12 / 20
第12話 やってきた押しかけ女房?その2
しおりを挟む
町外れの隠れ家で、目を覚ましたアルト。
フヨン?
なんだ?
この柔らかい感触は?
ん?
俺の上に、ミーナが寝ていた…
ハイーーーーーーーーーーーーーーーーーー?
なぜ?
本当にミーナか?
スキル・鑑定!(レベルMAX)起動!
□□□□□□□□□□□□□□□□
名前 ミーナ・ド・◀◇△■○▽(判読不能)
種族 オリジンエルフ
歳 20
レベル2
HP 200/250
MP 1500/3500
物理攻撃力 3
魔法攻撃力 5000
︙
︙
︙
︙
スキル
全魔法適応 対異常状態耐性AAA 天啓
アイテムボックス(中)
称号 異世界を知るもの
この世界を救う者を探す者
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ハイ?
20歳?
ウソ~ん!
どう見ても、12~14歳だよな…
ハァ?
異世界を知るもの?
この世界を救う者を探す者?
う~ん…
これは…
俺ではないな…
だって…
この国の政治は、ほぼ終わったようなものだからである!
魔法特化かよ…
さてと、ミーナをベットに寝かしてと、思ったらしがみついてきた。
ミーナ
「アルトさーん!なぜなんですか!
なぜなんですか!」
アルト
「あーーーーーーー、いきてたってことか?
まぁ、魔王と戦って生きてたってことだ!
で? そのな…
帰って来たら王様が逃亡していて、その本当の理由とかを調べるためにいろいろ潜入していたら、あのクソ前冒険者ギルドマスターを見つけて、見張っていたらお前が来て服を脱ぎだすから、びっくりしたんだよ!
で、眠らせてお前さんは、隔離してからいろいろ聞き出したってこと。
すまんな、ゴメンな…
まさか魔法の試し打ちしたら、薬草の群生地まで延焼するとは思わなかった。」
ミーナ
「ハァ~、そうじゃなくて!
あ!情報収集でしたか…
はい、すいません。
その…私…パーティーのリーダーな男に手籠にされそうになって、逃げたのです。
その男が、 マジメスーギ公爵の親戚の男爵の次男でして、悪い噂を流されて…」
マジメスーギ公爵アウト!
自分の部下とか傘下の者を、しっかりと監視しろとは言わないけど、犯罪放置はいけないよね。
アルト
「そろそろ、離してくれないか?」
ミーナ
「嫌です!」
アルト
「俺も、男なんだ! だから…」
ミーナ
「天啓で、あのギルド職員に誘導されないと、アルトさんに二度と会えなくなるって、言われたからやっただけです!
アルトさん! あなたの世界では20が成人ですね!
知っているのですよ!
ですので、私はこう見えても昨日で20歳なのです!
大丈夫です!犯罪ではありません!
私は、アルトさんなら大丈夫です!
お嫁さんは、この世界なら何人でも娶れます!
幸せな家族を作りましょう!
さぁ!
(グーーーーーーーーーーーーー!)」
アルト
「その前に、ご飯にしよう!
よく、この住処を知っていたな?」
ミーナ
「天啓だと言いたいですけど、違うのです。
匂いを嗅いで、探しました。」
アルト
「(ガーーーーーーーン!そうだったのか!
そうか!最近は面倒だからって、温泉に行かずに身体を拭いただけで済ましていたな…)
臭うか? すまん。」
ミーナ
「ハハ、やっぱりキレイ好きなんですね。
匂いというのは、アルトさんの魔力の匂いとか、生命力の匂いですね。」
しかし、アルトは感じていた…
理性が決壊寸前なのを…
アルト
「食事が済めばすぐに冒険者ギルドに、この薬草を納品して昇級試験を受けろ!
隣町になるはずだから、そこで落ち合おう。
この国の貴族は皆もう駄目だ。
俺も他の召喚された勇者の事で、疑問が出てきたのと、用事があるからこの王都から離れる。
だから、他の都市に行けるD級以上の冒険者ギルド身分証がいるから、昇級試験を受けろ!」
ミーナ
「わかりました。では、冒険者ギルドに行ってきます!」
やれやれ…
なんとか、理性が保った…
これで良かったのか?
さてと、スキル[守るもの]発動!
派生スキル[封印]発動!
煩悩封印!性欲封印!と…
変な集団の気配が動いている。
一般人ではない…
来たな!
ハァ…
前の宿を包囲してるのか…
全く敵対するなら、するって面と向かって言えよな…。
さてと、
大通りに出ると、ミーナが馬車に乗り込むところだった。
仮面をつけていたが、手を降ると首を縦に振っていたから、解るのだな!
宿の前を通る…
うわ~
騎士が、宿を取り囲んでいるな!
ハァ…
そんなに兵力があるなら、スタンピードの時に戦えよ!この腰抜け共め!
だんだんと、コイツら貴族の私兵に対する評価は下がっていく。
さてと、冒険者ギルド到着!
では、手頃なクエストでも受けるか!
ギルドに入ると、依頼票の掲示版がある。
そこに、依頼(クエスト)があるのだが…
アレ?
無いな!
キレイに無いな!
なぜ?
受付に向かう!
そこには、騎士がたむろしていた。
うわ~
男の汗クセーーーーーー!
は!
俺も、フロ入ろう!
そうしよう!
そんな、地味な決意をして受付に向かう。
受付嬢グータラ
「あの?アルトさん?ギルドマスターが、お呼びです。」
ハァ~
仕方ないな…
とギルドマスター室に向かうが…
「オイ!貴様がアルトか、こっちに来い!」
なんて言う、こわ~い声がして肩を掴む甲冑の手があった。
ギャーーーーーーーーーーーーー!
しっかりと、熱してあげたからいい汗が出るでしょう!
え?
今の技は?って?
スキル[守るもの]の派生スキルで[灼熱の守護]ってやつで、触るとそいつが灼熱地獄を味わうんだよね。
サウナ代はいりませんよ。
さてと、ギルドマスター室に入ると偉そうな男が5人もいたよ…
うわ~
いらね~
冒険者ギルドマスター
「すまんが、こちらの方々の話を聞いてほしいのだ。」
俺は、座らずに立つ事にした。
いつでも、戦闘してやるぞと言う態度を示す!
自称・某男爵
「アルトというのは、君だね。まぁ座り給え。
なぜ座らない。」
アルト
「あなたの指揮を受ける義務なんてありませんならね。
それで?要件は?
無いなら、帰りますよ!」
自称・某子爵
「指揮下ではないだと!小癪な!」
アルト
「なるほど、つまりあなたは敵だと言うことですか!」
自称・某子爵
「ウグッ!…クッ!」
自称・某公爵執事(マジメスーギ公爵執事)
「君に、我らの指揮下に入って欲しいと、頼んだらいいのかね?」
アルト
「お断りします。 そうそう…屋根から落ちた間抜け泥棒を四人も指揮するような所に誰が、喜んで指揮下に入ると思いですかな?」
自称・某公爵執事(マジメスーギ公爵執事)
「??。。。。あ!… ウグ…」
冒険者ギルドマスター
「間抜け泥棒?」
自称・某侯爵
「何が望みだ?」
アルト
「約束の実行だ!」
自称・某別の子爵
「貴様!先程から… ヒィー!ガクガク…。」
しっかりと、殺気を眼から眼に叩きこんであげました!
アルト
「では、何も依頼はないようなので、失礼します。
なお、依頼は今までの実行した依頼料と報奨金が入金されてから、受付開始にします。
それと礼節の無い者は、例え貴族様であろうと、モンスターとして扱います。
討伐すると言うことです。あしからず。
ギルドマスター!
しばらく仕事が無いようなので、第3魔境で修行中してくる!
時々付近の街に顔を出すから、伝言あるならそれらに出しておいて!
では!」
そして、さっそうとギルトを出ると、あの宿まで来ていた、女騎士がやってきた。
無視して、馬車乗り場まで行くアルト。
女騎士
「オイ!待て!貴様がアルトだな!
我が主から、お前に話がある!
こちらに来てもらおう!」
アルト
「お断りですよ、腰抜けの騎士様方!
コボルト程度で、怖い怖いと戦いに出ずに引き籠もって入れば、たくましい冒険者達が片付けてくれますからね~!
どけ!この腰抜け共が!」
囲んだ騎士を、力の制御無しで思いっきり素手で薙ぎ払う!
ドーン!
騎士10人程が、向こうの広場の銅像に衝突した!
アルト
「うん? なんだよ!死にかけているのか…
ヒールビーム! よし! さてと、用事が無いようなので、それでは!」
女騎士
「なぜ、なぜだ!貴様は管理者サーギー様が呼んだ勇者だろうが!
なぜ、我らの命令を聞かない!」
アルト
「別に、呼ばれたのではない!拉致されたのだよ!
腰抜けの騎士がいくら吠えようが無駄!
だいたい、勇者ではないとか言って、俺をダンジョンの底に落とすように命令したのは、貴様ら貴族様達だろ?
貴様は、うるさいし凍らすかな?」
女騎士
「貴様!私を愚弄しおっ…」
バタン!
殺気を、全開で叩きこんだら、女騎士は倒れたが、こんな事で反省するような奴らでは無いので女だと思わず、イノシシを調教するつもりで、昨日武器屋で買ったムチで思いっきり叩いた!
バシン!
ボキン!
何か変な音がしたな?
アレ?
あの女、ビクビクしているぞ!
フルプレートアーマーが、散乱している!
このムチ5000マールだったけど、すげーな!
ここで、止めておこう。
何か別の嫌な予感がする…
マルト
「全く!躾のなってない奴らだ!
そんなヤツの主など、会いたくも無いわ!」
この世界に入れられる前に、見ていたある映画のDVD作品のセリフをそのまま、使ってしまった。
そこに、豪華な馬車がやってくる。
もういや…
さっさと離れよう!
乗り合い馬車乗り場まで、歩いて行く。
「待ってくださいませんか!」
どうも、あの派手な馬車から降りた人らしいな。
アルト
「なぜ、邪魔をする!
俺を巻き込むな!利用しようとするな!
約束を守れ!」
恐らく、上位の貴族(公爵・侯爵)辺りだろうな。
だから、言ってやった!
貴族?
「私達の話を聞いてくれませんか?」
アルト
「フン! ならお前たちが狂っていない証拠でも見せてもらおう!」
貴族?
「私達が、狂っていると…」
アルト
「フン!やはり気づいてなかったか!
まぁいい!恐らく、貴様ら貴族様の誰が王になろうと、政権は3ヶ月も保たないだろうな!
モンスタースタンピードが、起こっても隠れているだけの腰抜けの騎士に、狂った貴族様方の政権なんて、3ヶ月も保てばいいほうだ!」
貴族?
「腰抜けと、言われますが私達が知った時には、もう収まってましたよ!
騎士を愚弄するのは、やめて下さい!」
アルト
「やはり、貴様も狂った貴族だと確信した。
馬もあり、武器も常に手元にあり、徒歩で現場に向かった俺よりも遅いわけがないだろう!
舐めるな!
民すら守れない貴族なんて、貴族どころか人ですらない!
単なる金を食っているモンスターだ!
モンスター同士戦うのが嫌だから、巣篭もりしていたのだろう?
まぁ、見ているよ!
4ヶ月後、この王都に来たときにどんな状態か楽しみにしておこう!」
冒険者ギルドマスター
「間に合った! 待ってくれ!アルト!こちらの方は…」
アルト
「もう、話した。4ヶ月後様子を見に来る!」
そして、アルトはさっそうと大門を飛び越えて、消えて行った。
貴族?
「私が、狂っていると…
狂っていると言うのか…
証明をしろと、
狂っていないと、証明をしろと…
どうすればいいのだ!
どうしろと言うのだ!」
その言葉が、冒険者ギルドの前で虚しく響いていた。
フヨン?
なんだ?
この柔らかい感触は?
ん?
俺の上に、ミーナが寝ていた…
ハイーーーーーーーーーーーーーーーーーー?
なぜ?
本当にミーナか?
スキル・鑑定!(レベルMAX)起動!
□□□□□□□□□□□□□□□□
名前 ミーナ・ド・◀◇△■○▽(判読不能)
種族 オリジンエルフ
歳 20
レベル2
HP 200/250
MP 1500/3500
物理攻撃力 3
魔法攻撃力 5000
︙
︙
︙
︙
スキル
全魔法適応 対異常状態耐性AAA 天啓
アイテムボックス(中)
称号 異世界を知るもの
この世界を救う者を探す者
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ハイ?
20歳?
ウソ~ん!
どう見ても、12~14歳だよな…
ハァ?
異世界を知るもの?
この世界を救う者を探す者?
う~ん…
これは…
俺ではないな…
だって…
この国の政治は、ほぼ終わったようなものだからである!
魔法特化かよ…
さてと、ミーナをベットに寝かしてと、思ったらしがみついてきた。
ミーナ
「アルトさーん!なぜなんですか!
なぜなんですか!」
アルト
「あーーーーーーー、いきてたってことか?
まぁ、魔王と戦って生きてたってことだ!
で? そのな…
帰って来たら王様が逃亡していて、その本当の理由とかを調べるためにいろいろ潜入していたら、あのクソ前冒険者ギルドマスターを見つけて、見張っていたらお前が来て服を脱ぎだすから、びっくりしたんだよ!
で、眠らせてお前さんは、隔離してからいろいろ聞き出したってこと。
すまんな、ゴメンな…
まさか魔法の試し打ちしたら、薬草の群生地まで延焼するとは思わなかった。」
ミーナ
「ハァ~、そうじゃなくて!
あ!情報収集でしたか…
はい、すいません。
その…私…パーティーのリーダーな男に手籠にされそうになって、逃げたのです。
その男が、 マジメスーギ公爵の親戚の男爵の次男でして、悪い噂を流されて…」
マジメスーギ公爵アウト!
自分の部下とか傘下の者を、しっかりと監視しろとは言わないけど、犯罪放置はいけないよね。
アルト
「そろそろ、離してくれないか?」
ミーナ
「嫌です!」
アルト
「俺も、男なんだ! だから…」
ミーナ
「天啓で、あのギルド職員に誘導されないと、アルトさんに二度と会えなくなるって、言われたからやっただけです!
アルトさん! あなたの世界では20が成人ですね!
知っているのですよ!
ですので、私はこう見えても昨日で20歳なのです!
大丈夫です!犯罪ではありません!
私は、アルトさんなら大丈夫です!
お嫁さんは、この世界なら何人でも娶れます!
幸せな家族を作りましょう!
さぁ!
(グーーーーーーーーーーーーー!)」
アルト
「その前に、ご飯にしよう!
よく、この住処を知っていたな?」
ミーナ
「天啓だと言いたいですけど、違うのです。
匂いを嗅いで、探しました。」
アルト
「(ガーーーーーーーン!そうだったのか!
そうか!最近は面倒だからって、温泉に行かずに身体を拭いただけで済ましていたな…)
臭うか? すまん。」
ミーナ
「ハハ、やっぱりキレイ好きなんですね。
匂いというのは、アルトさんの魔力の匂いとか、生命力の匂いですね。」
しかし、アルトは感じていた…
理性が決壊寸前なのを…
アルト
「食事が済めばすぐに冒険者ギルドに、この薬草を納品して昇級試験を受けろ!
隣町になるはずだから、そこで落ち合おう。
この国の貴族は皆もう駄目だ。
俺も他の召喚された勇者の事で、疑問が出てきたのと、用事があるからこの王都から離れる。
だから、他の都市に行けるD級以上の冒険者ギルド身分証がいるから、昇級試験を受けろ!」
ミーナ
「わかりました。では、冒険者ギルドに行ってきます!」
やれやれ…
なんとか、理性が保った…
これで良かったのか?
さてと、スキル[守るもの]発動!
派生スキル[封印]発動!
煩悩封印!性欲封印!と…
変な集団の気配が動いている。
一般人ではない…
来たな!
ハァ…
前の宿を包囲してるのか…
全く敵対するなら、するって面と向かって言えよな…。
さてと、
大通りに出ると、ミーナが馬車に乗り込むところだった。
仮面をつけていたが、手を降ると首を縦に振っていたから、解るのだな!
宿の前を通る…
うわ~
騎士が、宿を取り囲んでいるな!
ハァ…
そんなに兵力があるなら、スタンピードの時に戦えよ!この腰抜け共め!
だんだんと、コイツら貴族の私兵に対する評価は下がっていく。
さてと、冒険者ギルド到着!
では、手頃なクエストでも受けるか!
ギルドに入ると、依頼票の掲示版がある。
そこに、依頼(クエスト)があるのだが…
アレ?
無いな!
キレイに無いな!
なぜ?
受付に向かう!
そこには、騎士がたむろしていた。
うわ~
男の汗クセーーーーーー!
は!
俺も、フロ入ろう!
そうしよう!
そんな、地味な決意をして受付に向かう。
受付嬢グータラ
「あの?アルトさん?ギルドマスターが、お呼びです。」
ハァ~
仕方ないな…
とギルドマスター室に向かうが…
「オイ!貴様がアルトか、こっちに来い!」
なんて言う、こわ~い声がして肩を掴む甲冑の手があった。
ギャーーーーーーーーーーーーー!
しっかりと、熱してあげたからいい汗が出るでしょう!
え?
今の技は?って?
スキル[守るもの]の派生スキルで[灼熱の守護]ってやつで、触るとそいつが灼熱地獄を味わうんだよね。
サウナ代はいりませんよ。
さてと、ギルドマスター室に入ると偉そうな男が5人もいたよ…
うわ~
いらね~
冒険者ギルドマスター
「すまんが、こちらの方々の話を聞いてほしいのだ。」
俺は、座らずに立つ事にした。
いつでも、戦闘してやるぞと言う態度を示す!
自称・某男爵
「アルトというのは、君だね。まぁ座り給え。
なぜ座らない。」
アルト
「あなたの指揮を受ける義務なんてありませんならね。
それで?要件は?
無いなら、帰りますよ!」
自称・某子爵
「指揮下ではないだと!小癪な!」
アルト
「なるほど、つまりあなたは敵だと言うことですか!」
自称・某子爵
「ウグッ!…クッ!」
自称・某公爵執事(マジメスーギ公爵執事)
「君に、我らの指揮下に入って欲しいと、頼んだらいいのかね?」
アルト
「お断りします。 そうそう…屋根から落ちた間抜け泥棒を四人も指揮するような所に誰が、喜んで指揮下に入ると思いですかな?」
自称・某公爵執事(マジメスーギ公爵執事)
「??。。。。あ!… ウグ…」
冒険者ギルドマスター
「間抜け泥棒?」
自称・某侯爵
「何が望みだ?」
アルト
「約束の実行だ!」
自称・某別の子爵
「貴様!先程から… ヒィー!ガクガク…。」
しっかりと、殺気を眼から眼に叩きこんであげました!
アルト
「では、何も依頼はないようなので、失礼します。
なお、依頼は今までの実行した依頼料と報奨金が入金されてから、受付開始にします。
それと礼節の無い者は、例え貴族様であろうと、モンスターとして扱います。
討伐すると言うことです。あしからず。
ギルドマスター!
しばらく仕事が無いようなので、第3魔境で修行中してくる!
時々付近の街に顔を出すから、伝言あるならそれらに出しておいて!
では!」
そして、さっそうとギルトを出ると、あの宿まで来ていた、女騎士がやってきた。
無視して、馬車乗り場まで行くアルト。
女騎士
「オイ!待て!貴様がアルトだな!
我が主から、お前に話がある!
こちらに来てもらおう!」
アルト
「お断りですよ、腰抜けの騎士様方!
コボルト程度で、怖い怖いと戦いに出ずに引き籠もって入れば、たくましい冒険者達が片付けてくれますからね~!
どけ!この腰抜け共が!」
囲んだ騎士を、力の制御無しで思いっきり素手で薙ぎ払う!
ドーン!
騎士10人程が、向こうの広場の銅像に衝突した!
アルト
「うん? なんだよ!死にかけているのか…
ヒールビーム! よし! さてと、用事が無いようなので、それでは!」
女騎士
「なぜ、なぜだ!貴様は管理者サーギー様が呼んだ勇者だろうが!
なぜ、我らの命令を聞かない!」
アルト
「別に、呼ばれたのではない!拉致されたのだよ!
腰抜けの騎士がいくら吠えようが無駄!
だいたい、勇者ではないとか言って、俺をダンジョンの底に落とすように命令したのは、貴様ら貴族様達だろ?
貴様は、うるさいし凍らすかな?」
女騎士
「貴様!私を愚弄しおっ…」
バタン!
殺気を、全開で叩きこんだら、女騎士は倒れたが、こんな事で反省するような奴らでは無いので女だと思わず、イノシシを調教するつもりで、昨日武器屋で買ったムチで思いっきり叩いた!
バシン!
ボキン!
何か変な音がしたな?
アレ?
あの女、ビクビクしているぞ!
フルプレートアーマーが、散乱している!
このムチ5000マールだったけど、すげーな!
ここで、止めておこう。
何か別の嫌な予感がする…
マルト
「全く!躾のなってない奴らだ!
そんなヤツの主など、会いたくも無いわ!」
この世界に入れられる前に、見ていたある映画のDVD作品のセリフをそのまま、使ってしまった。
そこに、豪華な馬車がやってくる。
もういや…
さっさと離れよう!
乗り合い馬車乗り場まで、歩いて行く。
「待ってくださいませんか!」
どうも、あの派手な馬車から降りた人らしいな。
アルト
「なぜ、邪魔をする!
俺を巻き込むな!利用しようとするな!
約束を守れ!」
恐らく、上位の貴族(公爵・侯爵)辺りだろうな。
だから、言ってやった!
貴族?
「私達の話を聞いてくれませんか?」
アルト
「フン! ならお前たちが狂っていない証拠でも見せてもらおう!」
貴族?
「私達が、狂っていると…」
アルト
「フン!やはり気づいてなかったか!
まぁいい!恐らく、貴様ら貴族様の誰が王になろうと、政権は3ヶ月も保たないだろうな!
モンスタースタンピードが、起こっても隠れているだけの腰抜けの騎士に、狂った貴族様方の政権なんて、3ヶ月も保てばいいほうだ!」
貴族?
「腰抜けと、言われますが私達が知った時には、もう収まってましたよ!
騎士を愚弄するのは、やめて下さい!」
アルト
「やはり、貴様も狂った貴族だと確信した。
馬もあり、武器も常に手元にあり、徒歩で現場に向かった俺よりも遅いわけがないだろう!
舐めるな!
民すら守れない貴族なんて、貴族どころか人ですらない!
単なる金を食っているモンスターだ!
モンスター同士戦うのが嫌だから、巣篭もりしていたのだろう?
まぁ、見ているよ!
4ヶ月後、この王都に来たときにどんな状態か楽しみにしておこう!」
冒険者ギルドマスター
「間に合った! 待ってくれ!アルト!こちらの方は…」
アルト
「もう、話した。4ヶ月後様子を見に来る!」
そして、アルトはさっそうと大門を飛び越えて、消えて行った。
貴族?
「私が、狂っていると…
狂っていると言うのか…
証明をしろと、
狂っていないと、証明をしろと…
どうすればいいのだ!
どうしろと言うのだ!」
その言葉が、冒険者ギルドの前で虚しく響いていた。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

家の庭にレアドロップダンジョンが生えた~神話級のアイテムを使って普通のダンジョンで無双します~
芦屋貴緒
ファンタジー
売れないイラストレーターである里見司(さとみつかさ)の家にダンジョンが生えた。
駆除業者も呼ぶことができない金欠ぶりに「ダンジョンで手に入れたものを売ればいいのでは?」と考え潜り始める。
だがそのダンジョンで手に入るアイテムは全て他人に譲渡できないものだったのだ。
彼が財宝を鑑定すると驚愕の事実が判明する。
経験値も金にもならないこのダンジョン。
しかし手に入るものは全て高ランクのダンジョンでも入手困難なレアアイテムばかり。
――じゃあ、アイテムの力で強くなって普通のダンジョンで稼げばよくない?
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる