1 / 20
第1話 やっと…
しおりを挟む
「おのれ!勇者共! 受けるがいい!
ブラッティ・ストームレイン!」
魔王が、両手を俺に向ける!
黒い雨の暴風雨が、吹き荒れる!
黒い雨水の雫そのものが、螺旋に回転している恐ろしい攻撃だ。
自分達だけマジックシールドに入り、俺が魔王と戦って、俺が殺されたら疲弊した魔王を殺すという、漁夫の利作戦を立てていた俺以外の王国・帝国所属の勇者様達の複数パーティーは、マジックシールドごと、バリバリとシールドが壊れる派手な音を立てて吹き飛んで行った。
俺の、対魔術コーテングされたマントが破れてきた。
なんとか、石畳の床に爪を立てて、剣を石の隙間に食い込まして、暴風雨に耐えるが…
目が霞んで来た…
もう、だめかもな…
そんな、思いがよぎったとき腰のベルトにあるマジックアイテムが起動した!
マジックアイテム[ダイナミックマジック・コンバーター]だ!
暴風雨を、装置の丸い口が吸い込みだす!
そして、その黒き猛毒な力を、俺の力に変換してくれているのが実感する!
ボロボロになった皮膚が、潤い再生されていく!
アルト(大木 あたり)
「魔王! テメーのせいで!この異世界で無理矢理に戦うことを強制されたんだよ!
少しは、責任をもてーーーーーー!
ホーリーライトニングスマッシュ!」
俺の最大の剣技を放つ!
魔王もそれを黒い両手大剣で受けるが、俺の腰のマジックアイテムが魔王の技を吸い込んだせいで、力が抜けた魔王の膝が揺れる!
好機と思い、俺は力押しで剣技を魔王に叩き込んだ!
ガキン!
折れる魔王の大剣!
そして、斬られた魔王が俺を見上げたとき、怨み言を言われるかと思ったけど、何故か悟った顔になって、姿が光となり消えた。
アルト
「ハァーーーーーー… やっと終わった。
長かったな~。
さてと、誰もいないな!
スキル生命探知と気配察知に魔力探知を使って、俺以外は魔王の玉座の間にいないのを確認してから、隠しスキルを発動する。
アルト
「インベントリ(無制限収納)発動! この部屋全ての品物!」
空になった魔王の玉座の間
そして、隠し部屋も見つけたので、中のマジックアイテムなどを全てのインベントリに収納する!
なぜか、この魔王城で戦っているはずの、あのお高くとまった貴族様の軍隊が、やってこない。
ボロボロだが、なんとか魔王城を出ると…
そこには聖国やら、帝国やら王国などからの派遣された軍隊が、魔王軍と戦っていたはずなのだが全くいなかった!
どうなっているんだよ!
オイ!帰りはどうするんだよ!
荒野になった、魔王城の前の広場だった所で、俺は叫んだ!
ふと、横を見ると勇者だった奴らのなれはてがあった。
自分が、この異世界に巻き込まれ召喚された時の本命の勇者様達もいた。
他国が召喚した勇者達のなれはても、放置されている。
おいおい…
放置かよ!
命かけさせて、魔王倒したら放置かよ!
いけ好かない、野郎たちだった!クズな女達だった。
何が、勇者だ!
何が、賢者だ!
クソ食らえ、大魔道士め!
このクソ聖女!
人は斬るけど、野菜は切れない剣聖め!
ムカつく事が、この勇者達に有りすぎた!
だが、この放置の仕打ちには、腹が立った!
腹の底から、腹が立った!
なれはて達を、集め…布でくるみ、ありったけの魔力で氷漬けにする。
そして、マジックアイテムのマジックバック(時間停止機能付き)に入れた。
そして、インベントリに収納する。
せめて、城まで連れて帰ろう。
そして、荒野となった魔王領を1人歩き出したアルトだった。
ブラッティ・ストームレイン!」
魔王が、両手を俺に向ける!
黒い雨の暴風雨が、吹き荒れる!
黒い雨水の雫そのものが、螺旋に回転している恐ろしい攻撃だ。
自分達だけマジックシールドに入り、俺が魔王と戦って、俺が殺されたら疲弊した魔王を殺すという、漁夫の利作戦を立てていた俺以外の王国・帝国所属の勇者様達の複数パーティーは、マジックシールドごと、バリバリとシールドが壊れる派手な音を立てて吹き飛んで行った。
俺の、対魔術コーテングされたマントが破れてきた。
なんとか、石畳の床に爪を立てて、剣を石の隙間に食い込まして、暴風雨に耐えるが…
目が霞んで来た…
もう、だめかもな…
そんな、思いがよぎったとき腰のベルトにあるマジックアイテムが起動した!
マジックアイテム[ダイナミックマジック・コンバーター]だ!
暴風雨を、装置の丸い口が吸い込みだす!
そして、その黒き猛毒な力を、俺の力に変換してくれているのが実感する!
ボロボロになった皮膚が、潤い再生されていく!
アルト(大木 あたり)
「魔王! テメーのせいで!この異世界で無理矢理に戦うことを強制されたんだよ!
少しは、責任をもてーーーーーー!
ホーリーライトニングスマッシュ!」
俺の最大の剣技を放つ!
魔王もそれを黒い両手大剣で受けるが、俺の腰のマジックアイテムが魔王の技を吸い込んだせいで、力が抜けた魔王の膝が揺れる!
好機と思い、俺は力押しで剣技を魔王に叩き込んだ!
ガキン!
折れる魔王の大剣!
そして、斬られた魔王が俺を見上げたとき、怨み言を言われるかと思ったけど、何故か悟った顔になって、姿が光となり消えた。
アルト
「ハァーーーーーー… やっと終わった。
長かったな~。
さてと、誰もいないな!
スキル生命探知と気配察知に魔力探知を使って、俺以外は魔王の玉座の間にいないのを確認してから、隠しスキルを発動する。
アルト
「インベントリ(無制限収納)発動! この部屋全ての品物!」
空になった魔王の玉座の間
そして、隠し部屋も見つけたので、中のマジックアイテムなどを全てのインベントリに収納する!
なぜか、この魔王城で戦っているはずの、あのお高くとまった貴族様の軍隊が、やってこない。
ボロボロだが、なんとか魔王城を出ると…
そこには聖国やら、帝国やら王国などからの派遣された軍隊が、魔王軍と戦っていたはずなのだが全くいなかった!
どうなっているんだよ!
オイ!帰りはどうするんだよ!
荒野になった、魔王城の前の広場だった所で、俺は叫んだ!
ふと、横を見ると勇者だった奴らのなれはてがあった。
自分が、この異世界に巻き込まれ召喚された時の本命の勇者様達もいた。
他国が召喚した勇者達のなれはても、放置されている。
おいおい…
放置かよ!
命かけさせて、魔王倒したら放置かよ!
いけ好かない、野郎たちだった!クズな女達だった。
何が、勇者だ!
何が、賢者だ!
クソ食らえ、大魔道士め!
このクソ聖女!
人は斬るけど、野菜は切れない剣聖め!
ムカつく事が、この勇者達に有りすぎた!
だが、この放置の仕打ちには、腹が立った!
腹の底から、腹が立った!
なれはて達を、集め…布でくるみ、ありったけの魔力で氷漬けにする。
そして、マジックアイテムのマジックバック(時間停止機能付き)に入れた。
そして、インベントリに収納する。
せめて、城まで連れて帰ろう。
そして、荒野となった魔王領を1人歩き出したアルトだった。
10
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

家の庭にレアドロップダンジョンが生えた~神話級のアイテムを使って普通のダンジョンで無双します~
芦屋貴緒
ファンタジー
売れないイラストレーターである里見司(さとみつかさ)の家にダンジョンが生えた。
駆除業者も呼ぶことができない金欠ぶりに「ダンジョンで手に入れたものを売ればいいのでは?」と考え潜り始める。
だがそのダンジョンで手に入るアイテムは全て他人に譲渡できないものだったのだ。
彼が財宝を鑑定すると驚愕の事実が判明する。
経験値も金にもならないこのダンジョン。
しかし手に入るものは全て高ランクのダンジョンでも入手困難なレアアイテムばかり。
――じゃあ、アイテムの力で強くなって普通のダンジョンで稼げばよくない?
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる