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第2章 動きだした凶悪な者達
第33話 カザトは試練?に挑むのだが…
しおりを挟むフェイクが、起き出す2時間前…
カザトは、[第4の試練]に向かっていた。
空間の、捻れには空間魔法!
魔力の捻れにはその属性の魔力!
嵐の中突き進む[チームカザト]。
結局、魂の状態が物凄くよくなったカザトの処理能力は、嵐を制してたった1時間30分で[第4の試練]に突入することが出来たのだ!
はじめカザトがこの嵐を見たときは、一ヶ月かかると見ていたが無茶苦茶早い結果で、トワイライト達も目を丸くしていた。
洞窟入口は、かなり快適である。
これではまるで、邪神国1号国の洞窟使用禁止みたいだなとマーベル達の感想だった。
それほど、拍子抜けしていたのだが本当にビックリしていたのはカザトだった。
いつもはかなり神経と力を使って、魔力などを操作していたのだが、それが指でスマホをフリックするが如く簡単だった。
さて、[第4の試練]とは何なのか?
戦闘能力を試すとかではなくて己の身体の事を知る試練らしい、というのが、勇者達の記憶で当時の司祭とかが言っていたことである。
しかし、メーベルは聞いたことがないと言う。
つまり、失伝してる。
または、隠蔽されたことなのか?
神殿の壁画やガス旧王城地下の記録だと、実は前管理者神様の休憩所と、酒の仕込み所だったらしい。
あ!だから伝説のラーソ酒とかの記述があったのか!
洞窟に入ると、中は立ち昇る湯気!
煮えたぎる湯?
あれ?これって?
そして、マーベルが何気なく壁に手を触れたとき、壁が動き出した!
メーベル
「あわわ!洞窟の入口がしまった?」
トワイライト
「入館資格スキャン?って書いてますね?」
カザトは、よく見たらそれはガーネット石で出来た押しボタンだったから、押してみた。
全員にレーザー光が照らされる。
スキャンそのものだ!
そして、壁に何か表示される。
カザトは、鑑定での翻訳を読んでいた。
え?古代地球文字?
侵入者は、カザト達以外ないという事カザト達の素性を検索してる?
カザト達の事をコスモ1・2から入力されていて、許可が出た。
そして、カザトはやっと合点がいく!
ここは修行で疲れたときの、温泉治療施設なのだと!
パートナースキル越しに、そのことを知ったトワイライト達は目が点になっていた。
そういえば、あの「ちゅうわ」(中輪)の人達が言っていた事も、ここが温泉治療施設だとすれば合点がいく!
宿泊施設もあった。
その日から3日間、カザト達は冒険を休んでダメージが蓄積していた身体を、休める事にしたのだった。
カザト達が、温泉療養している真っ最中に狂い怒り起きた、第2世代管理者神フェイクはとりあえず、カザトを探し出した。
(フェイク視点)
邪神戦争の時に、いきなりいなくなったと記述されていたが、その理由は、天界に呼び出されたことだった。
地球側からの怒り溢れる抗議と、また違法勇者召喚をした疑いからの呼び出しなのだったが、後ろ盾の天界のとある部署の上司様の力でなんとか、取り調べから逃げ出したのが実情なのだった。
途中、地球での被害者子孫(元勇者の子孫)の不幸の原因はお前だから、幸運とかのスキルを付与して元の運命通りになるようにしろと言われて、なぜ使い捨ての使用人(ここでは元勇者達の事)の面倒を見ないといけないかと言うと、タコ殴りにされて十握剣を抜こうとした神がいたので、急いで適当に不幸のスキルを被害者?に付与して、また天界に再逮捕されてとか、いろいろあって逃げ出して帰って来たら、この世界は、第2世代管理者神フェイクを、邪神と呼ぶ世界に変貌していた。
しかも、フェイクの力を回復する人間世界の祈祷所などが、全て封印されていて執務室空間には、傷だらけの部下天使達が山となって倒れていたのだった。
そしてフェイクは戦争の結果、邪神と呼ばれるようになり、勇者達が地球帰還の為の魔法陣を探していると聞いて、これ以上力を消費するとフェイクのパワーアップと神格の上昇計画が危うくなるどころか、降格の可能性が出てきたのですぐに、力を使うのは嫌なのだが部下天使達を治療して、勇者帰還陣とかの隠蔽を指示した。
しかし、そのせいでフェイクにとってとんでもない事が、起こってしまった。
民が苦しむ時に放出する力も!エネルギーとしていたフェイクは、前勇者達が国王の上に立って強制的に善政を敷いたために、エネルギー不足になったのである。
しかも、地球の神々の一撃一撃は、そんなに簡単に治らない。
部下天使に、無茶振り命令をするが皆失敗する。
救命治療ポットに、入らないといけない状態に悪化してきたフェイクは焦った。
そして、部下天使達がフェイクのプランを実現するには、この世界のモンスターをゴブリン並みの繁殖力に再設定するしかないと言い出したのでそれを了承したのだが…。
第2世代管理者神フェイク
「オイ!オークを狩って来て、豚丼を作れ!」
料理担当部下天使
「フェイク様の命令通り、この世界のオークは絶滅しました。
異界のオーク邪神は、今、召喚されてますが部下天使達の兵を出させますか?」
第2世代管理者神フェイク
「ハァ?絶滅?
ゴブリンだらけじゃないか! どういことだ!?」
部下天使達
「「「全てはフェイク様の命令通りにした結果です。
だから、今フェイク様は危篤状態から生還されました。
これから、どうされますか?」」」
なんて言う。
その場で、ゴブリン並みにモンスターを繁殖させるとは言ったが、全部ゴブリンにしろとは言ってないぞ! と、その場にいた幹部達をタコ殴りにした。
そして、やはりダークなフェイクでも地球の神々は怖いので、勇者召喚のエラーを探す!
ハァ?男の勇者一匹が、異界の邪神オークにオークキングにされた?
そこから邪気が来たのか!
だが、外のどす黒い邪気も沢山あるぞ?
まさか、今回の勇者達の本性は…!
クソ!スマートでクレバーなフェイク様に失敗は無いはずだ!
人選ミスなのか!
だが、魂の波長からたどるとあの、何故かピエロの姿になっている勇者共だ!
しかし、鑑定眼でいくら見ても勇者達の中には、エラーはいない。
先程、地上に叩きつけたブレーダー元王女が言っていた[ゴミ]が[エラー]なのか?
大の字に、地面にめり込んでいるブレーダー元王女を助け出そうとする村人達と、激弱の干からびた勇者達を見て余計にムカついたフェイクは、この異世界中を鑑定眼で走査スキャンするが、[エラー]らしきモノは全く感知出来ない!
悔しいが、自分の力を遥かに超える存在の加護だと見えない事が有るので、執務室空間の機構を使って、調べる。
自分の力よりも遥かに超えた存在でも、これなら、なにかの反応があるはずなのだが、全くスキャンに引っかからなかった。
しかしブレーダー元王女の記憶には、[ゴミ](カザトの事)が城から叩きのめされて、追放されたときの記憶があるのと、冒険者ギルド新聞とかに確かに載っていた。
地団駄を踏んで、部下天使達をペインヒールで罰と回復を与えて、「探せ!」と命令してこれからどうするかを考えるフェイク!
まさか、カザト達がフェイクすら入ることができなかった、知ることすら出来なかった[第4の試練]の奥の部分の鑑定スキャン不能の、本当の部分(プライベート温泉施設)で療養していたとは夢にも思わなかった。
[フェイクが、入れたのもこれまでの前勇者達が、入れたのも[第4の試練]の施設のほんの一部である。
遊園地で例えるなら、入場ゲート前広場に立っていたに過ぎず、彼らがくみ出していた(赤い水)は、ゲート前の自販機で売っているミネラルウォーターに過ぎない。]
一週間の間、飛び交う天使達の大軍!
そして、その捜索の結果ゴブリン帝国が、異界のゴキブリ邪神によって占領されていた事が発覚!
邪神国1号の国王にしたブヒゴーが、ゴキブリ魔王ブヒゴーになっていた。
そして何故か第2世代管理者神フェイクが、この世界をゴブリンだらけにしろと命令したとの情報が拡散されていた。
新たな魔王ブヒゴーの誕生と、その正体とフェイクの邪神戦争時の関与の悪事が、全ての民(カザト達を除く)に
知らされたのだった。
情報を漏らしたのは、フェイクの部下ではない天使だと思われたのだが、実は、フェイクの生み出した幹部達だったのだ。
命令通りにゴブリンだらけにしたのに、タコ殴りになったのでかなりムカついていたらしい。
それも、あって余計にフェイクが暴れ出したので、ゴブリンですら巣穴にこもって様子を見るしかなかった。
一方その頃、カザト達は療養所にある書物を読んで、エリクシールの作り方とか、昔の地球の料理などを作っていた。
本物の雁擬き(がんもどき)を食べたとき、おでんのネタでしか食べたことがなかったカザトは、感動していた。
本当に、鶏肉っぽい食感と味なんだ!
つまり、本物の雁擬きのレシピは失伝しており、雁擬きのモドキのコピーが今の(がんもどき)なのだと、味で理解させられていた。
味の往復ビンタを食らって失神状態である。
そして、料理の幅が広がったのであった。
そして一週間が経つ。
粉々になった、ガス国王東部ドギロペ侯爵の城…。
その城の地下に、フェイクはある魔法陣を仕掛けてあった。
フェイクの身体は重度の邪気・外道気中毒であり、早く治さないといけない状態でかなりのエネルギー不足だった。
そこで、かつて周りから生命力を少しづつ搾取して、聖なるエネルギーを貯めておく魔法陣を、ガス王国など各国の小さな領地に至る所まで仕掛けてあったのを回収することにしたのだが、地下室が…というよりも魔法陣が破壊されてあった。
城の記録を見ると邪神戦争の後邪神の仕掛けた、人を病にする邪魔法陣が発見され破壊された!
とあった!
おのれ!よくも私のエネルギー庫(人が、苦しんで出すエネルギー)を破壊したな!
ガス王国内は、全滅であった。
鑑定眼の起動して各国を見たが、ほぼ全滅である。
ゲホ!
血を吐いたフェイク!
執務室空間に、戻ると邪神ゴキブリと魔王を勇者達に討伐させて、エネルギーを回収しろ!
とだけ命令して、救命ポットに入って診断すると胃潰瘍だった。
ろくでもないもの(クソ勇者や、邪神の邪気)を摂取し過ぎが原因なのは明らかなのだが、未だに[魔王ホイホイ]をやめるつもりはないらしい。
部下天使達に、栄養剤と治療薬と他の薬を渡されて、飲んでまたポットの中に入ったフェイク。
少しすると、いびきが聞こえてきた。
他の薬?
かなりキツイ睡眠薬らしい。
まぁ睡眠も必要だから、間違った処方ではないのだが…
「オイ?睡眠薬の量多すぎないか?」
「全ては、フェイク様の健康のため。 そして、俺達の健康のため。」
「駄目だった。[エラー]見つからねぇ!」
「なぁ?[エラー]=[パシリ1号]って事にしねえか?」
「オークキングからオークチーフキングって、聞いたことない名前になってたぞ!」
「そうするか!報告書作成任せる!」
「カザートは、召喚勇者ではなかった。」
「カザトって奴は、行方不明! 国王達も知らなかった。」
「カザトって奴は、ヤバい!
敵対したくない!
前勇者の子孫だ!
恨まれてもしょうがないぞ!」
「一太刀で、天使の剣すら斬ったからな…。」
「ブレーダー元王女に、謝り倒して仲間に引き込めって命令だけしておこう!」
「命令したことは、周知しろ!」
「オイ!勇者担当部署!
調整に行ってこい!
わかってるよな!
勇者の人選ミスは、お前たちの責任でもあるんだ!」
「嫌だ!もうガス国王に取り憑くなんて嫌だ!」
「うるさい!やれ! [魔王ホイホイ]が失敗したら、どうなるかわかっているだろうな!」
結局、ガス先王の頼みに屈したラッド臨時国王が、処刑をやめて元ガス国王派の者達で組織化する、勇者支援軍に組み込まれた元ガス国王と元宰相に、また取り憑く事になった勇者担当上級と、副担当上級部下天使たちであった。
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