Room 510

ひふみ しごろく

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第6夜 オナニー動画(後編)

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「いい子ですね。ちゃんといいつけどおりに写真を送ってくれたんですね。ありがとうございます。せっかくなのでもっとエロい写真をおねだりしていいですか?」

「ど、どんな写真なの?」

「せっかく送って頂いたのですが、濡れているところがはっきり見えないんです…。そうだ! 自分の指で広げて撮影してみてください」

うそだ。
さっきの写真に私の恥ずかしいところが、濡れているところがしっかり写っている。

私を辱めるために…

わかっているのに、私は彼の命令に逆らえない。
むしろ命令されるのを待ち望んでいるのかもしれない。

左手でスマホを持って、右手の人差し指と中指でそっとオマンコを広げる。
ぬちゃぁ、と糸を引く音が聞こえるようだ。
あわてて周囲をみてしまうが、誰もいるはずがない。

自分のここって、こんなふうなんだ…
一度タガが外れるというのは恐ろしい。
さっきより気が楽になってしまっている。
手ブレがないか?と思わずいま撮影した恥ずかしい写真をチェックしてしまう。

そして2枚めも送信。
さっきより送信を押すのに覚悟がいらない。
慣れってこわい。

「貴女のオマンコ、想像通りたっぷり濡れていてますね。興奮したのは私だけじゃなかった。うれしい限りです。
では、そのまま動画撮影しつつオナニーしてください。私がお手本動画をお送りしたでしょう?」

写真だけでも恥ずかしいのに動画…
しかもオナニー中のものを…
だけど手はオマンコに伸びる…
逆らえない。
いや、恥ずかしいことを命じて欲しい。
そしてそれに従いたい…

身をかがめて、スマホで自分の大切なところを撮影しながらのオナニー。
こんな、彼がいないところで、自宅でまで恥ずかしいことをさせられるなんて…っ!
指が止まらない。

ぬちゃ、ぬちゃ。

指の動きにあわせて、いやらしい音が大きくなる。
その音が気持ちよさを、恥ずかしさを増幅する。

すごく濡れて… いやらしい音がぁ…

彼が、この私の恥ずかしいオナニーを…
動画で… 見られる。何度もっ!
音も… いやらしい音も…
考えるだけで興奮がとまらない。
いつもオナニーをしないのに…
今日は… すっごく気持ちいい…

指の動きが激しくなる。あわせて音も大きくなる。
どんどん濡れてしまう。
ああ、彼のオナニーと同じだわ… どんどん激しくなっちゃう…
家の中なのに… みんなまだ起きているのに…
はやくトイレから出ないと怪しまれちゃう…

なのに手が、指が止まらない…
あああっ… イキそう…

”ああああっ…イクぅうッ!”

スマホを取り落しそうになる。
膝ががくがく震え、私はひとりトイレでイッてしまった。


あわててスマホの撮影をとめる。
撮ってしまった… わたしの痴態を。
きれいに拭って流し手を洗い、深呼吸して何食わぬ顔でトイレを出た。
顔が赤くなっていないだろうか。無表情を装えているだろうか。

そして、いま撮影した動画を…
彼のLINEに、送る。

内容は確認しなかった。
恥ずかしすぎて自分でみることができなかった。

くるくる回って、送信が終わる。
送信しちゃった…。

既読がつく。

…見られている。
さっきわたしがしたオナニーを。
いやらしい指で触っているオマンコがアップで写っている動画を。


……

返事がくるまでの時間がとても長く感じられる。
彼がわたしのオナニー動画をみて、いやらしい気分になるならいい。
わたしが彼のをみてそうなったように。

うまく撮れているんだろうか。
ぜんぜんピンぼけで、幻滅されたりしてる?
やっぱり確認のためにみておけばよかった?

もうなにがなんだかわからない。
不安で頭がいっぱいになる。

「いやらしい」

返事がきた。

「とても、いやらしいです。貴女のオマンコも指の動きも、濡れ具合も、やらしい音も、喘ぎ声も」

どうやらちゃんと撮れていたらしい。
ホッと胸をなでおろす。

「ありがとうございます。貴女はとてもすばらしい。ふだんオナニーをしないとお聞きしてましたが、とても気持ち良くイッてましたね」

ちゃんと撮れていたことがわかると、急に恥ずかしさが戻ってきた。
そうよ、ちゃんと撮れているも何も、わたし、なんて恥ずかしいものを…

「大丈夫です、データを保存したりしません。万が一スマホを紛失でもしたらたいへんですから。そのかわりまた見たくなったらまた動画撮影を依頼しますね」

保存しないは信用するとして、またオナニー動画の撮影をさせられちゃう?
離れているのに。一緒にいるわけじゃないのに、まるでSEXをしているような気分にさせられて、イッてしまった。
恥ずかしいけど、ちょっと心が温まった。
はやく会ってギュッと抱きしめてほしいな、と思う。
彼はとても変態だけどすごく愛おしい。

===

彼女の送ってくれた動画は、まったくダメだった。
撮りはじめの数秒はちゃんと恥ずかしいところが写っていたが、すぐに手ブレしてよくわからなくなり、オナニーに夢中になるころには白い便器だけが虚しく写っていた。
いやらしい音と、喘ぎ声だけが克明に記録されていた。

”とても興奮したんですね。イクまでやり続けるとは。とてもかわいい”

自分でさせて、それを自ら撮らせる。
会えないときのお楽しみが増えましたね。

さて、次はどんな動画を撮ってもらいましょう…
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