上 下
17 / 334
第1章 生き抜く事は大変!

第17話 王都の混迷の始まり。

しおりを挟む
 その空間は、空間魔法で探知すると、この空間の2年間をたった現実の1分にする空間だった。

 時間制限無し!

 そして、その空間で一ヶ月が過ぎた。

カザト
「なんとか、食料が尽きる前に全部会得出来たぞ!
 アーーーーーー!疲れた!
 最近、オレこんなセリフばっかりだな。」

築石 風力左衛門の幽霊
「さすが!オレの子孫!よくやった!しかし、文字が化けているとはいえよく頑張ったな。
 これで、俺達も天界に訴えに行ける!」

 そうして、元日本人勇者の幽霊達は大軍を作って、天界に向かって登っていった。
 今の俺には、勇者達の全てのジョブが記憶されている。
 そして、元の隠し部屋に戻ってきた。

 アイテムボックスの食料庫は、ほぼ空っぽだ!
 そして、賢者の魔法で城の資料を全てコピーしてコピーを置いておいた。

 え?紙の材料?
 王室専用の庭の樹木とか?(笑)
 そして、夜の繁華街に出て飲み屋に入る。

 あの睡眠薬を出しやがった食堂は、封鎖されていた。
 当たり前だよな!
 だが、奴らのアジトを監視しているが、それだけでは安心出来ない。
 冒険者がよく、来る酒場だ。

 オツマミと果実水を頼む。

 流石に、睡眠薬は入ってなかった。
 腹が減っているのが感じたので追加注文をする。

 そのうち客として、敵性反応のあるヤツが入ってきた。

冒険者A
「よお! 景気のいいヤツがいるじゃねーか!」

 オレの肩を掴もうとしたので、気配を消してスルリと抜けて、店を出た。
 奴らのパーティーは、頭の上に?マークがあるような顔をしている。

 先祖含む、前勇者達の希望もこの世界の破壊だった。
 まぁ、そうなるだろうな。
 魔王倒しても、当たり前とか言って、感謝すらなかったらしい。

 城にまた潜り込む。

 まさか奴らオレが、お前たちの本拠地にいるなんて思ってもいないだろう。
 マップでみたら、あのパーティーはまたオレを探して回っわているみたいだな。

 おやすみ~
 

 朝!
 城の中に、かなりの人が入ってきている。
 名前を見ると貴族たちだな。
 だが、公爵領にいる親ではなくて子供らしい。
 騒いでいるな。

 だが、この城の通信室以外の部屋は全て鍵がかかっている。

 そして、うるさいから移動していたら困ったものを見つけた。
 勇者の奴らの部屋に残された下着だ。
 女性物が多いな!
 野郎の物はどうしよう?

 とりあえず、鍵をかけておこう。
 そして、賢者魔法で封印する。

 ハァハァ、疲れる。
 やはり、レベルを上げないと!
 いくら、記憶しても記録しても、レベルがついていってない。

 しかし困ったぞ!
 貴族たちが、領にいる部下を派遣してきた。
 おそらく、王都の独立を阻害するためだな。

 冒険者ギルドに出した休暇は、あと11日あるか!
 あ~、マップ上で宿の所にどう見ても貴族の名前の表示の点がやってきたな。

 また、男の部屋を見ているよ!
 この世界の貴族は、男色家が多いのか?
 別の意味でおそわれそうだから、
 関わりたくないな。

 もうそろそろ、市場が開かれる時間だ。
 買い物に行くか!

 そして、りんごっぽい果物や干した芋? 携帯食に調味料(塩)そして、酒も買った。
 酒で煮物すると、美味いとかテレビで言っていたような気がする。

 そして、いろいろ話してわかった事が、昨日の夜遅くに貴族達が乗り込んで来たらしい。
 誰かを探しているとも。

 冒険者ギルドをマップ表示すると、まぁ、敵性反応だらけ!

 うわ~!

 あのパーティーも、買収されたのか!

 教会に、ナタリーさんを見舞いに行く。
 ナタリーさんは、目が腫れていた。
 口に指を添えて、黙っているように伝える。

 そして、聖女のエクストラヒールを使う。

 ナタリーさんびっくりしていた。
 そして、そっと貴族絡みの面倒事が襲ってきたので、王都から逃げる事を言ってその場から、離れた。


 ギルドマスター室に、忍び込む!

ギルドマスター・バッカー
「?! (え?気がつかなかった!
 まるで、爺さんを相手にしている感じだ。)」

カザト
「静かに! 変なヤツがうろついている。
 しばらく、王都を離れる。」

ギルドマスター・バッカー
「わかった! これは、B級試験のクエストだ。
 内容は国境の街の冒険者ギルドに、ゴブリンジェネラルの牙を届けることだ!」

カザト
「ありがとうよ!では、また会おう!」

 そして、気配を消したカザトは、ギルドマスター室を出ていった。
 ギルドマスター室の扉を叩く音がする。

バッカー
「どうぞ。」

某伯爵家嫡男A
「ここに、ゴミがいるはずだ?出せ!」

バッカー
「ハァ?ゴミなら、既に朝出しましたよ?
 いったい、どうされたのです?」

 この時、本当にバッカーは、「ゴミ」がカザトの事を指しているとは知らなかった。


 カザトは、仮面被って乗り合い馬車に乗り込み、王都を脱出した。
 乗っているのは女性冒険者二人である。
 鑑定するが、普通だった。

 王族絡みの関係者ではないが、名前は貴族だ。

 向こうは、なにも喋らないからこちらも喋らない事にする。

 今日は、王都から2つ向こうの街で泊まりだ。

□□

築石 風人(つくし かざと)
冒険者ネーム カザト

レベル 47
年齢  ▲▶
ジョブ ◀◇☆◇□

攻撃力 ■◇◀◐
守備力 ◐◆☆●
魔力  ▲□○●
知力  ▶⬛○□
運   -14954

スキル
鑑定◁◇■レベル70(up!)

 派生スキル
 (簡易感覚伝達)レベル50(up!)
 (高速情報処理)レベル40(up!)
 (並列処理)  レベル35(up!)
 (動線探索再現)レベル35(up!)
 (鑑定範囲制限解除)
 (鑑定結果MAP化)
 (記録無限領域)
 記録 [ヒール][魔力増強]
    [魔法斬り][神のイカズチ]
    [武器強化][勇者達の記憶]
    [勇者達の怒り] 

火魔法レベル21(up!)
水魔法レベル20(up!)
氷魔法レベル20(up!)
土魔法レベル20(up!)
風魔法レベル21(up!)
空間魔法レベル7(up!)
付与魔法レベル3(up!)

気配察知レベル10(up!)
魔力感知レベル10(up!)
気配遮断レベル5(new!)
身体強化 レベル35(up!)
築石流刀術レベル5(new!)
ガス言語

称号
異世界人
女神が◁▲■◆☆★○
マナポーションドランカー3!

□□   

武器 刀

攻撃力 150

スキル
自己修復 経験値貯蓄型攻撃力成長


武器 鉈(なた)

攻撃力 100

スキル
自己修復 経験値貯蓄型攻撃力成長


武器 両手剣

攻撃力 2000

スキル
自己修復 空き1
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

クラスごと異世界に召喚されたんだけど別ルートで転移した俺は気の合う女子たちととある目的のために冒険者生活 勇者が困っていようが助けてやらない

枕崎 削節
ファンタジー
安西タクミ18歳、事情があって他の生徒よりも2年遅れで某高校の1学年に学期の途中で編入することになった。ところが編入初日に一歩教室に足を踏み入れた途端に部屋全体が白い光に包まれる。 「おい、このクソ神! 日本に戻ってきて2週間しか経ってないのにまた召喚かよ! いくらんでも人使いが荒すぎるぞ!」 とまあ文句を言ってみたものの、彼は否応なく異世界に飛ばされる。だがその途中でタクミだけが見慣れた神様のいる場所に途中下車して今回の召喚の目的を知る。実は過去2回の異世界召喚はあくまでもタクミを鍛えるための修行の一環であって、実は3度目の今回こそが本来彼が果たすべき使命だった。 単なる召喚と思いきや、その裏には宇宙規模の侵略が潜んでおり、タクミは地球の未来を守るために3度目の異世界行きを余儀なくされる。 自己紹介もしないうちに召喚された彼と行動を共にしてくれるクラスメートはいるのだろうか? そして本当に地球の運命なんて大そうなモノが彼の肩に懸かっているという重圧を撥ね退けて使命を果たせるのか? 剣と魔法が何よりも物を言う世界で地球と銀河の運命を賭けた一大叙事詩がここからスタートする。

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた

きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました! 「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」 魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。 魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。 信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。 悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。 かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。 ※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。 ※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です

スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?

山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。 2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。 異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。 唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

元銀行員の俺が異世界で経営コンサルタントに転職しました

きゅちゃん
ファンタジー
元エリート (?)銀行員の高山左近が異世界に転生し、コンサルタントとしてがんばるお話です。武器屋の経営を改善したり、王国軍の人事制度を改定していったりして、異世界でビジネススキルを磨きつつ、まったり立身出世していく予定です。 元エリートではないものの銀行員、現小売で働く意識高い系の筆者が実体験や付け焼き刃の知識を元に書いていますので、ツッコミどころが多々あるかもしれません。 もしかしたらひょっとすると仕事で役に立つかもしれない…そんな気軽な気持ちで読んで頂ければと思います。

「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります

古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。 一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。 一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。 どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。 ※他サイト様でも掲載しております。

虐待して監禁してくるクソ親がいるので、仮想現実に逃げちゃいます!

学生作家志望
ファンタジー
かつて、主人公の父親は国王だったが、謎の失踪を遂げ、現在は主人公の母親が女王となってこの国の政治を任されている 表向きは優しく美しい女王、カンナ・サンダーランド。 裏では兄を贔屓、弟の主人公を城に監禁して虐待しまくるクソ親。 子供のころから当たり前になっていた生活に、14歳にもなって飽き飽きしてきた、主人公、グラハム・サンダーランドは、いつもの通り城の掃除を任されて父親の書斎にやってくる。 そこで、録音機が勝手に鳴る、物が勝手に落ちる、などの謎の現象が起こる そんな謎の現象を無視して部屋を出て行こうとすると、突然、いかにも壊れてそうな機械が音を出しながら動き始める 瞬間、周りが青に染まり、そこを白い閃光が駆け抜けていく────── 目が覚めると...そこは俺の知っているクルパドックではなく、まさかのゲーム世界!? 現実世界で生きる意味を無くしたグラハムは仮想現実にいるという父親と、愛を求めて、仲間と共に戦う物語。 重複投稿をしています! この物語に登場する特殊な言葉 オーガニゼーション 組織、ギルドのこと 鳥の羽 魔法の杖のこと

錆びた剣(鈴木さん)と少年

へたまろ
ファンタジー
鈴木は気が付いたら剣だった。 誰にも気づかれず何十年……いや、何百年土の中に。 そこに、偶然通りかかった不運な少年ニコに拾われて、異世界で諸国漫遊の旅に。 剣になった鈴木が、気弱なニコに憑依してあれこれする話です。 そして、鈴木はなんと! 斬った相手の血からスキルを習得する魔剣だった。 チートキタコレ! いや、錆びた鉄のような剣ですが ちょっとアレな性格で、愉快な鈴木。 不幸な生い立ちで、対人恐怖症発症中のニコ。 凸凹コンビの珍道中。 お楽しみください。

これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅

聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。

処理中です...