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第六章 封印された魔科学
第1話 レイスの容体と近づく来訪者
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「レイスさん、しっかりしてください!」
ノルンたちが去った後、ヘリに近い場所まで戻ってきた言乃花がそっと地面にレイスを降ろすと冬夜が真っ先に駆け寄ってきた。大声で呼びかけながらレイスの体に手を伸ばしたところで、ヘリに何かを取りに行っていたレアが制止する。
「冬夜くん、落ち着きなさい。下手に動かそうとしないで」
「でも、このまま地面に寝かせておくわけには……」
「じ、自分なら大丈夫っすから……ありがとうございます」
うっすらと目を開けたレイスがなんとか声を絞り出して冬夜に話しかける。
「あれだけ無茶をするなと言ったのに……玲士からも言われていたんじゃないの? 感情の乱れが課題だって」
「返す言葉がないっすね……」
「あなたに足りていないものは冷静さと視野の広さよ。とはいえ、クロノスに一矢報いたのは成長した証ね」
レアが片膝をつき、レイスに優しく声をかける。
「そうっすか。レアさんに認めてもらえるとは嬉しい……っす……ね……」
「レイスさん? 大丈夫ですか?」
「冬夜くん、慌てなくても大丈夫よ。安心して気を失ったみたいね」
その言葉通り穏やかな表情で目を閉じているレイスを見て肩の力を抜く冬夜。
駆け寄ってきたメイとともに言乃花もレイスの顔を見て安堵の表情を浮かべる。
「それじゃ、みんなでこのマットの上にレイスくんを寝かせてくれる?」
レアの声に振り返ると、ひとり分の白いマットが地面に敷かれていた。
「わかりました。みんなでレイスさんを動かすぞ」
冬夜が声をかけると四人で協力してレイスを抱え、マットの上にそっと寝かせる。
「さてと……待機させている医療チームへ連絡を入れないといけないわね。骨が折れている様子はなさそうだけど、万が一を考えて精密検査の手配も必要だし。冬夜くん、メイちゃん、少しレイスくんのことを見ていてね。あ、そうそう。言乃花ちゃん、彼は元気みたいだからたまには受け止めてあげたら?」
「レアさん? 何のことかさっぱり……」
意味が分からず言乃花が聞き返そうとした時だった。ヘリポートの奥から砂煙が巻き上がり、叫びにも似た声が響き渡る。
「言乃花ちゃーん! あなたのヒーロー『一布』が参上いたしましたよ! かねてより主役は遅れて登場するものと決まっているからね。さあ、ヒロインとの愛のパワーを見せつけてやり……」
「アンタは……何がヒーローよ! とっくに戦いは終わってるんだから大人しくしていなさい!」
呆れと怒りが入り混じった複雑な表情を浮かべた言乃花が腰を落として構えをとり、両手に魔力を集中させる。
「もう一回頭を冷やして来なさい! 荒れ狂う風の咆哮」
言乃花が左手を振り抜くと緑色に輝く光が風の渦を纏い、一布に襲いかかる。
「ふっ、その技はさっきも喰らったからね……見切った!」
風の渦を目前までひきつけると体を前に倒す一布。頭頂部の髪をかすめるものの紙一重で躱し、自信満々に顔を上げた一布に冬夜が慌てて叫ぶ。
「一布さん! すぐに横に飛んでください! 早く!」
「どうしたんだい? 冬……」
冬夜に笑顔で声をかけようとした一布だったが、その言葉を最後まで言い切ることはなかった。
「荒れ狂う風の咆哮・改。しばらくの間、空の旅でもしてきなさい!」
「全く言乃花ちゃんは恥ずかしがり屋さんだね! 大丈夫、あなたのもとにきっと……」
全力を込めた荒れ狂う風の咆哮・改の威力はすさまじかった。何かを叫ぶ一布が一瞬で空の彼方に吹き飛ばされ、青空に流れ星のような輝きを見せるとあっという間に見えなくなる。
「これでしばらく静かになるわ」
「いやいやいやいや、『静かになるわ』じゃなくて、どこまで吹き飛ばしているんだよ! いくら何でもやりすぎだろ!」
「大丈夫よ。荒れ狂う風の咆哮・改は落下する時には風がクッションになるよう計算されているから怪我なんてしないわ」
「そういう問題じゃないだろ! どこまで飛ばされたかわからないのにどうやって戻ってくるんだよ!」
「心配いらないわよ、副会長から追跡機能付きのスマホを貰ったって言ってたから。すごいらしいわよ? 私とレイスが一時間以上魔法を打ち込んだり、攻撃を加えても傷一つなかったんだから」
涼しい顔で淡々と話す言乃花に対し、開いた口が塞がらない冬夜。
「もういいかしら? 全く玲士はしょうがないわね……まだ改良の余地があるって言っておいたのに」
二人の会話を黙って聞いていたレアだったが、たまらず割って入る。
「あのスマホは確かに優秀よ……大丈夫、何か問題が発生したらすぐに佐々木に連絡が入る仕様になっているから。今回みたいにどこかへ吹き飛ばされたりね。それに芹澤財閥の諜報部隊が全国各地に控えているから……って忘れてた! 医療チームに連絡を入れないと!」
慌ててスマホを取り出すと医療チームと連絡を取るため、冬夜たちから少し離れた位置に移動して話し始めるレア。
「全国各地に諜報部隊って……芹澤財閥ってどんな組織なんだよ……」
「冬夜くん、どうしたの?」
レアの言葉に思わず頭を抱えてしゃがみ込むとぶつぶつと独り言を呟きだす冬夜。隣にいたメイが心配そうに声をかけていた。
「あそこは規格外すぎるからいちいち気にしてはダメよ。それよりもこっちに近づいてくる人の気配がするわ」
驚いた二人がヘリポートの出入口を見るが、人の姿は見えない。
「え? どこにも人の姿なんかないぞ?」
「うん、誰もいないね……言乃花さん、どこにいるんですか?」
戸惑う冬夜とメイの言葉など聞こえていないかのように、出入口を真っすぐ見つめる言乃花。
ヘリポートに近づいてくる人物とは?
ノルンが去り際に呟いた「観察者」と関係があるのだろうか……
答え合わせの時は刻一刻と迫ってきていた。
ノルンたちが去った後、ヘリに近い場所まで戻ってきた言乃花がそっと地面にレイスを降ろすと冬夜が真っ先に駆け寄ってきた。大声で呼びかけながらレイスの体に手を伸ばしたところで、ヘリに何かを取りに行っていたレアが制止する。
「冬夜くん、落ち着きなさい。下手に動かそうとしないで」
「でも、このまま地面に寝かせておくわけには……」
「じ、自分なら大丈夫っすから……ありがとうございます」
うっすらと目を開けたレイスがなんとか声を絞り出して冬夜に話しかける。
「あれだけ無茶をするなと言ったのに……玲士からも言われていたんじゃないの? 感情の乱れが課題だって」
「返す言葉がないっすね……」
「あなたに足りていないものは冷静さと視野の広さよ。とはいえ、クロノスに一矢報いたのは成長した証ね」
レアが片膝をつき、レイスに優しく声をかける。
「そうっすか。レアさんに認めてもらえるとは嬉しい……っす……ね……」
「レイスさん? 大丈夫ですか?」
「冬夜くん、慌てなくても大丈夫よ。安心して気を失ったみたいね」
その言葉通り穏やかな表情で目を閉じているレイスを見て肩の力を抜く冬夜。
駆け寄ってきたメイとともに言乃花もレイスの顔を見て安堵の表情を浮かべる。
「それじゃ、みんなでこのマットの上にレイスくんを寝かせてくれる?」
レアの声に振り返ると、ひとり分の白いマットが地面に敷かれていた。
「わかりました。みんなでレイスさんを動かすぞ」
冬夜が声をかけると四人で協力してレイスを抱え、マットの上にそっと寝かせる。
「さてと……待機させている医療チームへ連絡を入れないといけないわね。骨が折れている様子はなさそうだけど、万が一を考えて精密検査の手配も必要だし。冬夜くん、メイちゃん、少しレイスくんのことを見ていてね。あ、そうそう。言乃花ちゃん、彼は元気みたいだからたまには受け止めてあげたら?」
「レアさん? 何のことかさっぱり……」
意味が分からず言乃花が聞き返そうとした時だった。ヘリポートの奥から砂煙が巻き上がり、叫びにも似た声が響き渡る。
「言乃花ちゃーん! あなたのヒーロー『一布』が参上いたしましたよ! かねてより主役は遅れて登場するものと決まっているからね。さあ、ヒロインとの愛のパワーを見せつけてやり……」
「アンタは……何がヒーローよ! とっくに戦いは終わってるんだから大人しくしていなさい!」
呆れと怒りが入り混じった複雑な表情を浮かべた言乃花が腰を落として構えをとり、両手に魔力を集中させる。
「もう一回頭を冷やして来なさい! 荒れ狂う風の咆哮」
言乃花が左手を振り抜くと緑色に輝く光が風の渦を纏い、一布に襲いかかる。
「ふっ、その技はさっきも喰らったからね……見切った!」
風の渦を目前までひきつけると体を前に倒す一布。頭頂部の髪をかすめるものの紙一重で躱し、自信満々に顔を上げた一布に冬夜が慌てて叫ぶ。
「一布さん! すぐに横に飛んでください! 早く!」
「どうしたんだい? 冬……」
冬夜に笑顔で声をかけようとした一布だったが、その言葉を最後まで言い切ることはなかった。
「荒れ狂う風の咆哮・改。しばらくの間、空の旅でもしてきなさい!」
「全く言乃花ちゃんは恥ずかしがり屋さんだね! 大丈夫、あなたのもとにきっと……」
全力を込めた荒れ狂う風の咆哮・改の威力はすさまじかった。何かを叫ぶ一布が一瞬で空の彼方に吹き飛ばされ、青空に流れ星のような輝きを見せるとあっという間に見えなくなる。
「これでしばらく静かになるわ」
「いやいやいやいや、『静かになるわ』じゃなくて、どこまで吹き飛ばしているんだよ! いくら何でもやりすぎだろ!」
「大丈夫よ。荒れ狂う風の咆哮・改は落下する時には風がクッションになるよう計算されているから怪我なんてしないわ」
「そういう問題じゃないだろ! どこまで飛ばされたかわからないのにどうやって戻ってくるんだよ!」
「心配いらないわよ、副会長から追跡機能付きのスマホを貰ったって言ってたから。すごいらしいわよ? 私とレイスが一時間以上魔法を打ち込んだり、攻撃を加えても傷一つなかったんだから」
涼しい顔で淡々と話す言乃花に対し、開いた口が塞がらない冬夜。
「もういいかしら? 全く玲士はしょうがないわね……まだ改良の余地があるって言っておいたのに」
二人の会話を黙って聞いていたレアだったが、たまらず割って入る。
「あのスマホは確かに優秀よ……大丈夫、何か問題が発生したらすぐに佐々木に連絡が入る仕様になっているから。今回みたいにどこかへ吹き飛ばされたりね。それに芹澤財閥の諜報部隊が全国各地に控えているから……って忘れてた! 医療チームに連絡を入れないと!」
慌ててスマホを取り出すと医療チームと連絡を取るため、冬夜たちから少し離れた位置に移動して話し始めるレア。
「全国各地に諜報部隊って……芹澤財閥ってどんな組織なんだよ……」
「冬夜くん、どうしたの?」
レアの言葉に思わず頭を抱えてしゃがみ込むとぶつぶつと独り言を呟きだす冬夜。隣にいたメイが心配そうに声をかけていた。
「あそこは規格外すぎるからいちいち気にしてはダメよ。それよりもこっちに近づいてくる人の気配がするわ」
驚いた二人がヘリポートの出入口を見るが、人の姿は見えない。
「え? どこにも人の姿なんかないぞ?」
「うん、誰もいないね……言乃花さん、どこにいるんですか?」
戸惑う冬夜とメイの言葉など聞こえていないかのように、出入口を真っすぐ見つめる言乃花。
ヘリポートに近づいてくる人物とは?
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