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23 鬣犬
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「――来た」
ルーカスがそう呟いた瞬間、アレスの体は持ち上がりスピードを上げて山を駆け降りていく。アレスは何が起きたか理解できなかったが、体を担いでいるルーカスの首元へと腕を回して、落とされないようにしがみついた。
ルーカスの肩から顔を出し後ろを見ると、6体の獣族が走って追ってきているのが見える。先の丸い耳に茶色の獣の顔と体。服の肌けた上半身からは黒の斑点模様が見える。
「――獣鬣犬族だ。ハイエナどもが狩りにきている」
アレスは初めてみる種族だ。鋭い歯に立派な顎をしており、開いた口から唾液が出ているのが分かる。
「おいおい、止まれよ」
「食いもん置いていったら、見逃してやるぞ」
後ろから大声で呼びかけられるが、ルーカスは無視して走り続ける。話し合いの余地がないと分かったのか、追ってきていた者たちは遠吠えしながら少しずつ広がりはじめた。
「まずいな、まだいるのか」
ルーカスの呟きにアレスが進行方向を向くと、そちらからも5体の獣鬣犬が向かってきていた。後ろから追ってきている者達よりも体格が大きい。ルーカスよりは2回りほど小さいが、それでもアレスは見上げなければならないほどの大きさだ。アレスを掴んでいるルーカスの手に力が入る。
前後から挟まれ、段々と広がりながら追い詰められていく。相手は10体近くおり、流石のルーカスも最終的には足が止まってしまった。
「ようやく止まったわね」
アレス達を取り囲んでいる中で1番体格が大きい者が話しかけてきた。
「食べ物を置いていくなら、見逃してあげてもいいわ」
ギロリと睨みつけるような顔で提案をされて、従わないわけにはいかなかった。アレスを下ろしたルーカスは籠の中から僅かに残っていた干し肉を取り出す。アレスも震えながら木の実を取り出しその場に置いた。
「これでいいだろ。通してくれ」
「そうね、いいわよ」
アレスを抱き上げたルーカスがその場から去ろうとした時、「ちょっと待ちなさい」と声がかかった。
「なんだ?」
ルーカスが返事をすると、舌なめずりをしながら獣鬣犬の女が言う。
「ちょっとちょっと、1番の食料を持っていかないでよ」
獣鬣犬の女とアレスの目があった。アレスを見ながら言ったのだ。
――置いていく食料にアレスも含まれている
「こいつは食料じゃない」
「またまた、冗談を。非常食として持ち運んでいるのでしょう? それを置いていくなら見逃すけど、渡さないつもりなら、貴方ごと仕留めていただくわよ」
アレスはひと言も発せなかった。2人ともやられるか、それともアレスだけやられるかの選択を迫られているのだ。
小刻みに震える手が痛くなるほどルーカスの服を握りしめる。そんなアレスの手を上から握りしめたルーカスは獣鬣犬達に背を向け走り出した。
「大丈夫だ。渡したりしない」
「……うん」
アレスにはどうすることもできない。1人では逃げることもできないのだ。ルーカスに頼るしかない自分がもどかしかった。
「追って仕留めなさい」
後ろから聞こえた鋭い声に、一斉に獣鬣犬が動き始めた。雪山を滑るように降りていくが徐々に後ろとの距離が縮まっていく。
飛び上がった獣鬣犬がルーカスへと襲いかかってくるが、ルーカスが片手で持っていた斧を投げて撃退する。ルーカスは、アレスを支えていないほうの手で応戦するが、何度も同時に仕掛けられ、とうとう腕に噛みつかれた。獣鬣犬族の強靭な顎で噛みつかれ、ルーカスの顔が痛みに歪む。
「くそっ」
ルーカスの腕から血が吹き出した。白い雪の上に鮮やかな赤い血が落ちていく。獣鬣犬はルーカスの腕を両手で掴み、口を離そうとはせずに力を入れて噛み続ける。近くの岩に叩きつけるようにしてようやく離れたが、その隙に近づいていた別の獣鬣犬がルーカスの肩へと噛みついた。
アレスはルーカスの腕の中で涙を流した。明らかに自分の所為でルーカスが傷を負っていく。飛びかかってくる獣鬣犬からアレスを守るためルーカスが自分の体を盾にしているし、アレスを支えている所為で腕も片方使えていない。空腹状態で満足に力も出ないはずだ。
このままでは共倒れだ。
「――ルーカスもういい。ここに置いていってくれ!!」
ルーカスの胸を叩きながらアレスは叫んだ。アレスを1度見たルーカスは獣鬣犬達へと視線を戻す。
「嫌だ」
アレスの目から涙がとめどなく溢れてくる。翼が欲しかった。もしも今、翼があったのなら、空へ飛んでルーカスの足を引っ張らずに済むのに。翼があったのなら、空から弓で攻撃して撃退できるかもしれないのに。もしも翼があったら――
今までの人生で1番翼を欲しながら、どうにも出来ずにアレスは泣いた。
足を攻撃されたルーカスの体が前へと倒れ斜面を滑っていく。その弾みにアレスの体はルーカスから離れ前へと転がっていった。雪の上に手をつき、体を起こす。振り返ると、涙で滲んだ視界には、獣鬣犬が斜面の上から追ってきているのが見えた。手前にはルーカスが倒れている。
――もうダメだ。逃げられない
滑り降りてきた斜面の先には道がない。途切れており、下は崖となっているだろう、この先に逃げ場はない。アレスはルーカスの元へと急いだ。
「ルーカス、今までありがとう。本当に感謝している」
心からのお礼を伝えた。ずっと伝えたかったことだ。山を越えてから改めて伝えようとしていたが、もう難しそうだ。ここまでアレス1人では絶対に来ることはできなかった。最後まで獣鬣犬達に渡そうとせずに逃げてくれて、ルーカスには感謝しかなかった。
「まだだ」
足から血を流し立ち上がったルーカスはアレスの腕を掴み、斜面の先へと走り出した。
「――えっ」
そのまま崖から飛び出した。一瞬の浮遊感の後、体は下へと落ちていく。顔を落ち行く先へ向けると、流れの速い川が見えた。ルーカスがアレスの体を腕全体で抱きしめる。アレスも力を込めて抱きしめ返した。
ルーカスだけでも助かってほしいと祈りながら、下へと落ちていく――
ルーカスがそう呟いた瞬間、アレスの体は持ち上がりスピードを上げて山を駆け降りていく。アレスは何が起きたか理解できなかったが、体を担いでいるルーカスの首元へと腕を回して、落とされないようにしがみついた。
ルーカスの肩から顔を出し後ろを見ると、6体の獣族が走って追ってきているのが見える。先の丸い耳に茶色の獣の顔と体。服の肌けた上半身からは黒の斑点模様が見える。
「――獣鬣犬族だ。ハイエナどもが狩りにきている」
アレスは初めてみる種族だ。鋭い歯に立派な顎をしており、開いた口から唾液が出ているのが分かる。
「おいおい、止まれよ」
「食いもん置いていったら、見逃してやるぞ」
後ろから大声で呼びかけられるが、ルーカスは無視して走り続ける。話し合いの余地がないと分かったのか、追ってきていた者たちは遠吠えしながら少しずつ広がりはじめた。
「まずいな、まだいるのか」
ルーカスの呟きにアレスが進行方向を向くと、そちらからも5体の獣鬣犬が向かってきていた。後ろから追ってきている者達よりも体格が大きい。ルーカスよりは2回りほど小さいが、それでもアレスは見上げなければならないほどの大きさだ。アレスを掴んでいるルーカスの手に力が入る。
前後から挟まれ、段々と広がりながら追い詰められていく。相手は10体近くおり、流石のルーカスも最終的には足が止まってしまった。
「ようやく止まったわね」
アレス達を取り囲んでいる中で1番体格が大きい者が話しかけてきた。
「食べ物を置いていくなら、見逃してあげてもいいわ」
ギロリと睨みつけるような顔で提案をされて、従わないわけにはいかなかった。アレスを下ろしたルーカスは籠の中から僅かに残っていた干し肉を取り出す。アレスも震えながら木の実を取り出しその場に置いた。
「これでいいだろ。通してくれ」
「そうね、いいわよ」
アレスを抱き上げたルーカスがその場から去ろうとした時、「ちょっと待ちなさい」と声がかかった。
「なんだ?」
ルーカスが返事をすると、舌なめずりをしながら獣鬣犬の女が言う。
「ちょっとちょっと、1番の食料を持っていかないでよ」
獣鬣犬の女とアレスの目があった。アレスを見ながら言ったのだ。
――置いていく食料にアレスも含まれている
「こいつは食料じゃない」
「またまた、冗談を。非常食として持ち運んでいるのでしょう? それを置いていくなら見逃すけど、渡さないつもりなら、貴方ごと仕留めていただくわよ」
アレスはひと言も発せなかった。2人ともやられるか、それともアレスだけやられるかの選択を迫られているのだ。
小刻みに震える手が痛くなるほどルーカスの服を握りしめる。そんなアレスの手を上から握りしめたルーカスは獣鬣犬達に背を向け走り出した。
「大丈夫だ。渡したりしない」
「……うん」
アレスにはどうすることもできない。1人では逃げることもできないのだ。ルーカスに頼るしかない自分がもどかしかった。
「追って仕留めなさい」
後ろから聞こえた鋭い声に、一斉に獣鬣犬が動き始めた。雪山を滑るように降りていくが徐々に後ろとの距離が縮まっていく。
飛び上がった獣鬣犬がルーカスへと襲いかかってくるが、ルーカスが片手で持っていた斧を投げて撃退する。ルーカスは、アレスを支えていないほうの手で応戦するが、何度も同時に仕掛けられ、とうとう腕に噛みつかれた。獣鬣犬族の強靭な顎で噛みつかれ、ルーカスの顔が痛みに歪む。
「くそっ」
ルーカスの腕から血が吹き出した。白い雪の上に鮮やかな赤い血が落ちていく。獣鬣犬はルーカスの腕を両手で掴み、口を離そうとはせずに力を入れて噛み続ける。近くの岩に叩きつけるようにしてようやく離れたが、その隙に近づいていた別の獣鬣犬がルーカスの肩へと噛みついた。
アレスはルーカスの腕の中で涙を流した。明らかに自分の所為でルーカスが傷を負っていく。飛びかかってくる獣鬣犬からアレスを守るためルーカスが自分の体を盾にしているし、アレスを支えている所為で腕も片方使えていない。空腹状態で満足に力も出ないはずだ。
このままでは共倒れだ。
「――ルーカスもういい。ここに置いていってくれ!!」
ルーカスの胸を叩きながらアレスは叫んだ。アレスを1度見たルーカスは獣鬣犬達へと視線を戻す。
「嫌だ」
アレスの目から涙がとめどなく溢れてくる。翼が欲しかった。もしも今、翼があったのなら、空へ飛んでルーカスの足を引っ張らずに済むのに。翼があったのなら、空から弓で攻撃して撃退できるかもしれないのに。もしも翼があったら――
今までの人生で1番翼を欲しながら、どうにも出来ずにアレスは泣いた。
足を攻撃されたルーカスの体が前へと倒れ斜面を滑っていく。その弾みにアレスの体はルーカスから離れ前へと転がっていった。雪の上に手をつき、体を起こす。振り返ると、涙で滲んだ視界には、獣鬣犬が斜面の上から追ってきているのが見えた。手前にはルーカスが倒れている。
――もうダメだ。逃げられない
滑り降りてきた斜面の先には道がない。途切れており、下は崖となっているだろう、この先に逃げ場はない。アレスはルーカスの元へと急いだ。
「ルーカス、今までありがとう。本当に感謝している」
心からのお礼を伝えた。ずっと伝えたかったことだ。山を越えてから改めて伝えようとしていたが、もう難しそうだ。ここまでアレス1人では絶対に来ることはできなかった。最後まで獣鬣犬達に渡そうとせずに逃げてくれて、ルーカスには感謝しかなかった。
「まだだ」
足から血を流し立ち上がったルーカスはアレスの腕を掴み、斜面の先へと走り出した。
「――えっ」
そのまま崖から飛び出した。一瞬の浮遊感の後、体は下へと落ちていく。顔を落ち行く先へ向けると、流れの速い川が見えた。ルーカスがアレスの体を腕全体で抱きしめる。アレスも力を込めて抱きしめ返した。
ルーカスだけでも助かってほしいと祈りながら、下へと落ちていく――
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