[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

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第1章 生き抜く事は大変!

第21話 ゴブリンダンジョン探索2

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 今,俺はゴブリンダンジョン地下50階にいる!

 あれから、実は15日経っている。
 目の前には、どでかい黒いゴブリン!

 ブラックサンダーゴブリンキングって言う、とんでもないゴブリンと戦っている。
 剣を持った黒いゴブリンキングで剣を振ると、カミナリを発射する。
 
ブラックサンダーゴブリンキング
「グゴーーーーーー!」

 剣を振って黒いイナズマが、放たれる!

カザト
「結界! 」
 空間魔法で結界を張って、両手剣を避雷針にして感電を防ぐ。
 イナズマを撃った、技後硬直の時に刀で斬りつける!

 これまで、ゴブリンを斬ってきた為に刀の攻撃力が1000になった。
 鉈の攻撃力は、990である。
 実は、両手剣が壊れそうなのだ!

 だから、刀と鉈で斬ってきた。
 しかし、ヤツの守備力が30000まだ残っている!
 関節を斬ったりしているがなかなか、守備力が減らない。

カザト
「ファイヤーランス!」

ドーン!

クソ!効いてない!

ブラックサンダーゴブリンキング
「グガーーーーーー!」
 
 また、黒イカズチか!

 その時だ
 カチ!
 なにの音?

ピコリン♫
「鑑定◁◇■がレベル100に、なりました。

 真の能力が解放されます。
 力の流れが、全て見えるようになりました。
 真のスキルツリーが解放されます。」

 あれ?

 これまで、どうしてもブラックサンダーゴブリンキングの黒いカミナリを撃つときの力の流れが全く見えなかったのに、見えるようになってきた!

 なんだ?

 ダンジョンの壁から力の粒子が集まって線になって、あの黒カミナリが出てくる剣の先に集まったときにヤツが剣を振る!
 そして、黒いカミナリが飛ぶ?

ドーン!

 なんとなくわかってきたぞ!
 あれは、魔法じゃないのか!

 スキル?

 ダンジョンの魔素を操ってカミナリみたいにしている?
 外部の魔素とかの力を、取り入れてそれを攻撃に使っているのか!

 そういえば、あの前勇者達も外部エネルギー取り込みは極めたらできるって言っていたな。

 いや…今できないとられるな!
 やってみよう!

カザト
「ハーーーーーー!

 うわ!キツイ!魔力操作だけでは無理!
 クソ!俺に念力とかあれば!」

ピコリン♫
「魔力操作がレベルカンストしました。
 身体強化がレベルカンストしました。
 新たなスキルと統合します。
 [力制御]を習得しました。」

 ダンジョンに、満たされているダンジョンの力?を操作し始める。
 精神力がいるな~

カザト
「喰らえ!(仮)新技!カザトサンダー!」

ドーン!

 ブラックサンダーゴブリンキングよりも、早く、カミナリをあてた!

ブラックサンダーゴブリンキング
「くうぉーーー!」

 ブスブスと、焼けるゴブリン。
 焼けた所を刀で斬りつける!

 クソ!この[力制御]スキルは、確かに無限に周りのエネルギーを使えるけどものすごい精神力がいるから、時間制限があるぞ!
 身体も保たない!

カザト
「エクスプロージョン!」

 やっちまった。

 無限に力を使えるからってかなり真剣にイメージして言ってしまった!
 火魔法には、こんな呪文は無い。
 だけど、だいたいアニメとかであるよね?

 え?
 何?

 魔法陣とかは出ないけど、白いレモンのような玉が発射された?

 まさか?

 ピカッ!

 ドカーン!


 うわ~!

 爆風で俺も吹き飛ばされる!
 結界を張って壁に激突しないようにする。
 もう一発!

「エクスプロージョン!」

ピカッ!

ドカーン!

 どうだ!なぜか出来たぞ!
 そしてボロボロのゴブリンがいた!

 両手剣を引き抜いて、ダンジョンの力を集めてゴブリンの力が集まっている胸の所を刺す!

ドカーン!

 ゴブリンに、イナズマが落ちる!
 ゴブリンが崩れて、大きな魔石を残して消えていった。

 両手剣が崩れていく。
 力に耐えきれなかった。
 そして、息を整えてくらくらする頭が回復するまで、座り込む。

 ボケーと部屋の奥を見ていると、向こうの方に光る珠があった。

 あ!あれが、ダンジョンコア?
 あと、宝箱があるぞ!

 両手剣の残骸を回収して、鑑定してから罠の有無を確かめて宝箱を開ける。

「雷魔法のオーブ」
「神聖魔法のオーブ」
「補助魔法のオーブ」が、入っていた。

 オーブ?

 なになに!使うと、魔法が使えるようになると!

 うわ~!
 絶対、地上に持って行くと貴族とかが略奪するやつじゃん!

 迷いもなくカザトは、オーブを使った。
 そして、ダンジョンコアに近づく。

 鑑定の字幕にダンジョンの主になりますか?と出てきた!

 しかし、なるつもりはない!
 マジックボックスに、台座ごと収納した。

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

 ダンジョンが崩れだした!
 脱出用魔法陣は…
 無いようだな…
 [ヒール]を身体に徹底的に使って、走り出す!



 3時間後!
 やっと脱出した。
 ずっとフルダッシュだぞ。  

 途中、地下2階にデカいゴブリンのビッグホフゴブリンがいたが、エクスプロージョンで吹き飛ばした!

 フハハハハハハハ!

 この世界にない、呪文を作った!
 あ!
 テンションがかなりハイになってるな。

 ?

 人の気配?

 気配遮断で身を隠してマップで、辺りを確認する。

 斥候?
 所属が ラッド公爵?

 森の外に、本人がいるな?

 鑑定!

 なに!
 あのガス国王の兄?
 この地域の領主?

 なるほどね。
 何もわかってはいないが関わるとヤバいと、判断する。

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 あ!ダンジョンの入り口が崩れていく。
 斥候5人が、辺りを探す。
 オレを探しているな。

 オレは、山の方に移動する。
 ワイバーンの巣の所に行った。

 そして亜空間部屋を出して中にこも籠もる。

 今、戦っても勝てるだろうが、もう疲労困憊だ。

 汗と泥だらけの体にクリーンをかけて、ボロボロの服を替えて温かいスープで、パンを食べて寝た。




□□

ラッド公爵
「なに?消えた?
 確かに宝珠には、反応があったが消えただと!」

 轟音を立てて、森のゴブリンダンジョンは崩れていった。

 彼の強さは、間違いないと思う。
 それだけに友好関係を築きたいが、話すら出来ずに消えたらしい。

 やむ得ない。

 冒険者ギルド横の宿を借り上げて、しばらく待つしかないのか?
 必ず報酬受け取りと報告の為に来るはずだ。
 ラッド公爵は、マトの街に入って行った。



□□

築石 風人(つくし かざと)
冒険者ネーム カザト

レベル 110(up!)
年齢  ▲▶
ジョブ ◀◇☆◇□

攻撃力 ■◇◀◐
守備力 ◐◆☆●
魔力  ▲□○●
知力  ▶⬛○□
運   -14891(up!)

スキル
鑑定◁◇■レベル105(up!)

 派生スキル
 (簡易感覚伝達)レベル50
 (高速情報処理)レベル40
 (並列処理)  レベル50(up!)
 (動線探索再現)レベル50(up!)
 (鑑定範囲制限解除)
 (鑑定結果MAP化)
 (記録無限領域)
 記憶 [魔法斬り][神のイカズチ]
    [勇者達の記憶]
    [勇者達の怒り]
    [エクスプロージョン] 

基礎魔法レベル1(up!)
火魔法レベル21
水魔法レベル20
氷魔法レベル20
土魔法レベル20
風魔法レベル21
雷魔法レベル1(new!)
神聖魔法レベル2(new!)
空間魔法レベル10 (up!)
補助魔法レベル3(new!)
付与魔法レベル11(up!)

気配遮断レベル10(up!)
築石流刀術レベル10(up!)
力制御レベル2(new!)
ガス言語

称号
異世界人
女神が◁▲■◆☆★○
マナポーションドランカー3!

□□   

武器 刀

攻撃力 1500(up!)

スキル
自己修復 経験値貯蓄型攻撃力成長


武器 鉈(なた)

攻撃力 1200(up!)

スキル
自己修復 経験値貯蓄型攻撃力成長


武器 両手剣

攻撃力 0
状態 自己修復待機中

スキル
自己修復 空き1
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