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番外編①
ポッコチーヌ日記
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どんどんと体に力がみなぎり自然と身体が起き上がる。どうやら朝が来たようだ。
僕はとんとんとカーテンを頭でノックする。
やがて、外から光が差し込み、親友の声が聞こえてきた。
『おはよう、ポッコチーヌ。今朝も元気だな』
『おはようマックス。僕の元気はすなわち君の元気だよ。おめでとう!』
親友の温かい掌が、そっと布越しに身体を撫でる。
『少し元気すぎるくらいじゃないか?』
『昨晩は二回しかしてないからね!出し切ってないんだよ。しかも更に補充されちゃったみたいだ。出たい出たいって騒ぐんだ。すっかり起こされちゃったよ。ねえ、何とかしてくれるよね?』
『……夜まで我慢できないのか?』
親友の声に僕は大げさにがっかりし、拗ねて見せた。
「いやだよ……ランマルソーに会いたい。ランマルソーにこのミルクを届けなきゃ」
「しかし、ランマルソーの母体はまだ睡眠中だ」
「起こしてよ。マックスが耳の後ろを舐めて、おっぱいをいい感じに揉めば目を覚ますはずだよ」
「寝ぼけたゲルダから鳩尾に肘を入れられることがあるのだが……あれは、結構効くのだ。胃の中のものが全部出そうになる」
「挫けちゃだめだマックス!僕を何度もマンゴマム洞窟へ突入させて鍛えるって約束してくれたじゃないか!」
僕はいきり立った。マンゴマム洞窟はそれはそれは、恐ろしいところなのである。僕はまさに命がけで、毎回あの難所に挑むのだ。
僕は脳裏に焼き付いた光景を思い浮かべる。すると、身体に染みついているあの感触が、否が応なく蘇ってきた。僕は歯を食いしばり理性を保つ。そして、込み上げてくるものを意志の力でねじ伏せた。これ以上ミルクに侵食される訳にはいかない。
なんたって僕は、王国騎士団最強剣士の親友であり彼の一部なのである!
もう二度と、志半ばで挫折し果てるなど許されない……!
僕はゆっくりと深呼吸をした。
シミュレーションを始めるためだ。マックスに余裕がある時は、なるべく行うようにしている。
事前に様々な想定をしておけば、予想外の出来事にも対処できるというものだ。
マンゴマム洞窟の奥からは、今日も甘い匂いが立ち上り、入口はトロトロとした蜜で濡れそぼっている。僕は、思いっ切り突入して奥まで一気に駆け抜けたい気持ちを懸命に堪える。
ゆっくり進まないと拒まれることもある。そして、たとえ奥へと到達したとしても、簡単にミルクを零してはならない。一回で果てるのは意気地のないことであり、ランマルソーとマンゴマム洞窟をがっかりさせてしまうのだ。
そう、僕は洞窟の中を何度も往復する必要がある。決して焦ってはいけない。体力と気力を温存しつつ慎重に、尚且つ力強く壁を擦りながら行ったり来たりを繰り返す必要があるのだ。
柔らかくも窮屈な穴に僕は意を決して飛び込む。
何度も往復するうちにその壁はうねうねとうねり出す。
そうなるともうたいへんだ。それはもう、大声で叫び出したくなるほどの心境だ。
しかも込み上げてくるミルクを吐き出さぬよう我慢しなきゃならないのだから、並の精神力ではできない偉業なのだ。
果たして、マックスは僕の苦労を真実わかっているのだろうか。
きゅうきゅうと締め付け撫で上げる壁の中を、正気を失わずに果敢に進む僕は、すごいと思う。
それこそ勲章を授けて貰いたいほどだ。
けれど、それだけ我慢をしてもこの任務に挑むには訳がある。
マックスから発射命令が下されたらば、僕はすぐさま行動を起こす。
最奥で僕を待つ恋人の下へ駆けつけるのだ。
ああ、僕の愛しのランマルソー。
そして、彼女に迸るミルクを渡すのだ。
もう、その瞬間の素晴らしいことと言ったら!
何度経験しても、僕は感極まってしまう。
毎回溢れんばかりに渡す僕のミルクはランマルソーの中には大抵収まりきらず、こぼれたそれは、洞窟の床をべちょべちょに濡らす。
けれど、それでもランマルソーは幸せそうで。
とても美味しそうにミルクを飲み干してくれるんだ。
僕はその尊い光景を見つめ、最高の幸せに包まれながらぐったりとした身体を横たえる。
そして、マンゴマム洞窟はそんな僕を労うようにゆらゆらと揺れながら包んでくれるのだ。
この幸せを味わう為なら、僕は幾度となく立ち上がってみせる。僕もマックスも幸い健康で、ミルクの精製だって盛んに行える。タンクへの充填は万全、いつだって満タンだ!
さあ、今日は何回ミルクの運搬をできるかな?
三回かな、四回かな?それとも前人未到の五回……
「……何ですかこれは」
ゲルダはそのえんじ色の冊子を掲げ、普段よりワントーン低い声で訊ねた。
しかし、問われた夫は、妻の醸し出す不穏な空気に気付かない。
そればかりか美しい顔に無邪気な笑顔を咲かせ、はきはきと答えてみせた。
「ポッコチーヌ日記だ!」
「……ほう、ポッコチーヌ様の日記だとおっしゃる」
ゲルダは冊子を手に持ったまま腕を組む。眉間に皺を寄せ、ベッドに腰掛ける夫を見つめた。
「どうだった?中々良く書けているだろう?」
「どうだったって……いったい何の目的でお書きになられたのかお聞きしても?」
「ゲルダとの素晴らしい性交の体験を、是非とも書き残しておきたかったのだ」
「だからってなにもポッコチーヌ様に語らせることはないでしょう。あの方は陰茎ですよ!」
「ポッコチーヌは神秘的なゲルダの中を至近距離で知る唯一の存在だ。ポッコチーヌの目線で書いたなら、きっと官能的で臨場感のある作品に仕上がると思ったのだ」
日記に臨場感なんぞ必要ない。つか、もう作品って言っちゃってるし。
ゲルダは無言でマクシミリアンを見下ろす。夫は視線を逸らし、もじもじと身体を動かした。
「それに、いずれ俺たちに子供が出来たら、読み聞かせなど……」
あれを……!
ふざけた名前の陰茎が、命がけの任務と称して性交に励む猥褻な物語を、子供に読んで聞かせるというのか!
「性教育の一環として……」
いやいや……あかんて。それ変人教育、不要、絶対ダメ!断固阻止!!
「そうだ、ニコライに挿絵を頼もうか。ああ見えて美術の成績は良かったはずなのだ」
喜んで引き受けそうで怖いな。
そして、それを面白おかしく騎士団中に喋りまくるに違いない。
いや、作品を執務室に飾るとか言い出すかも……ポッコチーヌ肖像画……いかんいかん、絶対却下!!
「これは、私が責任をもって保管いたします」
「まだ書きかけなのだが。これから体位ごとに短編を増やしていくつもりだったのだ。後背位、対面座位、騎乗……」
「させるかぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!」
ゲルダは書きかけの『ポッコチーヌ日記』を握りしめて部屋を飛び出した。
そして、何重にも梱包し、幾つものトラップを施した上で、納戸の奥の屋根裏へとしまいこんだ。
(どうか、見つかりませんように……)
額の汗を拭いながら、神に祈るゲルダであった。
数年後、ガルシア家の次男が屋敷を探検中、納戸の屋根裏で怪しいものを発見した。
彼はその戦利品を意気揚々と頭の上に掲げ、兄弟らの元へ持ち帰った。
何重にも包まれていた布や紙や藁をはぎ取れば、中から現れたのは、えんじ色の表紙で装丁された薄い冊子。
覗き込む兄弟。思いもがけぬお宝の発見に、それぞれが瞳を輝かせて顔を見合わせた。
ページをめくる役は暗黙のうちに御年12歳の長男に決まり、4人の弟がそれを取り囲む。
皆、期待に身を上下に弾ませながら長男を見守った。
数百年の歴史を誇るガルシア家。この家に生れる男子には、妙な掟がある。
それは、『男子たるものはすべからく、自分の陰茎に命名し会話するべし』といったものである。
家内安全、子孫繁栄の祈りが込められているといった説を唱える者もいるが、結局のところ、このみょうちくりんな行為の意図は誰も知らない。
しかし、初代マクシミリアン・ガルシアの陰茎ポッコチーヌを筆頭に、その後に誕生した子孫男子一人も余すことなくその陰茎の名を記した記録は、今でも大切に保管され、継承されているのだという。
『ポッコチーヌ日記』おしまい
僕はとんとんとカーテンを頭でノックする。
やがて、外から光が差し込み、親友の声が聞こえてきた。
『おはよう、ポッコチーヌ。今朝も元気だな』
『おはようマックス。僕の元気はすなわち君の元気だよ。おめでとう!』
親友の温かい掌が、そっと布越しに身体を撫でる。
『少し元気すぎるくらいじゃないか?』
『昨晩は二回しかしてないからね!出し切ってないんだよ。しかも更に補充されちゃったみたいだ。出たい出たいって騒ぐんだ。すっかり起こされちゃったよ。ねえ、何とかしてくれるよね?』
『……夜まで我慢できないのか?』
親友の声に僕は大げさにがっかりし、拗ねて見せた。
「いやだよ……ランマルソーに会いたい。ランマルソーにこのミルクを届けなきゃ」
「しかし、ランマルソーの母体はまだ睡眠中だ」
「起こしてよ。マックスが耳の後ろを舐めて、おっぱいをいい感じに揉めば目を覚ますはずだよ」
「寝ぼけたゲルダから鳩尾に肘を入れられることがあるのだが……あれは、結構効くのだ。胃の中のものが全部出そうになる」
「挫けちゃだめだマックス!僕を何度もマンゴマム洞窟へ突入させて鍛えるって約束してくれたじゃないか!」
僕はいきり立った。マンゴマム洞窟はそれはそれは、恐ろしいところなのである。僕はまさに命がけで、毎回あの難所に挑むのだ。
僕は脳裏に焼き付いた光景を思い浮かべる。すると、身体に染みついているあの感触が、否が応なく蘇ってきた。僕は歯を食いしばり理性を保つ。そして、込み上げてくるものを意志の力でねじ伏せた。これ以上ミルクに侵食される訳にはいかない。
なんたって僕は、王国騎士団最強剣士の親友であり彼の一部なのである!
もう二度と、志半ばで挫折し果てるなど許されない……!
僕はゆっくりと深呼吸をした。
シミュレーションを始めるためだ。マックスに余裕がある時は、なるべく行うようにしている。
事前に様々な想定をしておけば、予想外の出来事にも対処できるというものだ。
マンゴマム洞窟の奥からは、今日も甘い匂いが立ち上り、入口はトロトロとした蜜で濡れそぼっている。僕は、思いっ切り突入して奥まで一気に駆け抜けたい気持ちを懸命に堪える。
ゆっくり進まないと拒まれることもある。そして、たとえ奥へと到達したとしても、簡単にミルクを零してはならない。一回で果てるのは意気地のないことであり、ランマルソーとマンゴマム洞窟をがっかりさせてしまうのだ。
そう、僕は洞窟の中を何度も往復する必要がある。決して焦ってはいけない。体力と気力を温存しつつ慎重に、尚且つ力強く壁を擦りながら行ったり来たりを繰り返す必要があるのだ。
柔らかくも窮屈な穴に僕は意を決して飛び込む。
何度も往復するうちにその壁はうねうねとうねり出す。
そうなるともうたいへんだ。それはもう、大声で叫び出したくなるほどの心境だ。
しかも込み上げてくるミルクを吐き出さぬよう我慢しなきゃならないのだから、並の精神力ではできない偉業なのだ。
果たして、マックスは僕の苦労を真実わかっているのだろうか。
きゅうきゅうと締め付け撫で上げる壁の中を、正気を失わずに果敢に進む僕は、すごいと思う。
それこそ勲章を授けて貰いたいほどだ。
けれど、それだけ我慢をしてもこの任務に挑むには訳がある。
マックスから発射命令が下されたらば、僕はすぐさま行動を起こす。
最奥で僕を待つ恋人の下へ駆けつけるのだ。
ああ、僕の愛しのランマルソー。
そして、彼女に迸るミルクを渡すのだ。
もう、その瞬間の素晴らしいことと言ったら!
何度経験しても、僕は感極まってしまう。
毎回溢れんばかりに渡す僕のミルクはランマルソーの中には大抵収まりきらず、こぼれたそれは、洞窟の床をべちょべちょに濡らす。
けれど、それでもランマルソーは幸せそうで。
とても美味しそうにミルクを飲み干してくれるんだ。
僕はその尊い光景を見つめ、最高の幸せに包まれながらぐったりとした身体を横たえる。
そして、マンゴマム洞窟はそんな僕を労うようにゆらゆらと揺れながら包んでくれるのだ。
この幸せを味わう為なら、僕は幾度となく立ち上がってみせる。僕もマックスも幸い健康で、ミルクの精製だって盛んに行える。タンクへの充填は万全、いつだって満タンだ!
さあ、今日は何回ミルクの運搬をできるかな?
三回かな、四回かな?それとも前人未到の五回……
「……何ですかこれは」
ゲルダはそのえんじ色の冊子を掲げ、普段よりワントーン低い声で訊ねた。
しかし、問われた夫は、妻の醸し出す不穏な空気に気付かない。
そればかりか美しい顔に無邪気な笑顔を咲かせ、はきはきと答えてみせた。
「ポッコチーヌ日記だ!」
「……ほう、ポッコチーヌ様の日記だとおっしゃる」
ゲルダは冊子を手に持ったまま腕を組む。眉間に皺を寄せ、ベッドに腰掛ける夫を見つめた。
「どうだった?中々良く書けているだろう?」
「どうだったって……いったい何の目的でお書きになられたのかお聞きしても?」
「ゲルダとの素晴らしい性交の体験を、是非とも書き残しておきたかったのだ」
「だからってなにもポッコチーヌ様に語らせることはないでしょう。あの方は陰茎ですよ!」
「ポッコチーヌは神秘的なゲルダの中を至近距離で知る唯一の存在だ。ポッコチーヌの目線で書いたなら、きっと官能的で臨場感のある作品に仕上がると思ったのだ」
日記に臨場感なんぞ必要ない。つか、もう作品って言っちゃってるし。
ゲルダは無言でマクシミリアンを見下ろす。夫は視線を逸らし、もじもじと身体を動かした。
「それに、いずれ俺たちに子供が出来たら、読み聞かせなど……」
あれを……!
ふざけた名前の陰茎が、命がけの任務と称して性交に励む猥褻な物語を、子供に読んで聞かせるというのか!
「性教育の一環として……」
いやいや……あかんて。それ変人教育、不要、絶対ダメ!断固阻止!!
「そうだ、ニコライに挿絵を頼もうか。ああ見えて美術の成績は良かったはずなのだ」
喜んで引き受けそうで怖いな。
そして、それを面白おかしく騎士団中に喋りまくるに違いない。
いや、作品を執務室に飾るとか言い出すかも……ポッコチーヌ肖像画……いかんいかん、絶対却下!!
「これは、私が責任をもって保管いたします」
「まだ書きかけなのだが。これから体位ごとに短編を増やしていくつもりだったのだ。後背位、対面座位、騎乗……」
「させるかぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!」
ゲルダは書きかけの『ポッコチーヌ日記』を握りしめて部屋を飛び出した。
そして、何重にも梱包し、幾つものトラップを施した上で、納戸の奥の屋根裏へとしまいこんだ。
(どうか、見つかりませんように……)
額の汗を拭いながら、神に祈るゲルダであった。
数年後、ガルシア家の次男が屋敷を探検中、納戸の屋根裏で怪しいものを発見した。
彼はその戦利品を意気揚々と頭の上に掲げ、兄弟らの元へ持ち帰った。
何重にも包まれていた布や紙や藁をはぎ取れば、中から現れたのは、えんじ色の表紙で装丁された薄い冊子。
覗き込む兄弟。思いもがけぬお宝の発見に、それぞれが瞳を輝かせて顔を見合わせた。
ページをめくる役は暗黙のうちに御年12歳の長男に決まり、4人の弟がそれを取り囲む。
皆、期待に身を上下に弾ませながら長男を見守った。
数百年の歴史を誇るガルシア家。この家に生れる男子には、妙な掟がある。
それは、『男子たるものはすべからく、自分の陰茎に命名し会話するべし』といったものである。
家内安全、子孫繁栄の祈りが込められているといった説を唱える者もいるが、結局のところ、このみょうちくりんな行為の意図は誰も知らない。
しかし、初代マクシミリアン・ガルシアの陰茎ポッコチーヌを筆頭に、その後に誕生した子孫男子一人も余すことなくその陰茎の名を記した記録は、今でも大切に保管され、継承されているのだという。
『ポッコチーヌ日記』おしまい
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