10 / 12
⑩
しおりを挟む
長く濃厚な口付けに息も絶え絶えになり、背後にある身体にもたれかかる。覗き込んだエマは妖艶な笑みを浮かべ、濡れた赤い唇を舐めていた。
「僕の傍を離れちゃ駄目だよ、アナスタシア。隣国で君が頼れるのは僕だけなんだから」
ゾッとするほど美しいエマの美貌に呑まれ、私は言葉を発せない。節ばった男の手が、胸の膨らみをゆっくりと揉む。呼び覚まされる不埒な感覚に、静かに焦った。
「止めてエマ、馬の上でそんな、危ないわ」
「だって、こんな密着してると思い出しちゃうんだ。ああ……可愛いアナスタシア。君の中に入りたいよ。よがって切ない声で鳴く君が見たい」
いつの間にかスカートを捲りあげていた手が、内股にするりと忍び込む。
「止めてったら、は、早く、い、行かなきゃ……あっ」
「ねぇ、ちょっとだけ。ズボンがキツいんだ。楽にしてよアナスタシア」
「こんな昼間っから嫌よ、それに誰が来るとも限らないじゃない」
「誰も来やしないよ。こんなとこ。現れてもせいぜい鹿ぐらいだろ」
カーボから降ろされた私は、エマにより森の奥へ連れられていく。
やがて、大木の前で歩を止めたエマは、私のスカートをめくり、中に入り込んだ。下着を下ろされ、指と舌で陰部を攻められて、私は唇を噛み締める。
大木に背を預けながら口に両手を当て、必死で声を抑えた。足をガクガクと震わせたところで、エマがスカートから姿を現す。
エマは、私の腰を掴みくるりと回転させると、幹に手をつくよう促した。そして、言われた通りにする私のスカートを大きく捲り上げる。
晒される下半身に羞恥する私だったが、直ぐさま花弁に固いものを押し付けられ、息を呑んだ。
ズズズ……と進入してきたモノがグリグリと壁を擦る。私はあまりの気持ちよさに仰け反った。
「あっ、あああっ」
「はあっ、気持ちいいっ!アナ、君の中は最高だ……あっ、イイッ」
エマは私の腰を掴み、固く膨らんだ陰茎を何度も打ち込む。肌がぶつかる音が僅かに覗く空へと飛んでいった。蜜が溢れ内股を伝っていく。
迫り来る絶頂に身構え、私は幹に爪を立てた。閉じた目尻から涙が溢れる。突き上げられて高く引き上げられた尻を支えるための足は爪先立ちになり、ほとんど浮いた状態で私はイッた。
「僕の傍を離れちゃ駄目だよ、アナスタシア。隣国で君が頼れるのは僕だけなんだから」
ゾッとするほど美しいエマの美貌に呑まれ、私は言葉を発せない。節ばった男の手が、胸の膨らみをゆっくりと揉む。呼び覚まされる不埒な感覚に、静かに焦った。
「止めてエマ、馬の上でそんな、危ないわ」
「だって、こんな密着してると思い出しちゃうんだ。ああ……可愛いアナスタシア。君の中に入りたいよ。よがって切ない声で鳴く君が見たい」
いつの間にかスカートを捲りあげていた手が、内股にするりと忍び込む。
「止めてったら、は、早く、い、行かなきゃ……あっ」
「ねぇ、ちょっとだけ。ズボンがキツいんだ。楽にしてよアナスタシア」
「こんな昼間っから嫌よ、それに誰が来るとも限らないじゃない」
「誰も来やしないよ。こんなとこ。現れてもせいぜい鹿ぐらいだろ」
カーボから降ろされた私は、エマにより森の奥へ連れられていく。
やがて、大木の前で歩を止めたエマは、私のスカートをめくり、中に入り込んだ。下着を下ろされ、指と舌で陰部を攻められて、私は唇を噛み締める。
大木に背を預けながら口に両手を当て、必死で声を抑えた。足をガクガクと震わせたところで、エマがスカートから姿を現す。
エマは、私の腰を掴みくるりと回転させると、幹に手をつくよう促した。そして、言われた通りにする私のスカートを大きく捲り上げる。
晒される下半身に羞恥する私だったが、直ぐさま花弁に固いものを押し付けられ、息を呑んだ。
ズズズ……と進入してきたモノがグリグリと壁を擦る。私はあまりの気持ちよさに仰け反った。
「あっ、あああっ」
「はあっ、気持ちいいっ!アナ、君の中は最高だ……あっ、イイッ」
エマは私の腰を掴み、固く膨らんだ陰茎を何度も打ち込む。肌がぶつかる音が僅かに覗く空へと飛んでいった。蜜が溢れ内股を伝っていく。
迫り来る絶頂に身構え、私は幹に爪を立てた。閉じた目尻から涙が溢れる。突き上げられて高く引き上げられた尻を支えるための足は爪先立ちになり、ほとんど浮いた状態で私はイッた。
0
お気に入りに追加
69
あなたにおすすめの小説
私の入る余地なんてないことはわかってる。だけど……。
さくしゃ
恋愛
キャロルは知っていた。
許嫁であるリオンと、親友のサンが互いを想い合っていることを。
幼い頃からずっと想ってきたリオン、失いたくない大切な親友であるサン。キャロルは苦悩の末に、リオンへの想いを封じ、身を引くと決めていた——はずだった。
(ああ、もう、)
やり過ごせると思ってた。でも、そんなことを言われたら。
(ずるいよ……)
リオンはサンのことだけを見ていると思っていた。けれど——違った。
こんな私なんかのことを。
友情と恋情の狭間で揺れ動くキャロル、リオン、サンの想い。
彼らが最後に選ぶ答えとは——?
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

【完結】ある二人の皇女
つくも茄子
ファンタジー
美しき姉妹の皇女がいた。
姉は物静か淑やかな美女、妹は勝気で闊達な美女。
成長した二人は同じ夫・皇太子に嫁ぐ。
最初に嫁いだ姉であったが、皇后になったのは妹。
何故か?
それは夫が皇帝に即位する前に姉が亡くなったからである。
皇后には息子が一人いた。
ライバルは亡き姉の忘れ形見の皇子。
不穏な空気が漂う中で謀反が起こる。
我が子に隠された秘密を皇后が知るのは全てが終わった時であった。
他のサイトにも公開中。

この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる