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屋敷の奥での秘め事
抑えきれない気持ち
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「ん……」
ゆっくりと意識が覚醒し、夢は瞳を開いた。
窓の無い部屋は蝋燭で照らされており薄暗かった。布団に寝かされていたため身体を起こす。
「……」
何故寝かされているのか記憶を辿る。
時雨様を探していて暁様に声をかけた所までは覚えてる。それ以降の記憶が全く無い。
「あ、気が付いた?」
部屋の襖がスッと開く。
「暁さま?」
「疲れてたのか、急に意識を失ったから屋敷の客間を借りた」
心配そうに夢の顔を覗き込む暁にドキリとした。
頭領になったが、何時もと変わらない彼はとても優しい青年だった。
里の若者達の憧れの存在。忍者を目指す者は暁を慕い、夢を始め忍者にならない者ですら暁の人柄に男女問わず好意を寄せていた。
特に女性陣には人気で、枕指導など暁に申し込みする者が多数だと聞いた事がある。
くノ一ではない夢にも枕指導がどういう行為か何となく理解していたし、申し込みしたくなる気持ちは理解出来た。
「お手数かけました」
深々と頭を下げる。迷惑をかけてしまった事が申し訳なく何度も謝っていると、身体を起こされた。
「もう謝るな。迷惑じゃない」
少し困った表情を浮かべた暁は夢の唇を塞いだ。
軽く触れるだけの接吻。目の前に暁の顔と唇に触れる彼の体温に夢は固まった。
彼のサラサラした髪が額に触れ、とてもくすぐったい。そして暁の身体から香る微かな甘い香りに夢はくらくらした。
「んっ」
「ねぇ、俺のお嫁さんになってよ」
突然の申し出に夢は再度固まった。
頭領が屋敷で働く下女に求婚などありえなかった。
頭領の奥方になる人はくノ一などから決められる。この里にも優秀なくノ一もいた。
確かに小さな頃から憧れていたが、なんの取り柄もない自分が奥方になるなんて出来ない。
「ダメです……」
「何故?」
「私なんか……暁様に釣り合わない」
「そんな事ない。昔から夢は優しくて素敵な人だ」
暁も子供の頃から夢を見ていた。
小さい身体で大人と一緒に懸命に仕事に打ち込む。諦めず行動するパワーは何処から来るのか不思議だった。
怪我をして誰にも気付かれない様に振る舞っていたが、夢にはバレ手当てしてくれた事もあった。
そんな彼女をずっと影から見ていると同じく影で見ている人物がいた。
夢の親代わりである前頭領だ。時雨は任務中など夢に似た女性を襲い酷い扱いをしていた。
元々少女趣味なのか、幼い子を拾っては襲う行為を繰り返していた。
暁は影から彼女を守った。上手く里の人間を夢の側にいさせ時雨を近付けないようにしていた。
「でも……」
「夢は俺の事は好きでしょ?周りが認めてくれないとか色々不安なんだよね?」
「え?」
暁が好きだと何故彼が知っているのか、夢は顔が真赤に染まる。そんなに自分が分かりやすいのだろうか。
変な行動などしていたのか不安になる。
「好きだよねぇ……俺のこと」
耳の側で囁かれ、身体全体がゾクゾクと震えた。
何時もとは違う低い声に身体の奥底が熱くなっていく。
「二人で周りを認めさせよう」
耳穴に舌を押し込む。ビクンと震える夢を優しく抱きしめる。
耳朶を舐め回しわざと水音をたてるように耳を犯していく。
早く夢を自分のモノにしたい気持ちを抑え、暁は彼女の着物に手を伸ばした。
ゆっくりと意識が覚醒し、夢は瞳を開いた。
窓の無い部屋は蝋燭で照らされており薄暗かった。布団に寝かされていたため身体を起こす。
「……」
何故寝かされているのか記憶を辿る。
時雨様を探していて暁様に声をかけた所までは覚えてる。それ以降の記憶が全く無い。
「あ、気が付いた?」
部屋の襖がスッと開く。
「暁さま?」
「疲れてたのか、急に意識を失ったから屋敷の客間を借りた」
心配そうに夢の顔を覗き込む暁にドキリとした。
頭領になったが、何時もと変わらない彼はとても優しい青年だった。
里の若者達の憧れの存在。忍者を目指す者は暁を慕い、夢を始め忍者にならない者ですら暁の人柄に男女問わず好意を寄せていた。
特に女性陣には人気で、枕指導など暁に申し込みする者が多数だと聞いた事がある。
くノ一ではない夢にも枕指導がどういう行為か何となく理解していたし、申し込みしたくなる気持ちは理解出来た。
「お手数かけました」
深々と頭を下げる。迷惑をかけてしまった事が申し訳なく何度も謝っていると、身体を起こされた。
「もう謝るな。迷惑じゃない」
少し困った表情を浮かべた暁は夢の唇を塞いだ。
軽く触れるだけの接吻。目の前に暁の顔と唇に触れる彼の体温に夢は固まった。
彼のサラサラした髪が額に触れ、とてもくすぐったい。そして暁の身体から香る微かな甘い香りに夢はくらくらした。
「んっ」
「ねぇ、俺のお嫁さんになってよ」
突然の申し出に夢は再度固まった。
頭領が屋敷で働く下女に求婚などありえなかった。
頭領の奥方になる人はくノ一などから決められる。この里にも優秀なくノ一もいた。
確かに小さな頃から憧れていたが、なんの取り柄もない自分が奥方になるなんて出来ない。
「ダメです……」
「何故?」
「私なんか……暁様に釣り合わない」
「そんな事ない。昔から夢は優しくて素敵な人だ」
暁も子供の頃から夢を見ていた。
小さい身体で大人と一緒に懸命に仕事に打ち込む。諦めず行動するパワーは何処から来るのか不思議だった。
怪我をして誰にも気付かれない様に振る舞っていたが、夢にはバレ手当てしてくれた事もあった。
そんな彼女をずっと影から見ていると同じく影で見ている人物がいた。
夢の親代わりである前頭領だ。時雨は任務中など夢に似た女性を襲い酷い扱いをしていた。
元々少女趣味なのか、幼い子を拾っては襲う行為を繰り返していた。
暁は影から彼女を守った。上手く里の人間を夢の側にいさせ時雨を近付けないようにしていた。
「でも……」
「夢は俺の事は好きでしょ?周りが認めてくれないとか色々不安なんだよね?」
「え?」
暁が好きだと何故彼が知っているのか、夢は顔が真赤に染まる。そんなに自分が分かりやすいのだろうか。
変な行動などしていたのか不安になる。
「好きだよねぇ……俺のこと」
耳の側で囁かれ、身体全体がゾクゾクと震えた。
何時もとは違う低い声に身体の奥底が熱くなっていく。
「二人で周りを認めさせよう」
耳穴に舌を押し込む。ビクンと震える夢を優しく抱きしめる。
耳朶を舐め回しわざと水音をたてるように耳を犯していく。
早く夢を自分のモノにしたい気持ちを抑え、暁は彼女の着物に手を伸ばした。
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