Room 510

ひふみ しごろく

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第12夜 シーツを濡らす

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いやらしい音が好き。

彼に抱きしめられ、軽くキス。
SEXのはじまりの合図。

優しくて軽いキスから、舌を絡めふたりで貪るようなキス。
そのまま彼の舌がわたしの身体を這う。
チュッと音がして首筋にキス。
ぞくぞくする快感が走る。
耳元に吐息をかけられ軽く噛まれる。

「あああっっっ…」

声が我慢できない。
あえぐことで余計に快感が高まる。

敏感な乳首を舐められ、転がされ、噛まる。
指でつねられ、弾かれ、揉まれる。

全身を彼の手が優しく撫でる。
彼の舌が首を、乳房を、腰を舐め回す。
心地よい愛撫を全身に続けられ、身も心も解されてしまう。


そして…
彼がわたしの陰部に手を伸ばす。
クチュクチュといやらしい音がする。
彼の愛撫で潤ってしまったのを確かめるように。
その音がわたしをさらにいやらしくさせる。

ぴちゃぴちゃ

じゅるじゅる

わたしの陰部に顔をうずめてたてる音がわたしの欲情をかきたてる。

「ああぁぁぁぁぁ…
そんなに音をたてないでぇ…
そんなに吸わないでぇぇぇ…」

もう、とろけた声しか出せない。
否定は口先だけ。
恥ずかしくて口に出せないけど、本当はもっと愛して気持ちよくしてほしい。

彼のよだれとわたしの蜜とでグチャグチャに濡れている秘所に彼の指がそっと添えられる。
優しくクリトリスを回すように愛撫される。

「それ…それ好きなのぉ…」

自分でもますます濡れていくのがわかる。
心までとろけてしまう。
止められない。
もっと…もっと快感がほしい。

秘所にあてた指がわたしの入口をこじ開け挿入される。
最初は1本だけで慎重に。
様子を探るように肉ひだを撫でられる。

「あああぅぅぅぅっ!」

軽くピストンするように出し入れしながら、指先を曲げて肉ひだを擦られる。

「それぇ、好きぃ…」

もっとしてほしくて、素直になってしまう。

彼が指を引き抜くと、これみよがしに目の前で自分の指を2本舐めてみせる。

”ああ、今日も2本入れられてイカさせちゃうのね…”

恥ずかしさと気持ちよさへの期待がわたしをいっそう濡らす。
彼の指が…ほしい…

「ああああああっ! いい! それ好き! 大好きぃ!
ダメぇ…腰が…腰が動いちゃうのぉ…」

クチュクチュといやらしい音が大きくなる。
わたしの弱いところを知られている。
Gスポットをリズミカルに刺激されると腰が浮いてしまう。
責められるにつれて

クチュクチュ、ネチャネチャと糸を引きそうなねっとりとした音が

ちゃぷちゃぷと水たまりをかき回すような変わる。

わたしの中から溢れちゃう…お漏らしが我慢できなくなる音。
わたしの濡れ具合にあわせて彼の指が激しく責め立てる。

「ああああああぁぁぁっ!
ダメええっ!
出ちゃう、でちゃうのぉ!」

びちゃびちゃとシーツを濡らす音が聞こえる。
お尻を伝わる液体の感覚。
なま暖かい温度。
おねしょのような水たまりができちゃう…
彼が…みてるぅ…
そう思うとますます濡れてしまうのだった。

次々と快感を与えられ、それに溺れてしまう。
何度もお漏らしをさせられイカされ続けられる。
自分でも驚くほど溢れ出る愛液がシーツを濡らしていく。


繰り返される変態プレイに慣らされ、恥ずかしさの中に快感を感じるまでに調教されてしまった。

こんな身体にされてしまって…
わたし…もう彼から離れられない…
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