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66 ずっと一緒(最終話)
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ルーカスに寄りかかり、ゆっくりと話をしながら食事を楽しむ。
やぐらの反対側では、駆け回っている子供たちが見える。もう酒に酔ったのか、取っ組み合いをしている獣族もおり、周りが野次を飛ばしながら煽っている。
アレスは炎を見つめながら、今までのことを思い返した。
鳥人族の村で生まれ育ち、生きるために危険な森へと入って薬草や食料を集める生活をしていた。村の皆には『かたよく』とよく馬鹿にされ、石を投げられることもあり、村での生活は楽しくなかった。それでも、村にいた番たちの様子を見ては羨ましく思い、いつかは自分も番を持ちたいと思っていたが、それは敵わない夢だと思っていた。
そんな中、徐々に森の木々が枯れていき、森の深い場所までいかなくては何も取れなくなってしまった。そして、とうとう落とし穴に落ちてしまったんだ。あの時は死を覚悟した。ナイフを握りしめ、震えるしかなかった。でも、そこでルーカスに出会って助けてもらった。そこからルーカスと定期的に会うようになって、森へと入るのが段々と楽しみになっていった。
でも、本格的な冬になる前に、鳥人族の皆がアレスを置いて、山を越えて行ってしまった。悲しくて、ルーカスに話したくて、気持ちが急いていた時に、ルーンに見つかってしまった。走って逃げてもう駄目だと思ったときに、またルーカスが助けてくれたんだ。そこから雪山を越えていったが、途中で獣鬣犬族に襲われてしまった。そこでも死を覚悟したが、ルーカスが諦めずにアレスを抱きしめて崖から飛び降りてくれた。そして、流された先で翼を失い、この村に来たんだ。
この村で、ルーカスと番になって友達もできた。アレスが隠していたことがルーカスにばれてしまったが、話し合って元の関係に戻ることができた。もう隠していることは何もない。
今まで生きてきて今が一番幸せだと断言できる。
夢だった番も隣にいるし、村での生活も楽しい。
目の奥が熱くなり、アレスはなんだか泣きそうだった。
「――お酒を持ってきてあげるよ。ちょっと待ってて!」
「俺も一緒に――」
「大丈夫だよ! すぐそこだし、ルーカスはお肉食べてて!」
このままだと本当に泣いてしまいそうで、アレスは立ち上がる。気分転換にルナールたちがいる場所まで歩き、お酒を取りに行くことにした。
腰を浮かしかけたルーカスの肩をポンポンと叩いて、アレスは座っている人達の間を歩く。皆思い思いに過ごしていて、横になって大の字で寝てしまっている人もいた。もう寒くないため風邪は引かないだろうけど、酔って歩いている人に踏まれてしまいそうで、少し気になった。
「お、なんかいるかい?」
ルナールとペッツァもやぐらを見ながら、食事をしていたようだ。食べさせ合っているようで、お互いの口元にそれぞれ食べ物を差し出している。アレスが近づいてきたことに気が付いたルナールが声をかけてきた。
「ごめんね、食事中に……」
「あら、気にしないで!」
ペッツァの尻尾は隣に座っていたルナールの体に回されていたが、ペッツァが立ち上がった瞬間に離れてしまう。
「その、お酒を貰えるかな?」
「ルーカスの分かしら?」
「うん、そう!」
「なら、大きめのに入れて渡すわね。ちょっと待ってて」
ペッツァが酒の入った大きな樽から持ち運べるように小さな樽に移し替えてくれるのを、ぼんやりと眺めながら待つ。
アレスはルーカスに食事を口元へ運んでもらい食べさせてもらった事はあるが、逆にアレスがルーカスへと食べさせた事はない。意識がない時にはあったが、あれは違うだろう。
ルナールとペッツァが食べさせ合っているのを見て、自分もルーカスとしてみたいと思ったアレスは、ルーカスの元に戻ったら言ってみようと思いながら、ボーっとしていた。
そこへ、後ろから声をかけられた。
「――あ、アレス……」
気を抜いていたため、驚きで肩を上げたアレスが振り返ると、どこか気まずそうにしているレオパルドが立っていた。
「レオパルド!」
「あのさ、色々と誤解してて……悪かったな」
「――えっ」
「その、ルーカスとうまくいってないと思ってて、それに俺の尻尾も触ってくれ――あっ」
頭に手を当てて髪をかき、目線を彷徨わせながら言っていたレオパルドは、アレスの後ろに目線をやった瞬間、言葉を切って慌てて走り去っていった。
「えっ? 何?」
不思議に思ったアレスが後ろを振り返ると同時に、肩へと大きな手が置かれた。
「アレス」
「えっ、ルーカス! どうしたの?」
すぐ後ろにルーカスが立っており、アレスは驚き見上げた。
「あいつが近づいているのが見えたからな」
「レオパルドのこと?」
「ああ、なぜか俺とアレスが上手くいっていないと誤解していたみたいで、それならアレスと番になりたいと思っていたみたいだ……」
「え、そうだったの!?」
「ああ、しっかり話して理解してもらった。その時にアレスには近づくなと言っていたんだがな。もう一度話す必要があるかもしれない」
「そうだったんだ。ルーカスありがとう。話し合いをするなら、オレも参加したほうがいい?」
「いや、怪我を――違う。獣族同士のほうがやりやすいから大丈夫だ」
「そうなの?」
レオパルドに好意を持たれていることに気がつかなかったアレスは驚いた。初めて診療所で会って話した次の日も、その次の日もレオパルドは診療所に遊びに来て話をして帰っていたけれど、数日後に急に来なくなっていた。飽きたのかと思っていたが、もしかしたらその時にルーカスから伝えてくれたのかもしれない。
これほどルーカスと一緒に行動していることが多いのに、どうしてそんな勘違いをしてしまったのだろう。手をつないで歩いていることも多いが、それだけでは仲の良い番に見えなかったのかもしれない。
アレスは無意識にルーカスへと寄りかかった。
「はい、お酒よ」
「ありがとう!」
ペッツァから樽を受け取ろうとしたが、その前にルーカスが片手で酒を受け取り、もう片方の手でアレスを抱き上げた。
「うわっ」
急に両足が地面から浮いたため、咄嗟にルーカスの首へとしがみつく。アレスはそのまま元の場所へと連れていかれた。
布の上に胡坐をかいたルーカスの足の間に降ろされて、後ろから腕を回される。
「こんなに一緒にいるのに、仲のいい番に見えなかったのかな?」
「あいつが勝手に誤解しただけだ――」
「うん……ねえ、ルーカス。オレのこと可愛いと思う?」
「もちろんだ。当たり前だろ」
診療所でレオパルドに言われた時には気にならなかったのに、何故か今、かわいいと言われていなかったことが気になってしまった。アレスの問いに考える間もなく即答したルーカスは、アレスの項に鼻先をくっつけた。匂いを嗅いでいるようで、動く鼻先が当たり、くすぐったい。
「ふふっ、ねえ、くすぐったいよ」
レオパルドに言われたときは、ルーカスに言われても特に嬉しくないと思っていたが、実際に聞くと想像以上に嬉しかった。ルーカスから言われるならば、なんでも嬉しいのかもしれない。アレスは自分の単純すぎる思考に笑ってしまった。
「ねえねえ、ルーカス。オレさ食べさせ合いっこしたい」
「――ん?」
アレスは身を乗り出し、前にある籠に手を伸ばして引き寄せた。中から肉を取り出して、ルーカスの口元へと持っていく。ルーカスは大きく口を開け、差し出された肉を食べた後、長い舌でアレスの手をなめとった。
「――わっ」
「旨いな。ほら、アレスも」
ルーカスに果実を差し出され、アレスは勢いよく齧る。少し果汁で濡れたアレスの唇もルーカスになめとられた。
「ふふっ、おいしいね」
「ああ、旨いな」
一度見つめあった2人の口は再度重なった。
「好きだよ、ルーカス。オレ幸せ」
「俺もアレスが好きだ。こんなにかわいい番がいて幸せだ」
胸がいっぱいになったアレスは、ルーカスへと抱きついた。
これから先もずっとずっと一緒だ――
******
「ねえ、ウルス。ここを家だと勘違いしている番がいるんだけど」
「ははっ。まあ、祭りだからな。なんだクニーもしたいのか?」
隣の番を見ていたクニーはウルスへと話しかけたが、変な返しをされて戸惑った。
「え、別に僕は――」
「ほら」
話していた口元に果実が差し出される。クニーはチラリと隣に座るウルスを見た後、口を開けた。口の中に甘い甘い果汁が広がる。
お返しにウルスの口へと肉を押しつけた。口を開けてくれたので、そのまま押し込む。
「おいおい、乱暴だな。まあ旨いけど」
「――うん。おいしい」
隣の番に触発された2人は、どちらともなく近づき手を重ねて握りあった。
(完)
※※※
最後までお読みいただきありがとうございました!
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鳥人族の村で生まれ育ち、生きるために危険な森へと入って薬草や食料を集める生活をしていた。村の皆には『かたよく』とよく馬鹿にされ、石を投げられることもあり、村での生活は楽しくなかった。それでも、村にいた番たちの様子を見ては羨ましく思い、いつかは自分も番を持ちたいと思っていたが、それは敵わない夢だと思っていた。
そんな中、徐々に森の木々が枯れていき、森の深い場所までいかなくては何も取れなくなってしまった。そして、とうとう落とし穴に落ちてしまったんだ。あの時は死を覚悟した。ナイフを握りしめ、震えるしかなかった。でも、そこでルーカスに出会って助けてもらった。そこからルーカスと定期的に会うようになって、森へと入るのが段々と楽しみになっていった。
でも、本格的な冬になる前に、鳥人族の皆がアレスを置いて、山を越えて行ってしまった。悲しくて、ルーカスに話したくて、気持ちが急いていた時に、ルーンに見つかってしまった。走って逃げてもう駄目だと思ったときに、またルーカスが助けてくれたんだ。そこから雪山を越えていったが、途中で獣鬣犬族に襲われてしまった。そこでも死を覚悟したが、ルーカスが諦めずにアレスを抱きしめて崖から飛び降りてくれた。そして、流された先で翼を失い、この村に来たんだ。
この村で、ルーカスと番になって友達もできた。アレスが隠していたことがルーカスにばれてしまったが、話し合って元の関係に戻ることができた。もう隠していることは何もない。
今まで生きてきて今が一番幸せだと断言できる。
夢だった番も隣にいるし、村での生活も楽しい。
目の奥が熱くなり、アレスはなんだか泣きそうだった。
「――お酒を持ってきてあげるよ。ちょっと待ってて!」
「俺も一緒に――」
「大丈夫だよ! すぐそこだし、ルーカスはお肉食べてて!」
このままだと本当に泣いてしまいそうで、アレスは立ち上がる。気分転換にルナールたちがいる場所まで歩き、お酒を取りに行くことにした。
腰を浮かしかけたルーカスの肩をポンポンと叩いて、アレスは座っている人達の間を歩く。皆思い思いに過ごしていて、横になって大の字で寝てしまっている人もいた。もう寒くないため風邪は引かないだろうけど、酔って歩いている人に踏まれてしまいそうで、少し気になった。
「お、なんかいるかい?」
ルナールとペッツァもやぐらを見ながら、食事をしていたようだ。食べさせ合っているようで、お互いの口元にそれぞれ食べ物を差し出している。アレスが近づいてきたことに気が付いたルナールが声をかけてきた。
「ごめんね、食事中に……」
「あら、気にしないで!」
ペッツァの尻尾は隣に座っていたルナールの体に回されていたが、ペッツァが立ち上がった瞬間に離れてしまう。
「その、お酒を貰えるかな?」
「ルーカスの分かしら?」
「うん、そう!」
「なら、大きめのに入れて渡すわね。ちょっと待ってて」
ペッツァが酒の入った大きな樽から持ち運べるように小さな樽に移し替えてくれるのを、ぼんやりと眺めながら待つ。
アレスはルーカスに食事を口元へ運んでもらい食べさせてもらった事はあるが、逆にアレスがルーカスへと食べさせた事はない。意識がない時にはあったが、あれは違うだろう。
ルナールとペッツァが食べさせ合っているのを見て、自分もルーカスとしてみたいと思ったアレスは、ルーカスの元に戻ったら言ってみようと思いながら、ボーっとしていた。
そこへ、後ろから声をかけられた。
「――あ、アレス……」
気を抜いていたため、驚きで肩を上げたアレスが振り返ると、どこか気まずそうにしているレオパルドが立っていた。
「レオパルド!」
「あのさ、色々と誤解してて……悪かったな」
「――えっ」
「その、ルーカスとうまくいってないと思ってて、それに俺の尻尾も触ってくれ――あっ」
頭に手を当てて髪をかき、目線を彷徨わせながら言っていたレオパルドは、アレスの後ろに目線をやった瞬間、言葉を切って慌てて走り去っていった。
「えっ? 何?」
不思議に思ったアレスが後ろを振り返ると同時に、肩へと大きな手が置かれた。
「アレス」
「えっ、ルーカス! どうしたの?」
すぐ後ろにルーカスが立っており、アレスは驚き見上げた。
「あいつが近づいているのが見えたからな」
「レオパルドのこと?」
「ああ、なぜか俺とアレスが上手くいっていないと誤解していたみたいで、それならアレスと番になりたいと思っていたみたいだ……」
「え、そうだったの!?」
「ああ、しっかり話して理解してもらった。その時にアレスには近づくなと言っていたんだがな。もう一度話す必要があるかもしれない」
「そうだったんだ。ルーカスありがとう。話し合いをするなら、オレも参加したほうがいい?」
「いや、怪我を――違う。獣族同士のほうがやりやすいから大丈夫だ」
「そうなの?」
レオパルドに好意を持たれていることに気がつかなかったアレスは驚いた。初めて診療所で会って話した次の日も、その次の日もレオパルドは診療所に遊びに来て話をして帰っていたけれど、数日後に急に来なくなっていた。飽きたのかと思っていたが、もしかしたらその時にルーカスから伝えてくれたのかもしれない。
これほどルーカスと一緒に行動していることが多いのに、どうしてそんな勘違いをしてしまったのだろう。手をつないで歩いていることも多いが、それだけでは仲の良い番に見えなかったのかもしれない。
アレスは無意識にルーカスへと寄りかかった。
「はい、お酒よ」
「ありがとう!」
ペッツァから樽を受け取ろうとしたが、その前にルーカスが片手で酒を受け取り、もう片方の手でアレスを抱き上げた。
「うわっ」
急に両足が地面から浮いたため、咄嗟にルーカスの首へとしがみつく。アレスはそのまま元の場所へと連れていかれた。
布の上に胡坐をかいたルーカスの足の間に降ろされて、後ろから腕を回される。
「こんなに一緒にいるのに、仲のいい番に見えなかったのかな?」
「あいつが勝手に誤解しただけだ――」
「うん……ねえ、ルーカス。オレのこと可愛いと思う?」
「もちろんだ。当たり前だろ」
診療所でレオパルドに言われた時には気にならなかったのに、何故か今、かわいいと言われていなかったことが気になってしまった。アレスの問いに考える間もなく即答したルーカスは、アレスの項に鼻先をくっつけた。匂いを嗅いでいるようで、動く鼻先が当たり、くすぐったい。
「ふふっ、ねえ、くすぐったいよ」
レオパルドに言われたときは、ルーカスに言われても特に嬉しくないと思っていたが、実際に聞くと想像以上に嬉しかった。ルーカスから言われるならば、なんでも嬉しいのかもしれない。アレスは自分の単純すぎる思考に笑ってしまった。
「ねえねえ、ルーカス。オレさ食べさせ合いっこしたい」
「――ん?」
アレスは身を乗り出し、前にある籠に手を伸ばして引き寄せた。中から肉を取り出して、ルーカスの口元へと持っていく。ルーカスは大きく口を開け、差し出された肉を食べた後、長い舌でアレスの手をなめとった。
「――わっ」
「旨いな。ほら、アレスも」
ルーカスに果実を差し出され、アレスは勢いよく齧る。少し果汁で濡れたアレスの唇もルーカスになめとられた。
「ふふっ、おいしいね」
「ああ、旨いな」
一度見つめあった2人の口は再度重なった。
「好きだよ、ルーカス。オレ幸せ」
「俺もアレスが好きだ。こんなにかわいい番がいて幸せだ」
胸がいっぱいになったアレスは、ルーカスへと抱きついた。
これから先もずっとずっと一緒だ――
******
「ねえ、ウルス。ここを家だと勘違いしている番がいるんだけど」
「ははっ。まあ、祭りだからな。なんだクニーもしたいのか?」
隣の番を見ていたクニーはウルスへと話しかけたが、変な返しをされて戸惑った。
「え、別に僕は――」
「ほら」
話していた口元に果実が差し出される。クニーはチラリと隣に座るウルスを見た後、口を開けた。口の中に甘い甘い果汁が広がる。
お返しにウルスの口へと肉を押しつけた。口を開けてくれたので、そのまま押し込む。
「おいおい、乱暴だな。まあ旨いけど」
「――うん。おいしい」
隣の番に触発された2人は、どちらともなく近づき手を重ねて握りあった。
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ピスケ 様
感想を送ってくださり、ありがとうございます!
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感想を送ってくださり、ありがとうございます!
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