逃げることにした。

グランドマスター
「時間を稼げ!
いまから、転移石を起動させる!
え~と!(どんな呪文だったかな?)

われ!求む!
ここに、転移する場所を記し…」


バキ!

転移石と言われていたモノが割れた!

転移石の中に石が入っており、その石に昔の有名錬金術師の名前と、手紙が掘ってあった。

内容は、代金を払わないで義務だとか言って、人質をとりスーパーポーションや転移石を作らせるのに抗議する!

貴様らには、このドッキリ石を進呈してやろう!」


時間を超えた、ドッキリである。


カッカラカーン!

石のかけらが、冒険者ギルド本部の屋根の上の急づくりの転移石発動台から落ちて行った。

下の地上から、冒険者ギルド本部の職員達の絶望的な顔がグランドマスターを見上げている。

冒険者ギルドの昔の悪事も露呈してしまい、オーク軍が突撃してきた!

うぎゃーーーーーーー!



□□□□□□□□□□



新生ガス王国冒険者ギルド
新任総括マスター・バッカーの目の前の魔導通信珠から、悲鳴が聞こえてきてグランドマスターが応戦しているが、遂にビッグオーク達から逃げて行く画面が、見えていた。


バッカー
「ハァ…。

え?
邪神ラット・リーヴが、動いただと!
クソ!
グランドマスターの事を気にしている暇すら無いか!

C級冒険者達に、防壁用意の号令をかけろ!

なに?エルフ軍が来ている?
長老達に会わせろだと?

今は、それどころではない!

あ!そうだ!
精霊に聞け!って言っておけ!」




邪神オーク軍の攻撃開始!
邪神ラット・リーヴの進撃の開始!

どうなる!ガス王国(ほとんど荒廃化)
どうなる!新生ガス王国!

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