37 / 334
第1章 生き抜く事は大変!
第37話 しかし、そんなに甘くなかった!
しおりを挟むここは、聖神皇国地下禁書庫の横の準禁書庫!
そこで、聖女メーベルと聖女ファルミが争うように、勇者関連の文献を、調べていた。
あれ?聖女ファルミさん?
ブラー王国のカザトの工房にいることになったのでは?
それが、神殿の新情報が伝えられたときにミラージュから、何か情報が無いのか言われた聖女ファルミを見た
皇主が、特別許可を出した。
その時、ブラー王国におとずれていた、聖女メーベルにも要請がありすぐに聖神皇国の地下準禁書庫が開けられたのである。
「えーと、ミラージュさんからハト便です。
カザトさんがゴーレムだったはずだと受付嬢さんに、漏らしていたとの言葉が!」
そして、それはある禁書指定された本に行き着く。
その本には…
□□
カザト
「これは!まずい、三人共あの柱の影に隠れろ!結界!結界!結界!」
エルフ娘3人を、隠れさせ結界を3重掛けする。
鑑定
ジルコニウムスペースゴブリン スーパーソルジャー
この名前に見たときカザトは、嫌な予感が走る!
ジルコニウム!
それは、ダイヤモンドの代替え!
そして、スペース!
それは、空間を意味する。
空間魔法を使うゴブリン!
遂に、来やがった!
ガス王都の図書館でゴブリンキングにエンペラーの中にスキル転移を持つ者がいた事が、記録されていた。
空間把握を起動して、空間の変化状態を探知出来るようにする。
突然!スペースゴブリンの足元から、波紋が広がる様に空間が波をうった!
□□
聖神皇国地下 禁書庫の横の準禁書庫!
聖女メーベル
「空間魔法を使うゴーレム?が、第2神殿の、相手?
空間魔法は、確か危険だからと禁止されたよね?」
聖女ファルミ
「これは!空間魔法が、禁止された本当の理由が書いてありました!
前勇者達が修行して自力で元の世界に戻ることを阻止するために、管理者神の部下の天使が、この世界のルールを変更した?
この世界では、【自身世界軸】つまり自分が今どこにいるか、自分が、この世界の外の世界と相対的に距離を認識する【基準軸】となるものを、使えなくしたと書いてます。
この結果、空間魔法が基準軸が無いために使えなくなってしまい、転移の失敗で5体バラバラとかが多発したので禁止したようです。」
聖女メーベル
「こちらにも、書いてあった!
次回勇者召喚するための魔力温存の為に、勇者達にこの世界にとどまるよう要請したが、約束の反故だと非難され
自分勝手な論理を言い出した当時の皇主と、勇者達の対立が戦争となった。
しかし、皇主の祈祷に女神が答え勇者達に、この世界にとどまるように命令したが、それは女神が勇者達に元の世界に戻す約束の反故であり女神側とも、戦争になった。
戦争の途中で、なぜか女神は姿を消して女神軍は大惨敗。
その戦争の余波で、神殿群は崩壊。
女神は、邪神と呼ばれ冒険者ギルドや、各ギルドは惨敗。
しかし、頑なに勇者達を帰還させなかった当時の各王族達は、一人ずつの女性を残して皆処刑になった。
勇者達が、亡くなったあとにボロボロになって、どこからか帰ってきた管理者神の女神がこっそりと神殿群を作り直したのだが、事故多発の空間魔法無しでは守備ゴーレムを倒せず第2神殿で死ぬだけだから、聖神皇国が主体となって神殿地帯を、柵で封鎖したって!」
聖女ファルミ
「たいへん! 早く知らせないと!」
□□
カザト
「何だ?この空間が溶けてゆく?
なるほど!空間の迷宮に閉じ込めるつもりだな!
空間軸を設定!クソ!やっぱり出来ない!
実は、カザトは転移が出来ないか散々こっそりと練習していたが、全く成功していなかった。
なので、マジックボックスを作るときも、JR貨物の貨物列車のコンテナをイメージして、この世界に繋げてコンテナを増やしていく感覚の方式にしている。
亜空間部屋も、そうである。
何故か、空間軸を固定出来ない。
空間切断なら、なんとか出来るのでスペースゴブリンに撃ちまくる!
この攻撃方法だけは、カザトは使っていなかった。
フルフル村の坑道切断くらいしか使わなかったのは、それなりに理由があった。
どうも、何故かいくらイメージしても安定しない、物理特性を無視する刃なんて危な過ぎるからである。
この攻撃を、跳ね返す者がいたら全滅させられる。
特に、エルフ3人娘達に防御する方法が無い!
しかし、事態は悪化する。
ジルコニウムスペースゴブリン スーパーソルジャー
「グバー! ガーーーーーーー!」
神殿の外まで、歪曲された空間が一気に広がったのだ!
外にいた、ゴブリン達がこの空間に囚われて粉々のミンチにされていく。
ゴブリンミンチを見た3人が入った結界空間を背にカザトは、どうするか考えていたがスペースゴブリンのニタリとした顔にブチ切れた!
なぜ、この世界の奴らの基準でオレが痛い目に会わないといけない!
なぜ、この世界の基準にあわせないといけない!
なぜ、そんな理不尽に付き合わないといけない!
完全なる怒りが、目を覚ました。
ガチン!
また頭の中で音がした。
ピコリン♫
「真スキルツリーより(自身世界軸固定保有)を、自身認識より起動可能になりました。
常時起動を開始します。
完全なる、悪意に対する正当なる怒りが確定しました。
正当なる怒りと認証されました。
(不正悪意・意思軸自動反射)のスキルを会得する資格が得られました。
スキルの会得が承認されました。
スキルを会得します。
成功。常時起動開始。」
バン!
スペースゴブリンが展開する、歪んだ空間が壊された!
これまで、全く出来なかった空間軸が、嘘みたいに設定出来るようになったのである。
だが、スペースゴブリンがまた歪んだ空間を展開して神殿外にまで、空間が歪みだす。
しかし、一旦この世界の空間を認識したカザトの立つ床は全く歪みも、波も発生しなかった。
カザト
「(自身世界軸固定保有)か、これなら、空間設定が出来るのぞ!
ハァハァハァ
だが、魔力の消費が激しすぎる。
さぁ、オレに理不尽を突きつけた事を後悔するがいい!
カザトは、神殿そのものを取り囲む正方形の結界を展開する。
パン!
スペースゴブリンの歪曲空間が全て弾けて、スペースゴブリンが神殿にただ立っていた。
ジルコニウムスペースゴブリン スーパーソルジャー
「ガーーーーーーー!」
怒りを見せて、空間操作をしようとするが神殿の空間はカサドが制圧したのでスペースゴブリンには、もう何も出来なかった。
バリン!
割れた!
そう表現するしかない状態でスペースゴブリンが砕けて行った。
石だけが残った。
鑑定
□□
ジルコニウム 魔石
属性 空間
ダンジョン・コア候補
□□
カザト
「フウーーーーーー!
疲れた!えーとこの神殿にはもう敵はいないっと。
3人共、出てきていいよ~」
トワイライト
「カザト様!大丈夫ですか?」
エルシー
「敵が空間を歪ますなんてもう、駄目かと思いました!」
エルファー
「だけど、カザト様いきなり空間を支配し始めましたよね?
何かつかんだのですか?」
カザト
「うん……
3人とも?なぜ全裸なの?
え?
あ!そうか!今この神殿はオレの管轄内だから空間把握が通常展開しているのか!
もう、身体が悲鳴を上げているからこのまま今日は休むか!」
神殿の外から、見えないように空間を設定して、亜空間部屋を出してその日は、休む事にした。
次の日
昨夜はお楽しみをした4人は、次の神殿に向かった。
出てきたのは
ダイヤモンドスパーク ゴブリンスーパーソルジャーだった。
鑑定でも名前しか判明しない。
しかし、このゴブリンが持っていた大きな両手大剣に、カザトはビックリしていた!
え?
ダイヤモンドの両手大剣?
豆粒位のやつでも10万はするのに、オレの身長超え大剣だと億?いや京?を超える?
ガチン!
ダイヤモンドゴブリンの大剣をバスターソードで受ける!
少し、魔鉄コーティング部分の刃こぼれがした。
確かに本物のダイヤモンドだろう。
そして、斬返しでゴブリンの石化していない皮膚の部分をバスターソードで斬ったが、
ガイン!
と、はね返された!
全身ダイヤモンド?
エルシーが、ウインドカッターを器用に首とかに当てるが、やはり効かない。
しかし、ひらめいた!
あ!ダイヤモンドって、実は石炭の仲間で確か燃えたよな?
トワイライト達に風魔法準備を頼んで、鍛冶の炉の要領でゴブリンを焼く作戦を伝える。
カザト
「空間設定!
ダイヤモンドゴブリン拘束!通気孔!排気口!設定!
並列起動、基本魔法[ファイヤー]フルパワー稼働!。
3人とも!頼んだ!」
カザトが空間魔法で鍛冶の炉を作り、種火の代わりに[ファイヤー]を使う。
それを、風魔法で横に竜巻を起こし、通気孔から火災旋風をダイヤモンドゴブリンに当てる!
まぁ、強力な火炎放射器で焼いているイメージだ!
ダイヤモンドゴブリンは暴れるが、今の俺のつくる空間魔法で作った炉を壊せない!
そしてエルフ3人娘が作る 火炎放射器によって遂に、発火!
そして3時間後…
ドン!
ダイヤモンドゴブリンは、石を落として消えた。
□□
ダイヤモンド(魔石)
属性 光
(ダンジョンコア候補)
□□
トワイライト
「ゔぁ~」
エルシー
「う~!」
エルファー
「ハァハァ…」
レベルアップ酔だ!
俺も、実はかなりレベルアップ酔が来ている。
マップに、第2神殿前からずっと進もうとしている斥候がいることがわかっていから、まだ第2神殿の簡易結界は、解除しないでここ第3神殿で亜空間部屋を出して休む事になった。
□□
聖神皇国地下 禁書庫の横の準禁書庫!
聖女ファルミ
「もう、第2神殿の戦闘が、始まっている?
何度も空間が、神殿の外まで歪んで大幅な撤退をしないといけない状態?
え?
もう、第1神殿突破されたのですか?」
聖女メーベル
「その様ですね。新しい情報ですね。
え?
第2神殿の戦闘が始まってまだ続いている?
あの~?
私達…カザト様の事を実際の彼の実力よりも、低く評価していたのかも。」
聖女ファルミ
「そうですね。なら、私達にできることはこの神殿群の情報と、その先の情報を持って現地に行くことですよ!」
聖女メーベル
「そうですね。
妹のマーベルが、新人ギルトマスターの大失敗に巻き込まれて、その日にカザトさんと夜を過ごすまでいく計画が
潰れたって怒っていたから、今度は双子の私がそこまでいっても…
身体が熱くなってきたです。」
聖女ファルミ
「(-_-)私もですけど、経験無いのでしょ?大丈夫なのでしょうか?
男の人は、後腐れの無い遊びをしたい人が多いって聞きますけど…」
聖女メーベル
「だから、この重要な時に許可書を皇主様から取ったのですよ!
公認ですよ!
ぶっちゃけ、私達は婚約破棄されたこの世界ではボロ雑巾組です。
このままだと、同じ女性からも女性として、見てくれないようになります。
そして、それはすでに起こってます!
経験とか、言っている場合ではありません!
さぁ、早くこの準禁書達を、解読しますよ!」
□□
エルシー
「ハァ、昨日も、お楽しみしてしまいました。
幸せです。」
エルファー
「ほんと、ご主人様が、夜に慣れてこられてきているのがよくわかる。」
トワイライト
「カザト様ですよ!
カザト様は、奴隷扱いが大嫌いなのですから、気持ちはわかりますが注意しないと!
しかし、ここって?
トッパーズ、
ジルコニウム?
ダイヤモンド…
カザト様は、ジルコニウムの事をニセダイヤモンドに、よく使われるなんて言ってましたよね?」
エルファー
「言ってましたよ。
宝石加工すると、よく似ているらしいですよ。」
トワイライト
「まさか?」
カザト
「おはよう! トワイライト?どうした?」
トワイライト曰く、村の歌があるらしい。
ジルコニウムを、「ソラのダイヤの偽物」って表現だとすると、順番も一致するらしいのだ。」
カザト
「ソラは、俺の世界の故郷の言葉で(空)と書いて、空間魔法の「空」にも当てられている。
間違いないな。
その歌は、比較的新しいのか?」
トワイライト
「この歌は、昔いたハイエルフの預言者が、歌いだした歌らしいです。
ものすごく、長い歌で大巻物50巻に渡る歌でしたよ。
私が、赤ん坊の時に村の長老に、他種族との婚姻と子供を生む許可を出させて、まだ赤ん坊の私にこの歌の暗記を命じたと聞いてます。」
カザト
「予言か~なら召喚された者ではなかったか、え?婚姻の許可?」
トワイライト
「ハイ!だからいつも、私達に遠慮しているのはよくわかってますが遠慮しないで、お楽しみをしましょう!」
カザト
「なぁ?俺と、一緒に俺の元の世界に来ないかって、言ったら来てくれるか?」
トワイライト・エルシー・エルファー
「「「ハイ♬」」」
□□
その頃…
砦の(仮)冒険者ギルト出張所の横の冒険者ギルト建築場では…
副ギルトマスター ガロン
「あの~(仮)マスター?正式に、ギルトマスターになられては?」
そこには、マーベルを襲ってシバかれたA級パーティ3組が横たわっていた。
(仮)マスター マーベル
「だめよ! 全く!強すぎるからってガス皇太子に婚約破棄されたのだから、今度こそは女性としての幸せをつかむのよ!
ほら!戦闘本部長?
ガロンさんの、ギルトマスター研修 始めますよ!」
冒険者ギルト本部戦闘部 本部長 エッサ
「(皆殺しのマーベル)さんなら、そのままギルトマスターでもいいのに。
ほら、ガロンさん?
冒険者ギルト本部グランドマスターと大事なお客様がここに来るらしいので、それまでに基礎から鍛えますよ!」
ガロン
「は…はい。
( (皆殺しのマーベル)だって?わずか10歳にして双子の回復職と共にモンスタースタンピードを壊滅させた実績がある、ギルトの【絶対に敵対するな!】リストの一員じゃないか!
なぜ、受付嬢を?あ?皇太子に平手打ちして、瀕死にさせたって…話はまさか…)」
その日、砦に悲鳴がこだましていたらしい…
□□
築石 風人(つくし かざと)
冒険者ネーム カザト
レベル 310(up!)
年齢 ▲▶
ジョブ ◀◇☆◇□
攻撃力 ■◇◀◐
守備力 ◐◆☆●
魔力 ▲□○●
知力 ▶⬛○□
運 -14691(up!)
スキル
鑑定◁◇■レベル215(up!)
派生スキル
(簡易感覚伝達)レベル55(up!)
(高速情報処理)レベル60(up!)
(並列処理) レベル60(up!)
(動線探索再現)レベル60(up!)
(自身世界軸固定保有)レベル10(up!)
(超高速並列処理)レベル10(up!)
(不正悪意・意思軸自動反射)
レベル1(new!)
(意思@@@@@)新領域構築中
( %%%%%%%)新領域構築中
( ∩∩∩∩∩)新領域構築中
( ααααααιι )新領域構築中
( )新領域構築中
( )新領域構築中
(鑑定範囲制限解除)
(鑑定結果MAP化)
(記録無限領域)
記憶 [魔法斬り][神のイカズチ]
[勇者達の記憶]
[勇者達の怒り]
[エクスプロージョン]
[占い][心体共鳴][威圧]
[契約魔法(劣)](解析中)
[ファイヤーブレス]
[絶対零度]
[聖神皇国・教国語](解析中)
[エルフ語](解析中)
基礎魔法レベル65(up!)
光魔法レベル3(up!)
闇魔法レベル3(up!)
火魔法レベル45(up!)
水魔法レベル35
氷魔法レベル41
土魔法レベル41
風魔法レベル40
雷魔法レベル15
神聖魔法レベル45(up!)
空間魔法レベル95(up!)
隠蔽魔法レベル6(up!)
補助魔法レベルmax
付与魔法レベルmax
鍛冶 レベル30
錬金術 レベルmax
気配遮断レベル14(up!)
築石流刀術レベル30(up!)
精神力強化レベル65(up!)
力制御レベル20(up!)
ガス言語
ブラー王国語
称号
異世界人
女神が◁▲■◆☆★○
マナポーションドランカー3!
□□
武器 刀
攻撃力 2600(up!)
スキル
自己修復 経験値貯蓄型攻撃力成長
武器 鉈(なた)
攻撃力 2600(up!)
スキル
自己修復 経験値貯蓄型攻撃力成長
□□
カザトバスターソード2
攻撃力 7500
(自己修復中)
スキル
[自己修復][半不壊][カザト専用]
空き6
□□
名前 トワイライト
種族 エルフ(ハイエルフ)
性別 男性(女性)
年齢 21
状態 偽装中(魔道具)
ジョブ 精霊魔法使い
レベル 70
攻撃力 4000
守備力 1900
魔力 13200
知力 350
運 330
スキル
精霊眼
精霊魔法(風)レベル35(up!)
精霊魔法(火)レベル5(new!)
身体強化レベル15(up!)
称号
なし(エルフ村の生き残り)
エルフの姐さん
□□
トワイライトの杖2
(強化打ち直し)
トワイライト専用
攻撃力 2500
魔法攻撃力 基準値16000
最大値設定無し
スキル
[自己修復][トワイライト専用]
[半不壊]
空き6
□□
名前 エルシー
種族 エルフ
性別 女性
年齢 20
ジョブ 精霊魔法使い
レベル70
攻撃力 3500
守備力 1500
魔力 12000
知力 300
運 200
スキル
風魔法レベル35(up!)
(精霊魔法化中)
火魔法レベル5(new!)
(精霊魔法化中)
身体強化レベル10(up!)
称号
赤子の時に攫われた者
助け出された者
カザトの下僕
□□
名前 エルファー
種族 エルフ
性別 女性
年齢 20
ジョブ 精霊魔法使い
レベル70
攻撃力 3600
守備力 1550
魔力 12200
知力 290
運 210
スキル
風魔法レベル35(up!)
(精霊魔法化中)
火魔法レベル5(new!)
(精霊魔法化中)
身体強化レベル10(up!)
称号
赤子の時に攫われた者
助け出された者
カザトの下僕
33
お気に入りに追加
893
あなたにおすすめの小説
クラスごと異世界に召喚されたんだけど別ルートで転移した俺は気の合う女子たちととある目的のために冒険者生活 勇者が困っていようが助けてやらない
枕崎 削節
ファンタジー
安西タクミ18歳、事情があって他の生徒よりも2年遅れで某高校の1学年に学期の途中で編入することになった。ところが編入初日に一歩教室に足を踏み入れた途端に部屋全体が白い光に包まれる。
「おい、このクソ神! 日本に戻ってきて2週間しか経ってないのにまた召喚かよ! いくらんでも人使いが荒すぎるぞ!」
とまあ文句を言ってみたものの、彼は否応なく異世界に飛ばされる。だがその途中でタクミだけが見慣れた神様のいる場所に途中下車して今回の召喚の目的を知る。実は過去2回の異世界召喚はあくまでもタクミを鍛えるための修行の一環であって、実は3度目の今回こそが本来彼が果たすべき使命だった。
単なる召喚と思いきや、その裏には宇宙規模の侵略が潜んでおり、タクミは地球の未来を守るために3度目の異世界行きを余儀なくされる。
自己紹介もしないうちに召喚された彼と行動を共にしてくれるクラスメートはいるのだろうか? そして本当に地球の運命なんて大そうなモノが彼の肩に懸かっているという重圧を撥ね退けて使命を果たせるのか?
剣と魔法が何よりも物を言う世界で地球と銀河の運命を賭けた一大叙事詩がここからスタートする。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
【第一部完結】魔王暗殺から始まった僕の異世界生活は、思ってたよりブラックでした
水母すい
ファンタジー
やりたいことがない空っぽの高校生の僕がトラックに轢かれて転移したのは、なんと魔王城だった。
貴重な役職の《暗殺者》である僕はチートスキルを駆使して、魔王を倒して囚われの姫を救い出すことに。
⋯⋯ただし使えるのは短剣一本。
英雄なのに英雄になれない、そんな報われない僕の異世界生活は魔王討伐から始まる──
・一話の分量にバラつきがありますが気分の問題なのでご容赦を⋯⋯
【第一部完結】
第二部以降も時間とネタができ次第執筆するつもりでいます。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる