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第9夜 オナニー
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「いやよぉ、そんなに…近くで見ないで…」
今日は、彼の目の前で足を開いてオナニーをさせられている。
「なるほど、そんなふうにするのですね」
「言わないでぇ…」
発端はこうだ。
「先日のオナニー動画ですが、あなたは恥ずかしがって撮影したものを確認せず送信したでしょう?」
…なぜ、それを。
彼はわたしの表情を見て理解したらしい。
「オナニーに夢中な雰囲気はすごくよく伝わりましたが、動画としてはちょっと…」
「え…」
…初めて自分の撮影した動画をチェックしたが、なるほどこれはひどい。
手ブレどうこうの域を越えて何が写っているのかもわからないほどだ。
音声がいやらしい音と喘ぎ声を拾っているので何をしているのかはわかるがこれでは「ご想像にお任せします」だ。
「わたしもあなた向けに撮影してみてよくわかりましたが、あれはなかなかむずかしいです。ですから動画の出来栄えは気にしてはいません。問題は確認しなかったこと」
…くっ、痛いところを突いてくる。
「私はちゃんとオカズもオナニーも動画に収めました。これでは不公平です」
* * *
「ですから、今からここでオナニーをして見せてください」
優しい彼女は私の命令に逆らえない。
恥ずかしさで震える彼女の指が股間を目指して伸びていく。
「ゆっくり優しくクリトリスを擦るのがいいんですね。なるほど。今後の参考にさせて頂きます」
部屋は薄暗いが、見えなくもない。
彼女の股間に頭をうずめてオナニー鑑賞。
あんな口実でも従ってオナニーをしてくれる彼女はとても愛おしい。
…ソフトタッチがつづく。
リズムは一定だ。
特に激しくなったりはしない。
”うーん、男性のオナニーとは違うのでしょうか”
自分は「精液を出す」ゴールに向かって一次関数グラフのように激しくなるオナニーしか知らない。
気持ちよくなるにつれてしごく速度はあがり激しくなる。右肩上がり一直線だ。
濡れてはいますが、私が愛撫するときほどではないですね…
目の前で繰り広げられるオナニーショーはまるで研究対象。
…どうすればもっと彼女を気持ち良くできるのか。
もっとスムーズに。
もっと早く。
何度も。
オナニーをみれば何か新しい発見があるかと思ったが、これは…
恥ずかしくて、盛り上がれないのか。
オナニーをしないと聞いているので自分ではそれほど気持ちよくなれないのか。
実は激しくしなくても穏やかな一定のリズムで充分に気持ち良いのか。
…そもそも男性と違って絶頂が必要ないのか。
せっかくオナニーをしてもらっているが、疑問はいっこうに解消されずむしろ増えるばかりである。
* * *
「ねぇ…オモチャを…ローターをください…」
彼におねだりをする。
このまま指だけでオナニーをしていても恥ずかしいだけ。
もっと気持ちよくなるには強い刺激が欲しい。
ちゃんとコンドームを被せたローターが手渡される。
こういう配慮は行き届いている。変態のくせに。
自分でローターをクリトリスに当てる。
もちろん彼は目前でそれを見ている…。
「ひゃぁああああぅぅ…」
急に強い刺激がくるのでどうしても声が漏れてしまう。
「あああっ、ローター好きぃ…
これ…気持ちいいところ…に…ピタッとあたるのぉ…」
電マはすごく刺激が強くて好きなんだけど、あれは広い範囲をぶるぶるされる感じ。
ローターは振動で比べれば弱いけど、気持ちいいところを刺すように刺激できて…
すごく…いい…
くるくると回すようにゆっくり動かすのが好き。
脚を閉じてしまう。
気持ち良くなると開いていられない。
「ああああっ…
いいの…イキそう…」
彼に聞こえるように漏らす。
身体に力が入る。
きゅーっと緊張が走る。
「うううっ…イ、イキます…イッちゃいます…」
そしてそのままイッてしまった。
「あああぅ…」
初めて自分だけでイクところをじっくり見られたのだった。
* * *
彼女のオナニーに派手さは無かった。
激しく大きな声で叫ぶわけでもなく、大股開きで激しく吹き出すわけでもなく。
すごく気持ちよかったんですね。
鳥肌がたって、身を縮めてしまうぐらいに…。
私にイカされるのとはずいぶん違う。
これは気持ちよさのベクトルが違うのかも知れない。
イッて放心している彼女に愛撫してみる。
「いまダメよぉぉ…イッたとこだもの…」
抵抗の声は甘い。
股間に指を這わすと、愛液はいつもよりねっとりとしている。
「とても気持ちよかったんですね。たいへん勉強になりました。復習のために教材になってくださいね」
耳元でささやきながらゆっくりと真似るようにクリトリスを擦る。
いつもよりゆっくりと時間をかけて。
そしてオマンコの入口も刺激して誘ってみる。
「指を…指を入れてぇ…」
やはりオナニーとは違うのか。
じっくりとじらしながら挿入する。
中もヌルヌルとたっぷり濡れている。
しばらく指で中をかき回し、そのままGスポットをまず軽く。そして徐々に激しく刺激する。
「あううぅぅぅ…
ダ、ダメぇ…
すごい、すごいいいのぉ…
ダメよぉお、おしっこ、おしっこ出ちゃうぃうううっ!」
いつもと違う。
腕を温かい液体がつたう。
彼女のおしりの方までビチャビチャになるほど大量の液体が漏れている。
潮吹き、というやつだろうか。
だがAVであるような飛び散るような派手さはまったくない。
静かに溢れ出て水たまりを作る、そんな表現になるだろうか。
そのままGスポットをリズミカルに刺激し続ける。
「ああぁぁぁぁぁ…っ!
でも…すごくイイのぉおおおおおおおおっ!
ああああ、ダメぇ!
出ちゃう…出ちゃ…イッちゃううっ!」
彼女が絶頂を迎えたとき、シーツに大きな濡れあとができるほどだった。
オナニー鑑賞から思わぬ収穫があったことにニンマリとする。
私が上手く彼女のGスポットを刺激できれば潮を漏らさせることができる。
毎回は無理にせよ、その可能性が得られた。
恥ずかしいことをされることに欲情できる彼女だ。
そして音の刺激に弱い。
…磔にでもして、高い位置から硬い床に漏れた体液がびちゃびちゃと音を立てて落ちればどうだろうか。
…洗面台にしゃがませて、噴かせたらどうだろうか。自身が洗面台を濡らす様に興奮してくれるだろうか。
…それこそ浣腸をたくさん入れておいてお風呂場で噴かせたらどうなってしまうのだろうか。
プレイの幅の広がりを想像すると自然と勃つ。
シーツを大量に濡らして狼狽している彼女を押し倒し、挿入する。
「いやぁあああ…お尻冷たいぃいい…」
言いつつも足を絡めてくる。
「とても気持ちよかった?」
「うううっ…はい…でもすごい恥ずかしいです…
とっても気持ちよくて…
も…漏れちゃうのが…我慢できませんでした…あぁぁぁっ
ああああぁぁぁぁ…
あんなにたくさんイカされたのに…また…またイカされちゃう…っ!」
「おちんちんは好きですか?」
「はい! これが…あなたのおちんちんがぁ…おちんちんが一番気持ちいい…です!」
激しく突かれながら彼女が叫ぶようにこたえる。
「おちんちん好きぃ!
ああああっダメぇ!
また、またイッちゃううううううっ!」
* * *
「ねぇ…あれって…おしっこなの?」
彼女が不安そうに聞いてくる。
だが正直私にもよくわからない。
「う~ん、おしっこだったらもっと匂うと思いますし、シミも黄色くなったりするんじゃないかと思います」
素直なところをこたえておいた。
「もし貴女が気持ちよくてああなってしまうのだったら、またしてもいいですか?」
「…はい」
私の彼女は可愛い。
気持ちよさにも貪欲でいい。
期待に応えるべく次はどんな調教にしようか。
今日は、彼の目の前で足を開いてオナニーをさせられている。
「なるほど、そんなふうにするのですね」
「言わないでぇ…」
発端はこうだ。
「先日のオナニー動画ですが、あなたは恥ずかしがって撮影したものを確認せず送信したでしょう?」
…なぜ、それを。
彼はわたしの表情を見て理解したらしい。
「オナニーに夢中な雰囲気はすごくよく伝わりましたが、動画としてはちょっと…」
「え…」
…初めて自分の撮影した動画をチェックしたが、なるほどこれはひどい。
手ブレどうこうの域を越えて何が写っているのかもわからないほどだ。
音声がいやらしい音と喘ぎ声を拾っているので何をしているのかはわかるがこれでは「ご想像にお任せします」だ。
「わたしもあなた向けに撮影してみてよくわかりましたが、あれはなかなかむずかしいです。ですから動画の出来栄えは気にしてはいません。問題は確認しなかったこと」
…くっ、痛いところを突いてくる。
「私はちゃんとオカズもオナニーも動画に収めました。これでは不公平です」
* * *
「ですから、今からここでオナニーをして見せてください」
優しい彼女は私の命令に逆らえない。
恥ずかしさで震える彼女の指が股間を目指して伸びていく。
「ゆっくり優しくクリトリスを擦るのがいいんですね。なるほど。今後の参考にさせて頂きます」
部屋は薄暗いが、見えなくもない。
彼女の股間に頭をうずめてオナニー鑑賞。
あんな口実でも従ってオナニーをしてくれる彼女はとても愛おしい。
…ソフトタッチがつづく。
リズムは一定だ。
特に激しくなったりはしない。
”うーん、男性のオナニーとは違うのでしょうか”
自分は「精液を出す」ゴールに向かって一次関数グラフのように激しくなるオナニーしか知らない。
気持ちよくなるにつれてしごく速度はあがり激しくなる。右肩上がり一直線だ。
濡れてはいますが、私が愛撫するときほどではないですね…
目の前で繰り広げられるオナニーショーはまるで研究対象。
…どうすればもっと彼女を気持ち良くできるのか。
もっとスムーズに。
もっと早く。
何度も。
オナニーをみれば何か新しい発見があるかと思ったが、これは…
恥ずかしくて、盛り上がれないのか。
オナニーをしないと聞いているので自分ではそれほど気持ちよくなれないのか。
実は激しくしなくても穏やかな一定のリズムで充分に気持ち良いのか。
…そもそも男性と違って絶頂が必要ないのか。
せっかくオナニーをしてもらっているが、疑問はいっこうに解消されずむしろ増えるばかりである。
* * *
「ねぇ…オモチャを…ローターをください…」
彼におねだりをする。
このまま指だけでオナニーをしていても恥ずかしいだけ。
もっと気持ちよくなるには強い刺激が欲しい。
ちゃんとコンドームを被せたローターが手渡される。
こういう配慮は行き届いている。変態のくせに。
自分でローターをクリトリスに当てる。
もちろん彼は目前でそれを見ている…。
「ひゃぁああああぅぅ…」
急に強い刺激がくるのでどうしても声が漏れてしまう。
「あああっ、ローター好きぃ…
これ…気持ちいいところ…に…ピタッとあたるのぉ…」
電マはすごく刺激が強くて好きなんだけど、あれは広い範囲をぶるぶるされる感じ。
ローターは振動で比べれば弱いけど、気持ちいいところを刺すように刺激できて…
すごく…いい…
くるくると回すようにゆっくり動かすのが好き。
脚を閉じてしまう。
気持ち良くなると開いていられない。
「ああああっ…
いいの…イキそう…」
彼に聞こえるように漏らす。
身体に力が入る。
きゅーっと緊張が走る。
「うううっ…イ、イキます…イッちゃいます…」
そしてそのままイッてしまった。
「あああぅ…」
初めて自分だけでイクところをじっくり見られたのだった。
* * *
彼女のオナニーに派手さは無かった。
激しく大きな声で叫ぶわけでもなく、大股開きで激しく吹き出すわけでもなく。
すごく気持ちよかったんですね。
鳥肌がたって、身を縮めてしまうぐらいに…。
私にイカされるのとはずいぶん違う。
これは気持ちよさのベクトルが違うのかも知れない。
イッて放心している彼女に愛撫してみる。
「いまダメよぉぉ…イッたとこだもの…」
抵抗の声は甘い。
股間に指を這わすと、愛液はいつもよりねっとりとしている。
「とても気持ちよかったんですね。たいへん勉強になりました。復習のために教材になってくださいね」
耳元でささやきながらゆっくりと真似るようにクリトリスを擦る。
いつもよりゆっくりと時間をかけて。
そしてオマンコの入口も刺激して誘ってみる。
「指を…指を入れてぇ…」
やはりオナニーとは違うのか。
じっくりとじらしながら挿入する。
中もヌルヌルとたっぷり濡れている。
しばらく指で中をかき回し、そのままGスポットをまず軽く。そして徐々に激しく刺激する。
「あううぅぅぅ…
ダ、ダメぇ…
すごい、すごいいいのぉ…
ダメよぉお、おしっこ、おしっこ出ちゃうぃうううっ!」
いつもと違う。
腕を温かい液体がつたう。
彼女のおしりの方までビチャビチャになるほど大量の液体が漏れている。
潮吹き、というやつだろうか。
だがAVであるような飛び散るような派手さはまったくない。
静かに溢れ出て水たまりを作る、そんな表現になるだろうか。
そのままGスポットをリズミカルに刺激し続ける。
「ああぁぁぁぁぁ…っ!
でも…すごくイイのぉおおおおおおおおっ!
ああああ、ダメぇ!
出ちゃう…出ちゃ…イッちゃううっ!」
彼女が絶頂を迎えたとき、シーツに大きな濡れあとができるほどだった。
オナニー鑑賞から思わぬ収穫があったことにニンマリとする。
私が上手く彼女のGスポットを刺激できれば潮を漏らさせることができる。
毎回は無理にせよ、その可能性が得られた。
恥ずかしいことをされることに欲情できる彼女だ。
そして音の刺激に弱い。
…磔にでもして、高い位置から硬い床に漏れた体液がびちゃびちゃと音を立てて落ちればどうだろうか。
…洗面台にしゃがませて、噴かせたらどうだろうか。自身が洗面台を濡らす様に興奮してくれるだろうか。
…それこそ浣腸をたくさん入れておいてお風呂場で噴かせたらどうなってしまうのだろうか。
プレイの幅の広がりを想像すると自然と勃つ。
シーツを大量に濡らして狼狽している彼女を押し倒し、挿入する。
「いやぁあああ…お尻冷たいぃいい…」
言いつつも足を絡めてくる。
「とても気持ちよかった?」
「うううっ…はい…でもすごい恥ずかしいです…
とっても気持ちよくて…
も…漏れちゃうのが…我慢できませんでした…あぁぁぁっ
ああああぁぁぁぁ…
あんなにたくさんイカされたのに…また…またイカされちゃう…っ!」
「おちんちんは好きですか?」
「はい! これが…あなたのおちんちんがぁ…おちんちんが一番気持ちいい…です!」
激しく突かれながら彼女が叫ぶようにこたえる。
「おちんちん好きぃ!
ああああっダメぇ!
また、またイッちゃううううううっ!」
* * *
「ねぇ…あれって…おしっこなの?」
彼女が不安そうに聞いてくる。
だが正直私にもよくわからない。
「う~ん、おしっこだったらもっと匂うと思いますし、シミも黄色くなったりするんじゃないかと思います」
素直なところをこたえておいた。
「もし貴女が気持ちよくてああなってしまうのだったら、またしてもいいですか?」
「…はい」
私の彼女は可愛い。
気持ちよさにも貪欲でいい。
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