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第3章 爆闘!魔王の墳墓と呼ばれたダンジョン

 第8話 魔王の墳墓地下ダンジョン(無限回牢ダンジョン)の攻防・第5階層3

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 第8話 魔王の墳墓地下ダンジョン(無限回牢ダンジョン)の攻防・第5階層3

 魔王の墳墓地下ダンジョン
(無限回牢ダンジョン)・第5階層

そこには、デカい光るプラズマ球があった。

魔神プラーズ
「そのまま!表面をなめらかにして!」

カザトは、暴れだすエネルギーの波長を合わせて行って、なんとか表面をなめらかにしていく。

魔神プラーズ
「お!上出来!上出来!
これなら、原水爆の爆破を無理矢理かき消す事もできるな!

あ!
身体が!
そうか!
時間だ!
カザト殿!よくぞ私が伝えたい事を学んでくれた!

満足だ!
天界に行く時が来たようだな。

おそらくだが、このダンジョンの上に魔王の城があったはずだが、その城の塔の部分の地下のダンジョンに、この無限回牢が排気口伝いに繋がっていると思う!」

カザト
「御教示ありがとうございました。
今から、天界までの時空間トンネルを開けます。」


そうして、魔神プラーズは戦闘よりも自分が呪われたプラズマ兵器炉として作られた事を呪っていたのが、カザトに学問と実践的科学として教示出来た事によって、満足することで魔神を卒業して天界に行った。


カザト
「どうしよう?
階段が出てきたな。

なんだ?この空間の膜は?

ぷよんぷよんしているな。」

カザトは、自身の魔力とか生命力を固めて剣を作り突き刺す!

しかし、なかなか切れない!

空間の認識をもっと、細かくキレイに把握する必要があると、感じたので座禅を組んで神経を研ぎ澄ます事にした。


その頃、
管理者空間のフェイクは、鳴り響く警報音で叩き起こされた。

赤色の点滅灯が、辺りを真っ赤に染めていた。

フェイク
「爺や!何が起こっている!」

執事天使
「本来のシステムが目覚めそうです!

調べた所、魔神・邪神が一定数を超えてやってくると、自動的にバトルフィールドモードに移行するみたいです!

あと、天界に行った部下天使とは連絡がつきません!

地球に向かった、部下天使は悲鳴だけ聞こえて、その後は音信不通状態です。」


なんだって!

フェイクは頭を抱える。
戦闘なんて嫌だ!
なぜ、高貴な生まれの私が戦闘なんてしないといけない!

なぜ?
なぜ!
なぜ?!

フェイクは、ある結論を出した!
ブレーダー王女達が、勇者達の扱いを誤ったからだと!

あの、カザトか?
あいつを身体を使ってでも、たらしこんでモンスター討伐を成功させていたら、こんな事にはならなかったのだ!

確かに、フェイクは伝言(神託)を勇者にすることが多いから、勇者の言葉=フェイクの神託、と言う図式が成立する。

だが…、今回は勇者=どアホ!どクズ!クソ間抜け!の図式である!

それを、何も考えないで権力とかで従わせようとしたブレーダー王女の態度から、このフェイクの不幸が始まった!

と、フェイクがこの世界にカザト達を拉致したのが発端なのだと言うことを無視(現実逃避)してブレーダー王女の初期対応の不備の性にしてしまった!


フェイクは、指令を出す!
ブレーダー王女の中の天使にも指令を出した!

フェイク
「ブレーダー!貴様がカザトを身体を使ってでも、篭絡せずに悪化させたのが、この事態を引き起こした原因である!

すぐに、立て直せ!
さもなくば、カミナリで焼いてやる!」


ヒィーーーーーー!
と、叫ぶブレーダー王女の中の部下天使!

しかし、地上では何故か時間が止まっているためにブレーダー王女の意識に言葉を伝えることができるが、返事を聞くことが出来ない。

フェイクは気がついた!
何故地上の時間が止まっている?

邪神や、魔神達は自身の結界内では動いているが、フェイクはワールド自体は時間が止まっているのだ!

フェイクは、モニターを見ながら何か設定が変更になったのかを調べていく。


そして、推測を出さざる得なくなる。

これまでの管理者神としての修業科目の魔神討伐を全て封印してしまって、6枚全て札を使った為に、

○管理者神に魔神達を討伐出来ない非常事態が発生したとして、元のこの世界の制御システムが時間を止めてしまったのか?

○札を使いすぎて、その副作用で時間が止まったのか…?

どちらかだと、予想した。

そして、フェイクはディスプレイ画面に出ている空間のゆらぎの波形を見ていた。

なにか不規則だが、この時間停止空間を壊そうとして空間そのものに攻撃を加えている存在がある事を示す波形が表示されている。

不味い!

管理者神の試練として、あと一体の魔神か、邪神がやってくたので無いか?

それでなくても、邪神ゴキブリと侵攻してきているのに、かなり不味い!

そして、気がついた!
監視モニターに、向かって邪神達がずっとこちらを見ていることに!


フェイクは、真っ青になるしかなかった。


そして、起こる!


フェイクにとって最悪ではないのか?とする展開か始まろうとしていた。







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